High Scale D×D   作:クフフのナッポー

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パラド改めパラドクスと交戦した永人達
しかし、パラドクスとの10倍ものレベルの差に圧倒され永人は気を失ってしまう
一方その頃リアス達は列車での旅を楽しんでいた


TRAINでの出来事

永人達がパラドと戦っているその頃、リアス達はそれを知る由もなく列車での旅を楽しんでいた

イッセーはリアスから冥界について教わり、朱乃は紅茶を楽しみ、男性陣はギャスパーをディーラーにポーカーを楽しんでいた(ちなみに一番勝っているのは黎斗で、逆に最下位なのはアザゼルであった)

 

一方小猫ははぐれ悪魔になってしまった自分の姉の事を考えていた

(姉様は今どうしているのだろうか?討伐されたとは聞いていないからまだ生きていると思うけど…)

 

資料では彼女の姉「黒歌」は当時の主人を欲望のままに殺し小猫を残して1人で逃亡したとされている。確かにまだ幼かった小猫を1人残し主人を殺した後に逃亡したのは事実だが「欲望に身を任せた」の部分は信じていなかった。自分が知っている姉は誰よりも自分に優しくしてくれた存在であり、唯一無二の肉親なのだ。姉が無実である事を小猫は信じている。

 

そんな小猫の様子がまるで「心ここに在らず」といった感じに見えたのかイッセーが声をかけてきた

「小猫ちゃん、さっきからボーっとしてるけど大丈夫かい?なんか悩みがあるなら俺でよかったら相談にのるぜ」

側から見れば優しい先輩と言った印象で話しかけるイッセー。だが小猫はイッセーに対し冷たい態度で返事をした

「考え事をしていたので気にしないで下さい。っと言うより私にあまり近づかないでくれませんか?」

 

小猫の冷たい目線にたじろぐイッセー

「え?こ、小猫ちゃん?」

「聞こえませんでしたか?貴方みたいな変態が近くにいると不愉快なので、私にあまり近づかないでください」

そう言って小猫はベッドがある車両へと移動し、イッセーはそこで固まってしまった

 

(永人先輩は人が良すぎる。私が同じ立場だったら容赦なく警察に通報するのに)

小猫はイッセーの事を嫌っていた。

考えていることは常に自分並びに自分が興味ある事(女性の胸やハーレム)のことばかりでそれ以外の物……ましてや自分の家族のことでさえ全く考えていない、『人の皮を被った何か』。それが小猫がイッセーに対する評価であり、現に実弟の永人の方が自身よりも強く立派であるにも関わらず、弟だと言うことで彼を自分よりも下の存在として見ている節があり、それが小猫が嫌う最大の原因だった

小猫はイッセーに対する苛立ちを感じながらもベッドで寝ることにした

 

しかし、その睡眠は長く続かなかった。朱乃に起こされた小猫は寝惚け眼のまま皆がいる車両に行くと、アザゼルがかなり緊迫した表情をしていた

「起こして悪いな小猫」

「あまり気にしないで下さいアザゼル…先生。それよりもそんな怖い顔して、何かトラブルでもあったんですか?」

「ああ、みんな聞いてくれ。さっき人間界(向こう)にいるゼノヴィアから連絡があった。

永人達が襲われたらしい」

 

その話で一同に緊張が走る。先日の会談で現れた禍の団と呼ばれるテロリストに襲われたばかりであった。「もしや第2陣か?」と皆が思う中アザゼルが話を進めた

「襲撃した相手は永人のゲームの遊び相手で永人と同じぐらいの歳のパラドって言う男だ」

「パラドが永人を襲ってきた?まだ私達が分離できる前から何度か見たことはあるのだが…それは本当なのかアザゼル?」

黎斗が質問するとアザゼルは首を縦に振った

 

「そうだ。っと言っても俺もゼノヴィアからの報告を聞いただけだから詳しくは知らないが……なんでもお前さんらが知らないガシャットを持っているらしく、大我と貴利矢はもちろん、ゼノヴィアとアーシアも襲われたらしい」

「ゼノヴィアとアーシアが!先生2人は大丈夫何ですか?」

イッセーが2人の身を案じるが、小猫は(そこは自分の弟を真っ先に心配すべきだろ!)と内心毒づいでた

 

「一応全員生きてはいるそうだが……永人は気を失っているみたいだ」

「え、永人君が気絶!先生、相手はそれ程強敵だったのですか?」

祐斗が信じられないと言った様子で質問する。今までコカビエルやヴァーリのような強敵相手に勝った永人がそこまで追い詰められるなど信じられなようだ

 

「ああ、なんでも相手のレベルは50。つまり永人の最大レベルであるレベル5のちょうど10倍のレベルだ

「レベル50…だと?私のゾンビゲーマーの5倍…信じられん…」

黎斗は声を出して驚くがそれは皆の心を代弁していた。

 

「信じられないのは俺も同じだ。だが現に永人は、そんな高レベルの相手の必殺技を直に受けたみたいで今は自室で安静にしている。俺も暇を見つけては一旦そっちに顔を出す予定だ。ゼノヴィアの話を聞く限り向こうにいるメンバーは冥界には来れないみたいだしな」

「そうね、そんなことがあったなら迂闊に動くより家にいた方が安全ね。お兄様の方には私から伝えとくわ」

「助かるぜ、リアス。おっとそろそろ到着するみたいだぜ。下車の準備をしろよお前ら」

アザゼルはそう言うが彼は座ったままだった

 

「あんたは下車しないのか?」

飛彩は質問すると、どうやらアザゼルはこのままサーゼクスの職場に行くらしく皆とここで別れることとなった




小猫はイッセーの事を嫌ってますが、むしろこれが当たり前と言うか……原作の小猫がチョロインすぎる
イッセーの行動に色々と突っ込んでて何で惚れたんでしょうか?
今回の話で小猫が触れてるように、イッセーって某殺生院みたいに『この世で人(悪魔でドラゴンだけど)は自分だけ、あとは自分の為に尽くせばいい』みたいな事を考えてるようにしか見えないんですよね
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