「飛空城ねぇ……」
俺は呟きながらアスク王国ヴァイス・ブレイブ自治領内で発見された遺跡の中を歩く。当然のようにいつものバカ2人も一緒である。
「何にもねぇな。なんかこうキツネとリスが合体した動物がたくさんいるところを想像したんだけどな」
「あれだよね。最終的に巨大な飛空石だけになって地球から飛び立っちゃう遺跡みたいだよね」
「そこまでだ脳筋と腹黒。あのスタジオアニメネタはまずい」
「「前回のキャラ紹介でニニアンのところに思いっきり崩壊の呪文書いたよな?」」
あれは本編じゃねぇからセーフ。運営さんに注意されてねぇし。
「というかこれ闘技場だよな。報酬は配布英雄がもらえるアイテムだからいいとしても10凸させるのが果てしなく苦行なんだが」
「10凸させるのは誰だ?」
「この話的にウルスラとインバースかと思ってる。インバースはまだいないからウルスラかねぇ」
「おっと!! 配布英雄の中に赤髪で笑顔が素敵な重装イケメンがいるよ!!」
エリウッドの戯言を俺とヘクトルは綺麗にスルーした。こいつはそっちの装備が未だにレベル1のことを文句言ってくるのだ。
「防衛戦のメンバーも決めなきゃいけないんだろ? どうすんだ? 闘技場みたいにリンパーティか?」
「いや、せっかくのPvP機能だからな。全力でネタに走る」
「へぇ。そうなるとギムレーみたいに原作のキャラ設定が息をしていないキャラ達かい?」
エリウッドの言葉に俺は力強く頷く。
「一番キャラ崩壊が酷い悪しき烈火メンバーを防衛戦メンバーに置いておく」
「「ちょっと待て」」
待たない
「メンバーはリン(ノーマル)ヘクトル(伝承)エリウッド(ノーマル)ウルスラだ」
「悪しき烈火メンバーというよりストーリー攻略メンバーじゃねぇか」
「メンバーの使い回しはどうかと思うよ」
「うるさいぞ脳筋に腹黒。だから次の第3章では新しいメンバーで攻略しようかと思っているところだ」
「召喚士!! その前に第2章のインファがあるよ!!」
「思い出させるなぁ!!」
どうやっても倒せないインファスルト陛下を思い出す。ハードでも厳しかったのにインファはどうしろと言うのか。
「ところで召喚士。飛空城はどうすんだ?」
ヘクトルは軽く飛空城の地面を踏みながら俺に聞いてくる。俺も起き上がって周囲を見渡しながら口を開く。
「とりあえずカナスに頼んで飛行要塞に改造しようと思ってる」
「だよね。召喚士が普通に使うわけないよね。当然のように兵器にするよね」
「バカかエリウッド。どんな偉大な発明も兵器にするのが愚かな人類ってものだろ?」
「お前のその変わらない『人類愚か説』はなんなの?」
ヘクトルとエリウッドの呆れた視線が俺に突き刺さる。可笑しなことを言う脳筋と腹黒である。
「愚かな人類というより可哀相な人類の典型例が俺の目の前にいるからな」
「「鏡見てこいよ」」
当然のように乱闘になった俺たちを手慣れた様子でしばき倒すリンの姿を新人の暗夜王がドン引きしていたと聞いたが、早いところ慣れて欲しいところである。
飛空城
もうさ。せっかくのPvPなんだから報酬とかボーナスキャラとか設けずに好きなキャラ置かせてくれよ。作者はそんな気分になったので本文に書いてあるメンバーを防衛戦メンバーに置いてあります。遠距離反撃と天空、待ち伏せ、攻撃の指揮をつけたリン(ノーマル)と3凸のウルスラさんがいたら多分作者です。え? バカ2人? なんか適当に初期スキルでも無凸でついてんじゃないですか
ちなみに作者の飛空城の記念すべき初戦はニニアン保育園でした。ほっこりしたと思って敵の情報見たらニニアン以外が全員10凸にスキルもガチという英才教育を受けた後の園児達でした(当然のように全滅)
報酬に誰をもらうか
わざマシン的な意味で欲しいキャラもいますが、やっぱりネタに走らないといけないと思うのでとりあえずウルスラさんの10凸を目指すところ。この作品的にインバースも確実に10凸してますが。聖杯も羽も足りない問題。
どんな偉大な発明も兵器転用する人類
深い意味はありませんよ? ダイナマイトを開発したノーベルも本当は軍事転用されるのは想定内としている説もありますし。ただし、原子力。テメェは駄目だ。発電所以外では引っ込んでろ。
そんな感じでネタは新鮮なうちにいただこうと飛空城ネタでした。何回かやってみましたが当然のようにガチ勢の方々のガチメンバーで迎撃されるという深い悲しみ。パーティゲームなんだから楽しくやろうよ。そう思って作者は悪しき烈火メンバーを防衛メンバーに置いてあります。飛空城の名前が変えられるようになったら『ガイエスブルグ要塞』にする予定です。
第2章は悪しき烈火メンバーでクリアしたので第3章も何かテーマを見つけてクリアしようかと思案中。何かいいメンバーいないもんかねぇ。
あ、兵器云々は作者がとんねるずの『情けねえ』を聞いていて思いついただけなので気にしないでください。とんねるずの『一番偉い人へ』とか野猿の『叫び』とかが好きな作者。ネタにも全力なとんねるずの間違った情熱が好きです。