召喚士と英雄の日常   作:(TADA)

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鬼畜クソ軍師!!

今回はピクニックフローラが引けたのでピクニック編です。

ジョーカーの扱いが雑なのは仕様ですので諦めてください


カムイファミリーwith召喚士のピクニック

ピクニックである。開始早々に何を言っているかわからないかもしれないが、朝一で俺の部屋にやってきたミコトが堂々と俺に告げてきた。

 『母と一緒にピクニックに行きましょう』

当然のように断る俺。しかしバーサーカーミコトはこちらの話を聞くわけないので俺はカムイファミリーのピクニックに連行されることとなった。

先頭で歌を歌いながら手を繋いで歩いているミコトとカン男とカン子。それを微笑ましい笑顔で見ているカム男とカム子。クソでかい荷物を平然と背負って歩いているフローラ。

そしてそれぞれ巨大な樽を10個ずつ背負って死にそうな表情を浮かべながら歩いているフェリシアとジョーカー。

いや、フェリシアとジョーカーは何があった。いや、二人がカムイ’sの実母であるミコトを聖母の如く敬っているのは知っているし、周知の事実であるが何をやらかした。

 「どうかなさいましたか、召喚士様」

すると俺の隣にやってきたフローラが俺に話しかけてくる。

 「もしや喉をお乾きですか? それでしたらこちらを」

俺は差し出されたお茶を一口飲んでから口を開く。

 「あいつら何をやったの?」

 「二人の喧嘩でカムイ様達にご迷惑がかかりましたのでその罰を……本来ならばここに連れてこないという罰が一番なんですが、連れていかなった場合、召喚室に籠城すると言われまして。召喚士様のご迷惑になりますから羽……失礼しました。私の一存で罰を加えようとしましたが、あのボンクラ共もヴァイス・ブレイブの戦力。ひいては召喚士様の戦力のためにそれをすることもできず、あのように甘い罰になってしまったことは申し訳ありません」

ピクニック用の服装に身を包み、クソ重たそうな荷物を平然と背負いながら俺の問いに理路整然と答えるフローラ。あの巨大な樽10個を背負って歩くのが軽い罰かぁ……うん、確かに我がヴァイス・ブレイブにおいては甘すぎる罰だな。

 「さぁ、息子。目的地に着きましたよ」

 「兄さん! こっちです!!」

 「お兄ちゃん早く来てください!!」

ミコトが俺のことを息子と呼び始めたらカム男は『兄さん』と、カム子は『お兄ちゃん』と俺のことを呼び始めた。その際に白夜と暗夜の長兄’sと一悶着あったことは流しておこう。

 「「伯父さん!!」」

 「へいへい」

カン男とカン子にも呼ばれて俺は歩いていく。そしてフローラが素早く準備したレジャーシートに全員で座る。

 「さぁ、今回の料理は母とフローラで作ったものですよ。お腹いっぱい食べてください」

 『いただきま〜す!!』

ミコトの言葉に元気よく食事を始めるカムイファミリー。それぞれの子供の面倒を見ながらの食事はなかなか微笑ましいものがある。

しかし、カムイファミリーの見えないところでは樽の重みに耐えられなくなったフェリシアとジョーカーが押しつぶされていた。

 「ね、姉さん……し、死にそうですぅ……」

 「フ、フローラ……水を……」

ジョーカーの言葉に笑顔でカムイファミリーwithミコトに給餌しながら、見えないところでセーフリムニルを投擲して樽に穴を開けてフェリシアとジョーカーを水の中に突っ込んでいる。

フローラのフェリシアとジョーカーに対する扱いが雑を通り越して殺意を感じる。

仕方ないのでサンドイッチ(ミコト作)を食べながら俺はフェリシアとジョーカーに近づく。

 「お〜い、生きているかぁ?」

 「私はもう死にそうですぅ……」

フェリシアからは返答があったが、ジョーカーからはない。あ、よく見たらセーフリムニルがジョーカーに刺さっている。

 「ふむ、そうなるとカム子作のサンドイッチは俺が食べるか」

 「「ころしてでも うばい とる!!」」

速攻で復活した二人は奪い合おうようにカム子作のサンドイッチを貪り食っている。やっといてなんだが酷い絵面だ。

 「ふぅ、やれやれ。聖母・ミコト様が鬼畜クソ外道の召喚士を息子に迎えるとか言った時は必死になって止めようと思ったが、カムイ様お手製のサンドイッチが食べられるなら鬼畜クソ外道も役に立つ」

言葉の途中でジョーカーの額にセーフリムニルが突き刺さる。

そこにいたのは顔は笑っているが目が笑っていないフローラがいた。

 「ジョーカー。何度言ったら貴方のその少ない脳みそは理解するのかしら。召喚士様は聖母・ミコト様の養子になられたのだから、必然的にカムイ様達のお兄様。すなわち仕える対象になったのよ? 貴方は未だにそれが理解できないのかしら? 馬鹿なの? 死ぬの?」

 「フローラ、そのままやっていたらジョーカー死ぬぞ」

 「これは失礼いたしました。召喚士様」

俺の言葉に力強く足蹴にしていたジョーカーから足を話すフローラ。原作のジョーカーに惚れている設定はどうやらなかったようだ。

 「でもでも姉さん。私達はあくまでカムイ様達に仕えていましたから、突然仕える対象が増えても困るだけですよぉ」

フェリシアの言葉にやれやれとばかりに首を振るフローラ。

 「いいよく聞きなさい愚妹。聖母・ミコト様によって召喚士様はカムイ様達のお兄様になられました。そしてもし私が召喚士様と結婚した場合は私はカムイ様達の義の姉になります。必然的に私の実妹である貴方の立場はどうなるかしら……?」

 「……私がカムイ様達のお姉さんか妹になれる!?」

 「その通りよ」

 「お前らは何を言っているんだ」

突然、訳のわからない理論を展開したフローラと、それが名案とばかりに顔を輝かせるフェリシア。こいつらのカムイファミリーに対する忠誠心の高さはなんなんだ。

 「召喚士さん!! ぜひとも姉さんをもらってください!! かなり面倒な性格で鬼みたいですけど尽くすタイプですよ!!」

 「落ち着きなさい、フェリシア。本命から攻めてもダメよ。まずすべきなのは召喚士様の養母となられた聖母・ミコト様に好印象を与えることです」

 「なるほど!! それじゃあ敏腕メイドフェリシアの腕前を見せますよぉ!!」

そしてノリノリでカムイファミリーに走っていくフェリシア。そして俺に一礼してから優雅に立ち去るフローラ。残されたのは口を挟む余裕もなかった俺と、死んでいるジョーカー。

 「ジョーカー。今度ヘクトルとかエリウッドとかと呑む時来るか?」

 「……ああ。参加させてもらう」

ちょっとだけこのピクニックでジョーカーとの距離が縮まったのだった。

 




フローラ
カムイファミリー家臣筆頭(恐怖的な意味で)。虎視眈々と召喚士の嫁の座を狙う。ピクニックフローラは引けたんですけど攻撃↑HP↓個体で攻撃力58、HP40って強すぎませんか?

フェリシア&ジョーカー
フローラの下で今日も強制労働。報酬はカムイファミリーと会話できる権利である。

ミコト
カムイファミリー家臣団にとっての聖母。

カムイファミリー
SATUBATUとした我がヴァイス・ブレイブで数少ないノンビリファミリー。今日も(フェリシアとジョーカーの犠牲の上に)平和に過ごしている。



そんな感じでピクニックフローラを引けたのでカムイファミリーwith召喚士ピクニック編でした。ついでにツイッターに来ていた『カムイファミリー家臣団はミコトマッマのことどう思ってるん?(意訳)』のお題も消化していくスタイル。

ピクニックフローラが強すぎてドン引きですわ。近距離反撃が欲しいけど予備のロリコンがいないんですよねぇ。
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