High Scale D×D   作:クフフのナッポー

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「お主か、報告にあった神格を持つ侵入者は」
ハーデスの元に現れたフードの男はハーデスの前でお辞儀をした
「はじめまして。と言うべきかなハーデス?」
冥界を管理する神に対し無礼極まりない態度をとる男だが、ハーデスは気にしなかった。

むしろ自分の前にいる男の存在に対する驚きの方が大きかった

「ば、馬鹿な!お主は、存在しないとされた神のはず。なぜここに?」
ハーデスは目の前にいる男の存在が信じられなかった。何故なら彼は神話の中でも存在はとても曖昧であり、ハーデスの言うように存在しないとも言われているからだ。
驚くハーデスを気にせず男は持ってきた酒瓶を取り出す
「君も私に対し色々と聞きたいことがあると思うが、まぁここはひとまず飲みながら話そうではないか。よければ愚痴を聞くぞ」
「あ、ああ。そうだな」
男のペースに流されながらもハーデスは酒に付き合うのであった

「好色すぎるゼウスといい、ポセイドンといい、クレイジーサイコシスコンのアポロンといい、いい加減にしろよ馬鹿野郎!」
「相当鬱憤が溜まっているなこれは」


Odin降臨!

「すみません大我さん、助けて貰った上に送っていただいて。それに永斗さんも」

「気にすんな。どうせあのまま戻ってもつまらない荷物持ちが待っていただけだしな」

「そうですよ。袖振り合うのも多生の縁って言いますし」

 

ロスヴァイセは大我と一通り話をしていると彼女の上司であるオーディンから呼び出しがかかり帰ろうとした。その時に()()にも近くにいた永斗達が大我にロスヴァイセを送って行くように指示を出し、今こうして彼女を指定された合流地点まで送っているのであった。

余談だがその時のみんなの笑顔(特に貴利矢の)にとてもイラついた大我は腹いせに永斗も連れてきたのであった

 

そんなこんなで3人は会話をしながらオーディンに指摘された目的地まで歩いて行ったのだが……

 

「「「なんで集合場所がラブホテル?」」」

 

そう、オーディンが指定した集合場所の住所はホテル街のとあるラブホテルであった。オーディンからはホテルとだけしか伝えられていなかった3人はホテル街の入り口に来た途端に思わず顔を赤くして叫んでしまった。そんな3人の様子を見ていたのかTシャツに少し膝丈の半ズボンに帽子を被った髭が長い老人が側に厳つい顔の男性を連れながらニヤニヤしながら現れた

 

「ほーう、ついにあのロスヴァイセにも男ができたか。それも2人も。これで祖母のゲンドゥルも孫の将来に一安心かの?ハハハハハ!」

「オーディン殿、いくら秘書と言えどもあまりからかうのは如何なものかと」

「まぁ良いではないかバラキエル。これも一種の余興じゃよ、余興。と言ってもアザゼルの坊主が気にかけてる男も巻き込んでしまい申し訳ないがな」

 

老人…オーディンは厳つい顔の男…バラキエルに注意をされると頭をポリポリ掻きながら大我に謝ったが、大我と永斗はそんなオーディンの態度に少し腹を立てた

 

「謝るんなら俺らだけじゃなくて自分の秘書にも謝ったらどうだ?」

「そうですよ。『親しき仲にも礼儀あり』って言いますし、こんなことを続けていたらいつか痛いしっぺ返しを受けますよ」

 

若者2人に正論を言われてオーディンも居心地が悪そうな顔をする。すると同時に…

 

「え、永斗!なんでホテル街にいるんだよ?それにそこにいる銀髪の美人さんは…「お父様?」…え、朱乃さん今お父様って?」

 

皆が永斗達の後ろを見ると走ったのか肩で息をしているイッセーと朱乃がおり、イッセーは永斗を、朱乃はバラキエルを見て驚いていた。一方でバラキエルは突如険しい顔になり、そのまま朱乃に対し怒鳴った

 

「朱乃、何故このような場所にいる!」

 

 

 

 

「え、バラキエルさんって姫島先輩のお父さんなんですか?」

「ああ、朱乃が持つ雷光の力はバラキエルからの遺伝によるものだ」

 

ホテル街にてバラキエルと朱乃が一悶着を起こしそうな時にアザゼルがタイミングよく現れ2人は一旦落ち着き、一同は兵藤家へと移動したのであった。そこでアザゼルから朱乃とバラキエルの関係を聞いた永斗達は、今度はオーディンの話を聞くことになった。

 

「改めてワシの名はオーディン、北欧神話の主神じゃ。今回は日本神話との会談のために来日したのじゃ、よろしくな」

 

オーディンは挨拶をすると部屋の中にいる女性陣に対し何処と無くいやらしさを感じる目で見ていた。仮にも一神話体系の主神が相手なので顔には出さないようにしているがやはりどこか嫌そうな顔をしていた。それに気づいたロスヴァイセはオーディンに対し注意を促す

 

「オーディン様!いやらしい目で女の人を見ないで下さい!こちらの方は魔王ルシファー様の妹君なのですよ!それに、いくら親しいとは言え堕天使の側の重役の方が2名もおられるのですからご自重ください!」

「全く相変わらず堅いやつじゃの〜。ワシも男じゃ、目の前にこれ程の美女がいれば反射的にそういう目で見てしまうものじゃ。

と、こやつは言わばワシの秘書のようなヴァルキリーの…」

「ロスヴァイセと申します。日本にいる間、お世話になります。以後お見知り置きを」

ロスヴァイセが深々とお辞儀をするとオーディンがいやらしい顔をしながら口を開いた

 

「ちなみに彼氏いない歴史=年齢の生娘ヴァルキリーじゃ。どうじゃ赤龍帝よ、こやつを貰ってくれぬか?」

「ええ!俺がっすか?」

オーディンの無駄な追加情報に対しロスヴァイセは泣きそうになるが大我に言われたことを思い出しグッと堪えた

 

「ゴホン!お言葉ですがオーディン様。確かに私は男性との交際経験は皆無ですが、私は18になったばかりですのでそんなに慌てる必要はないかと。

それこそ私の祖母が現役の時ならともかく、今は当時に比べて世界的に晩婚化が進んでいますので、今すぐやれ結婚だのと騒ぐ程ではないものかと」

「ほー、この手の話になるとすぐに泣き出すお主からそのような話が飛び出るとは!いやはや誰の影響かの〜?」

ロスヴァイセの反論にオーディンは驚きながら大我に対し何か含みを感じる視線を送っていた

 

「そして俺たち三大勢力が会談のサポート担当だ。そこにいるバラキエルが俺の代わりの堕天使側のバックアップの代表でな。悪魔からは外交担当のセラフォルーがメインで、教会からは…日本に来ているシスター・グリゼルダが代表を担当するそうだ」

「シスター・グリゼルダが代表?日本に来ていて近いうちに会いたいと手紙に書いてあったが、それは本当か!」

協会の代表の名前を聞いたゼノヴィアが驚きながら質問した。

アザゼルが言ったグリゼルダと言うシスターはゼノヴィアにとっての姉のような存在であり、協会から破門されこうして日本に滞在することを決めた時には彼女に手紙で連絡を取り、今も文通をしている仲らしい。自分の知人が重要な会談に関わると聞いて驚きが隠せないようだった

 

「本当だぜ。現に今回の一件で何度か打ち合わせもしたしな。

にしても悪魔側はリアスとソーナ達に半ば丸投げしてるし、教会は立候補してたガブリエルを始め熾天使(セラフ)を誰一人として呼んでこないし、大丈夫かな?」

「ホッホッホ、気にするなアザゼルよ。何か問題が起こったらその時はお主ら堕天使にバチが当たらんように悪魔と教会の連中の不備にしとくからな」

思わず不安を愚痴るアザゼルに対しオーディンが特大級な爆弾を投下し、一同は何とも言えない雰囲気になった

 

「あのオーディン様、一応ここには魔王の妹とか現教会のトップの部下とかいますけど、そんな発言して大丈夫なんですか?」

永斗が恐る恐る聞くと、イッセーは今にも突っかかりそうになっているところを祐斗と小猫に抑えられており、イリナもゼノヴィアとアーシアに止められていた。その光景が見えていないのか。または主神の余裕故にかオーディンは笑顔のまま答えた

 

「何を言っとる小僧。仮にもワシは一神話体系の主神、分かりやすく言えば国家元首のような存在じゃ。盛大にパレードをしろとは言わんが外交的な観点から言わせれば堕天使のように相手へ対する誠意と言うものを示してくれねばワシとてさっきのような発言をしてしまうぞ。」

「ふざけんな!それじゃ肝心の会談相手の日本神話はどうなんだよ!あっちだって全く使いを出していないじゃないk「赤龍帝よ、お主は少しこのような場での常識を知るべきだぞ」!!!」

オーディンの発言にイッセーが怒鳴るが、すぐさまオーディンがイッセーに対し鋭い視線を飛ばして来た。その光景に永斗やリアス達オカ研メンバー、アザゼルとバラキエルの堕天使コンビ、更にはロスヴァイセと普段イッセーに対し冷たい永斗の人格でさえも肝を冷やしてしまう。イッセーに関してはさっきまでの威勢はなくなり震えていた。オーディンは視線を鋭くしたまま話を続けた。

 

「先程、日本神話について聞いておったが向こうが護衛を出してくれぬのはお主ら聖書陣営が好き勝手行動し多くの神話の力を削いだ影響によるものじゃ。日本神話はお主らに土地を貸しておるが言わばお主らが勝手に行動したツケをそのような形で払わしておるからであって、お主らを認めてる訳ではない。

それ以前に、お主は確かに赤龍帝ではあるがそれ以前にリアス・グレモリーの下僕の兵士(ポーン)であり只の下級悪魔じゃ。一応、公の場では無いからこれ以上文句は言わぬが、下手な言動はお主自身のみならず主人と眷族全員…下手をすれば各々の家の評判をも落とし身を破滅させるぞ。

はー少々お硬い話をして疲れたわい。アザゼルよ、近くに素晴らしいお触りパブがあると言っておったがそこに案内してくれぬか?」

真剣な話をしていたオーディンだったが最期の一言で全員の緊張がほぐれ、当のアザゼルは頭をポリポリと掻いていた

 

しかし、この一件でバラキエルはイッセーを「信用するに値しない身の程知らずで力を振り回すだけの男」と評価し、この後に朱乃と話した際に元から大きかった確執がより大きくなってしまった。

 

余談ではあるが、オーディンのお触りパブ来店には(一応成人済みな)飛彩、大我、貴利矢、黎斗の4人も無理やり参加させられ飛彩は黒歌に、大我はロスヴァイセに白い目で見られたそうだ




ちょっとオーディンに神さまっぽいところを見せて貰いましたが、ヤバイ永斗が全然活躍できてない…それなのに別の小説のアイディアはバンバン出てくるよ。どうして試験勉強と言い連載小説の執筆といい、やるべき事を後回しにして関係ない事にどんどん意識がいくんだろう?

話は変わりますが、ビルドを見ていると「D×Dの原作もこれぐらい力に対する代償や苦悩を描いて欲しいよ」と思いました。まだ見ていませんが最近の原作では早押しクイズかと言わんばかりの変態に関するプロポーズばかりで白けます。個人的に最高のハーレム物の主役である某モギリさんは自分の言動に対し強い責任感がありますし、常に正義と平和のために体を張っており、彼の活躍を描いた最後の作品のエンディングの中には自分の幸せより平和を守る事を選ぶカッコいい男です(体が勝手に…などから目を逸らしつつ)
変態もあの人の爪の垢を煎じて…というより彼に一からシゴいて貰った方がいい気がします
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