召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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みんな大好き大天使ニノエルの息子の出番です。キャラの口調が迷子です。


召喚士とレイ

さて、俺の部屋は基本的にどの英雄も拒まずに受け入れる。バカ2人は毎日のように入り浸るし、リンやインバースは毎日来る。

しかし、そんな俺の部屋に絶対に受け入れる人物がいる。現人女神・パオラ様と我らが大天使・ニノエルである。

今日訪ねて来たのは大天使・ニノエルの息子であるレイである。大天使・ニノエルの縁者(ジャッファを除く)を拒否するとか烈火出身者にはありえないことなので親戚のおじさんのような気安さで部屋に招き入れ、当然のようにいたリンが最高級のお茶とジュースをレイに用意してあげる。

 「どうしたレイ。お小遣いが足りないのか?」

 「違う。そうじゃない」

 「それじゃあ、誰かに虐められたの? 相手を言いなさい。黒の牙を中心に烈火出身者で報復に行くから」

 「そうでもないんだ、リンおば……お姉さん」

おばさんと言いそうになったレイは一瞬だけ溢れ出したリンの殺気に気づいて訂正していた。レイだから許されるが他の人間がおばさん呼びしたら即座に殺し合いに発展するだろう。

そんなレイが意を決したように口を開く。

 「俺を自立させて欲しい」

 「「?」」

 「2人で何言っているか理解できないって顔は辞めてくれないか!?」

この子は何を言っているだろうか。俺達はif組のカムイファミリーを愛でたいと違ってレイはきちんと自立させてあげているのに。

 「ふむ、なぁレイ。お前はきちんと自立しているよ。安心していい」

 「その通りよ。どこぞの竜家族とは違うんだから」

 「俺が出撃する時は俺とプリシラさんとリンさん(花嫁装備)にニニアンさんでか!? この前は擦り傷でプリシラさんとリンさんにWリバースされた上に敵はニニアンさんが殲滅したんだぞ!!」

 「何を言っているの。ニノに似たレイの綺麗な肌が傷物になったら大変でしょ?」

 「なんでリンさんはその優しさが召喚士のおじさんやエリウッドおじさん、ヘクトルおじさんに向けられないのかなぁ!!」

 「召喚士。貴方達がレイに悪影響を与えているみたいだけど」

 「こればっかりは本気で反省するわ。後でヘクトルとエリウッドは煮るなり焼くなり好きにしていいぞ」

 「貴方もだからね」

 「そうじゃないから!!」

うがぁぁぁぁっと頭を抱えるレイ。そこで俺は一つの結論に行き着く。

 「あ、そうか闇魔術の先生がカナスだけなのが不満なんだな。だが他の闇魔術に詳しいのはリオンとユリウスか……?」

 「召喚士。その2人だけは許されないわ。あの2人にレイが染められたらあの2人をムスペルの溶岩に叩き込むしかなくなるわ」

 「わかってる。俺もそんなつもりはない」

 「他に魔術に詳しいのはティルテュとかかしら?」

 「ダメだ。ティルテュは魔術の素養は高いが説明が『ギュイーンてやってグーンってやってバシって感じ!!』の説明だぞ? 魔術に造詣が深くてもオツムが足りなさすぎる」

 「それだったら……ハ!? イシュタルよ!!」

 「それだ!! よし、待ってろよレイ。すぐに頼んで来てやるからな!!」

 「話を聞かないで勝手に話を進めないでくれ!!」

俺が立ち上がって部屋から出て行こうとするのをレイが必死になって止めてくる。

 「闇魔術はカナスおじさんだけで十分だよ!! 俺が言いたいのは出撃に関することだ!!」

 「何を言っているんだ。出撃もきちんとさせてやっているだろう?」

 「あの過保護編成の上に10回に9回は到着した時には敵が全滅しているんだけど!?」

 「レイに恐れをなして敵が逃げているんだな。さすがはレイだ」

 「ぜってぇに違うだろ!! ロイドおじさんとライナスおじさんとラガルトおじさんとウルスラおばさんの仕業だろ!!」

否定はしない。

 「それだから俺はいつまでも成長できないんだ!! 頼むから俺にもエイリークさんと一緒に出撃させてくれよ!!」

 「……レイも女を知る歳になったのね」

 「違うからリンさん!! 俺は純粋に強くなりたいだけだから!!」

 「いいのよ隠さなくても。男だものね。女性に興味を持つのは当然だから」

 「だから違うからリンさん!! というかなんで母さんは出撃できて俺はできないんだよ!!」

 「厳正な民主主義の結果だ。諦めろ」

 「その民主主義は俺を過保護にする人達だけでやったろ!? ご丁寧に親父を除いて!!」

レイの叫びに俺とリンは呆れたようにため息を吐く。あの愚かなジャッファは自分の息子を危険な戦場に立たせようとするのだ。あの親バカなエリウッドですらロイが出撃する時はロイの敵いそうにない相手だけをピンポイントで弱体化させているというのに、ジャッファは普通に出撃させると言うのだ。全く持って信じられない。

 「いいか、レイ。お前はちゃんと強くなっているから安心しろ」

 「嘘だ!! だって俺は一度もマトモに戦ったことないんだからな!!」

 「いい、レイ。戦うことだけが戦いじゃないのよ? 貴方はそこにいるだけで(黒い牙を中心に)みんなを強くすることができるのよ」

 「それは俺の攻撃の応援のことだよなリンさん!? 攻撃の応援なんか持っている人いっぱいいるじゃないか!!」

納得できないか。ならば仕方ない。

 「わかったレイ」

 「召喚士!?」

俺の言葉に驚愕の表情を浮かべるリンと希望の表情を見せるレイ。

 「お前のお母さんのニノが納得したなら認めてやる」

俺の言葉に苦渋の表情を浮かべるレイ。

 「……それは母さんの『危ないことしたらメッ! だよ!!』と言われるってことだよな?」

 「その通りだ」

 「それで俺が自分の意見を通そうとしたらスッゲェ悲しそうな表情で『うん、レイだってやりたいことあるもんね。うん、いいよ、許してあげる』って言葉を聞かなきゃいけないってことだよな?」

 「その通りだ」

レイは力強く机を叩き、叫ぶ。

 「母さんにそんな辛い真似をさせられるか!!」

なんだかんだ言いながら結局レイもお母さん大好きっ子だからニノの言うことは大人しく聞く。

 「さぁ、レイ。大人しく選ぶがいい。このまま俺達に過保護にされるかニノに悲しい表情をさせるのかをなぁ!!」

 「この外道がぁ!!!!!」

レイに首をガックンガックンさせられるが、ニノの息子にやられていると思うと自分の甥と戯れている気分になる不思議があるな。なにせ隣のリンがちょっと羨ましそうだから。

 




レイ
愛され大天使・ニノエルの息子。当然のように烈火メンバーから全力で甘やかされているのを迷惑に思っているマザコン。闇魔術の研究もカナスに教えられる。パントがいたらきっとパントも先生になる。
ちなみに作者はせっかくいた良個体値星4レイを送還して星3のレイだけにした。絶対に出撃させないからな!!



そんな感じでぶっ壊れ世界烈火の煽りをもろに受けたレイくんのお話でした。こんな感じで彼は主に黒い牙を中心にした烈火メンバーから甘やかされている。頑張れレイくん!! 明日の星5は君だ!!(覚醒させる予定はない)

なんだかんだで飛空城を楽しんでます。作者は未だに位階14のクソ雑魚ナメクジですが。ちなみに泉の城にリン(ノーマル1凸)、ウルスラ(5凸)、ニニアン(ノーマル3凸)、エリウッド(無凸)、ヘクトル(伝承無凸)のメンバーで罠も建物もなかったら高確率で作者です。
こいよ!! ボーナスポイントなんて捨ててキャラ愛だけでかかってこい!!
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