High Scale D×D   作:クフフのナッポー

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フードの男改め風魔からディオドラに関する重大な情報を入手した永人とゼノヴィア
同じようにアザゼルも同様に情報を入手していた。しかし、この情報が悪魔、教会の両陣営にとって揉み消される可能性が高い故に彼は困っていた


アーシアのDETERMINANTION!

フードの男改め風魔から重大な情報を入手した永人とゼノヴィアは他の人間組の帰宅後に入手した情報を伝えた。その情報の出所がフードの男改め風魔であることも

 

「……以上が僕達が風魔から聞いた情報だよ。やっぱりディオドラは僕が思っていた……いやそれ以上の外道だったよ」

怒りで拳を強く握りしめながら震わす中、事実を知ったアーシアは恐怖で心を震わせていた。周りはその光景を黙って見ていた。しかしここでリアス達が帰って来たのだ

 

「たっだいま〜!今帰って来たぜ……どうしたんだみんな暗い顔して?」

我先にと言わんばかりに家に入るイッセーは皆の雰囲気が暗いことに不審がる。そしてアーシアと永人が震えていることに気付き、一気に怒りの沸点が限界を超えた

 

「おい永人!アーシアを悲しませやがって!見損なったぞ!」

そう言って永人の胸倉を掴み彼に問いただすイッセー。だがそれを大我をはじめとした永人の人格達が止めに入るとイッセーは更に怒り出す

 

「お前ら…!やっぱり永人とグルになってアーシアを!」

「あのさー、自分達がそんなクソノリが悪いことすると思ってるの?とりあえず、部長さんらも帰って来たみたいだし落ち着いて話を聞けよ」

 

リアス達が部屋に入るのと同時にアザゼルも兵藤家に訪れ、そこから情報交換を行った。

アザゼルからはディオドラの眷族の素性について。

一方永人からは、その情報に加えディオドラが禍の団と裏で繋がっていることと、風魔の正体を伝えた。

この情報、特に風魔の正体には皆が驚く反面、完璧に素性が分からない風魔にまた一段と頭を悩ませたのであった

 

「まさかディオドラが元とは言えシスター達を自分の自作自演の罠で眷族にしていて、しかも禍の団と繋がっているなんて……魔王(アジュカ)様はこの事を知っているのかしら?」

「いや、知らないだろうな。知っていたら少なくても和平が成立した時には何かしらの対応をしていた筈だ。ったくアジュカの野郎、お前らの兄や姉(サーゼクスやセラフォルー)のようにとは言わんがもう少し自分の身内の事を見ておけよな…クソッタレが!」

「あ、アザゼル!いくら苛立っているからとは言え同盟相手のトップを悪く言うのは良くないかと……」

リアスの疑問に答えるアザゼルを答えるが朱乃が咎めるが、彼女もアザゼルと同じような事を思っているのかあまり強くは言わなかった

 

「とにかく、この事を速やかに魔王様や教会のトップに伝えましょう!そうすればディオドラを捕まえて敵の情報を入手出来るはずです!」

祐斗が強く進言するがアザゼルは首を横に振った

 

「俺もそうしたいが無理だ

まさか魔王の身内が同盟相手の人間を嵌めて自分の女にしてる。それも1人2人じゃない、眷族以外にも少なくても30はいるであろう使用人の女が全員元シスターの可能性があるんだぜ。現魔王政府にとって最大の不祥事と言っても過言じゃないし、おまけにこれは教会サイドにも言える事だ。

事件が起こった後に碌に調査せずに、ただ『神の不在』を隠す事ばかり気を取られて、そいつらを追放した教会にとっても大問題だ。

ミカエルも、やれ『それでは信仰の問題が…』とか、やれ『仕方がなかった』とか言って有耶無耶にする筈だ。と言っても俺もそう強く言えないけどな

クソ…ディオドラの自白があれば簡単に対処できるんだがな」

アザゼルが頭を悩ましていると、アーシアが手を挙げた

 

「だったら私が囮になってディオドラさんから事実を聞きます」

アーシアの囮への立候補、それは皆を驚かした。

 

「駄目だアーシア!お前がわざわざあんなゲス野郎のところに捕まる必要なんて無いんだ!俺があいつをぶっ飛ばせば全部片付く!」

反対するイッセーに対しアーシアは目を合わせて反論した

 

「イッセーさん、お気持ちは有難いですが私は自分の意思を曲げません

仮にイッセーさんがディオドラさんを倒したとしても、彼が素直に喋るとは限りません。それに話を聞き出す前に禍の団や魔王政府の方に殺される可能性だってあります。だったら今狙われている私が囮になって彼から話を聞き出すのが1番確実性のある作戦です!」

ディオドラを倒しても無駄骨になる。その可能性を示唆するアーシアにイッセーは再び反論する

 

「でもやっぱり危険じゃ…「いや、俺は賛成だ」って先生ふざけてるんですか!」

しかし、ここでアザゼルが間に入る。イッセーは納得してないのか激怒する

 

「そう怒るなイッセー。俺だって本来なら囮になんて使いたくないがアーシアが言っている通りこの方法(囮作戦)が1番確実な方法だ。

アーシア本当にいいんだな?」

アーシアに確認を取ると彼女は頷いた

こうしてアーシアを囮とした作戦が展開される事となった

 

 

 

その夜、イッセーは1人自室でごねていた

「何でみんなして俺の話を聞かないんだよ!アーシアの事が心配じゃないのかよ!

自分が言っていることは仲間の事を思った正しい事。そう信じてるイッセーにとって、周りの反応はおかしく感じていた。それに対してドライグが突っ込む

 

「そんなの簡単さ、お前自身が原因さ」

「はぁ?俺のどこが変なんだよ」

ドライグの言葉が理解できないイッセーは聞き返す

 

「確かにお前が言っていることは一理あるかもしれない。だがな、お前の言動はいわゆる『善意の押し付け』ってのに似ているのさ。善意ってのは時と場合によっては自分にも相手にもマイナスになる場合がある。特に相手の事を考えていない善意がな

お前はまさにそれだ。良かれと思って行動した結果、空回りして大失敗する。それが今のお前だな」

ドライグの言葉に大声で怒鳴りたくなる衝動に駆られるイッセーだが、今は深夜である為自重した

 

「クソ!俺にもっと力があればみんなを守る事ができるのに!」

そう悔しがりながら眠るイッセーに対し、ドライグは心の中で呟いた

 

(だから、そう言う『自分がみんなの為に〇〇する』って考えが『善意の押し付け』に似ているんだよ。今のお前は周りを見ているようで全然見えていない。頭の中にあるのは自分の欲を満たす事がほとんどだ。そんな自分よがりな善意なんかで誰を……何を助けられるんだ?)




原作じゃアッサリ捕まったアーシアですが、自分から囮になってディオドラの悪事を暴こうとしています
ってか原作でも狙われている事が分かっているんだから何かしらの対策をする事はできたろ

ドライグから信頼が薄れていくことに気づかないイッセー
原作じゃ『最高の相棒』とか言ってましたけど、自分の力で卑猥な事をするわ、おっぱいドラゴンなんて変なあだ名をつけられるはで大変な目に遭っているのに良くこんな事を言えるなって思えます
某忍と九尾だって、忍が九尾の力を利用したり、逆に九尾が自分の封印を解除させようと忍の肉体を乗っ取ろうとしたりとか色々と会って和解できたのに、こっちはいきなり仲良くなってますからね…つくづく原作って主人公補正とかに助けられているなって感じますね
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