イッセーがオカルト研究部に入部改めてリアス・グレモリーの眷族になり、彼らは町外れのとある廃屋にいた。はぐれ悪魔を討伐するためだ。
はぐれ悪魔
一言で言えば悪魔社会の罪人であり人間に害をなす危険な存在である。
リアス達はとあるはぐれ悪魔の討伐を大公から受け、ついでにイッセーに悪魔の戦い方を見せておこうとしていた。
「イッセー、これから行う戦いは貴方はよく見て今後に生かしてちょうだい。」
「はい部長、この兵藤一誠しっかり学ばせてもらいます!」
イッセーの張り切りように皆柔らかい表情をするが……
廃屋の中にはぐれ悪魔はおらず、代わりに二頭身でピンクの髪をした何かがいた。
〜遡ること数十分前〜
はぐれ悪魔が潜伏している廃屋の近くに永人の姿があった。彼もはぐれ悪魔が目的であった。
「ポッピー、君の集めた情報通りだとここに化け物がいる確率が最も高いんだよね?」
永人は自分のスマホの映る女性に声をかけた。
「そうだよ〜!警察に出されてる捜索願いやネット上の噂とかを元にすると、あの建物に化け物がいるみたいだよ〜!」
永人の問いにハイテンションで答える彼女の名はポッピーピポパポ。ある時黎斗が開発したAIで、インターネットを通じれば様々な端末に(時にはハッキングして)アクセスでき、様々なデータを瞬時に処理したりできる高性能なAIである。
ちなみに彼女を開発した直後に黎斗は「こんなにも素晴らしいAIを作るとは…私は私自身の才能が恐ろしい」と満面の笑みを浮かべていた。
永人は廃屋に入るとそこには見るもおぞましい化け物がいた。
「ほう人間、しかもまだ若いではないか。これは食いごたえがありそうだ。」
バイサーは永人を見た途端に嬉しそうに舌舐めずりをした。
「永人、これ以上被害が増える前の素早く
飛彩の声に永人は何処からドライバーを取り出しそれを腰に装着し、手にピンク色の
「な、なんだそれはあ。まさか
そんなバイサーの問いに対し、永人は反応せずガシャットの起動スイッチを押した。
『MIGHTY ACTION X』
するとたちまち周囲にブロックが出現し、永人は、
「変身!」
と高らかに叫びガシャットをドライバーに挿しこみ
『レッツゲーム! メッチャゲーム! ムッチャゲーム! ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!!』
仮面ライダーエグゼイド アクションゲーマー レベル1へと変身した。
「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」
「ハハハハハ!何かと思ったらそんなチンチクリンな姿になるとは、面白くて笑いが止まらんぞ!」
大笑いするバイサーにを気にせず、エグゼイドは武器のガシャコンブレイカーを片手にバイサーへと接近しつつ自分が出現させたブロックを壊していた。するとブロックの中からエナジーアイテムと呼ばれるメダルのような物が出現した。
「よっしゃ!高速化のアイテムゲット!」『高速化!』
エグゼイドがエナジーアイテムを取り込むと途端に素早くなり、浮いているブロックを足場にしてバイサーに多方向から攻撃を仕掛けた。するとバイサーは自身の違和感に気づいた。
「なぜだ力が弱まってきている気が…」
それもそのはず、このレベル1と呼ばれる姿には彼女のような俗に言う転生悪魔が持つ
「やった!チェスの駒を摘出したぞ!」
「何⁉︎私の駒を取り除いた…だ……と……」
「よし、これで
エグゼイドが声がする方に目を向けると、そこにはリアス・グレモリーと自分の兄をはじめとしたオカルト研究部がいたのであった。
「貴方少なくともはぐれ悪魔では無さそうね。ここに化け物がいなかったかしら?」
「化け物?それなら僕が退治しましたけど…あ、丁度良かった!ここに女の人が倒れているんです。警察を呼んでくれませんか?」
リアスの問いにエグゼイドは嘘を交えて答える。自分と同じように化け物退治に来たのなら分かり合えると思ったからだ。しかし、
〈待て永人、少し雲行きが怪しい。〉
突然、飛彩が警告した。するとリアスはこちらを警戒するような目で見ているのに気がついた。
「そう、化け物を退治してくれたのは感謝するわ。でも、私の領土で勝手なことをされると困るわ、よって貴方を拘束させてもらうわ!」
『ドン!』なんて効果音が似合いそうな雰囲気で彼女はそう言い放った。
〈おいおい、まさかこんな状況でドンパチする気か?〉
大我は思わず呆れてしまった。確かに未知の相手に対し恐怖心を抱くのは仕方のないことだが、いささか短絡的すぎる。
こうしてエグゼイド改めて永人対リアス達の戦いの火蓋が落とされたのであった。
次回、黒いあいつが変身します。