High Scale D×D   作:クフフのナッポー

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〜ナレーション〜
駒王学園に在学する兵藤永人は医者を志す多重人格者である
ライザー陣営とは質と量が劣る中、奮闘する永人達であったがイッセーの卑劣な技の前に一同呆然としてしまう
そんな中、ゲームは終盤を迎えようとした

この後、ゾンビとエグゼイド名物の『アレ』が登場します


Dangerousなライダー

イッセー卑劣な技を繰り出した後、我に戻った一同は再び戦闘を始めた

祐斗は向こうの騎士(ナイト)と一騎打ちを再開したが祐斗の優勢で決着がつきそうだった。一方レーザーは1対4(本当は1対5なのだが、レイヴェルは宣言通り戦う気が無さそうなので除外)ととても不利な状況となっていた。イッセーはレーザーを(騙されたことを根に持ってる為嫌そうだが)援護しようとするが次の瞬間、

「リアス・グレモリー様の女王(クイーン)一名、リタイヤ」

 

っとアナウンスが響き、更に旧校舎と祐斗と戦っていた騎士が爆破された

「リアス・グレモリー様の騎士一名、リタイヤ」

 

立て続けの味方のリタイアに混乱する中イッセーが声を荒だてた

「爆発?一体なんで?」

イッセーが驚いているとレイヴェルが答えた

 

「そちらの騎士の爆発はここにいる私たちのクイーンによるものですわ

そして、恐らく旧校舎の方は兄様が直接攻めに行ったのでしょうね

ゲームが始まる前には直ぐに終わるとか高を括っていたので、思っていたより時間が長引いた事に苛立って自分から攻めに行ったのでしょうね。」

彼女は冷静に答えてるが彼女の顔は呆れているように見え、レーザー(とその他の人格達)は改めて彼女に共感を感じた

 

しかし、状況は最悪な物になってしまった。それぞれ王を除いてこちらは2人に対し向こうはレイヴェルを除いても5人と圧倒的に不利な状況であった。しかも一番避けたかった(キング)同士の戦闘に持ち込まれた以上、こちらはもう後はなかった

「俺がここを受け持つからあんたは部長さんを助けに行け。言っとくがここで文句言うな。言いたきゃこの状況を打開する策を思いついてから言ってくれ。」

 

レーザーの提案にイッセーは何か言いたそうな顔をして、リアスの元へ向かった。敵は余裕ゆえなのかそれを見逃した

レーザーは兄がいなくなったのを見終わり愚痴るように喋った

「あーあ、これで邪魔な兄がいなくなってようやく戦いやすくなるな」

レーザーの発言にレイヴェルが驚いた

 

「貴方はまだ勝つ気でいるのですか⁉︎悪い事は言いません、もう諦めるべきです。

そうすればこちらも貴方を攻撃はしません。無抵抗な相手を攻撃する気は全くありませんし、貴方とはその…色々と(面倒な兄を持っている点が)似ている気がしますので……」

レイヴェルから降伏するように言われたレーザーだったがそれを断った

 

「気持ちは有り難いけど、自分は1度乗ったレースからは降りない主義でね。さぁて、 ノリノリで行くぜ!」

〈貴利矢、このままでは不利だ。俺のメス()を使え〉

飛彩からガシャコンソードを受け取ったレーザーは弓の形をした武器『ガシャコンスパロー』も手にして敵と交戦をはじめた

 

まず和服の僧侶に向かってガシャコンスパローによる狙撃を行ないつつガシャコンソードを氷モードにして騎士に接近した。その隙に猫耳が生えている2人の兵士が接近してきたが、これにはスパローで牽制して接近を阻止した

「全く人気者は辛いねって、アブね!」

 

レーザーが4人を上手く捌いていると上空の女王が攻撃を仕掛けて来た

「人間ごときが私のことを忘れないで貰おうか」

 

女王はとても不機嫌そうにそう言ったが、レーザーからしたら知ったことではなかった

「そうかいそうかい、そりゃ悪うございましたと

でも、こっちも時間をかけてはいられないんでね!」『発光!』

 

レーザーは近くにあった『発光』のアイテムで敵の目を眩まし、その隙にスパローにギリギリチャンバラを、ソードにタドルクエストのガシャットをそれぞれ挿し込んだ

『ガシャット!キメワザ!TADDLE GIRI GIRI CRITICAL FINISH!』

 

氷モードのソードから強烈な冷気が発生し敵の足を凍らせ、その後スパローからの矢の雨が敵全体に降り注いぎ、5人全員をリタイアさせた

レイヴェルはその光景を見て呆然としていた。

1対5、それも人間対悪魔と言う絶望的な状況でこうも簡単に逆転されるとは思ってもいなかったからだ。そんなレイヴェルの心境を察したのかレーザーが声をかけた

「どうだいお嬢さん、人間ってのは確かにあんたら悪魔みたいな超常的な力を持っていないのが殆どだけどな、その分知恵や培った技術で生きて来たんだぜッ⁉︎」

「ど、どうしたのですか?急に苦しそうにして!」

 

レーザーの様子が急変したことに驚いたレイヴェルだったが少しするとレーザーの雰囲気が変わり、手には紫のガシャット(プロトマイティ)黒のガシャット(プロトジェットコンバット)を握っていた

「心配するな、私たちは多重人格者と言う奴でな。さっきまでの人格と交代してもらったのさ。ちなみに今の私はゲンムとでも呼んでくれ(本当は無理矢理変わったのだがな…)」

「ちょっと!最後の小言しっかり聞こえていましたよ!何故無理矢理変わったのですか⁉︎」

レイヴェルが怒るとゲンムが声をあげた

 

「何故無理矢理変わったかだと?

その答えはただ1つ!君の兄を倒すためだ!」

そう言うとゲンムはレベル0になり、リアス達がいる屋上に向かって飛んで行った。レイヴェルは目を丸くしてその光景を見た

「何なのあの方は?とりあえず私も向こうに行かなくては!」

 

 

 

リアス&イッセー対ライザーは、まさかのイッセーの神器である『赤龍帝の籠手(ブースデッド・ギア)』の『譲渡』能力の覚醒及び一時的な禁手(バランスブレイカー)によってリアス側の優勢であった。しかし禁手が解除されるとイッセーは仕返しと言わんばかりにライザーにボコボコにされてしまい、このままでは最悪命の保証が無い状況であった

(このままリタイアするしか無い……)

リアスが諦めようとしたその時衝撃的なアナウンスが聞こえた

「ライザー・フェニックス様の女王1名・僧侶1名・騎士1名・兵士2名リタイア」

「な、何!俺の眷族がレイヴェル除いて全滅?

まさかリアス、君は10日間の内に新しく眷族を補充していたのか?」

 

ライザーが驚いてるのに対し、リアスの心には活力が湧いて来ていた。

(永人が…本来なら無関係な永人が頑張ってくれている。それなのに自分が諦めてどうするの!

ライザーはさっきのイッセーとの攻撃のおかげでかなり消耗している。今がチャンスよ!)

「それは違うわよライザー。これは貴方がペット呼ばわりした人間の…永人によるものよ!

どうやら貴方は人間が持つ可能性を軽視しすぎたようね」

リアスの強気な笑みにライザーはたじろぐ

 

「馬鹿な!人間ごときが悪魔に勝てる訳が「それが勝てるのだよ、これがな!」だ、誰だ!どこから声が?」

「私はここ()だ!」

空を飛んでいるゲンムはライザーにガトリングを連射して着地した。ライザーはゲンムを睨みつけた

 

「貴様が俺の眷族を無茶苦茶にしたのは、よくも俺の眷族を……許せん!この俺が焼き殺してやる!」

ライザーは(身勝手な)怒りに身を任せ、体から炎を噴き出した。ちなみにその様子を見たレイヴェルは思わず頭を抱えた。何故ならライザーが言ってることは自分勝手にも程があるからだ。

これはレーティングゲーム、貴族悪魔に同士による決闘なのだ。当然怪我は付き物だ

「何を言っている、私はルールにのっとって敵を倒しただけに過ぎない

 

全く、悪魔と言う存在は誰も彼も『自分が良くて相手はダメ』な我が儘しかいないか…まぁいい、ライザー・フェニックス。君は不死なんだよな?」

ゲンムの質問にライザーは笑いながら答えた

 

「そうだ!不死である俺を人間であるお前ごときじゃ倒せないんだよ!」

ライザーの答えにゲンムは嬉しそうな声を出し、白いガシャットを取り出し起動した

 

「そうか…ならちょうど良い。このガシャットの試運転兼完成の為のデータを取らせてもらうぞ!」

『DANGEROUS ZOMBIE!』

ゲンムはプロトガシャットと今起動したガシャットを取り替えた

 

「見るが良い!これが新たなる私の力、レベル10だ!グレード10(テン)!」

『ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティーアクショーンX!!

アガッチャ!デンジャー!デンジャー!デス・ザ・クライシス!デンジャラスゾンビ!!』

 

レベルアップしたゲンムの姿を一言で言えばまさにゾンビだった

白骨化した死体を想像させる白と黒のツートンカラーで統一されたボディに、彼の独特の動きも合わさってゾンビらしさがより出ていた

「これで私も君と同じ不死身の存在になった。不死身同士、やり合おうではないか!」

 

自信満々に言うゲンムに対しライザーは大笑いし、そして怒った

「ハハハ!俺と同じ不死身の存在だと?人間の分際で偉そうな口を聞くな!」

ライザーは怒りに身を任せ、自身の体と同じぐらいの大きさの炎をゲンムにぶつけた。ゲンムは避けずに直撃しそのまま燃え尽きてしまった

 

知人の死。その光景を見たリアスはショックを受け、ゲンムを倒したライザーは勝ち誇る様に笑った。一方レイヴェルはあっさりやられたゲンムに対し違和感を感じていた

「(先程のあの自信に満ちた様子でこうもあっさりやられるのは変ですわ。もしや何か秘策が…って)あれは何なのです⁉︎」

レイヴェルが驚いて指を指すと、そこにはカラフルなネオンで『continue』と書かれてる土管が出現し、そこからゲンムが勢い良く飛び出して来た

あまりにも予想外の展開に一同目を丸くする中、ゲンムは復活したのであった

 

「驚いたかね?これこそが『デンジャラスゾンビ』の能力である不死身の力だ!

と言っても開発途中だからこの様に少々不細工な形ではあるがな」

 

ゲンムが説明する中ライザーは焦っていた。リアス(+イッセー)との戦いで彼は体力と魔力をかなり消耗しており、先程の炎は彼が現状出せる最大火力に等しくそれを受けても平気なゲンムは今の自分にとってかなり脅威であった。ライザーは速やかにゲンムを倒すことに決め、炎をゲンムに浴びせ続けた

「何度攻撃しても私は、不滅だァァァァ!」

 

ライザーの攻撃を受けてはゲンムが復活すると言うイタチごっこの様な状況だが、既に消耗しているライザーにとって最悪な状況であり少しずつ火力が弱まっていった

ゲンムがゆうに20回以上復活した頃にはライザーの息はかなり荒くなっていた

 

「そろそろ限界の様だな。ここで私が引導を渡してやろう」

「ふ、ふざけるな……俺が人間ごときに…ま、負ける訳が………」

 

そう言うとゲンムはデンジャラスゾンビガシャットをホルダーにセットし必殺技を発動した

『ガシャット!キメワザ!DANGEROUS CRITICAL STRIKE!』

上空に高くジャンプしたゲンムはその場で回転しそのままライザーにキックした

その時ライザーは「この婚姻は悪魔にとって重要」だの「お前が望む物をやる」などと命乞いをしてたが、為すすべもなくそのままキックを食らったのであった

「ライザー・フェニックス様のリタイアを確認。この勝負リアス・グレモリー様の勝利です」

こうしてリアスとライザーの婚約をかけた戦いはリアスの勝ち…つまり婚約破棄となった

 

そんな中、リアスの兄で現魔王のサーゼクス・ルシファーはゲンムとレーザーの戦闘映像を見ていた

「よもやリアスの近くにこの様な力を持つ者がいるとは……是非とも欲しいな」

その目はまるで彼らの価値を値踏みしている様であった

 

しかし、この時点では誰も知らなかった。永人とその人格である飛彩、大我、貴利矢、黎斗の4人は悪魔を始め他種族には転生できないことを。あのフードの男を除いて

 

「レーティングゲームはリアス・グレモリーの勝ちで決まったか…まぁ負けたとしてもサーゼクス(公私混合の三流魔王)のことだ、難癖つけて婚約を有耶無耶にする筈だ。

セラフォルーと言いあのクズ(サーゼクス)と言い、どうして悪魔はあの様な馬鹿どもに統治者をさせているのだ?」

 

男は呆れながらぼやいた。

彼からしたらサーゼクスを始め現魔王達は背がデカイ子供同然だった。公務をサボったり、公私混合は当たり前。さらに自分たちが作った悪魔の駒によって生じるはぐれ悪魔の多発や転生悪魔達の不当な扱いに対して口先ばかりで何も行動していない始末。彼らは力に物を言わせて反発意見を抑えてはいるが、これが人間の政治家だったら直ぐにマスコミ等にバッシングされてるだろう

「近いうちに私も動くとするか…永人君達は私のおかげで悪魔等の他種族には転生できんが、あのクズ(サーゼクス)のことだ。『君は我々に害を及ぼす危険がある。すまんが悪魔の未来のために死んでくれ』等言う恐れがあるからな」

そう言うと彼はゲーマドライバーと紺色のライダーガシャットをとりだしていた




本来デンジャラスゾンビはオリジンを使わないとゲーマドライバーで使えませんがこの作品では開発途中だから使えると言う設定です。その代わり復活はその場では無く一旦消えてからのコンティニュー土管で復活です

ライザーのことを悪く書いてしまいましたが、正直言うとライザーって権力があるイッセー(ある程度モラルは持っている)って感じなんですよね。まぁそれと同時にイッセーによってトラウマを植え付けらえて引きこもりにされたり、妹や眷族数名は恨むどころかチョロインやファンになってる始末で被害者とも言えるんですけどね
そしてサーゼクス、と言うか魔王全員ですけど二世議員みたいな感じと言うか…某日曜日のたわけ程ではありませんが問題児にしようと思っています

次回からは3巻になりますが、ここらで少し物語を大きく動かしたいと思っています
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