とんがりボウシとエリカのちょっと不思議な!?魔法学校生活   作:リアフィリア

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大きなタンスと鐘の音

「な、なんで手のひらサイズからこんなに大きいタンスが?」

それから後ろで待っているテツさんに気がつくと、振り返り、「遅れてごめんなさい!」と謝る。

「いや、別に俺はいいんだけどよ…ところでそれ、動かせそうか?」

テツさんに言われてタンスを見上げるが、どう考えてもあたしには動かせそうにない。

 

フルフルと首を振ったら、テツさんが次の指示を出してくれた。

「じゃあそのタンスに近づいて、両手でゆっくりと押してみろ。そうすれば動くはずだ」

テツさんの言う通りにタンスの前に立って、両手で恐る恐るタンスを押す。

すると、ズズ…ズズズ…と音がして僅かだがタンスが動き始めた。

「わぁ、動いた!あたしの力でも動くんだ…」

 

 

 

 

 

その後、なんとかタンスを端に移動させて、休憩していると、「疲れているところ悪いが、これからすぐ恋人岬に行く。距離は、しばらく歩いていたらつく程度だ」と次にやるべき事を言われる。

「了解です。あ、さっきはありがとうございました」とお礼も兼ねてぶかぶかと頭をさげると「あぁ、別にあれくらいのことは構わねぇ。むしろ驚くなって方が難しいだろうよ。さ、そろそろいくぞ」と言い終わる頃には、既にスタスタと先を歩いていた。

メモ追加。テツさん:寮の管理人で、ちょっと怖い。見た目は怖いけど、根はかなり優しい。

 

そして恋人岬に行く途中、テツさんに色々と教えてもらった。

この世界の家具は見た目ではわからないが、人間界の物よりはすこしだけ軽いこと、また、軽いのでお年寄りや子供など力のない人々でも、楽に動かせるようになっていること等々…

その話を聞いているうち、だからさっきそれほど力を入れなくても動いたのか、と納得した。

 

 

話を聞いているうちに、いつの間にか恋人岬についたらしい。岬に続く階段を登ると、リンゴーンと鐘の音が聞こえてきた。

不思議に思って周りを見渡たしてみると、岬の奥に鐘があり、その鐘が音を出していた。

とても澄んだ綺麗な音で、思わず聴き惚れていたら、あたしを呼ぶテツさんの声が聞こえてきた。

テツさんの傍にいくと、いつの間にかテツさんと一緒に居た人がテツさんに聞く。

「…新入りか?」

その口調からして、物静かな人なのかなぁと思う。

「あぁ。エリカだ。エリカ、俺はここで待っているから、ここからは一人でお城まで行って大臣に話を聞いてくれ。くれぐれも失礼の無いようにな」

こくんと、大きく頷く。…でも、お城ってどういうこと?

「一人って言うが、俺もいるんだが…まぁいい、乗ってくれ」

彼に言われて、恐る恐る後ろに乗る。あたし高いところ怖くて苦手なんだけど、大丈夫かなぁ…?

「…出発するぞ」

彼が言い終わる前には、もう既にテツさんはほとんど見えなくなっていた。流れていく景色の速さから考えて、どうやらかなりハイスピードで走っているみたい。うぅ、怖いよ…

 




えーっと、ここで書いておいてあれなんですけど、本編だとタンスのやりとりはほぼないです。
貰うやつはここに書いてあるのと同じですが、ゲームでは“貰って→部屋に入って(入らなくてもOK)→恋人岬へ”というパターンになります。

エリカの心境については、私が色々遊んでいて思ったことを書いてみました。知らない人が実際にあれを見たら、ものすごい驚くだろうなぁと。あ、なので家具のアレコレもこの話限定です。ゲームだとどうなるのかは全然わかりませんが(笑)

恋人岬はその名の通りデートスポットで有名な場所で、恋人とか親友の告白や、転校の相談をされる時に呼び出されることが多いです。
ちなみに恋人や親友と遊びに来るとイベントが発生するようですが、私はほぼ見たことがありません…
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