High Scale D×D   作:クフフのナッポー

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初めてなので加減が変わらず、少し長いかもしれません。


第1巻『旧校舎のディアボロス』
Usuallyな放課後


私立駒王学園、少子高齢化の影響を受け生徒数が少なくなり共学なったこの学校。その放課後に3人の男子生徒が竹刀を持った女子生徒達に追われていた。

 

「待ちなさいこの変態3人組!」

「「「ヒェーお助けー!」」」

 

一見すると男子生徒が女子生徒にいじめられているように見えるが、実はこの男子生徒3人…松田、元浜、兵藤一誠…は盗撮や覗き見などの問題行動を起こしことで有名であり女子生徒達の天敵であった。そんな3人を教室から見る1人の青年がいた。

 

「また兄さんが追われているよ…今年度に入って何度目だっけ?」

彼の名は兵藤永人。兵藤一誠の11ヶ月後に生まれた弟で兄同様この駒王学園に在学していた。彼の呟きに対してどこからか声がした。

 

〈さぁな?俺も10回までは数えたがそれ以降は数えるのもバカバカしく感じてきてな、それにあんな屑が兄だなんて俺はNo thank youだ。〉

〈飛彩の言う通りだな、あのクソ野郎さっさとくたばっちまえばいいのにな。〉

〈まぁまぁ大我もそんな物騒なことを言うなって。ま、自分もあの兄のノリにはついて行けないけどな。〉

〈飛彩!大我!貴利矢!あのクソみたいな男の話で私のクリエイティブな時間を邪魔するな!〉

〈へいへい自分たちが悪ーございましたよ、黎斗。〉

 

先程から一誠に対する悪口を言っているこの4人は永人の人格である。永人は8歳の時に交通事故に遭遇しその時み手術を受け一命を取り留めて医者を志すようになり、同時に事故の精神的ショックによって彼ら4人の人格が生まれたのであった。

まるで俳優のようなルックスの良さを持つ甘党な飛彩、口調は悪いが優しい一面がある大我、明るい性格でムードメーカーな貴利矢、そして天才的なプログラミングの技術を持つ黎斗、皆永人にとってかけがいの無い存在であり、それは彼らも同じであった。

 

〈おい永人、あのクソ野郎のことを気にかけるよりそろそろお前バイトの時間だろ?〉

ふと大我が永人に注意をする。時計を見ると確かにそろそろバイト先に行かなければならない時間だった。

 

「わ、本当だ!ありがとう大我。今月は待ちに待った新作ゲームの発売があるからお金を貯めておかなきゃ行けなかったんだよね。」

人は頭の中で大我に礼を言うと大我は、

 

〈別に気にすんな、俺に礼をする暇あんならさっさと行け。〉

 

とまるで照れ隠しをするように返事をし、他の3人から「まるでオカンだな」など言われ怒鳴っていた。

 

大我は少々不器用な性格なので言い方に棘があるのだが、そこはかれこれ約8年の付き合いになる彼らには分かりきったことだった。

 

そんな中玄関に向かう永人に対して周囲の生徒は、

 

「見ろよ、兵藤弟だぜ。あいつもどっかに盗撮に行くんだろうな…」「いやだ、私彼の視界に入ちゃったかも!お嫁に行けないわ。」「あいつバイトしてるらしいけどきっと兄みたいにエロ本とかと買うのに使ってんだろうな。」

 

などと誹謗中傷をぶつけてきた。

 

永人がこう言われるのも全て兄である兵藤一誠のせいであった。兄は「一つのことに誠実に」と書いて一誠と読むのだが普段の生活態度はその真逆。盗撮や覗き見、真昼間から教室にアダルトグッズを出すなどと問題行動の数々を行い、そのせいで無関係な永人にもあらぬ噂が立つようになったのである。

彼がバイトをしているのもゲーム好きな彼がゲームを買うための軍資金にする為と自分が大学に進学した時の学費の足しになるようにするためであり、決して兄のような目的は無かった。と言うより兄はバイトなど全くしておらず、アダルトグッズを買うお金はどこから出しているのか謎であった。

永人自身、兄には言いたいことが山ほどあるがどんなことがあっても彼が自分の兄である事実は変わらないのでそれを堪えているのであった。

 

「さーて、今日はシャルモンのバイトだ!頑張ろう!」

永人は学校を出てバイト先へと急いだ、その時であった。

 

 

 

「全く学校ってのは面倒くさいとこだな、永人。」

 

永人に対して声をかける男がいた。

見た目は永人と同じぐらいの年齢で髪は天然パーマだった。

 

「あれ、パラド!なんで学校の前のいるんだ?」

パラドと言う青年は永人がある日ゲームセンターで出会った友人であり永人とはよく様々なゲームで対戦をしていたのであった。

 

「よぉ永人、暇だったからお前の学校に来てみたんだが、ここは嫌なところだな。ここにいたら俺の心が滾ってばっかでどうにかなりそうだ。」

パラドは校舎を見ながらイラついた様子でそう言った。

 

「心が滾るってイラついてる時のお前の口癖だった…ハハハ、わざわざ来てもらって申し訳ない無いんだけど僕これからバイトあるからちょっと急いでいるんだ。ゲームはまた今度な!」

「そうか…じゃまた遊ぼうぜ永人。」

「おう、またな!」

永人がパラドに対して謝るとパラドは少し残念そうにしたが遊ぶ約束をしたら元気になってどこかに歩いて行った。

 

「まさかここでパラドに会うなんてな…ってヤバいバイトに急がなきゃ!」

今度こそ永人はバイト先へと向かって行ったのであった。




とりあえず、変身は次回以降と言う形で行きます。
今後作中でライダー問わずに色んなネタを入れるかもしれませんがどうぞお付き合いして下さい
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