仮面ライダービルド~約束という名の誓い~完結   作:レイハントン

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こんにちは。

本当に最後のお話ですが、少々長いので少しずつ読むのをおすすめします。



FAINL EPISODE 優しさの果てに

 沙綾を助けてから早くもニ週間が過ぎた。仕事をこなしつつ、周りの人と交流を増やして行く日々だ。

 

 最近はお客さんがかなり増えてきて、信頼を得ている。商店街とか羽丘周辺だと少し有名人だったりするぞ。

 

 依頼は落とし物探したり、不倫現場おさえたり、犬、猫の飼い主探しとか普通の依頼だ。でも、最後にお客さんが見せてくれる笑顔を見ると自然と俺まで笑顔になる。だからこの仕事を続けていきたいって思えるんだ。

 

 そんなことを思いながら、ソファーに座りながらニュースを見ていた。

 

「財前被告が起こした事件でかなりの失業者が出ましたね」

 

「かなりの大企業でしたから、それも仕方ないでしょう」

 

 財前を失った株式会社東都は倒産。多くの失業者を出した。さすがに失業者を助けることは出来ず、やるせない気持ちが心の中で渦まいている。

 

 みんなは気にすることはないって言ってくれてるけど、やっぱりな………。人を助けるって簡単じゃないのはわかってる。中には俺みたいな偽善者を嫌う人だっている。俺はそれでもって言えるのかな………。

 

 よっぽど思い詰めた表情だったのか、チャンネルが変わって別のニュース番組になった。

 

 たぶん五十鈴さんだろう。

 

「あんまりお気になさらず。有咲さんも気にしすぎって仰ってらしたじゃないですか」

 

「そうなんですけどね…。そんな思い詰めた表情でしたか?」

 

「はい」

 

 そんなか。出来るだけ心配はかけたくないけど・・・頑張るしかないな。

 

「ちょっと出かけます」

 

「わかりました」

 

 ビルドドライバーとラビットフルボトル、タンクフルボトルを持って外に出た。

 

 車庫でビルドフォンにライオンフルボトルを刺して上に投げる。

 

〈ビルドチェンジ!〉

 

 変形したバイクに跨がりヘルメットを被っていざ出発。道路に出てある場所に向かうべくバイクを走らせた。

 

 最近ある人と頻繁に会ってるんだ。………浮気とかじゃないからな? そんなことしたら周りから袋叩きにされて死んでしまう。

 

 理由としてはある少女に会うため。出会いはちょうど三日前になるな。

 

 

 

 

 

 デートの帰り道。有咲を家の前に降ろした俺は真っ直ぐ事務所兼自宅へと向かってバイクを走らせてた。とにかく今日はなぜか気温が低く、吐く息が白くなる程。早く帰って五十鈴さんの作る鍋が食べたい。

 

 なぜ鍋かと言うと、さっき帰るという連絡をしたら、今日は寒いから鍋作って待ってるって連絡が来たからだ。あの熱い人が今は日本に居ないのかな? つうか人、1人に気温左右されるってなんだよ………。

 

「マジで寒っ…」

 

 早く帰りたいこともあって、少し近道をする事にした。バイクとか自転車なら通れるようは場所を出て、住宅街周辺にたどり着く。

 

 ちょうど広場の脇を通ろうとしたその時──

 

 広場を徘徊する護衛ロボット三体が視線に飛び込んできた。バイクを急停止し、ヘルメットを置いて広場の中へと入っていく。

 

 警棒のような物をなりふり構わず振っているのがニ体。一体はマシンガンを乱射していた。

 

 ここ最近、東都で開発された護衛ロボットが制御を失い暴れていることが多々ある。この前も有咲とのデート中に現れて戦う羽目になったんだからな。

 

「ったく………こっちは鍋が待ってるんだよ」

 

 ビルドドライバーをセットしてパンダフルボトル、ロケットフルボトルを差し込んでハンドルを回転させた。

 

〈パンダ! ロケット! ベストマッチ! Are you ready!〉

 

「変身!」

 

 フレームに挟まれロケットパンダフォームへと姿を変えた。

 

〈ぶっ飛びモノトーン! ロケットパンダ! イェーイ!〉

 

 右手に装備された大きな爪、ジャイアントスクラッチャーを護衛ロボットに振り下ろす。

 

 ジャイアントアームによって腕力が高められている腕は、10本の竹をまとめてへし折れる程のパワーだ。

 

 ジャイアントスクラッチャーによって護衛ロボットの装甲は歪な形に曲がっているが、それでも俺に向かってくる。マシンガンを持った一体が狙いを定めて発砲してきた。

 

 回避しようと前のめりになった刹那──

 

 視界の左端に映る女の子。

 

「くっ!」

 

 弾丸を避けることなく受けた。しかし、ロケットパンダの装甲には効かない。チラッと安否を確認。

 

 怪我はなさそうだな。………これ以上長引くのは危険か。

 

 ドライバーのハンドルを回転。軽快な音が流れる。

 

〈ready go! ボルテックフィニッシュ!〉

 

 BLDロケットショルダーで高速移動で敵の周りを旋回と同時にジャイアントスクラッチャーで敵を粉砕。耐えられなかった護衛ロボットは大きな音を立てて爆散し、残骸が辺りに散らばった。

 

 全て倒したのを確認し、変身を解除して女の子の元に移動した。

 

 残骸と戦闘音でじきに警察が来ると思う。それにしてもなんでここにロボットが居るんだか。

 

 しゃがんで目線を女の子の高さに合わせて優しく声をかけた。

 

「大丈夫だった?」

 

 返事どころか頷きもしない。

 

 まいったな………。あの状況を見てなにも言わないどころか、泣いてすらいないなんて。どんな神経してんだ?

 

「お家どこかわかる?」

 

 今度は首を左右に振った。

 

 なんだ。普通に答えられるじゃん。

 

「そっか。お父さんとお母さん、どこに居るかわかる?」

 

 また首を左右に振った。

 

 ということは捨てられたか、元から居ないのか。可能性はたくさんあるけど、今はこの気温と状況だ。いったん家に連れて帰るしかないか。明日朝一番で情報収集だ。他の仕事は紗夜先輩とおっさんに任せよう。

 

 バイクの後ろに乗せて帰るのもあれだと思って、おぶって帰ることにした。

 

 嫌がるかと思ったけど意外とすんなり背中に乗ってくれて、この場から離れるのにそう時間はかからなくて済んだ。気が付くと女の子は眠っていて、起こさないように出来るだけ早く家に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「起きて朝ご飯食べ終わったら連絡ください」

 

 ビルドフォンとビルドドライバーを持って五十鈴さんに伝える。

 

「わかりました。お気をつけてくださいね?」

 

 いつもの笑顔で言ってくれる五十鈴さん。この人ここでメイドやってて良いのかな………。

 

「それと、博士が恵さんに渡しておいてくれって」

 

 そう言って渡してくれたのは、赤いフルボトル。受け取ってよく見てみると、消防車? が描かれていた。

 

「今度はなにとベストマッチするんだか………」

 

「それはわたしにもわかりません。ですが、針には気をつけてください」

 

「針? …とりあえず行ってきます」

 

 なんだ? 針に気をつけるって………。地獄で剣山でも歩かされるのかな?

 

 

 

 

 

 

 昨日言った通りに早起きして女の子に関する情報を集めるべく、ロボットと戦った周辺で聞き込み調査をする事にした。

 

 ・・・って言っても名前わからないし、写真しかないから時間はかかると思う。

 

 そこで徹にも頼んで情報収集してもらおうと思ったが、珍しく交換条件をだしてきたんだ。内容は後で合流するときに話すって言われた。たぶんだけど、面倒事だと思う。

 

 広場に着くと残骸は回収されていて、黄色いテープで広場の中に入れないようになっていた。朝一番でも気になるのか、人がたくさん集まっている。これは絶好の機会だ。

 

 人混みの元に向かい、ビルドフォンの画面を見せながら大きめの声で言った。

 

「この女の子のこと知りませんか? 迷子みたいなので親御さんを探してるんですけど」

 

 するとざわざわするものの知ってるという人は居なかった。まぁ、これで見つかったら苦労はしない。だけど一切の情報がないとなるとそれはそれで厳しいな。

 

「もしわかることがあれば、羽丘にある何でも屋に連絡ください!」

 

 何でも屋って名前どうにかしないとな………情報がなにかくるといいけど。

 

 一旦人気がない場所でビルドフォンをマシンビルダーに変形させて次の場所に移動することにした。

 

「ん?」

 

 メールが届いたので確認。

 

 どうやら女の子が起きたみたい。朝ご飯食べてる途中みたいだから、一旦帰るか。

 

 

 

 

 

 

 

 俺は今すごく困っている。

 

 何を聞いてもうんともすんとも言わない女の子。聞き出せたのは歳と名前だけ。

 

 

 ゆいちゃん。歳は9歳。小学3年生くらいだろう。

 

 ソファーに座って絵を書くゆいちゃんからは楽しさは全く感じられなかった。それどころか、普通にしている時でもいまいち感情がわからない。喜怒哀楽がないって感じ。

 

 結局一時間かかって聞き出せたのはほんの少しの情報だけというね。誰か救世主はおらんか………。

 

「紗夜先輩なら!」

 

「今日はお休みの日ですよ?」

 

「そうだった………」

 

 希望はついえてしまった。他の方法はないものか。

 

 いい案が思いつかないまま時間だけが過ぎてゆく。だけど救世主は意外と近くにいた。

 

 事務所の扉が開いて入ってきたのは──。

 

「有咲。なんか用事か?」

 

「うん。………その子は?」

 

 なんだその誘拐でもしたの? みたいな顔は。俺がそんなことをするような人に見えますか?

 

「昨日いろいろあってな。なんも喋ってくれなくて」

 

「ふーん。警察に言えば?」

 

「でもビルドのこと知ってるから、出来ればそれは避けたい」

 

 仮面の正体が何でも屋だなんて思わないだろうけど。親を見つけるのにそう時間はかからないだろうけどさ。なんたって情報屋が探してるんだからな。

 

 するとタイミングよくビルドフォンが鳴った。

 

「噂をすればだ。悪いけどこの子の相手頼めるか?」

 

「私?! 無理無理! 子供の相手なんてしたことないって!」

 

「少しの間だよ」

 

 奥の部屋に移動して電話に出た。

 

「もしもし。遅かったな」

 

「悪い。少し手間取ったんだ。………悪い知らせしかないんだけど、覚悟はいいか?」

 

「悪い知らせ?」

 

 

 

 

 

 親には子供を育てる義務がある。俺の親父とお母さんは立派に果たしてくれた。今の俺が居るのは2人のおかげだ。手もかかっただろうし、迷惑もたくさんかけた。

 

 なんで今更こんなことを思うのだろうか。徹から送られてきたメールが映るビルドフォンを見つる俺は胸が引き裂かれるような思いだった。

 

 なんでこうも子供を育てる義務も果たせない親がたくさん居るんだ? 自分のお腹を痛めて産んだ命を………どうしてこうも簡単に捨てられるんだ?

 

「世の中理不尽だらけじゃねぇか」

 

 ビルドフォンをポケットにしまって部屋から出た。

 

「はい?」

 

 意外にもゆいちゃんが有咲にめっちゃ懐いていた。ほんの20分くらいだぞ? 俺が居なかったのは。

 

 有咲の膝の上に座って絵本を読んでもらっているようだ。絵本を読む本人は少し恥ずかしいのか、それとも緊張しているのかわからないけど所々詰まっていた。

 

 つうかその絵本はどこから出てきたよ。

 

 すーっと俺の横に五十鈴さんが来た。

 

「どうでしたか?」

 

 なにも言わずに小さく首を振った。

 

「そうですか。わたしは一旦席を外しますね」

 

「わかりました」

 

 空気を呼んでくれたのか、五十鈴さんは席を外してくれた。有咲の向かい側に黙って座ると、ゆいちゃんがチラッとこっちを見てくる。

 

 もしかして俺のこと怖がってたり………。

 

 今度は有咲になにやらゴニョゴニョ話始めた。

 

「恵が怖いって」

 

「えっ?」

 

 俺なんかした?

 

「目の前で変身とかしたらそうなるだろ」

 

 そりゃそうか………。でもちゃんと可愛く見えるようにパンダとロケットにしたんだよ? パンダの方の装甲は非戦闘時だとふわふわになるっていう機能付きなんだぞ。

 

 そうは言っても結局は目の前でロボットを残忍に破壊する仮面の人みたいに見えてしまったんだろう。

 

「外行きたいの?」

 

 1人でなぜダメなのか考えていると不意に有咲が言った。

 

 するとだってよ? みたいな表情で俺のことを見てきた。怖がってるってさっき言ってたよね?

 

「留守番よろしく」

 

「公園の場所知ってるのか?」

 

「調べれば出るじゃん」

 

「…………行ってらっしゃい」

 

 子供に好かれないって痛いな。こればっかりは仕方ないような気がする。大人しく留守番…仕事するか。

 

 

 

 

──────☆

 

 あんな寂しそうなけいの顔初めて見た。結構なダメージをだったんじゃね?

 

 …小さい子と手を繋いで外で歩くの初めてかも。思ったよりも手柔らかいんだ。

 

「お姉さんは…怖い人のこと怖くないの?」

 

「ん~。怖くはないけど、時々怖い顔して考えごとしてるんだよ」

 

 さっきのもそうだ。2人で居る時くらい仕事のことは考えないでほしい………。

 

 未だにゆいのことを引きずってんのかな。

 

「お姉さんも怖い顔してるよ?」

 

「え? そんな怖いって顔してた?」

 

「うん」

 

 これじゃ、けいとなんにも変わらないじゃん。

 

 今は目の前のことだけを考えることにした。

 

 

 

 

 

───────☆

 

 2人が出た後、30分くらい経っただろうか。俺はデスクでパソコンの画面を見つめていた。

 

 姫河由衣。

 

 神様って案外居たりするのかも。引きずっている過去を知っているかのように俺と由衣ちゃんを引き合わせた。しかも名字と名前の読みまで瓜2つだ。まるで忘れさせない為に現れたみたいにだな。

 

 忘れる気は一切ない。忘れちゃいけないことだから。俺がもう少しうまく立ち回れていれば………。

 

「ずいぶん暗い顔しとるの」

 

「うわっ?! ………なんだ博士か」

 

「なんだとはなんだ? ワシだってたまには研究室から出るわい」

 

「そっか」

 

 パソコンの画面を閉じてカップに入っているコーヒーを少し飲んだ。コーヒーに映る自分の顔はいつもとどこか違っているような気がする。

 

「博士…。どうして俺をビルドとして選んだんだ?」

 

「そんなことを聞いてどうする?」

 

「いや。友達1人守れない俺が成るべきだったのかなって…時々思うんだ」

 

 デスクに置かれたビルドドライバーとラビットフルボトル、タンクフルボトルを見ながら言った。

 

「あの時………助けてくれた日に思ったんじゃ。お前にならビルドドライバーとフルボトルを正しく使ってくれると。思った通り、お前はお人好しで偽善と言われても仕方ないと割り切って、お前なりの正義を貫いている。それだけでワシは満足じゃ」

 

「博士………」

 

 俺としての正義。この力を貰った時に思ったんだ。これなら俺のやりたいことが堂々と出来る。人助けをしてただの偽善者って言われたり、媚び売ってるだけって言われても──仮面ライダーとして正義の味方として居られるなら。

 

「この街にはお前が必要だ」

 

 博士はテレビを付けてそう言った。

 

「………行ってくるよ」

 

 テレビに映っているのは暴走している護衛ロボット。

 

 ビルドドライバーとフルボトルを持って外に出た。マシンビルダーで人気のない場所を選んで走る。

 

 この辺りの地形は頭に入ってる──人が居ないのはこの辺りだ!

 

〈ラビット! タンク! ベストマッチ! Are you ready!〉

 

「変身!」

 

〈鋼のムーンサルト! ラビットタンク! イェーイ!〉

 

 ハンドルを強く握りしめてスピードを上げた。

 

 もう迷いはない。

 

 

 

 

 

───────☆

 

 公園に来た私とゆいちゃん。楽しそうにブランコで遊んでいるゆいちゃんをベンチに座って眺めていた。ホント楽しそうに遊ぶなー。

 

 来て30分くらい経つけど全然元気。運動苦手だから外で遊ぶってことはそんなになかったっけ。高校の時はよくかすみ達と朝、走ったな~。あれは地獄だった。

 

 すると疲れたのか、ブランコを降りて走って私のところに来た。自販機で買ったオレンジジュースをゆいちゃんに渡すと、隣に座って飲み始める。

 

「疲れた?」

 

 飲み終わったのを見計らって聞いてみた。

 

「うん。でもまだ遊べるよ!」

 

 朝とは違うテンションだな………。やっぱりけいが怖かっただけか。

 

「お姉さんはお兄さんの友達なの?」

 

「友達って言うか…その、つ、付き合ってる」

 

「どこが好きなの?」

 

 ど、どこが? んー…………。

 

「他人に平気で手を差し伸べられるところ…かな」

 

「よくわかんない………」

 

「そのうちわかるよ」

 

 小3じゃまだわかんねぇか。

 

 

 

──────☆

 

 護衛ロボットを全滅させた俺は有咲と由衣ちゃんを探して公園を訪れていた。これで3ヶ所目だ。

 

「えーと………。あっ、居た居た」

 

 ようやく見つけ、公園の中に入った。2人はベンチに座ってなにやら話しているようだ。

 

「ほら、怖い人が来たよ」

 

「その言い方やめてくんね? ホント傷つくから」

 

 でも、案の定ゆいちゃんは有咲の左側に座っていたのに、右側に移動してしまった。そんなに怖いか?

 

「じゃあここから言うわ」

 

「なにを?」

 

 ………そんなもん決まってる。嫌だって言われたらそれまでだけど、ほおっておくことは出来ない。

 

 

 

 

「由衣ちゃん。俺の家族にならないか?」

 

 

 

 

 突然なに言い出すんだみたいな表情の2人。別に彼女にしようってわけじゃない。

 

「それってどういう意味………」

 

「俺と一緒に住まないかって話。その子にはもう親は居ない。このまま施設送りにはしたくないんだ。どうかな?」

 

 急な話で申し訳ないのはわかってる。気持ち悪いって言われても仕方ない。それでも役に立てるのならば。

 

「さっきの言葉の意味はこれ。けいなら絶対幸せにしてくれる。いざとなったら私だって居るし」

 

「答えは今すぐじゃなくていい。決めるのは君だから」

 

 優しく微笑みかけてそう言った。

 

 

 

 

 

 

 あれから一週間。

 

「行ってきます」

 

「おう。気をつけて学校に行けよ?」

 

 赤いランドセルを背負った由衣を見送る為に外に出ていた。

 

 意外にもあっさり了承してくれたんだ。前の家族のことは話してくれないけど、それでも構わない。今は由衣が元気で居てくれるなら。

 

「忘れ物ないか?」

 

「もう! お父さんは早く仕事しなよ!」

 

「わかってるって」

 

 なんだか最近有咲に似てきたな。よく3人で居ることも増えたし、夫婦って言われることも多々ある。有咲はまだ違うって言うけど、まだってことはこの先結婚とか考えてるってことだよな?

 

 まっ2人を幸せに出来るように頑張りますかね。

 

 俺は神山恵………またの名を──仮面ライダービルド。作る、精製するって方のビルドだ。以後、お見知りおきを。

 

 




これにて、仮面ライダービルド~約束という名の誓い~は完結です。

今日まで読んでくれた方ありがとうございます!!

次のお話は現在プロットを練りに練っているので楽しみしててください! バンドリで書くので気になった方は少し調べてみるのもいいかと。

それではまたどこかで。
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