とんがりボウシとエリカのちょっと不思議な!?魔法学校生活 作:リアフィリア
「さようですぞ。最近この町に大きなショッピングモールが出来ましてな。生徒達はそこでお店を開いているのですぞ」
ってことは、もう既に開いている人がいるんだ。後で行ってみよっと。
「さて、エリカの理想のお店は一体どういった感じですかな?」
うーん、理想かぁ。色々とあるけれど、とりあえず…
「あたしの理想は、人々に笑顔と癒しを与えられるお店です!」
まずはこれかな。どんなお店にしてもやっぱり笑顔になって貰えることが大切だしね。
「ふむふむ、なるほど。なら、飲食店などはいかかですかな?」
飲食店…かぁ。興味はあるけれど、なんか違うんだよね。
「では…洋服屋などはいかかですかな?」
あ、それならいいかも!自分で洋服を作って売るなんて、なんだか楽しそう!!
「それでは、すぐに手配をしておきますぞ。陛下からは何か…」
王様が大臣に耳打ちすると「おぉ!陛下からエリカに何か申すことがあるようですぞ」と大臣があたしに伝える。
なんだろう…?今まで無言と無表情だったし、ワクワクするなぁ。って思って待っていたら、なんと…
「…頑張るのだぞ!」
え、これだけ…?ちょっと期待とは違うけれど、あたしの為に言ってくれたんだし、感謝しなきゃ。
「なんとありがたきお言葉!この言葉を胸に、きちんと頑張るのですぞ。ところで…ひめさまは先程からそこで何をしているのですかな?」
大臣の言葉につられて壁際を見ると、そこにはかわいらしい女の子。
王様の年頃からして、妹なのかな?
「だって、お城に客人が来たと聞いて、どんな人か気になったんですもの」
と言いながら、あたしの方に近づいて来る。近くで見てもかわいい。モデルとか子役になれそう。
「確か、エリカと言いましたわよね?エリカは、ファッションとか、そういったおしゃれに興味はありますの?」
おしゃれ!?好き、大好きです!
あたしの言葉を聞くと、姫様は満足そうに微笑む。
「やっぱりですわ。先程、大臣から洋服という言葉を聞いてはしゃいでいましたものね」
げ…あれ、見られてたんだ。一応控えめにはしたつもりだったんだけど、すっかりバレてる。
「それで、わらわからもお願いがありますの。実は、この町をおしゃれにしてほしいんですの」
町をオシャレに?またまた難しそうなことを頼まれたぞ…
「ひめさま!いくらなんでもそのお願いは…」なんて大臣が止めようとするけど、姫様は「大臣は黙っていてですの!これはわらわの頼みなのですから」と言ってあっさりかわす。
「えっと、話がそれてしまいましたわね。どうやらこの町にはおしゃれに興味がある人が少ないみたいなんですの。そこで、エリカに町の人々をおしゃれにして頂きたいのですわ。お願い出来ますの?」
それはもちろん…
「任せてください!どこまで出来るのかはわからないけれど、頑張ります」
あたしの前向きな返答に姫様はにっこりと微笑むと、部屋に戻っていった。
ゲームではお店を開いてのんびり営業ではなく、強制的に持たされます。
道端で拾った花とかも売ることが出来るので、お小遣い稼ぎにはいいのですが…(実際は勉学よりも経営優先で、授業はほぼ自由参加。まぁその辺りは後々)
同じく姫様のファッション活動も強制的にOKされますが、こちらはそんな大臣みたいに勉学より優先ではないと思います。適当に洋服とか買ってクラスメイトにいい感じに着せておけば大丈夫です(言い方が酷い)