ある日生徒会のメンバーも悪魔だと知った永人
生徒会の匙 元士郎と衝突してしまうが、その後彼から謝罪を受けた永人だったが、この街で恐ろしい事件が起ころうとしているとはまだ誰も気づいていなかったのであった
アーシア、バイト始めました。そして、エクソシストと戦います
匙から見事な土下座を貰って数日後永人はバイト先の多国籍料理店『クスクシエ』で接客のバイトしていた
しかし今日はもう1人バイトに来ていた
「アーシアちゃん、これあっちのテーブルにお願いね!」
「はい!
そう兵藤家で居候しているアーシアだった
以前から真面目なアーシアは世話になっている兵藤家に恩返しがしたいと家事を手伝ったりしている。また社会勉強と称してバイトを始めようとしてクラスの友達にバイト先を紹介して貰っていたのだ。しかし、いくら紹介があっても現代社会におけるアーシアはいわゆる世間知らずな少女であり、なかなかバイト先が見つからなかったのであった。
そこで永人のバイト先であるこのクスクシエにアーシアを紹介したところ店長である
店長の知世子は旅好きで様々な国を旅してきたからか、懐が広く彼女が怪我をした際に思わずアーシアが神器を使って治しても怖がるどころか
「世界には色んな人がいるから。アーシアちゃんが私の怪我を一瞬で直しても別に驚くことじゃ無いわ。むしろ感謝でいっぱいよ」
と平然と受け入れたのであった。ちなみに今日はウェスタンフェアと称し店員全員がカウボーイの様なアメリカの開拓時代コスプレをしている
そしてバイトも終わり2人が家に帰るとイッセーとリアスが真剣な表情をしていた
「あのー部長どうしたんですか?」
永人が質問するとリアスが口をひらいた
「さっきまでこの家に聖剣を持ったエクソシストが2人いたの。何でも片方はイッセーの幼馴染らしくてこの街に来る用事があったから顔を見に来たらしいの。
それに今日ソーナから『教会から派遣されたエクソシスト2人が明日この街を拠点にしている悪魔に話がある』って連絡があって、多分その子達だと思うわ」
リアスの言ったことに2人共(特にアーシアが)驚いた。何故ならエクソシスト、延いては教会は悪魔とは対立関係の存在だ。向こうからこちらにコンタクトを取るという事は十中八九良からぬ事が起きる前触れだ
「貴方達が言いたい事は分かっているわ、でも向こうのイタズラに攻撃をする程馬鹿では無いわ。
それで貴方達も明日は部活に来てくれるかしら?万が一貴方達にも危険が及ぶ様な事態だったら知っておいた方が良いわ。っと言ってもアーシア貴方は嫌なら来なくても良いわ。貴方も教会の人間に会うのは怖いでしょう?」
リアスの発言にアーシアは考え込むが直ぐに顔を上げた
「私も参加します。確かに怖いですが逃げてばかりいても何も変わりませんから!」
そう強く言うアーシアを見てリアスは安心した様な顔をしたのであった
そして迎えた翌日の放課後、張り詰めた雰囲気のオカルト研究部の元の2人のエクソシストが訪れた
「失礼する、私はカトリックから派遣されたゼノヴィア。こちらはプロテスタントから派遣された紫藤イリナだ
今日は忙しい中時間を割いてくれたことに感謝する」
「初めまして、私がこの街を拠点にしているリアス・グレモリーよ」
こうしてリアスとエクソシスト2人の対談が始まった
話の内容はリアスの想像を超えた物であった
かの戦争を生き残った堕天使の幹部『コカビエル』教会から3本のエクスカリバーを強奪しこの駒王学園に潜伏しているとのことだった。リアス自身、厄介ごとが起こるとは予測していたがまさかこれ程の大事件が起こるとは思いもせず驚くだけであった。リアスは混乱する頭を何とか落ち着かせ何故コカビエルがこの街に潜伏しているかを考えた
「ひょっとしてコカビエルは魔王様の身内である私やソーナを人質にして魔王様の命を狙っているのかしら?
コカビエルが聖剣、それもエクスカリバーで魔王様が殺害されたとなればこちらも堕天使と教会に対して其れ相応の行動をするのは確実だわ」
「その意見には私も同意だ。コカビエルは戦闘狂だと聞く、恐らく長年の冷戦状態に痺れを切らして事に及んだと考えると不思議では無い」
リアスの予想にゼノヴィアも同意見だった。そしてゼノヴィアが口を開いた
「そこでだ、君たちにお願い…いや注文と言うべきか
今回のエクスカリバーの争奪には君達悪魔には関与しないで貰いたい。無論私達も君たちには関与しないと約束しよう。ま、正当防衛の場合はその限りでは無いがな」
ゼノヴィアの言い分にリアスは不機嫌そうになるが、じっと堪えた
「私達がコカビエルと協力する可能性を懸念してるのね?確かに向こうがエクスカリバーを手土産に亡命する、何てあり得ないけど一応警戒しておくには越した事はないわね。
分かったわ。そちらの要求は受けるわ。ただしさっき貴方が言った様に正当防衛はするけどね」
リアスがそう言うとゼノヴィアはフッと少し笑い、ずっと喋っていなかったイリナは緊張がほぐれたからか大きなため息をして脱力した
その様子を見てリアスもリラックスして紅茶を飲んだ
「貴方達も一杯どう?味は保証するわよ」
「いや結構だ。それより先ほどから気になる点が3つあってな……」
そう言うとゼノヴィアは自分を睨みつけている祐斗、不安そうにこちらを見ているアーシア、そして腕を組んで話を聞いていた永人の順に視線を向けて再びアーシアの元に視線を向けた
「まさかここで『魔女』のアーシア・アルジェントか?よもや悪魔の元で暮らしているとは思っても見なかったぞ」
『魔女』それはアーシアが悪魔を癒してしまったからつけられた名だった。ゼノヴィアとイリナはアーシアに近づいた
「へ〜驚いたはまさか元聖女の魔女がこんなとこにいるなんて。あ、でも安心して貴方がここにいることを私は上に報告したりしないわ。
明るく接するイリナに対しゼノヴィアは真逆の態度だった
「アーシア・アルジェント、君はまだ我らが主を信じているな?」
「はい、そうです」
ゼノヴィアの問いにアーシアは視線をゼノヴィアからそらさずに答えた。破門されたアーシアが未だに自分たちの神を信じている。その事実が気に入らないのかゼノヴィアは背中に背負っている聖剣をアーシアに向けようとするが、永人がその手を掴んだ
「さっきから普通の人間がいると思って疑問に感じていたが…邪魔をしないでくれるか、今からこの恥知らずの魔女に私が鉄槌を下すんだ」
ゼノヴィアが永人の手を振り解こうとするが永人は手の力を緩めなかった
「貴方、さっき自分で言いましたよね?『今回の事件に関与するな。その代わりに自分たちもそちら側には関与しない。ただし正当防衛はその限りでは無い』って
そう言って舌の根も乾かない内に『
永人の躊躇しない言い方にゼノヴィアも怒りを露わにする
「貴様、私を侮辱する気か!」
「自分で自分の顔に泥を塗ってる奴にそんなことを言う資格はないと思うよ、僕は」
永人とゼノヴィアが睨み合ってると祐斗が間に入って来た。しかし顔は相変わらずゼノヴィアを…正確には彼女の剣を睨んでいた
3人の間で嫌悪な雰囲気が漂う中イリナの機転でゼノヴィアと永人、イリナと祐斗がそれぞれ決闘することになった
「我らが神を侮辱した罪、高くつくぞ!」
「いいぜ!その
ゼノヴィアは自身の武器である
『アイム ア カメンライダー!』
レベル1のエグゼイドを見たゼノヴィアは心の中で怒りを爆発させてた
(そんなふざけた姿で私に勝てると思っているのか!)
ゼノヴィアは一気にエグゼイドに接近し自身の獲物を叩き込もうとするがレベル1の姿を見て慢心している彼女の攻撃はあまりにもキレが無さ過ぎてエグゼイドは簡単に避けることができ、ゼノヴィアはそのまま剣を地面に突き刺し大きなクレーターを作った。ゼノヴィアは自分の攻撃が避けらえたことにことに驚き反応が遅れてしまい、結果エグゼイドがガシャコンブレイカーで自分の頭を叩くのを許してしまったのであった。
「へへ!貰いっと!」
「な、しまった!」
頭を強打したゼノヴィアは軽い脳震盪を起こしてしまい、立っていることができずそのまま座り込んでしまった。もはや今の彼女は戦闘続行ができる状態では無い、つまりそれは敗北を意味していた
(ま、負けた……神器の力とは言え、あんなふざけた格好に……あんな一般人に……)
彼女はショックでその場で固まった
一方祐斗対イリナの戦いも、ゼノヴィアと同様に冷静さを欠いた祐斗は一歩的に攻められておりイリナの圧勝で幕を閉じたのであった
イリナがショックで放心状態のゼノヴィアを担いで帰ると祐斗は突然オカルト研究部を脱退すると宣言しどこかに行ってしまった
リアス曰く、祐斗はあの聖剣を扱う為の因子を取り出す実験の被験者で恐らく今回の件で眠っていた復讐心が再び芽生えたのだろうと
永人は祐斗の身を案じるしか無かった
(祐斗君大丈夫かな……助けたいけど今回の事件は僕1人じゃ対処できる問題じゃ無い……あーあ、僕達が5人に分離できればな……)
兄を除けば部でたった1人の男子だったので心配する永人だったが次の瞬間、永人に…いや永人とその人格である4人にも頭痛が走る
まるで何か自分の頭から出ようとするかのように……
っと言う訳でオーズに出てくるクスクシエを永人とアーシアのバイト先に登場させてみました
ここならアーシアが満足に働けると思ってチョイスしてみました
ゼノヴィアはあれですよ、今の原作とは比べてはいけません。改めて3巻とその後の話を読み比べるとゼノヴィアもイッセーの犠牲になってますね。
彼女は犠牲になったのだ。ハーレム化の犠牲にな
本当に初期のクールキャラはどこに行ったのだろうか…?
そして永人の頭痛は3巻の終盤の為の伏線となっております。別に彼が世界初のバグスターウイルスの感染者だからではありません