High Scale D×D   作:クフフのナッポー

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小猫の姉ではぐれ悪魔の黒歌を助けたリアス達
しかし、駆けつけたイッセーを殺そうとパラドクスが襲いかかるが、そこに風魔が現れ未然に防がれた
パラドクスとイッセーの関係と言う新たな疑問が生まれる中、リアス達は冥界での残り僅かな時間を楽しんだ


人間界へのRETURN

パラドと風魔がいなくなると、黒歌の処遇について考えることとなった。

彼女の悪魔の駒は摘出されているので悪魔ではなくなったので「はぐれ悪魔」ではなくなったが、それを他の悪魔が納得するとは思えない。そこでアザゼルがある提案をした

 

「だったら、黒歌をリアスの眷族にすればいいんじゃないのか?」

それを聞いたリアスは黒歌に提案するが、黒歌は眷族になることに若干のトラウマを抱えており保留することとなった。それに対しリアスは文句を言わずに「だったら自分がお兄様に色々と頼んでみる」と言ってこの場は落ち着き、美猴もそれを聞いて安心したのか会談の時と同様に消えていった。こうして黒歌は当面の間、リアス達で匿うことになり兵藤家に居候することなり、黒歌は冥界にいる間、猫に化けて生活することにした

 

余談ではあるが、イッセーがアザゼルの話を聞いた途端に「大きいおっぱいが増える……やった!」と喜んだが黒歌がリアスの誘いを断ると落ち込んでた

そんなイッセーに対し小猫は心の中で罵倒してた

(これがもしも男性だったら『お前、部長の誘いを断るなんてふざけやがって!俺がぶっ飛ばしてやる!』とか言い出す癖に…本当に自分の欲望に忠実なクズですね)

 

そしてパーティーの翌日、ついにリアスとソーナのレーティングゲームが行われた。飛彩と黎斗の2人もアザゼルと共に観戦することになり、アザゼルから改めてレーティングゲームについて説明されたが…正直言って期待外れと言った感じであった

 

「魔法特化ならウィザード、パワー特化ならパワーで、そうで無ければテクニック、そして補助担当はサポートタイプ……雑だな!実に雑なタイプの振り分け方だ!」

様々なガシャット(ゲーム)を開発した黎斗は大声を出して批判していた。飛彩もそれに同意なのか頷き、アザゼルは面白そうに黎斗を見ていた

 

「ほう、それじゃお前さんはどう振り分けるんだ?」

「私なら、4つではなく5つに分ける。

例えば…攻めに長けてたらアタッカー、壁役や囮役などの防御に長けた者はディフェンダー、回復役はヒーラー、強化役をエンハンサー、妨害役をジャマーと言った感じでな」

 

黎斗が振り分けたタイプを聞いた飛彩は、それをリアス達に当てはめる。がすぐに額に手を当てた。

黎斗の言ったタイプに当てはめれば6人中5人(ギャスパー以外)全員がアタッカーで、ギャスパーがジャマーと言う形になり、まさに『やられる前にやり返せ』・『攻撃は最大の防御』を体現したようなメンバーとなり、搦め手に特化した相手には不利なことが明白であった。一応イッセーも神器の能力を使えばエンハンサーになれるが、自分から攻める事しか能がないイッセーにはエンハンサーが務まるとは思えない

 

そしてゲームが始まると案の定リアス達はソーナの罠に見事に引っかかり、ギャスパーとイッセーはリタイヤされてしまった。しかし、ここで飛彩と黎斗の頭を悩ませる事態が発生したのであった。

 

イッセーがリタイヤ直前に『乳語翻訳(パイリンガル)』と言う、女性の胸(心と言う意味ではなく正真正銘女性の『胸』……つまり乳房)の声を聞くことができる、ライザーとの一戦で披露した『洋服崩壊(ドレス・ブレイク)』に続く卑劣な技を発動したのであった。その技を見た2人は一気に気分が悪くなり、それ以上の観戦をやめた

するとアザゼルから「いい酒が飲める料亭があるんだが……今度残りの3人(永人・大我・貴利矢)も誘って飲もうぜ。奢るぜ」と励まされ、いつのまにか近くにいたレイヴェルからは「近いうちに愚痴り合いましょう」と誘われたのであった

結果的にゲームはリアスの勝ちであったが評価的な面ではソーナの勝ちであり、実質リアスは『試合に勝ったが勝負に負け』、逆にソーナは『試合に負けたが勝負に勝った』と言った形であった

 

余談だがVIP席で試合を見ていた20代前半と見られる銀髪の女性が老人にからかわれた際に

「た、確かに今は彼氏はいませんけど、いつか運命の相手である白いメッシュがあって銃の扱いが得意な年上の日本人に半年以内に会えますから大丈夫です!」

と涙目で言ってた際にある男(大我)が脳裏に浮かんだのであった

 

そして、遂に人間界に帰る日となった。イッセーは帰りの列車の中で名残惜しそうにしているが飛彩と黎斗からすれば、こんな精神的に疲れる不愉快な場所には二度と来たくなかった。そんな2人に黒歌は変化を解いて話しかけた

 

「お兄さん達、すごい疲れてるわね。私でよかったら無料で仙術マッサージするわよ?

後、そこの変態!私を変な目で見たり、白音に手を出したら魂レベルまで呪いかけるわよ!」

命の恩人である2人に対してかなり心を許している黒歌だが、イッセーに対しては激しい拒絶反応を見せていた。イッセーはそれに対して「何であいつらの兄なのに俺が嫌われてんだ?」と疑問に思っていた

 

そんな光景を見ながらアザゼルは1人考え事をしていた

それはイッセーを殺そうとしたパラドクスとそれを止めた風魔についてだ。この夏休み中にイッセーの両親に催眠術を使って永人が8歳の時の交通事故のことを聞くと、昔の永人の一人称が今と同じ『僕』と飛彩や大我と同じ『俺』の2つであったこと、そして手術後はボーッとすることが多かったことが判明した

 

最初は新たに4つの人格が形成されたことによる精神的な混乱かと思ったが、何か違うと彼の勘が伝えていた。

またもう一つ彼の勘が伝えていることがあった。それは風魔がパラドクスを止めたのもイッセーを助けるためでなく、パラドクスにイッセーを殺させないために止めたのではないのかということだった。

 

一見すると同じように見えるが前者か後者かで意味は大きく異なった。前者であれば風魔は『イッセーの味方』と言えるが、もしも後者だとしたら………イッセーを殺す、あるいはイッセーを裁くのはパラドクスではない『誰か』であり、風魔はその『誰か』にイッセーを裁かせる為にパラドクスの邪魔をした。そうだとしたら風魔は『イッセーを真に裁く誰かの味方』になる。そしてアザゼルはその『誰か』には心当たりがあった。

 

(もしも俺の感が正しかったら……風魔はイッセーをパラドクスではなく………永人に裁かせようとしているじゃないのか?

いくら永人が表立ってイッセーに危害を加えていないからと言って恨んでいないとは誰も言っていない。現に飛彩達はイッセーに対して明確な嫌悪感を抱いている。もしも永人がそれ(嫌悪感)を腹の中に溜め込んでてそいつが爆発したら……恐らく…いや確実にイッセーを殺しにかかる!)

その光景(イッセーを殺す永人)を予想したアザゼルは冷たい汗が流れていくのを感じた

 

(それに、あの時のパラドクスの様子とあいつの一人称が『俺』であることを踏まえると……あいつの正体は!いや、これは流石に考えすぎか……)

最後の考えを忘れようとするアザゼルだが、頭の何処かでその考えが引っかかったままだった

 

人間界に到着した一同を駅で永人達が出迎えてくれた。懐かしい顔に帰ってきたと感じるリアス達であるが、ここに水を差す男がいた

名はディオドラ・アスタロト。彼はアーシアが追放される原因となった悪魔で、なんとアーシアに求婚を申し出たのであった

 

 

 

様々な騒動があった夏が終わり秋が近づく中、新たな騒動が起きようとしていた




黒歌は恩人である永人達(特に飛彩と黎斗)には優しいですが、イッセーは生理的にはもちろん昔の主人を思い出すので嫌っています

そして前回、風魔がパラドクスを止めたのはアザゼルの考え道理です
結構後になりますが永人にイッセーをボコボコにしてもらう予定です(具体的にはジャラジに対するクウガみたいに)

???ォ?ー「そう言えば、あの人間くん達が今後の話に絡ませにくいって聞いたけど、だったらそーn……現レヴィアタンの妹の眷族にすればいいじゃない?」
永人達「いい訳あるか!さっさと働け!」
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