召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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みなさん、RGガオガイガーは買えましたか?


勇者爺誕生!!

 「お~い、ギュンター」

 「おや、召喚士殿。それにニュクス殿も一緒ですか」

ギュンターがいつものように訓練場で鍛錬していると、やってきたのはいつものようにフードで口元しか見えていない胡散臭い男召喚士。そして召喚士と何らかの繋がりがあると言われているニュクスであった。

ギュンターは振っていた3mはある大斧を置いて二人を迎える。

 「何か私に用ですかな?」

 「ああ、ちょっと武器を試して欲しくてな」

 「おや、私にですかな。珍しいですな」

ギュンターの言う通り、召喚士などの三マッドが開発した新武器の実験は同じ世界の出身者や圧倒的な力を持っている神々が行うことが多かった。

ギュンターの言葉に召喚士は頷く。

 「今回の武器はちょっと扱うに条件があってな」

 「条件?」

 「ああ。ギュンター、ちょっと聞くがお前が相手より力が劣っている時はどうやって戦う?」

 「気合と根性と勇気ですかな」

 「パーフェクトだよ」

ギュンターの即答に召喚士は拍手してギュンターを称える。

ギュンターはそれに首を傾げながら口を開く。

 「ですが、武器は持ってきていないようですが?」

 「? あるだろ」

 「? いえ、ありませんが」

 「え?」

 「え?」

ギュンターと召喚士がお互いに首を傾げる。すると今まで黙っていたニュクスが口を開いた。

 「ギュンター、武器とは私のことよ」

 「ニュクス殿が? どういうことですかな」

 「ああ!! そっか!! ニュクスの正体を知らないのか」

ニュクスの言葉にギュンターの疑問が深くなると今度は召喚士が納得したような声をあげた。

 「召喚士殿、ニュクス殿の正体とは?」

 「その前にこいつのことどれくらい知ってる?」

 「神々に呪われて不老不死になった、そう聞いておりますが」

 「お前嘘ばっかじゃん」

 「そっちのほうが悲劇っぽくていいでしょう?」

召喚士の突っ込みにニュクスは惚ける。

そして召喚士はギュンターにニュクスの説明を始める。

 「こいつは神々が俺を殺すために俺の遺伝子を利用して作り上げた神造兵器だ」

 「ちょっとお待ちを」

あまりにも召喚士の爆弾発言にギュンターは米神を抑える。

 「ニュクス殿は召喚士殿を殺すために神々が作り上げた召喚士殿のクローン」

 「まぁ、そうとも言えるな」

他にも色々突っ込みたいが、ギュンターも英雄の中でがヴァイス・ブレイブの古参メンバーだ。トンでも話にも慣れている。

 「まぁ、いいでしょう。それでニュクス殿が武器というのは?」

 「ああ、こいつが神造兵器って話を今したろ? だからこいつを改造して武器の姿にできるようにしたんだよ」

ニュクスの人権が完全にアウトな発言だが、ギュンターがそれに突っ込んでも「いや、こいつは兵器だから人権なんてねぇよ」という返答が返ってくるだけだろう。

 「なるほど。ニュクス殿が武器というのは理解しました」

 「話が早くて助かる。今回お前に使って欲しい武器はこれだ。ニュクス」

 「ええ」

召喚士の言葉にニュクスは光輝き始めると、姿が変化していく。

そして光が消えた時、ニュクスの姿は巨大なハンマーになっていた。

 「これは俺とパントとカナス。それに神々の権能を利用して作り上げた超兵器『勇者王の槌(ゴルディオンハンマー)』だ」

 「ゴルディオンハンマー」

 「ああ。勇者王の槌と書いてゴルディオンハンマーと読む」

召喚士の謎の拘りを無視してギュンターはゴルディオンハンマーを掴み、持ち上げる。

そしてそのまま軽く振ってみると、驚くほど手に自然と馴染んだ。

 「使い勝手がよさそうですな」

 『私が変化している姿だから、持ち主に使い勝手をあわせることも可能よ』

ゴルディオンハンマーからニュクスの声が聞こえても動じないギュンター。なにせこのヴァイス・ブレイブにはもっとsan値がピンチなことが頻発する。

 「それじゃあちょうどよくエンブラの配下が攻めてきたからそれの迎撃にいってくれ」

 「承知いたしました」

 

 

 

 「ふん!」

ギュンターはゴルディオンハンマーを振るって敵の頭を吹き飛ばす。

巨大な武器は質量そのものが武器になる。そしてゴルディオンハンマーはギュンターの身長以上の武器だ。それを振るえばその重さだけで敵は死ぬ。その証拠のように盾でゴルディオンハンマーを防いだ敵はもれなく押しつぶされた。

攻め立てるのをやめてギュンターを遠巻きにみているエンブラの兵士をみやりながら、ギュンターは思わず呟く。

 「数が多いですな」

確かにギュンターもヴァイス・ブレイブでも屈指の強さを誇る英雄だが、修羅連中のように人間をやめているわけではない。数が多すぎれば流石に疲れてくる。

 『ギュンター、召喚士から通信が入っているわ』

 「つなげてくだされ」

ニュクス(ゴルディオンハンマー)の答えにギュンターが答えると、現れた画面に召喚士が映る。

 『ゴルディオンハンマーの使い勝手はどうだ、ギュンター』

 「抜群にいいですな」

 『私なんだもの。当然ね』

ギュンターの言葉に何故か自慢気に答えるニュクス(ゴルディオンハンマー)。

それに笑いながら召喚士は言葉を続ける。

 『通常出力のデータはとれた。次は超稼働のデータが欲しい』

 「超稼働とは?」

 『あ~、あれだ。カンナ達がみているアニメにでてくる必殺技みたいな奴だ』

召喚士の言葉にギュンターは納得する。確かにギュンターの主君であるカムイ達の子供であるカンナ達がみているアニメに技名を叫んでだす攻撃があった気がする。

年寄りでいまいち理解できないギュンターに熱心に説明してくれた姿がとても微笑ましくてギュンターもよく覚えている。

 『稼働方法はニュクスに聞いてくれ』

召喚士はそう告げると画面が消える。

 「それでは教えていただけますかな、ニュクス殿」

 『ええ。と言っても基本的に音声認識だから問題ないわ。まず「ゴルディオンハンマー!発動承認!」と叫んでくれるかしら?』

ギュンターにはよくわからないが、カンナ達がみていたアニメでも必殺技の前に何かしら叫んでいたのでそういうものだと理解してギュンターは叫ぶ。

 「ゴルディオンハマー!発動承認!!」

 『セーフティデバイス、リリーブ!!』

ギュンターの叫びに反応してニュクス(ゴルディオンハンマー)から光がでてギュンターと愛馬に纏い、そして一本の光の釘が飛び出て地面に突き刺さる。

 『いまよギュンター!! あの光の杭に「ゴルディオンハンマー!!!!」と叫びながら私を打ち付けて!!』

何やらニュクスのキャラが変っている気がするが、ギュンターは気にせずにニュクス(ゴルディオンハンマー)を振り上げる。

 「ゴォォォォルディオン!! ハンマァァァァァァァ!!!!!!!」

光輝きながら光の杭に打ち付けられるニュクス(ゴルディオンハンマー)。

ゴルディオンハンマーから放出される強烈な重力波が光速以上の速度で落下し、それが光の杭を通じて地面に響き渡り直径50kmに渡って光になって消滅した。

敵も綺麗に光になった超巨大な爆心地でギュンターは思わず呟く。

 「これはジョーカーとフェリシアの罰にちょうどいいですな」

 『いや、光になるわよ?』




ギュンター
勇者爺。古参なので召喚士などのトンでも行動に慣れている

ニュクス
神々(主にヘル)が召喚士を殺すために召喚士の遺伝子を使用して作り上げた神造兵器。その成り立ちから三マッドによって超兵器として改造される

ゴルディオンハンマー
三マッドと神々の悪乗りによって開発された超兵器。敵は光になる。しかし運用には勇気が必要

カンナ達
必殺技を手に入れたギュンターを尊敬の眼差しでみる

ジョーカー&フェリシア
ギュンターによって光にされたがカムイ達のよびかけによって復活した



そんな感じで勇者爺ギュンター爆誕です。

最初はスルーしたRGガオガイガー。でもネットでみていたらあまりの出来の良さにちょっと欲しくなりました。

そして勇者王になるギュンター。透魔王になったり忙しい爺だ。

何故ギュンターかというと作者が10凸している斧キャラがカミラ姉さんとギュンターだけだからです。
ゴルディオンハンマーをおしおきの道具にしちゃううっかりギュンター(でも復活するジョーカーフェリシア)
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