召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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主人公の前に颯爽登場鬼畜クソ外道!!


颯爽登場!鬼畜クソ外道!!

 レダが仇であるビジョウをみつけて近頃通っていた酒場でビジョウとその用心棒達と戦闘を開始しようとしたとき、酒場の扉が開きフードを被った人物が入ってきた。

「ここが新作の世界かぁ。テーマパークにきたみたいでテンション上がるなぁ」

『は?』

 フードの被った人物のあまりに呑気でいて意味不明な発言にその場にいた全員から『?』マークが出る。

 だが、すぐに正気に戻ったのは復讐に燃えるが人の良さがあるレダであった。

「そこの貴方、酒場にきてテンション上がっているところ申し訳ないけど、今すぐにここを出てったほうがいいわよ。ここは戦場になる」

「うん?」

 レダの言葉にフードを被った人物は酒場内を見渡してその殺気に今更気づいた様子をみせる。

「お、なんだなんだ。鉄火場か?」

「そういうこと。巻き込まれたくなかったら……な、なに?」

 再びフードを被った人物に善意からの忠告をしようとしたところ、フードを被った人物はレダの顔をまじまじとみた後、薄い板のようなものを操作する。

 そしてレダを指さして大きく叫んだ。

「新作の重要キャラはっけぇん! やったぜ、俺ついてる!!」

『は?』

 再び意味不明な発言を始めたフードを被った人物にその場にいる全員が唖然とすると、フードを被った人物はフードをとりながらレダの隣に立つ。

「俺の名前はそうだな……『ダグザに吹く熱風』という意味でバルバネス・オルランドゥと名乗っておこう」

「いや、ダグザの言葉でそんな意味はないが……」

 思わず突っ込んでしまったレダの家臣・バッカニアに対して笑うとオルランドゥはマントから手を出す。

「はい!! どぉぉん!!」

「ぎゃぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 その瞬間にビジョウの用心棒の一人が黒い炎を出して塵すら残らず消滅した。

 沈黙する酒場。そこにオルランドゥは笑顔でレダに向き直る。

「それでお嬢ちゃん。みたところあのうさん臭いちょび髭野郎があんたの目当てで違いないか?」

「お嬢ちゃんはやめて。そんな年じゃないわ。」

「ふむ、だが残念ながら俺は名乗ってもお前さんは名乗ってない。名前を知らない相手を呼ぶのは」

「レダ。今はそう名乗ってるわ。確かに私の目的はあのビジョウよ」

 レダの言葉にオルランドゥは笑顔で告げる。

「おーけー、レダ。もう一つ確認だ。ビジョウを捕らえるのに血は大量に流れるほうがいいか? それとも少ないほうがいいか?」

 オルランドゥの言葉にレダは顔を顰める。

「少ないほうがいいわ」

 レダの言葉にオルランドゥはにんまりと笑った。そして用心棒達を見渡す。

「さて、そのビジョウ……だっけ? ゴミの名前覚えるの苦手なんだよな……そこにゴミに雇われた用心棒諸君。命を賭けるほどのお金をそこのゴミからもらってるか? さっきのをみてもらった通りお前らを皆殺しにするのは俺にとっては簡単だ。だが、こちらの主人公(仮)様は大量の血が流れるのを嫌がるみたいでな」

 オルランドゥはそこまで言うと両手を広げる。

「素晴らしい提案をしよう。そこのゴミを差し出してくれたら全員に一本ずつこれをあげよう」

 そういってオルランドゥがどこからか取り出したのは一本の大きな金塊。それだけあれば平民は十年は働かなくて食べていける大きさの金塊だった。

 それに焦ったのはビジョウ本人である。

「て! てめぇら!! 金は払っているんぐが!!」

「五月蠅い奴だ。お前は黙っていろ」

 オルランドゥの手から伸びた青白い光がビジョウの首を締めあげて宙づりにしている。そのみたこもない魔術にレダだけでなくレダに手助けしようとしたシロッコも黙ってしまう。

 そしてビジョウの用心棒達はそそくさとオルランドゥから金塊を受け取って逃げていった。

 用心棒達が全員出ていくのを見送るとオルランドゥはビジョウを魔法で拘束しながらレダに笑顔で振り返った。

「さ、煮るなり焼くなり好きにするといい」

 その人を人とも思わない笑顔に復讐で燃えるレダの背筋にも冷たいものが流れるのであった。

 

 

 レダがビジョウを殺害し、シロッコやビジョウに母親を連れていかれた平民のムウも同行してカッシートに向かうことになったレダ一行。

 そこでレダはオルランドゥに顔を向ける。

「オルランドゥ……だったわね」

「……? ああ!! そうだった!! ああ、俺がバルバネス・オルランドゥだ」

 なんか天騎士と剣聖の称号を持っていそうな名前だと思いつつレダは言葉を続ける。

「貴方はどうするの?」

 レダとしてはオルランドゥを仲間に引き込みたかった。素人でもわかる卓越した魔術の腕前。そして個人で持つにはありえない資産。どちらも仲間にすれば心強いものであった。

 そんなレダの思考を読み取ったのかオルランドゥはニヤリと笑う。

「乗りかかった船だ。俺も一緒に行こう」

「いいのかしら? かなり手荒な旅よ?」

「大丈夫だ。慣れてる」

「そう」

 そう言ってレダは手を差し出す。オルランドゥもその手を握り返した。

「これからよろしくね、オルランドゥ」

「こちらこそよろしく、レダ」




バルバネス・オルランドゥ
我らが鬼畜クソ外道。当然のように偽名。今回はイヴァリースで仲良くなった天騎士と剣聖の名前を借りた模様

レダ
万紫千紅の主人公の一人。鬼畜クソ外道に利用価値があると踏んで味方に引き入れた

バッカニア
レダの忠臣。たぶん胃痛枠



そんな感じで万紫千紅編の開始よぉ!!
もちろん、せっかくの召喚士と英雄の日常をそのまま突っ込むのでいかれた奴等が次々とエントリィィィィィィしてきます。

とりあえずレダ編には今のところ決まっているのは鬼畜クソ外道と鬼嫁、真面目嫁が来る予定。

レダ編の敵逃げて。超逃げて

あ、大きなネタバレは配慮して書いていく予定なのでわかりにくかったらすいません!!(伸身土下座)
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