召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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飛空城の休日ネタです。

短文ですのでご注意


飛空城の休日

 「わかっているなヘクトル、エリウッド」

俺の言葉に普段からは想像できないような真剣な表情で頷くバカ二人。

 「いいな。ここの風呂はカムイ’sの強い要望を受けて混浴だ。しかし、下心満載で行ってしまえば俺たちの楽園は確実にリンによって消滅させられてしまう。だからこそ女性がいてもがっつくんじゃない。あくまで『あ、貴女もお風呂だったんですか、奇遇ですね。よかったら一緒に入りませんか?』的な雰囲気を出すんだぞ」

 「「わかっている」」

俺の言葉にマジ表情で頷くバカ二人。この姿を二人の子供達に見せてやりたいところだが、リリーナは既にヘクトルのこういうところを呆れており、ロイはエリウッドに洗脳されているから無意味だろう。なんとも遊び甲斐のない連中である。

 「よし、それでは行くぞ我らがエルドラドへ!!」

 「「おう!!」」

俺たち三人は腰にタオルを巻いて楽園への扉(男子更衣室の温泉の入り口)を力強く開く。

 「「「おぉ!!!!」」」

そして見えるのは三人がお風呂に入っているシルエット。湯気で姿は確認できないが、俺達以外に男子更衣室に服がなかったから間違いなく女性。

とりあえず俺とエリウッドはヘクトルを殴ることで気分を落ち着ける。慌てるな、まだ慌てるような時間じゃない。

俺とヘクトルとエリウッドは表面上はなんでもないように湯船に近づく。さぁ誰だ!! イシュタルとかオルエンとかだったら俺たちのテンションが上がるぞ!!

 「あ、やっぱり来ましたね」

そう声をかけてきたのはオスティア侯爵夫人フロリーナ。

 「貴方達は本当に学習しないわね」

湯船に腰掛けながら呆れたように声をかけてくるフェレ侯爵夫人ウルスラ。

 「それで? 何か弁明は?」

既に裁判モードに入っている鬼嫁リン。

 「「「なんだぁ……」」」

 「待ちなさい。仮にも女の裸を見といてその反応はどうなの?」

リンの言葉に俺たちはやれやれと首を振る。

 「いいか、リン。俺達は烈火時代から数えてどれだけの覗きをしてきたと思っているんだ」

 「その通りだぜ。正直言うとお前らのは見飽きているんだよ。あ、召喚士にエリウッド。こいつらだったらタオル必要ないだろ」

 「全く、こっちは新鮮さとスリルを楽しんでいるのに、こんな拷問確定の組み合わせなんてつまらないじゃないか」

とりあえずヘクトルの言う通りなので俺とエリウッドは巻いていたタオルをとってします。三人の視線が絶対零度を通り越して氷点下になっているが、そんな視線に慣れている俺たちがその程度で動じるわけがないので、さっさと風呂に入る。

 「インバース、お酒となんかツマミを持ってきてくれぇ!!」

 『了解ですわぁ!!』

俺の言葉に番頭として入り口に座っていたインバースから了承の答えが返ってくる。

 「お酒呑む気なの?」

 「俺は呑まねぇよ。だけどこのメンツで呑まない選択肢は存在しねぇだろ」

 「否定できないわねぇ」

俺の言葉に遠い目をしながら呟くウルスラであった。

 

この後、当然のように宴会になった俺達によってお風呂では飲酒禁止令がお風呂を管理しているカムイファミリーから出るのであった。

 




飛空城のお風呂
カムイ’sの強い要望によって飛空城に作られた建物。『混浴』である。大事なことなのでもう一回書いておくが『混浴』である



そんな感じで飛空城の休日ネタでした。作者は飛空城の休日キャラをこの話のメンツにしているんですが、当然のように混浴している面々を見てこの話を思いつきました。烈火キャラはすっかり汚れ担当になってしまって……
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