ヒロイン決まらない!
ロニエとアリスは確定……何そのハーレム。
とりあえずはハーレムになると思いますがまだ決定では無いのでタグには追加しません!
PS.でも、個別EDは作成予定。
「そうか……そんな事になっていたなんてな」
アルスは天井を見上げる様に仰向けに倒れている。
その横にはキリトとユージオ、アリスが座っており、今までの情報をアルスに伝えていた。
(ベルクーリが石化したのは知っていたが、あの状態でまだ意識があったのか……それにカーディナルという賢者の事も気になるが、今はアドミニストレータを止めることを考えないとな)
アルスは右手の近くにあった《黒藍の死剣》を再び握り、杖代わりにして立ち上がろうとする。が……
「なにっ……!?」
体に違和感を感じ、上手く体に力が入らず、バランスを崩す。
「危ない!」
前屈みに倒れ込みかけたが、咄嗟に反応したアリスに受け止められたので倒れる事はなかった。
アリスに「ありがとう」と伝え、再び立ち上がろうとするも、またバランスを崩し、アリスに受け止められる。体に感じた違和感は未だ健在。
「アルスは暫く休んだ方が良さそうだな」
「うん、そうだね」
「キリト……ユージオ?」
突如俺に休む様に言ってくる相棒2人の顔を見る。
「今のお前は明らかに戦える状態じゃ無いだろう?」
「そんな事は……第一、それはお前達も同じだろ?ここまで連戦だった筈だ。それにキリトに至ってはさっきまで俺と斬り合ってただろうに」
「それでもキリトは今のアルスみたいに立つことすら難しい状態じゃないよ。もちろん僕もね。それに……さっきまでのアルスは限界を超える様な力を無理やり引き出されてた様な感じがしたんだ……。もう暫く安静にしてた方が良いよ」
「うぐっ……それもそうなんだけどさ……」
キリトとユージオに説き伏せられそうなアルス。
それを見て、アリスも口を開いた。
「今回は私も2人に同意します。貴方は少し休むべきよ。小父様と戦って、私と戦って、私を引き上げながら壁をよじ登って、ミニオンと戦って、元老長と戦いそして敗れ、アドミニストレータに洗脳され、キリトと戦った。貴方は十分すぎるくらいに戦ったと思うわ」
「アリスまで……分かった。少しだけ休んでから行くよ」
アルスは苦笑したあと、少し諦める様な表情を浮かべ、また床に仰向けに倒れ込んだ。
「それじゃあ、俺たちは先に行ってるな」
「はっ!?ちょ、ちょっと待て、だったら俺も……っておい!?頼むから待ってくれ〜!!」
アルスに背を向けてアドミニストレータのいる階へ続く道に歩き出したキリト達にアルスは声を掛け続けるが、彼らは答えず、最後には、バタンと扉の閉まる音が響いた。
「……そりゃないぜ」
アルスは呟き、未だに力の入らぬ体を引きずり、《時穿剣》の元へ這いずりながら移動する。
「俺の体が回復し次第また力を借りるだろうから今は休んでいてくれ」
そう《黒藍の死剣》と《時穿剣》に声を掛けると鞘に収める。《勝利の白剣》はキリトが所持しているためここには無い。
そしてアルスは今の体の違和感に着いて考え始めた。
その1、《黒藍の死剣》と《時穿剣》を重いと感じなかった。
その2、この場にある空間リソースがどれくらいかを感じる。
(なんなんだ、この状況……)
1つ目の重いと感じなかった理由としてはアルスがチュデルキンを殺したからだろう。
じゃあ、2つ目はなんだ?
アルスはふと《ステイシアの窓》を開く。
「なんだよ、これ……」
そして目を疑った。
そこに載っていたのはゲームで言うところのHPにあたる《天命》。
それから自身の《OC権限》と《SC権限》だが、それは異常な程に跳ね上がっていた。
(あれか?《SC権限》が一定に達したからリソース感知能力の性能でも上がったのか?)
アルスは様々な思考を巡らせた結果、今は少しでも体を回復させてキリト達を追うことを選択した。
後書き
はい、後書きです。
アルスは正気に戻りましたが、暫くダウンします。
………前々から思っていたのですが、この作品のユージオくん存在感が薄くありませんか?是非意見が欲しいです!
単語説明。
《OC権限》…オブジェクト・コントロール権限の略で、この数値によって装備出来る武器の質が変わる。具体的に言えばRPGのレベル1の主人公の装備が《木の棒》でレベル99の主人公が《勇者の剣》を装備している様に、数値が高ければ高いほど強い武器が装備できる。
《SC権限》…システム・コントロール権限の略で、この数値によって使える神聖術のレベルとその成功率が変わる。具体的に言えばRPGの魔法使いのレベル1が《メラ(某RPGの初歩的な魔法)》しか使えないのに対してレベル99の魔法使いが《メラゾーマ(某RPGの上級魔法)》を使える様なもの。