ゼノヴィア達と協力体制を組んだリアスとソーナ達は町中に使い魔を放ちコカビエルの動向を探ることにした。さらにリアスは実兄であり魔王であるサーゼクスに頼んで悪魔の増援を送って貰おうとしたがソーナが待ったをかけた
「リアス、確かに魔王様に援軍を送って貰えば事件の早期解決は可能かもしれませんが、同時にコカビエル達を刺激してより過激な行動を引き起こす危険性があります。それに万が一お姉様の耳に入ってしまえば………」
ソーナが口ごもる中リアスは頭を悩ませた。
確かに兄に協力して貰えばコカビエルを倒す事ができる。しかし万が一にも兄が死んでしまえばそれこそ戦争が始まり、自分達三大勢力だけでなく人間もただではすまない。何より同じ
そんな中、永人はコカビエルと協力しているフリードを探す為に小猫と神父の格好をしていた。教会からの情報によると、先に町に潜入していた神父と連絡が途絶えているらしく、神父の体には剣による傷があったことから、フリードによるものだと簡単に推測できた。そこで一同は神父の格好をしてフリードをおびき寄せ、そこから芋づる式にコカビエルも誘き出す作戦を決行したのであった
「やっぱりそう簡単に現れないね小猫ちゃん」
「そうですね……あの永人先輩、少し聞きたいことがあるんですけどいいですか?」
突如小猫が永人に質問をしてきた。永人は快く質問を受け入れ小猫は質問をしてきた
「うん、良いけど何かな?」
「はい、まずあのイリナって人はイッセー先輩の幼馴染って聞いたのですけど永人先輩とは面識が無さそうでしたけど何でですか?」
「ああそれか。単純な話だよ、彼女は小さい時からかなりお転婆で体を動かすのが好きなのに対して、僕は小さい時からゲームが大好きで家でゲームばっかりしてたから彼女は会う機会があまりなかったんだ」
小さい時のことを答えた永人は小猫からしたら何か違和感を感じた。一言で言えば『彼を構成する何か抜けている』そう見えたのであった。彼女はその考えを胸の中にしまい、次の質問をした
「あの…先輩の持つ力ははぐれ悪魔限定ですけど悪魔の駒を摘出できるんですよね?」
「え、うん。レベル1…変身して最初の姿のことだけど…それなら確かに駒を摘出してその人を元の姿に戻せれるけど、どうしてそんなことを聞くんだい?」
リアスに使えてる小猫からの質問としては不思議な質問だったので思わず聞き返した永人。それに対し小猫は答えた
「実は、私には姉がいるんです。はぐれ悪魔の姉が」
小猫の回答に永人は思わず固まってしまった。小猫はそんな永人の様子に気づかず話を続けた
「周りの話や資料によると力に溺れて主人を殺したとありますが、私はにわかに信じられないんです。私は真相を確かめて、もしも姉が濡れ衣であったならどうにかしたいと思っていて、そしたら永人先輩のように悪魔の駒を摘出できる人がいるって知って思ったんです。『悪魔でなくなったら姉は追われることはないだろう』って。すみませんこんな重い話をして」
小猫が謝ると永人はある提案をした
「小猫ちゃん、僕と契約してくれないかな?
内容は『君のお姉さんの悪魔の駒を摘出する』で、対価は……ケーキを奢るとかでどうかな?」
永人からの契約の申し出に小猫は嬉しかったが内心永人に迷惑をかけれないと断ろうとするが、近くから強い殺気を感じた
「先輩、これって!」
「うん、多分誰かがフリードを見つけたんだ!」
永人達は殺気を感じた方に走った
実は小猫はもう一つ質問をしようと思っていたのだ。それは「自分の兄をどう思っているか」であった
現場に向かうと、フリードが祐斗、イッセーと交戦していたのであった。小猫は直ぐにフリードに接近し右ストレートを叩き込もうとするが、フリードが持つエクスカリバーの力で難なく避けられてしまった。一方永人はマイティアクションXと
『MIGHTY ACTION X!』『SHAKARIKI SPORTS!』
『ガッチャーン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクションX!!
アガッチャ!シャカリキ!シャカリキ!バッドバッド!シャカッとリキッとシャカリキスポーツ!!』
ゲームのスタート画面から出てきた
勢いよく回転する車輪は見事にフリードに直撃し相手を怯ませることに成功し、祐斗達に絶好のチャンスを作ることができた
「ほう、面白いことになってるな」
しかしそのチャンスは突如現れた光の槍によって阻まれた
「何をしているフリード。この程度の敵などお前の中の因子の力を引き出せば造作もないだろう」
現れたのは初老の老人と12枚の羽を持つ堕天使だった。初老の老人の名はバルパー・ガリレイ、聖剣の使いの因子を取り出す為の実験を行った男であった。
そして堕天使の名はコカビエル。今回の事件の首謀者であった
コカビエルの出現に驚く永人達であったが、その隙が戦況を大きく変えることになった
フリードがバルパーの指示通りに聖剣の因子の力を使い、エクスカリバーから光の衝撃波を発生させたのであった。イッセーと祐斗はなんとか避けるが小猫は反応に遅れ直撃コースであった。小猫は死を覚悟するが彼女の目の前に
小猫は祐斗の後を追おうとしたイッセーを引き止め永人をアーシアのいる兵藤家に連れて行き、彼女もそこで休憩をすることにした
永人が頭痛の痛みで目を覚ますと、飛彩達の顔が見えたので自分がどこにいるのかが瞬時に理解できた。ここはいわゆる自分の精神世界であり、皆が人格を変えずに自分の姿を保てる場所の一つだった
永人は悔しかった。せっかく今回の事件の首謀者を見つけたのに何もできない自分が悔しくて仕方なかった。
それは飛彩達も同様だった。
自分達は特別な力を持っているのにも関わらず、結局何もできなかったからだ。だがそれと同時に「このままではダメだ」という気持ちも湧き上がってきていた
皆の気持ちが今まで以上に一つになったのを感じると不思議と頭痛が収まり意識もはっきりしていったのであった
再び永人が目を開けるとアーシアとポッピーが心配そうにこちらを見ていた
「え、永人さん、気がついたんですね!良かったです」
「心配かけてごめんねアーシア、僕はもう大丈夫だよそれより状況はどうなってるの?」
アーシアは安堵のあまり涙を流し、永人はその様子を見て微笑むとすぐに引き締まった表情になり質問した。するとアーシアのスマホからポッピーが答えた
「それが大変なんだよ!
ポッピーの話通りなら相当危険な状況であるのは確実だ。しかし永人達には不安は無かった
「そうか…ならこうしていられないな、僕も学校に向かうよ!」
「だ、ダメですよ永人さん!怪我人なんですから安静にしておかないと!」
アーシアは永人を止めようとするが、永人はアーシアにこう言い返した
「大丈夫だよアーシア、『僕((俺))(自分)(私)』を信じろ!」
そう言って永人は学校へと急いで行った
一方アーシアとポッピーは驚いていた
「ポッピーさん、今永人さんと一緒に飛彩さん達も喋ったように聞こえたんですけど……」
「私もだよ!これって一体どう言うことなの⁉︎」
困惑するアーシアとポッピーだがあることを決めた。「自分達も学校に向かい永人を見守る。」そう決めた彼女も学校へと走って行き、途中永人と合流したのであった
永人達が学校に到着するとソーナ達が結界を張っており、中でリアス達が戦っていた
ソーナが永人に気がつくと声をかけてきた
「永人君、貴方怪我は大丈夫何ですか?」
「ハイ大丈夫です!それより会長、僕達を結界の中に入れて下さい!お願いします!」
永人の頼みを断ろうとしたソーナであったが彼の真っ直ぐな目を見てあることを確信した
「彼ならばこの絶望的な状況をどうにかできる」
何故そう感じたのか彼女にも分からなかった。しかし彼女はそのまま永人とアーシアを結界内に入れた
「頼みますよ、永人君」
永人が結界内に入ると気絶したフリードと多量出血しているバルパー、そして見たことの無い剣を持つゼノヴィアと祐斗が真っ先に目に入り、リアス達はケルベロスと戦っておりコカビエルはそれを傍観していたが永人に気がつき口を開いた
「ほう、先程の人間ではないか。その様子だと怪我は治ったようだな」
コカビエルの発言にリアス達は永人の方を見て驚きリアスとイッセーは大声を出した
「永人、何でここにいるの⁉︎危険だから下がりなさい!」
「部長の言う通りだ!役立たずは邪魔だから帰れ!」
だが永人はリアスとイッセーのことを気にせずガシャットとドライバーを取り出した。その時不思議なことが起こった。
永人の両隣にノイズが発生すると、そこから永人より歳上の男が4人ドライバーとガシャットを持って現れたのであった
その光景にアーシアにゼノヴィアにリアスとその眷族、さらにはコカビエルも驚いた
「コカビエル、貴様のような人の生活を脅かす腫瘍はこの俺達が切除する」
タドルクエストを持つ飛彩が
「戦争ごっこをしたいんなら人間を巻き込むな、このクソカラス!」
バンバンシューティングを持つ大我が
「あんたのレース、悪いけど自分が潰させて貰うわ」
爆走バイクを持つ貴利矢が
「私達の超キョウリョクプレーで貴様を攻略する!」
プロトマイティアクションXを持った黎斗がそれぞれコカビエルに対し言うと最後に永人が高らかに声を出した
「コカビエル、お前の運命は僕達が変える!」
「「「「「変身!」」」」」
5人全員がライダーガシャットをゲーマドライバーにセットし一斉に変身した
「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」
「これよりコカビエル切除手術を開始する」
「ミッション開始」
「ノリノリで行くぜ!」
「コンティニューしてでもクリアする!」
今ここに人格が分かれて独立した永人達とコカビエルによる戦いが始まったのであった
次回、超キョウリョクプレーが炸裂します!