【完結】僕のヒーローアカデミア・アナザー 空我 作:たあたん
デクをいじめてたことが賛否両論の最大要因なんでしょうが、当のデクは自分が1位になるより喜んでそうなのがなんとも。
沢渡桜子は電車を乗り継ぎ、一時間ほどかけて関東医大病院にたどり着いた。最寄りの御茶ノ水駅からは少し距離が離れていて、この猛暑の中で移動するには少しばかりつらい距離なのだが……灼熱の陽光も、いまの桜子には気にかけるべきことではない。
噴き出る汗をハンカチで拭いつつ、桜子は椿のいる診察室の扉をノックする。「どうぞ」と招き入れる声が響いた。
中にいた椿は通話を終えようとしているところだった。「じゃあ待ってるからな」と告げて、受話器を置く。小さく溜息をついたあと、桜子に対し伏し目がちに会釈をする。会釈を返しながらも、いつもの椿らしからぬ態度に、桜子は胸騒ぎを覚えた。
「……すみません、お呼び立てしてしまって」
「いえ……――あの、いまの電話って」
一瞬、この青年医師の目に逡巡が浮かんだ。しかしここにこうして呼んでしまった以上、隠しだてなどできるはずもない。
「爆豪からです。緑谷が戦闘で……負傷したと」
「えっ……」
桜子の顔からさっと血の気が引く。明らかな動揺。しかし彼女はそれを努めて抑制しようとしていた。
「どれくらいの、怪我なんですか?」
「命にかかわるほどではないそうです。ただ、左目を鉄球でやられたとのことで……詳しい容態は、搬送されてきてからでないとわかりません」
「……そう、ですか」
きゅっと唇を引き結び、沸き上がる感情に耐えている。そんな表情だ。クウガであるがゆえに大抵の負傷はすぐに治ると言っても、出久が傷ついたという事実は変わらない。それに――治癒が早ければ早いほど、それは彼の肉体が人から離れつつあることを示してもいるのだ。
「それと、G3の装着員……心操人使くんともお知り合いでしたよね?」
「ええ。もしかして、心操くんも?」
「運ばれてくるようです。もっとも、こちらは変身じゃなくパワードスーツを着ているというアドバンテージもあって、大きな怪我ではないようですが」
ただその代わり、スーツの下の生身は鍛えているというだけの常人でしかない。スーツを破壊し尽くすほどの攻撃を受けたらどうなるか。今回はただ、運が良かったというだけだった。
*
出久と心操が救急車で運ばれたあとの事件現場では、戦闘の行われた地上、ガメゴらの潜伏していたビルの一室に分かれ、現場検証が行われていた。
そのうち後者はというと、グロンギが根城としていたとは思えないほど綺麗に使用されており、かつてのアジトのように悪趣味な装飾などはいっさい施されていない。残された痕跡といえば、複数人の指紋や毛髪。そして、
「使用した形跡がありますね……」
眼下のルーレット台を睨みつつ、飯田天哉がつぶやいた。そこには台と一体のものである玉が無造作に転がされており、彼の所感そのままの状況であることを示している。
(遊興を好む奴らのことだ、ただ暇潰しに使用していただけとも考えられるが……)
直近のグロンギの傾向を分析すれば、別の可能性も見えてくる。
ひとりで考えていても埒があかない――そう判断した飯田は、近くにいた鷹野に声をかけた。
「警部補はどう思われますか?」
「このルーレットのこと?」
「はい」
鷹野はしばし考えこんだあと、
「……40号のゲームに関係していると考えるほうが賢明じゃないかしら。このルーレットの結果をもとに狙う場所を選定しているとか」
「なるほど……。しかし、そうなると――」
犯行現場を事前に予測し犯行を未然に防ぐのは困難になる。少なくとも39号――ベミウに対してしたような、待ち伏せ作戦はとれない。
「確かにね。奴はまた別の拠点を見つけて犯行に及ぶ……そこを突き止めること自体は難しいことではないけれど」
「……犯行を防ぐ手立てはないのでしょうか」
「気持ちはわかるけど無理があるわ。都内に高層建築なんて腐るほどある。都内全域に引き続き外出の自粛を呼びかけていくしかないわね」
飯田は唇を噛んだ。鷹野の言っていることはもっともだし、さりとて彼女自身それで満足しているわけでないことは伝わってくる。だから彼女に対する不満はない……彼女に対しては。
(まったく緑谷くんも心操くんも、一体何をやっているんだ……!)
彼らが戦闘中にもかかわらず協力せず互いの足を引っ張りあってしまったことは、飯田の耳にも入っていた。親しい友人同士であって、どちらも人々を守りたいという確固たる志をもっているはずだ。それが仲間割れ?失望とまでは言いたくないが、今後もこんなことが続けば彼らへの信頼が揺らぐであろうことは間違いなかった。
飯田が友人たちへの憤懣に駆られる傍らで、鷹野の携帯が鳴った。発信相手は彼女の後輩の童顔刑事で。
「――はい、鷹野。どうしたの、森塚?」
『いやぁ、お外のほうはひととおり終わったのでご報告をと思いまして。他の現場でも見つかったゲーセンの景品みたいな趣味悪いアクセ、ここにもいっぱい落ちてましたよ』
「やはり40号はそれを武器に変えていたということか……」
『おそらくは。これはひとまず科警研送りの刑に処すとして、これからどうします?こっちの切れるカードは少なそうですけど』
「ならその少ないカードで勝負するしかないでしょう。しらみつぶしに捜索、あなたたち刑事の得意分野」
『おぉっとこりゃ一本とられましたな。ま、それしかないッスよね~』
「りょーかい」と気の抜けた声で応じると、ぷつりと通話が切れる。相変わらずおどけているがあの後輩の熱意は買っている。年齢だけでなく職位も上にある者として、遅れをとるわけにはいくまい。
「私は行くわ。インゲニウム、あなたは?」
「自分も行きます!」
威勢よく答えつつ、飯田はふと窓の外を見遣った。ここから見えるはずもないが、この方角の遥か先には出久と心操の搬送された関東医大がある。彼らが次に戦場に戻ってきたときを思った。
(僕らはできることを全力でやる。……きみたちだってそれをしてきたはずだ。だから――)
*
心操人使は病院の個室でベッドに腰かけ、ぼんやりと窓の外を眺めていた。入院着の下から覗く包帯が痛々しいが、見かけほど彼は己の怪我に苦しんではいなかった。
窓は南西に設置されていて、この午後早い時間にはあふれんばかりの太陽光が降り注いでいる。そのために病院独特のどこか陰鬱な雰囲気を消毒してくれているのは間違いないのだが、この時期はエアコンの涼風までも打ち消してしまうため、ブラインドが閉ざされている。
それを開けたのは他ならぬ心操自身だった。きらきらと輝く太陽、それはあるものを想起させる。
陽だまりのような温かさ、それでいて見る者のこころに煌めきと彩りとを与える存在。心操人使にとって、緑谷出久とはそういう存在だった。彼のそばにいるだけで、胸の奥にしまいこんだ、どろりとした夢の残滓が忌むべきものではなくなっていく。ただそれだけなのだと思っていた。
でも、自分は彼の表層しか知らなかった。彼が孕んでいるものは、心地よいほのかな熱などでは到底ない。不用意に近づいた者を跡形もなく焼き尽くすような、烈しい獄炎だ。変身したあとのあの真っ赤な瞳こそ、彼の真実の姿を露わにしているようにすら思われた。
真っ赤な瞳、といえば――
いきなりドアががらりと引かれて、心操は我に返った。振り向けば、クウガのそれよりさらに烈しい、血のいろの瞳をした瞳がそこにあった。
「……ノックもなしかよ、爆豪」
「………」
その表情は、普段彼が敵に対して……いや誰彼構わず見せるような、悪鬼羅刹のごとき表情ではない。どちらかといえば無表情――しかし、その瞳はひどく冷たい。たやすく噴火する彼がこんなふうにも怒りを表現できるなどと、知る者はこの世にどれだけいるのだろうか。
「ってか、まだこんなとこにいたの。……そんな暇あるのかよ、捜査本部所属のプロヒーローが」
「黙れ」
冷たくはね除けられる。聞く者の喉に楔を打ち込むかのような声だった。
「ここでこんなことしてる場合じゃねえのは、テメェもそうだろうが」
「………」
「笑えるわ、全部テメェがしでかしたことだ。――相澤先生がこのこと知ったら、どう思うだろうな」
「……ッ、」
それはもう、この男に言われるまでもなく脳裏をよぎったことだった。一度期待を裏切ったにもかかわらず、自分を見てくれていた恩師。彼が自分の努力と志を認めてくれたからこそ、かの鋼鉄の戦衣を纏う資格を得ることができた。
そんな自分が戦場においてとった行動は、愚劣以外の何ものでもない。落胆するに決まっている。やはり尾白のほうを選ぶべきだったと、そう思われたとしても仕方がない。
仕方がない――けれどもその思考に囚われることに耐えきれず、心操はより純粋なことばを吐き出した。
「……緑谷は、どうなった?」
「………」
黙りこくったまま、勝己の瞳がいずこかに向けられる。一瞬ほんのわずかに浮かび上がる悲痛ないろに、心操は幼なじみだというふたりの奇妙な絆を垣間見た気がした。
*
緑谷出久にあてがわれた病室は、心操のものと異なり典型的な六人部屋だった。個室にこれ以上の空きがない都合上そうなってしまったが、椿の配慮で入院患者のいない空室が選定されており、実質的な違いは広さくらいなものだった。
窓際、向かって左側。カーテンに遮蔽されたベッドに、出久は横たわっていた。心操と同じ入院着の下は、しかし彼より包帯の面積は遥かに少ない。
にもかかわらず彼が眠り続けている大きな原因のひとつは、その左目を覆い隠す包帯だろう。分厚いコンクリートを粉砕する鉄球の直撃は、クウガに変身していても耐えきれるものではなかった。
「緑谷……」
時折苦しそうにうめく出久の隣で、轟焦凍がその顔を気遣わしげに見下ろしている。彼にできることといえば、せいぜい右手を額や首筋に当て、冷やしてやることくらいだ。それで少しでも表情がほぐれると、わずかばかりの安堵が生まれる。そんなことの繰り返し。重傷だが命にかかわる怪我ではなく、確実に治癒に向かっていることはわかっているけれど、それでも見守ることしかできないのはつらいのだ。
どれくらいそうしていたか、出久の閉じられた右瞼が明確に揺れた。わずかな身じろぎのあとで、それがゆっくりと開かれていく。
「緑谷……!」
茫洋としていた翠が、焦凍のオッドアイと交錯した。
「轟、くん……?」
「ああ……」
「ここ……ぼくは……」
まだ覚醒が完全ではないのか、表情がぼんやりとしている。努めてゆったりとした口調で、焦凍は応えた。
「関東医大だ。おまえ、40号に左目やられて……それで、ここに運ばれたんだ」
「左目……」
左手が、そっと包帯に触れる。違和感に気づいてか、残された右目のいろがどんどん鮮明なものになっていく。
「目、痛まねえか?」
「痛くはない……かな。ただ、疼く……って言うのかな、そんな感じ」
「そうか……」
治癒がかなり進んでいる、ということなのだろう。視力を失うような結果にならなかったのは喜ばしいが、負傷から二時間ほどしか経過していないことを思うとそら恐ろしくもある。
「災難だったな、あんなことになって」
「え、あ、いや……」
あからさまに目を逸らす出久。その思うところは、焦凍のことばほど単純ではないのだろう。その気持ちはわかる。
けれど焦凍には、心操の気持ちもわかるのだ。
「……けど、おまえもおまえだったぞ。爆豪ならともかく、心操がおまえの身体を心配してることはわかるだろ?俺たちみたいに積み重ねもない、いきなり生物兵器だなんだって聞かされてすんなり認められるわけもない」
それにしたって、実戦でのあれは頭に血が上っているとしか言いようがないが。
「おまえはもっと、相手の気持ちに寄り添える奴のはずだ。まあ……寄り添うっつーより、ずかずか入り込んでるときもあるけどな」
「………」
「なのにあんなふうに振り払うのは、正直おまえらしくねえと思う。……なぁ緑谷、おまえが心操に対してああも苛ついたのは、あいつの態度だけが原因か?」
はは、と出久は力なく笑った。それはどこか嘲るような響きをもっていたが、もちろん焦凍に対してではない。――自分自身が、愚かしかった。
「轟くんも、たまに結構鋭いよね」
「……悪かったな、普段は鈍くて」
「ごっ、ごめん!そういう意味じゃ……いや確かにそうなんだけど、むしろきみはそれでいいっていうか……」
ごほごほと咳払いをしたあと、出久は俯きがちに胸中を明かした。
「……僕も、彼と同じだ」
「どういう、意味だ?」
「心操くんが傷つくのがイヤで、グロンギなんかと戦ってほしくない。僕がそんな気持ちでいるとしたら……きみは嘲う?それとも怒る?」
焦凍は目を丸くした。出久のそれは冗談でも誤魔化しでもない、心より出でたものであることは、考えるまでもなくわかってしまった。
「……それがおまえの本音なら、嘲いも怒りもするわけがねえ。ただ……少し、意外だ」
だって心操人使は元々ヒーロー志望で、そのために努力を続けてきた男だ。それをあきらめたあとも、警察官を目指してきた。いまは学生でも、いずれは悪に立ち向かう運命を自ら選んだのだ。そして一番の友人である出久は、それをよく知っているはずなのだ。
「僕自身、自分がこんな気持ちになるなんて思わなかったよ」
「もちろん、きみやかっちゃん、飯田くん……他の誰にも、傷ついてほしくなんかない。だからって、最初から戦わずにいてほしいと思ったことはない。きみたちは大事な仲間で、友だちだけど……やっぱり、憧れのヒーローだから。きみたちと肩を並べて戦えることが、何よりうれしいと思っちゃうんだ」
その気持ちは、焦凍だって……いや、皆同じだ。切磋琢磨してきた仲間たち。彼らにはいつだって戦場で輝いていてほしいけれど、無事を祈る気持ちだって強くもっている。それらは決して矛盾するものではない。
「心操は、俺たちとは違うのか?」
「……うん」躊躇いがちにうなずく。「もちろん彼もすごい人で、同じくらい尊敬はしてるよ。……けどさ、心操くんはやっぱり、戦いとは関係ないところで出会った友だちなんだ。彼がヒーロー志望だろうと、警察官を目指していようと関係ない……沢渡さんが戦いに出てくるのと、僕からしたら何も変わらない」
「緑谷……」
心操にはまだ、平和なキャンパスの中で、穏やかな日常を過ごしていてほしい。他愛もないことで、ふつうの学生として、ただの友人として笑いあっていたい。それは思いやりなどとはかけ離れた、ただのエゴでしかないと自覚はあった。
「おかしいよね……こんなの」
自嘲とともにつぶやかれたことばに、焦凍はかぶりを振ることで応えた。
「おかしくなんかねえよ。確かにそれはわがままかもしれねえ、だけど当たり前に持ってていいもんだろ。良くも悪くも、それがおまえの"個性"なんだから」
「個性……」
本来の意味でのその単語は、出久の胸をひどくざわめかせた。
「だから大事なのは、それをどう自分の中で噛み砕いて、伝えあうかだろ。……ちゃんとそれができりゃ理解りあえる。友だちなんだろ、お前ら」
「……うん」
出久は静かに目を閉じた。
*
「……友だち、か」
心操のつぶやきに、丸テーブルに頬杖をついていた勝己は「あ?」と声をあげた。
「なんなんだろうな、友だちって」
「ハッ、知るかよ」
「友だち少なそうだもんな、あんた」
「死ね」
ほとんど反射的に罵倒しつつ、勝己の内心は荒れてはいなかった。むしろ心操の独り言としか思えないような疑問を、何度も反芻し続けていた。
友だち――そう呼べる人間が、自分の人生の中にどれだけいただろうか。中学までの幼年期から少年期、勝己に同調すれば大きな顔ができると思ってついてくる取り巻きはいたが、そういう連中を友だちとくくるほど間抜けではないし、謙虚でもなかった。自分の意にそぐわない人間は容赦なく切り捨てたから、最後まで残ったのはそれぞれロン毛、刈り上げと呼んでいたふたりだけ。自分の琴線と逆鱗を心得ている彼らにはそれなりに気を許していたけれど、対等な友人関係などでは決してなかった。
ならば、A組の連中。三年間苦楽をともにしたという確固たる絆をもつ彼らは間違いなく手を挙げるだろうが、彼らは同志であり、ライバルでもある。ただ切島鋭児郎だけは、友という関係がすべてを内包していると思う。口が裂けても口には出さないが。
(デク、)
この男が友だちと呼ぶ、青年のあだ名を喉もとでつぶやく。幼少期はいざ知らず、成長するにつれて他者に暴力を振るうことは避けるようになった。怪我でもさせれば内申に響く。取り巻きの喫煙すら咎めるほど神経質になっていた。
でも、あいつにだけ。あいつにだけはそれができなかった。そのくせ、他人にあいつが傷つけられるのを見るのは嫌だった。自分以外の人間があいつをデクと呼ぶことすら、許せなかった。
勝己は静かに瞑目した。心操は窓辺に目を遣ったままだから気づかなかった。一生に数度のチャンスをひとつフイにしたといっても過言ではないほど、それは貴重な表情だったのだが。
「……心操。テメェは、あいつのなんだ?」
「は?……なんでよりによっていま、ンなこと訊くんだよ」
質問者の顔を見ないまま、怒りを押し殺したような声を返す。その言動自体、答えになってしまっていることに気づいているだろうか。
「いいから言えや。言えねえなら金輪際、あいつに近寄るな」
「………」
呆れぎみにひとつ溜息をついたあと……心操は、かすれた声で答えた。
「……友だち。俺はそう思ってる」
「向こうがどうかは知らないけどな」――相変わらずシニカルに続けて、口許を歪ませる。100パーセントではないにせよ、ある程度本気も含まれているようだったが。
「……なら、それで十分だろ」
「……なに?」
「テメェは素直に大事なモン大事だって言える。それで十分だって言ってんだ」
心操は呆気にとられたような表情を浮かべて振り向いた。この男くらいの親しさなら意外でしかないのだろうが、勝己自身はこういうことを言うのにもうほとんど抵抗もなくなってしまった。それが良いことなのか悪いことなのかはわからないけれど。
「……爆豪、おまえ、」
心操が何事かを口にしようとしたとき、扉が軽やかにノックされた。
一度ことばを呑み込んだ彼が「どうぞ」と応じると、扉が引かれる。そこに立っていたのは、洒落たカジュアルシャツの上から白衣を羽織った椿医師。そして、
「……久しぶり、心操くん」
「!、……沢渡さん」
微笑む彼女がなぜここにいるのか、心操にはすぐにわかった。古代文字の研究、古代の戦士であるクウガ――点と点は、既に繋がっていたのだ。