〜ナレーション〜
駒王学園に在学する兵藤永人(エイト)は医者を志す多重人格者である
ある日彼は駒王町に訪れたシスターのアーシアと出会い友人となった
しかし、この出会いが永人の運命を変えることは誰も思っていなかった
アーシアと出会って数日後、イッセーが学校を休んだ。
何でも体が怠いらしく今日いっぱい休むそうだ。永人は「いつも(いろんな意味で)元気な兄さんが休むなんて珍しいな」と思いながら学校に通った。
そして放課後、バイトも無く、そのまま帰宅しようとした永人は偶然にも公園で会話をしている兄とアーシアを目撃し声をかけようとした。しかし、その時
(なんだあの人は?)
永人はとっさに近くの電柱に隠れてドライバーを取り出しながら観察を始めた。しかし距離があるせいで声は聞こえないが、緊迫した雰囲気を感じた。すると頭の中で大我が語りかけてきた
〈永人、俺に代われ。俺ならあの女を狙撃できる〉
「分かった、大我頼んだよ」
人格が永人から大我に変わると彼は懐から紺色のガシャット取り出し起動しドライバーに挿し込んだ
『BANG BANG SHOOTING』「変身」
『レッツゲーム!メッチャゲーム!ムッチャゲーム!ワッチャネーム!?アイム ア カメンライダー!!』
大我はスナイプ レベル1 シューティングゲーマーに変身し、「ミッション開始」と言うと電柱から飛び出して自身の武器「ガシャコンマグナム」で堕天使を狙撃しつつイッセー達の前に出た
スナイプの姿を見たイッセーは驚いた。なんせ先日自分達を圧倒したゲンムに雰囲気が似ていたからだ
「お前はゲンムの仲間なのか?」
イッセーがそう尋ねるとスナイプは返事をした
「ああそうだ、ちなみに俺の名はスナイプだ。
小僧、俺があの女を相手をする。その間のお前はそのシスターを連れてさっさと逃げろ!」
「囮になるってことか?危険だ!そんなゆるキャラみたいな体型じゃ勝てる訳が「誰がこのままで戦うって言った?」え、まさかお前も人型になれるのか?」
「当たり前だ。第弐戦術」
そう言ってスナイプはベルトのレバーに手をかけ開いた
『ガッチャーン!レベルアップ!ババンバン!バンババン!(イェア!)バンバンシューティング!!』
レベルアップしたスナイプはそのままガシャコンマグナム側面のAボタンを押し、ハンドガンモードからライフルモードへと変形させて、いつの間にか援軍に来ていた男の堕天使に狙いを定めた
「小僧、もう一回言うぞ。さっさとシスターと逃げろ。これは命令だ」
ぶっきらぼうに言うスナイプに心の中で腹を立てるイッセーだったが今度こそ指示に従った
逃げて行くイッセーとアーシアを見送ったスナイプは堕天使に視線を移し、狙撃しつつこう言った
「敵が喋ってる時に待ってくれるとは随分と紳士的だな」
「ふん、貴様こそレイナーレ様を取り逃がしている時点で他人のことは言えまい」
男の返事にスナイプは周囲を見渡しレイナーレが逃げていることに気がつき舌打ちをする
「チッ、だったらテメェを仕留めてあいつらの後を追う」
「貴様にこの私がやられるだと?この私を侮辱する気か!」
スナイプの態度に腹を立てた堕天使は光の槍を投擲するも、動きが雑になっておりスナイプは簡単に回避しつつベルトのガシャットをガシャコンマグナムにセットする
『ガシャット!キメワザ!「悪いがさっさと消えてもらう」BANG BANG CRITICAL FINISH!』
ガシャコンマグナムから放たれる弾丸がドーナシークを貫き爆散させた。その様子を見たスナイプはレイナーレを探すため公園を出ようとするが そこにレイナーレが現れた
探す手間が省けたと言わんばかりにスナイプはガシャコンマグナムを構えるが、彼女はアーシアを抱きかかえており、側にゴスロリ衣装の子供とボディコン衣装の女の堕天使がいた
「あの小僧はどうした?」
スナイプの説明にレイナーレは笑いながら答えた
「小僧ってイッセー君のことね。彼は無事よ、最も今頃自分の無力さを呪っていると思うけど」
余裕そうなレイナーレにスナイプは今すぐにでも狙撃したかったが、アーシアが人質となってる以上下手な行動はできなかった
「あら、その様子じゃ自分の立場が分かっているようね。ドーナシークを倒したみたいだけど人質がいたら迂闊な行動は取れないわよね。
本当は今すぐにでも殺したいけど、今の私は機嫌が良いから見逃してあげるわ。あなたも自分の無力さを呪いなさい」
と言って彼女達は飛び去って行った
「どうする、今からあの女のとこに殴り込みに行くか?」
大我の質問に貴利矢が提案をする
〈なぁこんなのはどうだ?〉
貴利矢の提案を聞いた全員はそれに同意し、イッセーの元へと向かった
一方その様子を見ていた者がいた。永人の友人パラドであった
「へーあのシスターを助けに行くのか。ひょっとしら永人の運命が大きく変わるかもな…そうだとしたら心が躍るな!」
そう言いってパラドはダイアルが付いたガシャットを持ち笑っていた
リアスは部室で困惑してた。それはイッセーがシスターを助けに教会に乗り込むと言ったことも原因ではあるが、それ以上に
そんな厄介な存在に朱乃は恐る恐る声をかけた
「あのーよろしければ紅茶を入れましょうか?レーザーさん」
「あー自分のことはお構いなく。ってかそんなカチコチの笑顔じゃ幸せが逃げちまうよ」
彼の名はレーザー。ゲンムの仲間で堕天使を倒すべくイッセーに協力しているそうだ。リアスとしては協力してくれるのはありがたいが、まさかこうも早く向こうからこちらに接触するとは思っておらず、リアスや他の眷族も反応に困っていた。
しかし、これは好機だとリアスは思っていた。先日ゲンムとは友好的に接していくことを決めた矢先にその仲間が共闘を持ちかけて来たのだ。これは乗らない理由が無い、そう思ったリアスはイッセーに彼の駒である
レーザーと共に教会に来たイッセー、木場、小猫の3人ははぐれ神父のフリード・セルゼンと交戦しようとする…のだが、
「はい、皆さん着いて来てくれてサンキュー!自分は先に行くから後はよろしく〜!」
と突然のレーザーの発言に一同驚いたのだった
実は貴利矢が提案したのは「敵の本拠地に乗り込めば当然こっちが数で負ける。だったらリアス達を利用して邪魔な敵を片付けてもらい、自分達はアーシアを助けに行く」という作戦であり、他人を乗せるのが上手い貴利矢がイッセーに接触した理由であった
「ちょ、ちょっと待てよ!お前も一緒に戦うんじゃないのかよ!」
イッセーが驚きながらレーザーに言ったが当のレーザーは
「え、自分はあの時『自分も金髪のシスターさんを助けたいから手を組んで欲しい』とは言ったけど『一緒に戦おう』って一言も言ってないぜ。あ、ひょっとして乗せられちゃった?」
おどけた喋り方をするレーザーに今すぐにでも殴りかかろうとするイッセーだったが、それより先にレーザーが『高速化』のエナジーアイテムをゲットし先に進んでいた
「乗せちゃって悪いね!それじゃお先に失礼!」
地下室に着いたレーザーが見たのは十字架に磔られてるアーシアと側にいるレイナーレであった
「あら、また変なのがいるわね。でも至高の存在になる私にとっては何の問題もないわ」
余裕そうに言うレイナーレにレーザーは言い返した
「至高の存在?あんなみたいな他者を馬鹿にしていく女になれるのかね?
ま、そんなことの為にアーシアちゃんを利用させないよ、あんたは…この俺が切除する!」
急に雰囲気が変わったレーザーにレイナーレは驚き、レーザーは新たなガシャットを起動させた
『TADDLE QUEST』「変身」
レーザーはベルトに挿さっている爆走バイクガシャットを今起動したガシャットに交換し、ブレイブ レベル1 クエストゲーマーへと姿を変え
「姿が変わった?」
レイナーレは更に驚くが彼女の驚きはまだ続く
「術式レベル2」
『ガッシャーン!レベルアップ!タドルメグル!タドルメグル!タドルクエスト!!』
レベル2へとなったブレイブの姿にレイナーレは見惚れてしまった。今のブレイブはまさに騎士と呼ぶにふさわしいオーラを出しており、ここが教会の地下とといことも合わさり、その姿は様になっていた
「これより
ブレイブは自身の武器「ガシャコンソード」を構えてレイナーレに接近するが、彼女は宙を浮いて躱した
「姿をかえたのは驚いたけど、所詮は人間。地を這いながら生きているのがお似合いね」
「ならば貴様を地に落とすまでだ!」
そう言うとブレイブは『ジャンプ強化』のアイテムを使いレイナーレと同じ高さまでジャンプし、そのまま彼女の片翼ををガシャコンソードで切った
「き、貴様、よくも私の羽をォォォォォ!」
翼を切られたレイナーレは怒りに身を任せて両手に光の槍を出しブレイブ攻撃するも大振りな攻撃の為、全く当たらず逆にブレイブに必殺のチャンスを作っていた
「これで
ブレイブはガシャコンソードにガシャットを挿し込んだ
『ガシャット!キメワザ!TADDLE CRITICAL FINISH!』
燃え上がるガシャコンソードをブレイブはレイナーレへと振りかざし叩きつけた。レイナーレは攻撃を直撃し黒い羽を残して燃えていった
ふとブレイブが後ろを見るとイッセー達が地下室に来ており自分を見ていた
「貴方もゲンムの仲間なのよね?私はリアス・グレモリー、この町を拠点として活動している悪魔よ。もしよろしければ貴方とお話ししたいのだけど良いかしら?」
紅色の髪が特徴のリアスがブレイブに対話を持ちかけた。ブレイブは少し黙って答えた
「良いだろ、『俺たち』も話をしたいと思っていたところだ」
ブレイブ…飛彩は変身を解除し、そして人格を主人格である永人にバトンタッチした。
その光景を見たリアス達は驚いた。まさか20代前半の男性がいきなり自分達と同じ高校の男子生徒に姿を変えるとは思っても見なかったからだ
「初めまして、僕は兵藤永人と言います。いつも兄がお世話になっています」
パラドの本格参戦はまだ先の予定です
次回はリアス達と話し合いです
おまけ「イッセーとレーザーとの初対面」
イッセーが己の無力さに悔しがる中、黄色の無人バイクがこっちに向かって来ていた
「何だあのバイク、誰も乗っていないのに動いてるぞ!」
バイクはイッセーの横でピタリと止まった
「始めました兄ちゃん、俺はゲンムの仲間のレーザーって言うんだ。
突然なんだけど兄ちゃん俺と手を組まないかい?」
「な、何を急に言いだすんだ⁉︎」
「俺知ってんだぜ、兄ちゃんが金髪のシスターさんを助けたいってこと。実は自分もそうなんだ、お互い利益は一致してるし手を組まないかい?」
イッセーは少し考えてこの申し出を受け入れた。
(単純に戦力が増えるのは良いことだし、何よりこいつはあのゲンムの味方だ。こいつを通じてゲンムと友好関係を結べればきっと部長も喜んでくれて…そしたら///)
「OK、乗りな兄ちゃん!どこでも飛ばしていくぜ!」
こうしてイッセーはまんまとレーザーに乗せられたのであった