いつになったらヒロイン確定するかな……
ああ……ベルクーリとの戦いで神経を使い過ぎた。しばらく心意を使うことはできなさそうだな、こりゃ。
「それはそうと……こいつの銘はどうしよう」
背中に背負っている白い剣を見る。
黒藍の死剣と同じ形で色が違うだけ……というか、アインクラッドの第1層のLAで手に入れた剣、《ホワイトライダー》そのものなんだよな〜材質的に金属製かガラスかどうかだけしか違いがないし。
「………」
白い馬、勝利を支配する、白い見た目……。
ペイルライダーが《黒藍の死剣》なら、
ホワイトライダーは《白の勝利剣》か……なんか違う気がする。
「《勝利の白剣》……こっちの方がしっくり来るな」
ということでこいつの銘は勝利の白剣で決まりだ。
「二刀流は……2度と使わないつもりだったんだけど……まあ、二本同時に使わなければ良いか」
二刀流は使わない……二刀流はキリトにしか似合わない。それが俺の考えだ。
黒藍の死剣はベルクーリのとの戦闘で武装完全支配術を使用したせいか天命が限界に近い……次の戦闘からさっそく勝利の白剣の出番か。
「………頼むぜ、相棒」
初代相棒と瓜二つの剣に声を掛けて止まっていた足を進め始めた。
——
一方その頃、
「「うおわああ!」」
キリトとユージオも脱出し、整合騎士を1名倒した後、わらわらと集まってきた整合騎士達に追われて悲鳴をあげていた。
——
「……ん?」
なんか今、叫び声が聞こえたような?
……気のせいだよな。
というか、この階段はいつまで続くんだ?
つうより、後何階降ればキリトとユージオに合流できるんだ?
「て言うか、服がなぁ〜」
昨日の雨でびしょ濡れで一晩経って服が乾いたのに飛竜に繋がれ、風圧でダメージを受け、ベルクーリに横一文字に切られ、風呂に突っ込んだ所為でまたもやびしょ濡れ。
詰まる話、そろそろ天命が限界なのだ。
「………あ」
上着が光の粒子になって消え始めた……
やばい、天命が尽きた。
いっそのこと、上半身裸で歩き回るか?
「……いや、キリト辺りに知られたら変態扱いされるし却下だな」
上半身裸は最終手段として次の階で服を探してみるか……
とか考えてるうちに目の前に扉。
「失礼しまーす……」
扉を開け、中に整合騎士がいないことを確認。
よし、誰もいない。
というか、部屋の中に部屋がたくさん……
試しに一部屋開けてみると、
「お、ここは倉庫か?」
なにやら木箱やら棚やら鉄箱やらetc……
あ、服を掛けてるスペース発見。
「どれどれ……」
鎧に……鎧に……鎧………
(鎧しか無いじゃねぇか!!!)
なんでこんなに鎧があるんだよ!?
しかも全部、色が派手だよ!なんでピンクやら、パステルカラーやら、明らかに蛍光色なものまであるの!?
「………おっと?」
掛けられてる鎧を掻き分けながら目立たないそうな服を探していると、地味な色を発見。しかも黒に近い藍色でコート型。
手に取ってみるとインナー、ズボン、コート……指貫のグローブがセットになっていた。
「ちょっとお借りしますよー」
しかし返すとは言ってない(^∇^)
まあ、ここから脱出したら返そうにも返せないしな。
……うん、コートは落ち着くな。
黒いインナー。
黒藍色のコート。
黒藍色のズボン。
黒い指貫グローブ。
どこかで見たと言うか、SAOでの装備そのまんまだな。
「さて……行くか」
着替える時に外してた荷物を装備する。
背中に《勝利の白剣》。
腰に《黒藍の死剣》。
そしてポケットに残ったギガスシダーの枝とロニエのくれた弁当……弁当、よく無事だったな。
……俺、弁当持ちながら整合騎士の長と戦ってたんだな。
ロニエ……必ず弁当は食うからな。
ロニエとした約束やアリスを連れ帰る約束を守る為にも戦い抜かないとな。
俺は覚悟を新たに部屋を出た。
以上。装備調達回でした!
これからもぼちぼちやって行きますのでよろしくお願いします!