召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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記念小説の名前を借りた三馬鹿による二周年記念の内容に突っ込みを入れるだけの小説となっております。


FEH二周年記念小説

 「「「とりあえずファイアーエムブレムヒーローズ二周年おめでとぉ」」」

俺はジュースで、バカ二人はビールで乾杯する。場所はいつも通りに俺の部屋である。

 「二周年かぁ。だいぶやること増えたけど召喚士はあんまやってないよね」

 「基本的にオーブをもらえる奴くらいだからな。縛鎖も全くやってないし」

一気にジョッキを飲み干してからの親バカの言葉に俺が答える。

 「闘技場と飛空城くらいか? やってるの」

 「最近は飛空城もサボりがちだからなぁ」

ツマミを食べながら言ってきた脳筋に軽く答える。頻繁に混ざってくるガチ勢の方々に嫌気がさしているとも言う。面白いんだけどね。

 「二周年も前日までフェーちゃんねるなかったからどうなるかと思ったけどな」

 「どんな内容だっけ?」

親バカの言葉にアンナから渡された二周年記念の内容が書かれている紙を取り出す。

 「え〜と、まずオーブが22個配布。日替わり復刻召喚イベント。超英雄確定召喚イベントが前半と後半だな」

 「……あれ? 去年はもっとオーブ配ってなかったか?」

 「「ヘクトル、それ以上はいけない」」

きっと大人の事情で減ったのだろう。

 「召喚士の楽しみは超英雄確定召喚かい?」

 「キャラ指定ならまだしも完全にランダムの闇鍋ガチャだからな。そもそもの問題として」

俺はそう言って今日一番のキメ顔で言い放つ。

 「欲しい超英雄は既に課金で手に入れている」

 「「それな」」

バカ二人も納得の理由である。と言うか出てくる色もランダムって舐めてるのか運営。

 「それじゃあ召喚しないのかい?」

 「いや、するぞ。持ってない(女性)英雄が来たら嬉しいしな。でも今回はクリスに任せた」

 「そんな貴方にできる娘のインバースちゃんの参上です!!」

なぜか床下からインバースに突っ込みを入れることもなく召喚士はインバースに声をかける。

 「お、召喚が終わったか。誰が出た?」

 「ハロウィンサクラさんが出ましたわ」

 「「「ダブったかぁ」」」

既に我がヴァイス・ブレイブにはハロウィン腐女子はいるのでわざマシン決定である。

 「ハロウィンサクラちゃんって何かいいスキルあったっけ?」

 「あ〜、どうだったかな。インバース」

 「はいは〜い、お父様の頼れる秘書娘インバースちゃんにお任せでっす。仮装腐女子さんでしたら猫の暗器くらいですわねぇ。あとは明鏡の構えとキャンセル、暗器の技量ですわ」

 「お〜、そうか。りょ〜かい。ごくろ〜さん」

俺の言葉にインバースは天井から退場していく。床下から出てきて天井から退室するとか意味わからんな。

 「猫の暗器を誰かに継承させるのか?」

 「暗器で使ってるのはメイドカゲロウくらいなんだよなぁ。近距離反撃つけて遠近両方に対応できるようにしてるから特攻がつくとは言え攻撃力下げたくない」

ヘクトルの言葉に悩む俺。こう言う中途半端な英雄が一番処理に困るのは俺だけだろうか。特別なのに微妙、みたいな性能。

 「後半はどうするんだい?」

 「飛空城対策に盆踊りミカヤが欲しい」

 「スルトとかラインハルトをいっぱいみるもんなぁ」

親バカに答えるとヘクトルが遠い目をしながら呟いた。言ってるお前も結構見るからな?

 「あとは選抜英雄召喚イベントだっけ? あのFEH人気投票ガチャみたいなの」

 「性能に走る人が多いのか、それともキャラ愛を貫く人がいるのか期待だな」

 「ちなみに召喚士はどっちだ?」

 「キャラ愛」

 「「知ってた」」

性能なんて飾りです。性能厨にはそれがわからんのですよ。

 「そう言えば人気投票と言えば……」

 「いやぁ!! すまない!! 男性人気2位で特別衣装決定で本当にすまないね!!」

全く謝っていない笑顔を浮かべながら言い放つ親バカ。こんなのが全体4位とか終わってるわ。

 「で? 総選挙ガチャは誰を引くんだ?」

 「カミラ姉さん」

 「「ですよねぇ〜」」

正直ミカヤと悩むけど、確実にカミラ姉さんをもらってオーブに余裕があったらミカヤも狙っていく方針。親バカ? それだったらアルム引くわ。

 「後はアップデート情報か? ほれ、動画で究極かっこいい英雄が例に使われてたろ」

 「ヘクトルの戯言は無視するとしてドーピングアイテムだっけ? あれはそれぞれに使えるらしいけど誰に使うんだい?」

 「歩行は当然のようにリン(ノーマル)。飛行はカミラ姉さん。騎馬はリン(総選挙)で、重装がゼルギウスかなぁ。今のところ。飛行はパオラ神の可能性があるけど」

 「せっかくのドーピングアイテムなのに嬉しそうじゃねぇな」

 「いや、正直複雑だぞ? 弱かったキャラに救済措置としては最高だけど、最終的には闘技場とか飛空城には神竜の花で強化された強キャラが並ぶだけだろ。切なくなるわ」

みんなも趣味に走りながらガチになろうぜ!!

 「まぁ、今後のFEHの繁栄を祈ってここらでお開きってことで」

 「んだな。お疲れさん」

 「っしゃぁ!! 仕事は終わりだ!! ここからは脱衣格ゲーの時間な!!」

 「それじゃあヘクトルは足で操作な」

 「手だと強すぎるからね」

 

 

様子を見にきたリンに脱衣格ゲーをやっているところを見つかりゴミクズを見る目で見られたのは完全に余談である。

 




そんな感じで二周年記念小説の名前を借りた駄文小説でした。なんか去年に比べてしょっぱいかな、と言う印象。特に超英雄闇鍋ガチャはどうかと思う。青を回そうと思ったらその青がない罠。そこもランダムにしてどうする運営。
みなさんの闇鍋ガチャの結果も気になる今日この頃。ちなみに次回は未定となっておりますので特に首を長くせずにお待ちください。

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