大丈夫!! この作品よりはマシですよ!!
「みんな、ありがと~!」
レダの言葉にカーラ神殿ライブ会場につめかけたレダのファン達は大歓声をあげる。
ファン達に手を振りながらレダはステージから降りていく。
「お嬢様、お疲れ様でした」
「ありがとう、バッカニア」
するとタオルと水を手渡してきたレダのマネージャーをやっているバッカニア。渡されたタオルで汗を拭きながら水を飲むと、レダの中に確かな充実感がある。オルランドゥに言われるまま始めたアイドル活動であったが、元々のレダのポテンシャルの高さから今やダグザで知る人のいないアイドルとなっていた。
何か大事なことを忘れている気がしながらレダはバッカニアと会話する。
「バッカニア、次の予定は?」
「抽選で当たった方々との交流会になっております」
「そ、どんな人が来てくれるか楽しみね」
レダの言葉にバッカニアも微笑む。その微笑みにレダも優しく笑い返した。
「お~ほっほっほっ! レイリダーナ、今日のライブなかなかでしたわね!」
「オリンピア、あなた途中で振り付け間違えたでしょ」
「まぁ! そういうのでしたら貴女のほうは歌詞を間違えたでしょうに!!」
お互い憎まれ口をたたいた後にハイタッチをするレイリダーナとオリンピア。
オルランドゥがレイリダーナと同じくらいの才能をもつオリンピアを見逃すはずもなく、オリンピアもまたアイドルといてデビューしていた。
なんか手ごわいシミュレーションが別のゲームになっている気分だが、レダとしては確かな充実感があった。歌を思いっきり歌い、全力で踊り、ファンと交流する。それら全てが楽しみにもなっていた。
「レダ嬢、カーラ様がいらっしゃったぞ」
そしてバッカニアの補佐として忙しく働いているシロッコが連れてきたのは『レイリダーナ命!』と『オリンピア最高!』の特注法被を着て、『ファンサして♡』うちわを持ったカーラであった。
「カーラ様!!」
「レイリダーナ、今日のライブも最高だったぞ。オリンピアも良かった」
「「ありがとうございます!!」」
自分達が敬愛する神の言葉に頭を下げるレダとオリンピア。レダはすぐに頭を上げると言葉を続ける。
「カーラ様はこの後の交流会は?」
レダの言葉に困った表情をみせるカーラ。
「いや、残念ながら抽選に外れてしまってな……」
「な!? カーラ様であれば抽選なんて……バッカニア、すぐにカーラ様の枠を用意して」
「はは!!」
「それは駄目だ、レイリダーナ!!」
すぐに用意しようとしたバッカニアを制止するカーラ。そして至極真面目な顔で言葉を続ける。
「身内枠を用意させるなど、それはファンの風上にも置けない行動。みなと同じく抽選で当たった時にこそ、レイリダーナの交流会に参加させて欲しい」
「か、カーラ様!!」
ドルオタの鏡みたいなことを言い出すカーラ。これにはドルオタの心得を教え込んだカーラの師匠であるオタクトカゲのギムレーも思わずサムズアップである。
「それで、だな。レイリダーナ。あまり時間もないことだから本題に入るんだが……」
「はい、なんでしょう」
「大拳闘祭が今日から開幕なんだがよいのか?」
カーラの言葉に少し考え込むレダ。
そしてすぐに思い出した。
「あ!! 復讐!!」
そう、レダはアイドル活動が楽しくなっちゃって子供の頃からの悲願であった復讐をすっかり忘れていたのだ!!
「バッカニア!! なんで教えてくれないの!!」
「申し訳ござらん!! それがしも日々のマネージャー業務に追われてすっかり忘れておりもうした!!」
バッカニアの綺麗な土下座にレダもそれ以上の文句は言えない。
そこに小走りで色々な雑用をやっているムウが走ってきた。
「レダさん、オルランドゥさんが遅いってやってきてるけど」
「そうよ!! オルランドゥよ!! ムウ、すぐにここに呼んで!!」
「え? ええ!? どういうこと!! と、とりあえずわかったよ!!」
レダの剣幕に慌ててオルランドゥを呼びにいくムウ。そしてすぐにオルランドゥを引っ張って連れてきた。
「どうした、レダ。ファン交流会の準備はすでに「あなたのせいであたしの悲願が駄目になりそうじゃない!!」んん? なんだ、何事だバッカニア」
レダにがくがく前後に揺られながらバッカニアから説明を受けるオルランドゥ。
そしてすぐに状況を理解したのか笑顔で口を開く。
「大丈夫だ、私にいい考えがある」
「本当に?」
「ああ、任せろ。まず最初にこの世界を崩壊させる」
「カーラ様!! お気を確かに!!」
あんまりなオルランドゥの初手に気絶しそうになるカーラ。そんなカーラを慌てて抱きとめるオリンピア。
レダは頭痛を抑えるように口を開く。
「世界を崩壊させてどうするのよ?」
「うん? 俺達の都合のいいようにまた作り直せばいい」
「カーラ様!! こいつ邪神ですよ!!」
「失敬な。神話によっては最高神の神話もある俺に向かって」
気軽に『じゃ、一回世界滅ぼして自分達に都合のいいように作り直そう』は完全に邪神の発言である。
レダのアイドル活動でオルランドゥと絡みが多かったバッカニアはすぐに正気に戻って口を開く。
「待て、オルランドゥ。世界を滅ぼしてしまうと、せっかくアイドルとして大成功したお嬢様の努力が水泡に帰すのではないか?」
「安心しろ、バッカニア。そのあたりの記憶はこの世界の人々に残しつついい感じに世界を滅ぼせばいい。安心しろ、これでも世界を守るよろ滅ぼしたことのほうが多い俺に任せろ」
「神の道!! 神の道を使えばすぐにダグシオンまでいけるのでそれはやめてください!!」
レダ
ダグザでアイドルとして大成功したアヴェンジャー(善良)
カーラ
ドルオタ。可愛がっているレダとオリンピアがアイドル活動をしてくれてほくほく
レダ一味
みんなレダのアイドル活動を補佐する仕事をしていた
バルバネス・オルランドゥ
こいつは基本的に邪神だし、リンと出会わなければたぶん烈火世界も滅んでた
おそっくなりましたぁぁぁぁ!!!!(伸身土下座)
いえ、万紫千紅はやっていたんですが、ネットでみた友好度稼ぎを始めたら終わらなくなってしまいまして。
まぁ、そのおかげでうちのイシュマールくんはレダとオリンピアの友好度は5になりましたが
次回はダグシオンに入ります。そろそろ鬼嫁襲来だよ!!
ところで事前情報で一番好きだったウーシュラさんがレダ編だとスカウト不可なんですが(怒り)