召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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執筆しながらゲームやってるから、ゲームが牛歩です!!


レダの悩み

「ふぅ……」

 レダは飲んでいるテフのカップを机に置きながら溜息をつく。

 場所はカーラ神殿。カーラの計らいでしばらくカーラ神殿に身を置くことになったレダ一行。シロッコは元々カーラ神殿の人間なので何か仕事をしており、ムウはオルランドゥに『ナギ流格闘術』という武術を習っている。

 レダもオリンピアに誘われて二人で音楽を奏でたりしているが、常に頭の中に残っていることがある。

「姫様……あまり思いつめなさるな」

 傍に控えているバッカニアに優しい声をかけられてレダも苦笑する。その苦笑をみてバッカニアも言葉を続けた。

「オルランドゥの奴は対して気にしておりませんぞ」

「でも預言者・グラーフ様に対して不敬の数々しちゃったじゃない!!」

 そう、『あたしは復讐がすべて』とか言って悪ぶっているが根が善良なレダちゃんである。この世界においても最強クラスの神格を持ち、数多の神話(だいたいろくでもない)を残している預言者・グラーフこと我らが鬼畜クソ外道に働いてしまった不敬の数々を思い出して頭を抱えているのである!!

 バッカニアは『こんなのが神とか世も末だな』と思って割り切っているのだが、レダは預言者・グラーフを信仰していることもあり、悩んでしまっているのである。

 机に突っ伏すレダに困った表情で腕を組むバッカニア。そこにやってくるやかましい金髪縦ロール。

「お~っほっほっほっほ!! レイリダーナ!! こんなところにいたのね!!」

「……また煩いのが」

 勢いでつい勝負したレダとオリンピアであったが、結果はレダの圧勝。指示を出すグラーフの的確さに灯篭の色が全てレダの色になっての圧勝であった。

 それでレダが益々預言者・グラーフへの信仰を強め、オルランドゥに対しての不敬を思い悩むことになったのは完全に余談である。

「さぁ!! レイリダーナ!! 今日も二人で音楽を奏でましょう!! なんだったら私のことをお姉さまと呼んでもよくてよ!!」

「パス」

「まぁ!? この私の誘いを断ると言うの!?」

「あたし今日はそんな気分じゃないの」

 レダの言葉にオリンピアは椅子に座りながら首を傾げる。

「あら、何か悩み事かしら?」

 オリンピアの言葉にレダはバッカニアをみるが、バッカニアは首を振った。教えていないということだろう。

「……別に。なんでもないわ」

「あら、その間が悩みがあることを打ち明けていてよ」

 オリンピアの鋭い言葉にレダは驚く。その表情にオリンピアのほうが不満そうな表情になった。

「レイリダーナは私のことをバカだと思っていて?」

「少なくとも頭がいいとは思ってなかったわ」

「まぁ!! いいでしょう!! レイリダーナの悩みをこの私が晴らして差し上げますわ!!」

 レダは内心でめんどくさいことになったと思ったが、長引かせるとさらに面倒になると思ったので素直に悩みを打ち明ける。

 レダの悩みを聞いたオリンピアは不思議そうに首を傾げた。

「グラーフ様……オルランドゥ様は特に気にした様子はないようだけれども」

「それじゃあ、あたしの気が晴れないのよ」

「それであれば何かオルランドゥ様の願いを聞いては如何かしら?」

「あ、なるほど」

 確かにと、オリンピアの言葉に頷くレダ。そこにバッカニアが疑問を出してきた。

「オルランドゥの奴に欲とかあるのでしょうか?」

 バッカニアの言葉にレダも言葉が詰まる。

 なにせ特に理由もなくレダについてきている男である。レダに惚れた、とかであったならまだわかりやすいが、本人から惚れた女がいると言われている。

 う~ん、と腕を組んで考え込む三人。そこにちょうどよくオルランドゥがやってきた。

「おお、レダ。ちょっと話があるんだが」

「ちょうどいいですわ、オルランドゥ殿。あなた欲とかありますの?」

「ちょ!? オリンピア!?」

 あまりにストレートなオリンピアの問いにレダがオリンピアの口を塞ごうとする。それを勝負とみたのかオリンピアがやり返しているのを眺めながらオルランドゥはバッカニアに説明を求める。

「姫様はオルランドゥ……預言者・グラーフ様を信仰なさっておいででな、お前に対する不敬の数々をどう贖罪するかと悩んでいるのだ」

「俺を信仰するとか人としてどうかと思うんだが」

 バッカニアの言葉に思わず呟く鬼畜クソ外道。だが、鬼畜クソ外道をよく知る烈火組がいれば大きく頷いていただろう。

 少し腕を組んで考えていたオルランドゥであったが、すぐに何か思いついた表情になる。

「レダ」

「は! はい!!」

 オルランドゥの声かけに背筋を伸ばして返事をするレダ。

 それをみながらオルランドゥは悪そうな表情を浮かべながら言葉を続けた。

「お前は『アイドル』になれ」




レダ
思い悩む主人公。鬼畜クソ外道を信仰するとか正気の沙汰じゃないけど、復讐に燃える女傑だから正気でいられないよね!!

バッカニア
レダの忠臣。なんだかんだでオルランドゥは仲がいい

オリンピア
バカみたいな言動が多いけど意外と鋭い金髪縦ロール

ムウ
オルランドゥから『ナギ流格闘術』を学んでいる



ようやくゲームではダグシオンに入りました、作者です。

鬼畜クソ外道を信仰しているが故に色々と思い悩むレダ。
レダ……貴女疲れているのよ……

そして鬼畜クソ外道の提案によってアイドルになることになるレダ
次回!! アイドルマスター~万紫千紅~開幕!!

あ、ムウが『ナギ流格闘術』を学び始めたことによって、ムウがこの作品屈指のバグになる可能性が大きくなりました。
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