皆さん、こんにちは!最近どの時間にどの挨拶をすれば良いのかあやふやになっている私です。
前回の投稿から1週間経ちました。
あんな身勝手な事を言ったにも関わらず、また閲覧して頂きありがとうございます。
あれから頭を冷やし、自分なりに心境を整理しました。
ネットに二次創作を投稿しているのだから自分とは少し考え方が違う人もいるのが当たり前だと覚悟していたはずなのにそれが甘かったのだと改めて痛感しました。
そして、これからも投稿を続けていくにあたって、どんな小説でも自分のやり方で投稿し続けて、完結できた時に「これは自分の作品なんだ」と胸を張れる様に楽しみながら頑張っていく事を今後のモットーにしました。
前回に引き続き、長々と自論を展開してしまってすみません。
それと同時に今回の一件で純粋に当小説を楽しみに来て下さった読者様に少なからず不快感を与えてしまった事を謝罪致します。
色々と迷走してしまいましたが、これからもこの作品と私の今後を生温かく見守ってやって下さい。
お待たせしました、次から本編です!
「がっはっはー!キリト、オメェさんかなりいける口だなぁ?」
「あんたもなベルクーリ!」
……なぁにこれぇ。
月咬に迎えに来てもらってから走って、なんとか時間には間に合ったのだが……天幕の中には何というか、少しアレなテンションのキリトとベルクーリが肩を組んでおり、アリスとユージオがそれを眺めて頭を抱え、セルカが形状変更術式で椅子やらを作って並べているところだった。
「あら、おかえりなさい。どこ行ってたのよ?」
「あ、うん。術者達に熱い言葉と情熱的な行動で迫られたから紐で縛ってハアハア言ってるのを放置して逃げて来た」
「……なんか、かなりアレな光景が浮かんだのだけど……アルス、取り敢えず表現の仕方が不味いと思うわよ」
うん、実は自分でもそう思ってた所だ。
だがまあ安心した。
今の会話の冷静さからして、セルカはこの空気に毒されていないらしい。ならば今の状況からして、彼女にこの空気になった原因を聞くのが妥当だろう。
手早く聞いてみた。
すると、セルカは苦笑いしながら頰を掻き、十数分前の光景を思い出す様にポツポツと語り出した。
まず、キリト達がベルクーリに近況報告をしていたそうだ。彼に送り出されてから、ここに来るまでにあった事を割と事細かく。
次に、キリトがベルクーリ……いや、主に整合騎士の職務やベルクーリの体験談とかを聞いてみたそうだ。
うん、キリトならその辺が気になるだろう。好奇心的な意味で。
そして、ベルクーリは半ば質問に対する答え半分、愚痴半分でこれまでにやった事などを語り出したそうだ。
まあ……話だと100年以上は整合騎士をやってんだ、愚痴も溜まるさ。なにせ騎士長ともなればおいそれと不満は出せないだろうしな。
んで、ベルクーリの体験談の中に迷宮に入ってみたら罠があったり、誰のものでもなさそうな宝箱を開けたら宝箱の姿をした魔獣だったと言う話があったらしい。
……騎士長も好奇心には勝てないらしい。
ここでやっと今のキリトとベルクーリのテンションに至った原因がセルカの口から話される。
「騎士長様の話を珍しく大人しく聞いてたと思ったら、頷き始めたのよ。『分かる、分かるぞその気持ち!』って」
……なんか、少し前にそう言って見知らぬ整合騎士に話しかけた記憶喪失の管理者(笑)を知ってる気がする。
軽く俺も頭を抱えたが、セルカは続きを語った。
なんでも、キリトも似た様な体験を数え切れないほどしたらしく、今度は自分の体験談を語り出した。
そしたら、今度はベルクーリがキリトの話に共感したらしく、お互いにこれまでの経験談や苦労話、愚痴などを次から次へと話出してしまい、現在の出来上がった感じになったらしい。
てか、以前にキリトに対して俺との関係性などを尋ねた時に『俺、お前の相棒なんだ。アルスと離れた事なんて数える程しかないぞ?』と言っていた。
つまり、彼の体験談=俺の体験談である可能性が高い。
……俺もその話、聞きたかったなぁ。
「よし、アルスも来たみてぇだし!そろそろ例の件、話して貰えるか?」
「ああ、大丈夫だ。……あんたにとっても重要な話だろうしな」
いや、何雰囲気を仕切り直してるの?この人達。
あんな和んでると言うか、混沌とした雰囲気からこんなシリアスな表情を浮かべられるあんたらの方が俺、気になります。
「あー……その前に1つ良いか?すっかり話し込んで忘れていたが、アルス。お前ぇさんの弟子が義勇兵として参加してんだ。そいつにも話を聞かせてやりたい」
「……確か、ロニエと言う娘の事だな?」
俺の言葉にベルクーリは頷くが、少しバツの悪そうな顔をする。……多分、昼の様子とかから察するに彼は俺の現状を説明するまでもなく薄々は理解しているのかもしれない。
「ロニエ、か。俺の弟子、なんだよな……」
俺が修剣学院にいた頃の傍付き錬士で、俺が剣などを教えた後輩。セルカから聞いた話だと、焦げ茶の髪で可愛らしい………。
「あれ、なんか身に覚えのある人物とさっき接触したような……」
ここに来るまでにぶつかってしまった女の子も焦げ茶で可愛らしかったような……。
あ、いや。それでもロニエな筈ないか。
世間はそんなに狭くない筈……でも、なんか俺の去り際に後ろから『先輩』とか聞こえたような……?
・・・そういえば、ロニエと言う子の他にティーゼって子もいたんじゃないか?セルカとその子らは良く一緒に行動してたらしいし、ここに一緒に……あ、いや。戦場になり得る場所にまで一緒に出向くか?普通。
一応、聞いてみるか。
「なあ、ユージオの弟子。ティーゼの大まかな特徴を教えてくれないか?例えば……髪の色とか」
「ティーぜの髪は真紅だけど……どうかしたのかい?」
……真紅の髪。そんな子も確かあの場にいたような。
「あ、忘れてた。そのティーゼって嬢ちゃんもここに来てるぜ?」
ベルクーリの一言に戦慄する。
ロニエとティーゼ。焦げ茶と真紅の髪の女の子……。
・・・ひょっとして、俺。
かなりやらかしたんじゃないか!?
そんな事を内心で考え、焦っていると天幕に備え付けてある板を叩く音が聞こえた。
「ん?誰か来たようだな。構わん、入ってこい」
ベルクーリが『構わないな?』と目配せしてきたので、全員で頷き返した。
「「失礼します!」」
元気の良い二色の声が挨拶をしながら入ってくる。
そこにいたのはさっきの2人……俺がぶつかってしまった子と近くにいた子。つまり、現在、俺たちの間で話題になっていたロニエとティーぜ………らしい人物。
「ああ、ロニエの嬢ちゃん。ちょうど良かったぜこれからアルス達の話を改めて詳しく聞こうと思ってたんで呼びに行こうと思ってた所だったんだ」
「お気遣いありがとうございます、騎士長殿。事前連絡をせずに押しかけてしまい、申し訳ありません」
ロニエの謝罪に合わせてティーゼも頭を下げるが、ベルクーリは気にも留めない様子で笑い飛ばす。
「気にすんな、大方こっちに向かってるアルスを見つけたんで追ってきたってどこだろ?」
「は、はい……」
ロニエの視線が俺に向けられる。
俺は俺で、この子が自分の後輩だということも忘れた挙句に再開したのにも気付かず、ぶつかった癖にロクな謝罪もしてなかったわで彼女に合わせる顔がない。
「「………」」
俺と彼女の視線が正面でぶつかり、きっと、お互いに何を言いたいのか言葉が見つからずに口を閉ざし、見つめ合う。
そのまま何分か過ぎた頃。
ベルクーリが軽く咳払いをして言葉を紡ぐ。
「どうやら、色々と話さねばならない事もあるようだな。遠回しに聞いても洒落臭いだけなんで単刀直入に聞く。……アルス、お前の身に何が起きた。目覚めてからのお前に何が起きたんだ?」
俺に向けられる無数の目。
その視線の種類は様々だったが、誰も好奇心などではなく、心配の類が含まれているものだということは心意を探るまでもなく分かった。
自分に向けられるそんな視線を感じながら、俺は口を二、三回動かすが、なかなか言葉が出ない。
こんな状態でのカミングアウトはこれまでの経験になかったので思ったよりも緊張しているのだろう。
唇が乾き、口内がカラカラになるのを感じながらその言葉を言うのには少し時間が掛かった。
「俺、記憶を失くしてるんだ」
やっと言えたその言葉に息を飲む音だけがこの場に静かに響いた。
後書き
はいっ、後書きです!
テンションや気分を切り替えて、行きます!?
今回はとうとうアルスが愛弟子や密かに見守ってくれてた騎士長様に自分の状態をカミングアウトするという話でした。
個人的にキリトとベルクーリって話してみると意気投合しそうなイメージがあったので何となく意気投合させてみました(笑)
というか、すでにベルクーリと面識があるロニエやティーゼと違ってアルスを連行する瞬間にしかあったことのないセルカ。整合騎士の長を目の前にして割と平然としてられる当小説のセルカは何気に大物なのかもしれませんねぇ。
次回はアルスの現状を話し終えた後から始まり、
記憶を失ったアルスが戦場にまで追ってきたロニエとやっと会話する話です。
それでは閲覧ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!