最近はどんどんモチベーションが下がりつつあります……(-。-;
ですので、どうか感想などを下さい!!
皆さんの一言が私の心の大黒柱になります!!!!
本棚と本のみで構成された世界……いや、図書館だろう。
そんな空間に俺とユージオ、そしてカーディナルと名乗る少女が向き合っていた。
「アルス……無事だよね?」
「ああ。無事だ……何となくだが分かる」
思えば《SAO》からこの《アンダーワールド》までで俺の近くにあいつが居ないのは初めてだな。
「まあ、お主は体が冷めているようじゃからな。この先の風呂に行ってくるがよい」
「そう、ですね……それじゃあお言葉に甘えさせていただきます、カ………カーディナルさん。ええと…その、創世記というのはどのへんに?」
「あの階段から先が歴史の回廊じゃ」
「ありがとうございます!……それでは、少し失礼します」
ペコリと頭を下げてユージオはくしゃみをしながら足早に去って行った。
「あんたは、アンダーワールドの住人じゃないんだな。このせいの外側……システムの管理者たちに近しい存在だ」
ユージオがいなくなった事を確認して、俺はカーディナルと名乗った少女に語りかける。
「うむ。そして、お主とこの場にはいないお主の相棒もそうじゃな?」
「………ああ、そうだ」
カーディナルか……SAOとALOにおいて最悪の敵だったがこうして目の前にいる幼賢者を見ると本当に同型のプログラムなのかと疑問が浮かぶ。
「ち、ちなみになんだが……俺が何処からこの世界にダイブしているか分かったりしないかな」
「すまんが、それはわしの権限では知り得ないこと…….だが、お主とアルスは同じIDでこの世界に存在しているという事は確認できておる」
同じID………?
「二人で一つしか無いアカウントを同時に使っているという事か?」
「ほう、それくらいは察する事ができるか……じゃが、これに関してはわしにも………《彼奴》にも知る余地はあるまい」
カーディナルの言う《彼奴》が何かは分からないが、その原因は分かっている。
「………」
SAOであいつが俺を庇った時の事は今でも鮮明に思い出せる。ヒースクリフの剣を俺の代わりに受けたアルスのHPが全損し、身体がポリゴンとなり爆散した。
それから現実に戻った俺はALOに囚われたアスナを助ける為にALOにダイブした……冒険の終盤、俺を追って大量にガーディアンが押し寄せてきた時に。
—ほら、ここは任せてアスナを取り戻して来いよ、キリト—
そんな声が聞こえた時、ポリゴンが集まり人の形を成し、アルスが現れたんだよな。
それから現実に戻った時に自分の内側からアルスの声が聞こえた時は本当に驚いた。
それ以来、俺とアルスは本当の意味で2人で1人になった。
最初は妄想かと思った。アルスが死んだ事を認めたくなくて自分の中にあいつを作り出したのかと……でも、ALOで実体化する事ができるようでその時はアスナ達にも見えていた。
そしてこの世界にやって来た時、アルスから血が出てたのを見た時、きっと嬉しくて安心したんだ……ああ。俺の中に居たアルスは本人でこの世界でなら独立した人間である事ができるのだと。
「………感慨に浸っているところ悪いがもう一つ重要な事がある」
「重要な事?」
今までの事を振り返っていると、不意に重要な事があると言われたので首を傾げる。
「何故、お主とユージオと共にこのセントラル・カセドラルにではなく、アルスのみを切り離して連行する様に騎士が命令を受けたと思う?」
「たしか……騎士アリスは最高司祭が直々に手を下すと言ってたな」
「そう、それ自体が誤りなのじゃ」
「誤り…?」
確かに不自然だと思ったが……
「あのアルスというユニットは
「あり得ない力……心意の事か?」
「そうじゃ、だがそれだけでは無い。心意の会得、《原初の四人》の生み出した青の馬と白の馬に認められその力を持つ剣を得た、そして修剣学院の生徒でありながら《武装完全支配術》を習得しておった……」
……確かに改めてこの世界を見てきた観測者に指摘されると事の重要性が伝わって来る。
「そしてこれはお主にも言える事じゃが、破壊不能オブジェクト《ギガスシダー》を打ち倒した。なにより、お主らには《右目の封印》と呼ばれる抑止力が存在しない……」
右目の封印……ひょっとして、ユージオの右目が破裂したのと関係が……いや、ひょっとしなくてもこの世界の人間が禁忌目録に違反する事を封じる為のストッパーか。
「最高司祭……アドミニストレータはきっとどんな手を使ってでもアルスを手に入れるつもりじゃろう」
「アルス………」
なにやら新しい単語が出て来たが、そんな事よりも今は離れ離れになってしまった相棒の無事を祈るばかりだった。
えー……前書きではっちゃけてしまった事、浅く反省しております。
今回はアルスがどんな存在なのかを説明する回でした。
きっと彼はチート化していく事でしょう。
会話の流れ的に原作を読んだ事のある方は違和感を覚えつつも展開を予測できたかもしれませんが、予測できた方もそうでない方も今後ともどうかお付き合いください。
閲覧ありがとうございました。