High Scale D×D   作:クフフのナッポー

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ここは永人の精神世界
ここで黎斗が1人『あるガシャット』を作っていたのであった

「クソ!対パラドクス用のガシャットのアイディアは出ているのに、肝心のパラドクスの戦闘データが足りなさすぎる!これではこの『β』の完成など夢のまた夢だ!」
黎斗の側には黄色のダイアルが付いている赤紫色のガシャットと、パラドクスが永人に渡した謎の黒いガシャットがあった

「少し休むか…それにしてもパラドが渡したこのガシャット。何故、何もデータが入っていないのだ?」
黒いガシャットを手に疑問に思うのだった


第6巻『体育館裏のホーリー』
STALKERを追い払え!


「ハー、また来てるよ…」

 

夏休みが終わり、新学期を迎えた永人。彼は家に帰宅するとアーシア宛てのプレゼントを見て大きなため息を吐いた。そのプレゼントの送り主はリアス達が冥界から帰ってきた日にアーシアに求婚した悪魔でリアス同様現魔王の兄を持つディオドラ・アスタロトと言う青年であった。

 

あの日、アーシアに求婚したが結果は玉砕(フラれた)

だが彼は諦めずに(冥界専用の)商品券、(冥界のみで上映されてる)映画のチケット、(冥界で有名なレストランでの)食事の招待状、挙句の果てには魅了(チャーム)の魔法が仕込まれた手紙などをほぼ毎日送りつけているのだ。アーシアは勿論、この家に住民は皆困っているのであった

 

「全く私の元主人といい、このディオドラって男といい、貴方のクソ兄といい、悪魔ってのはどうしてこうも相手のことを全く考えない身勝手な連中ばっかりなのかしら!

しかも、ここまで執着するとかスッゴイ不気味で気持ち悪いし!何が上級悪魔よ、振られたなら潔く諦めなさいよ!このストーカー野郎!」

いつも家で留守番をして貰っている黒歌はこのプレゼントが送られるたびに怒りを爆発させていた。

 

 

さて、こんな不愉快極まることが続く中であるが、なんとイッセーのクラスにゼノヴィアの元パートナーでイッセーの幼馴染の紫藤イリナが教会の代表として転校してきたのであった。しかも御使い(ブレイブ・セイント)と呼ばれるシステムを使い天使に転生して。

幼馴染との再会に喜ぶイッセーだが、逆にゼノヴィアは少々困惑していた

 

「なぁイリナ、変な事を聞くかもしれんが……天使になって後悔していないのか?」

「何言ってるのよゼノヴィア!神がいなくなったにも関わらず教会を導いてきた偉大なミカエル様の元で働けるなんて最高じゃない!

それにミカエル様は貴方やアーシアさんにも『是非とも転生天使になって世界をよりよく導いて欲しい』って言っていたわよ。今からでも遅くはないわ、教会に戻りましょう!」

その後も力強くミカエルの素晴らしさを伝える友人にゼノヴィアは怪しみながら話をした

 

(イリナは元々かなり信仰深い方であったが…これ程ミカエル様を信仰していると、彼女には悪いがまるで洗脳されているみたいだな)

「悪いがイリナ、私は当面の間は教会に戻る気は無い。

破門されこうしてエクソシストでは無く、1人の人間として様々なモノに触れていく今が私にとっては教会に戻るよりとても意味があるものに感じるんだ。これはアーシアも同じだし、この事をシスター・グリゼルダにも手紙で伝えて許可は貰っている。すまないが、その誘いには乗れない」

自分の意思で帰らない事を伝えると、イリナは断れると思っていなかったのか困ったような顔をした

 

「も、戻る気は無いの⁉︎」

「今は……少なくとも高校生の間はな」

イリナの悲しそうな表情を見て、ゼノヴィアを説得しようとイッセーが口を開きかけるがアザゼルに止められた

 

 

イリナの歓迎も終わり、リアスは次のレーティングゲームの相手となるディオドラの試合を見ることとなった

「何よ…これ」

試合の映像を見たリアスの第一声は困惑の一言であった。前半はアガレスと言う家が勝っていたが、後半になってディオドラが戦線に立つと戦況は一変しディオドラによるワンサイドゲームへと変わっていった。試合映像を見て驚く中、突然魔方陣が光り出し、そこからディオドラが現れた

 

「ごきげんよう、ディオドラ・アスタロトです。アーシアに会いにきました」

ディオドラはそう言うとアーシアに近寄るが永人とゼノヴィアが咄嗟に間に入った。すると彼は

「リアス、人間(ゴミ屑)が僕とアーシアの前に溜まってるじゃないか。ちゃんと掃除しないとアーシアが穢れるだろ」

っと笑顔のままで毒を吐いた。そんなディオドラが気にくわないのかイッセーが怒った

 

「テメェ、ゼノヴィアがゴミ屑だと!上級悪魔だからって調子に乗ってんじゃねぇ!」

怒るイッセーを見てディオドラは笑い出した

 

「何笑ってやがるテメェ!」

「いやーゴメンゴメン、薄汚いドラゴン君。だって君、そこの青髪の人間(ゼノヴィア)のことには怒っているのにそこの男(永人)のことは完全に無視してるじゃないか。僕が人間を蔑ろにしたら怒るのに、肝心の自分がそうしてるって……とっても可笑しくて笑えるじゃないか!」

ディオドラの指摘を受けてイッセーは黙ってしまう中、アーシアは震えていた

 

「見てみなよ。アーシアだって可笑しくて震えてるじゃないか!ねぇアーs「ディオドラさん、ゴミ屑である私相手にこれ以上喋らないでください」………へ?」

アーシアの口から出た言葉にディオドラは思わず変な声を出した。アーシアの顔を見ると、彼女はディオドラを睨みつけており頬には涙が伝っていた

 

「ご、ごめんねアーシア、気に障ったなら謝るよ!ところで何が悪かったのかい?アポ無しで訪問しちゃったことかな?」

取り繕うディオドラ、だがその態度がアーシアの逆鱗に触れることとなった

 

「分からないんですか?貴方はさっきゼノヴィアさんと永人さんの事を『ゴミ屑』と言ったことに私は怒っているんです!それに貴方はさっきから……いえ、駅で会った時からずっと私やその周りのことを考えずに自分ことばっかりで……そんな人に何を言われても聞く気はありませんし、好きになったりしません!」

明確な拒絶。それを受けたディオドラの顔からは、一気に血の気が引きまるで病人のように真っ白になっていた。

彼はその後、「また会いに来る」と言って慌てて帰ったが、次に会っても結果は変わらないだろう。

 

そう思う永人だが気になることがあるのでリアスとアザゼルにある頼みごとをした

「部長、アザゼル先生。ディオドラの眷族の素性について調べることってできますか?」

「え?それはやろうと思えばできるけどできるけど、どうして?」

リアスは不思議に思っているが、アザゼルは永人の頼み事の真相に気づいているのか真剣な表情をしていた

 

「ディオドラがアーシアにあそこまで執着する理由を探るためだろ?」

「はい、いくらディオドラがアーシアに助けられたことでナイチンゲール症候群による恋心を抱いたとしてもこれは異常な気がします。

もしかしたら、あいつの関係者の中にアーシアのようにあいつを助けた人間がいるかもしれないと思ったので」

アザゼルの質問に答える永人だが、それに対しイリナが何かに気付いたのか慌てて大声を出す。

 

「ちょっと待ってよ!もしも……もしもディオドラの眷族にアーシアみたいな教会から追放された女性がいたりでもしたら…!」

イリナの言葉で部室内のメンバー…(特にゼノヴィアとアーシア)…に並々ならぬ緊張が走る。永人の推測通りに、ディオドラ・アスタロトが教会の人間を下僕にしていれば、最悪聖書陣営の和平に大きなヒビが入りかねない

 

「おい、永人!さっきから訳の分かんないくだらない妄想ばっかりベラベラと口にしやがって!お前は魔王様が作った和平を壊す気か?まさかお前…じつは禍の…「イッセー、それ以上はストップだ。永人、お前の頼み事は引き受けるぜ」せ、先生!」

自分を止めたアザゼルに言いたいことがあるのかイッセーは不満そうな顔をするが、アザゼルと視線が合うと顔をそらした

 

 

ディオドラに大きな疑惑が生まれる中、ゲームの日は迫っていたのであった




正直言って原作イリナの神からミカエルへの鞍替えは洗脳を疑うレベルというか…『君にとっての神ってすぐに鞍替えしちゃう程のちっぽけな物なの?』と疑問に思うレベル

そしてディオドラはアーシアに完全に嫌われています。
そしてイッセーは遂に(相手のブーメラン発言だったけど)ダブルスタンダードを突っ込まれました。『女は優しくするけど、野郎はお断り』なイッセー。これのどこに魅力を感じるのだろうか?
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