その愚者は誰がために   作:夢泉

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閑話~思惑~

―――――まぁ、ざっとこんな感じかな?」

 

「状況は解った」

 

「引き受けてくれるか?」

 

「無論だ。奴等が関わっているかもしれない以上、俺は動く。だが、どうしてお前はこうも厄介事に巻き込まれるのだ?」

 

「こっちが聞きてぇよ」

 

 とあるバーにて、酒を飲みつつ、ある書面を睨み話す二人の男がいて、

 

――――――――――――――

 

 

――――――以上がグレンの話をもとに俺が調べた結果の報告だ」

 

「ふーむ。なかなかに厄介なことになっておるのう………。しっかし、相変わらずグレ坊は隅に置けないやつじゃのう!幼馴染みの財閥令嬢とかなにその設定!しかもめちゃ美人!そう思うじゃろうアルベルト?」

 

「調べた結果、これは特務分室全員で対応すべき案件だと結論付けた」

 

「華麗なスルー!ばんざーい!」

 

「室長への報告はどうしますかアルベルト?」

 

「それは――――――――

 

 とある部屋で、ただならぬ雰囲気の男達が三人、真剣な様子で話し、

 

――――――――――――――――

 

 

 

「聞きましたか?アルザーノ学院への留学のお話!」

 

「えぇ。あのグレン先生のおわします学院で御座いますわよね!」

 

「定員は三名で御座いましたわよね?」

 

「ぷっ、恋する乙女(笑)とかまじウケる」

 

「なんだよなんだよその話、聞いてねぇぞ‼待ってろよグレン先生!」

 

「リィエル……覚えててくれてるかな……」

 

 

 

 

 とある学院にて少女達が恋に燃え、

 

――――――――――――――――

 

 

「どうしようシスティ。聖リリィ女学院の子達も来るんだって」

 

「ルミア、こうなったらあの作戦をーーーーー」

 

 とある学院にて、恋する少女が二人、とある決意をし、

 

 

 

「ニーナさんをグレンから守り隊の結成を提案する!」

 

「「「おおおおおおお!!」」」

 

 同学院にて謎の結社が結成され、

 

 

 

「グレン・レーダス、貴様ァァァァァ!!」

 

「だああああああ!!!リィエル!またお前はーーーーーーーッ!オーライ先生、違うんですこれはッ!」

 

「私はハーレイだァァァァァ!!」

 

 同学院にて、大の大人二人が走り回り、

 

 

――――――――――――

 

「遂にグレンも結婚かなぁ……」

 

 とある屋敷にて、魔女が酒を飲みつつ、いろいろな感情のこもった表情で呟き、

 

 

 

 

 

―――――――――――――

 

 

 

 

「………元気そうでなりよりだ」

 

 とある孤児院にて、老人が新聞を読みながら優しい笑みを浮かべ、

 

 

 

――――――――――――――

 

 

「お嬢様。首尾は?」

 

「最高よ。計画通り彼の協力は取り付けられたわ」

 

 とある豪邸で、女がニヤリと笑い、

 

 

 

―――――――――――――

 

「あの女…!俺達を見捨てて、こんな所に…!」

 

 ある新聞記事を、忌々しげに見る青年がいて、

 

 

 

――――――――――――――

 

「ダニー様。あなたはニーナ・ウィーナスと、あの少年が憎いでしょう?」

 

「貴様は……?」

 

 とある囚人のもとに面会に訪れた人物がいて、

 

 

――――――――――――――

 

 

 

 

「またあのゴミ虫ども……!僕の正義を見せてあげるよ!あっははははははーーーーーっ!!ひゃははははははははははーーーーーっ!!」

 

 とある男が嗤っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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