High Scale D×D   作:クフフのナッポー

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駒王学園に在学する兵藤永人は医者を志す多重人格者である
ライザーとのレーティングゲームも終わり平穏な生活に戻った永人
そんな中、彼はこの街を拠点としているもう1人の上級悪魔と出会うのだった


第3巻『月光校庭のエクスカリバー』
もう1人のDevil


ライザーとのレーティングゲームに勝利したことでリアスはライザーとの婚約を破棄することができた

オカルト研究部一同はそのことの喜ぶが永人は「部長のご両親やフェニックス家の皆さんは本当に納得してるのか?」と疑問に思っていたが、リアス曰く「一応納得してくれてるが、親戚各位には迷惑をかけたので夏休みには里帰りを兼ねて色々と挨拶しに行く」とのことであった

そして驚くべきことに何とリアスが兵藤家の居候することになった。何でも特別な力を持つ永人と赤龍帝であるイッセーの警護をする為だと言う。これに対しイッセーはリアスの婚約破棄以上に喜んだのは言うまでもない

 

そんな慌ただしい中、永人達は再びフードの男の元に来ていた。男の話は教会が持つあの伝説の剣エクスカリバーについてであった

 

「かつて悪魔、堕天使、天使達三大勢力による戦争…と当事者達は言ってるが私からすれば所詮聖書に書かれた存在達の内輪揉めではあるが……まぁその戦争時に教会が持っていたエクスカリバーは折れて今では7本の剣になっているそうだ」

男が淡々と説明するが、大きな疑問が1つあった

 

「ちょっと待て、エクスカリバーはアーサー王が死ぬ間際に円卓の騎士の1人であるベディヴィエールによって本来の持ち主である湖の巫女に返したのでは無かったか?

だとしたら教会が持っているのはおかしな話だ」

飛彩が代表して質問したが、まさにその通りであった。本来エクスカリバーはこの世界には存在しないはずの剣であるのにも関わらず教会が持っているのは矛盾しているからだ

 

「さすがだ飛彩君、君の言う通りおかしな話だ。

教会が持つエクスカリバー、あれは教会が最強と謳われる聖剣を持っていないのは体裁が保てないから作った贋作だ。

現在のエクスカリバーはパワー特化の破壊(デストラクション)、姿形を自在に変えられる擬態(ミミック)、スピード特化の天閃(ラピッドリィ)、幻術を使える夢幻(ナイトメア)、透明になれる透明(トランスペアレンシー)、聖なる力を操る祝福(ブレッシング)、あらゆる物を自在に操ることができる支配(ルーラー)の7本に別れており、折れる前はこの全ての力を持つ言わば「ぼくのかんがえたさいきょうのせいけん」と言う奴だ」

男の説明に一同は思わず笑ってしまった。真面目なこの男からそんなセリフが聞こえるとは思ってもみなかったからだ

しかし、フードの男が少し笑ってからまた真面目な雰囲気を出したので永人達も真面目に話を聞き始めた

 

「この様にエクスカリバーは7本になっているが全ての人間が使える訳ではない。聖剣を使うためには『特別な因子』が必要でな、それは一部の人間しか生まれつき持っていないのだ」

「それじゃ聖剣を使える人はかなり少ないってことですか?」

永人が質問すると男は首を縦に振った

 

「確かに少ない。が教会はその因子を持つ者達を殺して因子を抽出、凝縮することで後天的な聖剣使いを生み出しているのだ

この方法を立案した者は教会から追放されてるが、実験は今も続いている。最も因子を持つ者達を殺さない様にはしてるらしいがな」

男の話を聞いて永人達の気持ちは1つになった。それは人を虫の様に殺す教会に対する怒りだ

 

「君達の怒りは私にも分かる。全く聖書陣営はどいつもこいつも無能ばかりで腹が立つ。

現在の悪魔の代表は公私混合は当たり前な上に仕事をサボってばかりで、しかも今だに人間は自分達に勝てないと高を括ってる

堕天使のトップアザゼルは周りの被害を考えず研究ばかりしているマッドサイエンティストだが…こいつはまだ人間に対して友好的だ

しかし、教会のトップミカエルはあたかも『聖書を信じる自分達は正義!それを信じぬ者は悪!』と言わんばかりのサイコパスだ」

男は相当聖書陣営を嫌っているのか、各陣営のトップをボロクソ言った後、落ち着き今回の話をお開きにした

 

 

 

エクスカリバーについての説明があったその翌日、永人は日直の仕事があったので部活に遅れて到着すると何故か生徒会の面々が部室にいたのであった

「お前は兵藤弟!兄と同様に悪い噂が絶えないクズなお前がなんでこんな場所にいr「サジ、初対面の人に失礼ですよ。いい加減にしなさい」か、会長……」

部室に入ると同時に今年度から生徒会のメンバーになった同級生の匙 元士郎が永人に対し罵声を飛ばすが、生徒会長の支取 蒼那が止めに入った

状況を飲み込め無い永人に対しリアスが説明をする

 

「永人、ソーナは私と同じ純血の上級悪魔で本名は『ソーナ・シトリー』って言うのよ。私達は普段は互いの行動に干渉しない様にしてるの

ちなみに生徒会のメンバーは彼女の眷族よ」

「改めて、ソーナ・シトリーと申します。今日はお互い新しい下僕悪魔の顔合わせに来ました

今後ともよろしくお願いしますね。それと兵藤永人君、先程はサジが大変失礼しました。眷族を代表して謝罪するわ」

とリアス達に挨拶をした後、ソーナは永人に対して頭を下げた。これに対してサジとまさかのイッセーも反応した

 

「何やってんですか会長!そいつは兄と肩を並べるクズですよ!そんな奴に頭を下げる必要なんてありませんよ!」

「そうっすよ!悪いのは全部俺の弟なんですから気にしないで下さい!おい永人!今すぐ会長にあやま「いい加減にしろよ、このど阿呆!」⁉︎」

イッセーとサジが永人を攻めると大我に人格が変わっており、サジとイッセーに対して殺気を飛ばしており、手にはドライバーとガシャットが握られており、いつでも戦闘できる状態であった

 

「さっきから永人の中で黙って聞いていりゃ、初対面のくせにこっちをボロクソ言いやがって、今は身内だけだから問題無いがこれが公の場だったらどうなってる?

お前らの行動が自分達の主人の顔や家に泥を塗ることになるぞ!それぐらい高校生なら分かるだろ」

大我の指摘にイッセーとサジは黙り互いに自分達の主人を見ると、2人とも目に見えて怒っていることが伺えた

 

「サジ、後でお説教です。

本当にすみません、えーと……「今の俺の名は大我だ」大我さん。サジには私からしっかり言っておきますので、誠に勝手ですが彼らを許してくれませんか?」

先程より深く頭を下げるソーナを見て大我はため息をついて許すことにした

 

「ま、あんたがそこまで言うなら水に流してやるが…今後は気をつけた方が良いぜ。

主人に忠誠を誓っているのは素晴らしいが、忠誠心が高すぎるのは返って自分の首を締めることになるからな。

ところでリアス・グレモリー、この後予定があるなら俺らは帰っていいか?流石に俺がいたら空気が悪いだろ」

「この後は、サジとイッセーの使い魔を探すことにしているのだけど…そうね、確かに貴方が同行してもつまらないと思うから帰っても大丈夫よ。それとイッセーが大変失礼をしたわね、ごめんなさい」

リアスもソーナと同じ様に頭を下げると、側でイッセーが何か言いたげだったが先程叱られたばかりだからか大人しくしてた

 

その後、永人達は帰宅し先に帰っていたアーシアとともに勉強したりゲームをして遊び、イッセー達は使い魔を探しに行ったが結局捕まえられなかったそうだった

また、後日サジが永人に暴言を吐いたことを心が篭った土下座をして謝罪し、永人達もそれでサジを許したのであった

 




一応フォローしますと、サジはイッセーのせいで生まれた永人の悪い噂を鵜呑みしていたので態度が悪くなっていました
その後、ソーナから彼女が分かる範囲で永人の普段の生活態度や先日のレーティングゲームのことを話し、サジ自身も噂を鵜呑みし、暴言を吐いたこともしっかり反省し土下座しました
イッセーは相変わらずです

次回、聖剣使いと戦います
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