【完結】僕のヒーローアカデミア・アナザー 空我   作:たあたん

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あけましておめでとうございます。2019年もよろしくお願いします!

10月からは4期も待っていることだし、ヒロアカ熱はまだまだ治まりそうもありません。この作品を完成させるのはもちろんのこと、その後も色々書きたいな~と思っていますので、繰り返しになりますが皆様今後ともよろしくお願いいたします。


EPISODE 39. BEAT HIT! 3/4

 少年はひとり小屋の中でうずくまり、震えていた。まだあどけなさが残る顔立ちに、安物のヘアカラーで染めたのだろう金髪、耳朶にいくつも刺したピアスが極めてアンバランスだ。いきがって、大人になろうと背伸びをしている……この年齢にありがちな欲求が肥大化しねじ曲がってしまった象徴のごとき姿。よくあることだ。

 

 いまこの瞬間がその報いであるとするならば……あまりに、理不尽ではないだろうか。

 

 彼、そして彼の友人たちの犯した過ちといえば……大々的に呼び掛けられたバイク使用の自粛要請を知りながら、無視したこと。そして爆音を鳴らして、公道を我が物顔で群れて暴走したこと。唾棄すべきことだが、その代償として彼はいま、迫りくる死の恐怖に怯えている。

 

 ともに馬鹿をやっていた友人たちは皆、突如として現れた異形のライダーによって、既に二度と暴走どころか呼吸もしない骸となり果てている。唯一自分だけが、ここまで逃げてくることができた。ひた走ってひた走って、車両が進入するには困難が伴う手狭な旧住宅地帯をすり抜けて、鍵もかかっていない無人の小屋に逃げ込むことができた。もう未確認生命体もとっくに自分を見失っているだろう……助かった。

 

 早鐘のようだった鼓動が次第に落ち着いてくると、今度は大勢の友人が無惨に殺されたのだという現実に直面せざるをえない。あれだけ五月蝿かった――もちろん彼自身も含めてだが――若者たちと、もう二度と遊ぶこともことばをかわすことすらもできなくなってしまった。恐怖を除けば、もたげてくるのはそんな喪失感。気がつけば少年のまだ丸みの残る頬には、ひと筋の涙が流れていた。

 

――そのときふと耳に入ってきたのは、おもむろに近づくマシンのエンジン音だった。

 

「!!」

 

 一度は鳴りを潜めた恐怖が、間欠泉のように噴き出して少年の全身を侵していく。混乱をきたした身体は、三角座りの姿勢のまま硬直する。逃げ出したい、しかしもはや逃げ場などないのだと、本能的に悟ったかのように。

 

 エンジン音はいななきとなり、凄まじい勢いでこちらに迫ってくる――少年が生きて知覚した、最後の音だった。

 

 

 そしてゴ・バダー・バとバギブソンが、小屋を破るようにして姿を現した。「うぎゃ」という、短い断末魔が響く。

 瓦礫と血飛沫とにまみれながら、ゆっくりと動きを停める殺戮マシン。その姿が、ライダーもろとも常のものに戻る。

 

 人間の姿をとったバダーが、真っ赤なマフラーをなびかせながらつぶやいた。

 

「ここで一気に稼がせてもらえるとは、馬鹿様サマだぜ。――おい、俺、いくつ殺した?」

 

 にわかにドルドが姿を現す。死人の計測者の証たる、バグンダダを携えて。

 

「バギングバギングパパンド……バギンド、ゲヅンビンザ」

「ふぅん……バサ、」

 

「――ガド、ドググビンザバ」

 

 不穏なつぶやきとともに、再び走り出すバダー。成功か失敗か……どのような結果に至るとしても、彼のゲリザギバス・ゲゲルはいよいよ佳境を迎えようとしていた。

 

 

 

 

 

 客足もピークを過ぎ、喫茶ポレポレでは再びゆったりとした時間が流れていた。

 

「いやぁありがとね桜子ちゃん、結局がっつり働いてもらっちゃって!」

「いえ。好きなんです私、ここの雰囲気」

「………」

 

 好きなのは店の雰囲気だけではないだろう、とお茶子は内心思ったが、それ以上に――

 

(やっぱ、ええ人や……)

 

 心操といい、出久の友人というのはどうしてこう人格者ばかりなのだろう……約一名を除いて。自分ももっと精進せねば。

 

 お茶子がひとりで鼻息を荒くしていると、桜子の携帯が着信音を鳴らした。ポケットから取り出したそれに表示された名前を見て、桜子は怪訝な表情を浮かべる。

 

「ちょっと、すみません」ふたりから距離をとり、受話する。「――はい、沢渡です」

『……ども』

 

 電話の相手は――爆豪勝己だった。彼が自分に連絡してくることなどめったにない。そういえば確か、轟焦凍とともに死柄木弔を追って東京を離れていると聞いたが。

 

 無駄を嫌う勝己らしく、余計な修文もなくすぐに用件に入った。

 

『あんたに見てほしいモンがあって、いま研究室のデスクトップにメールを送った。すぐ見られますか』

「あ……いまポレポレにいるので、すぐにはちょっと。――私に見せたいものって、なんですか?」

『血文字』

「ち、ちも……っ?」

 

 いきなりなんと物騒な単語なのか。大声をあげなかった自分を、桜子は褒めたかった。

 

『――死柄木弔が、殺戮現場に残していったモンだ』

「!」

 

 その説明を聞けば、流石に腑に落ちた。

 

「私に見せたいってことは……書かれていたのは古代文字なんですか?」

『……ああ。それも……――ア?わぁった……とにかく、見りゃ早いんで』

「……わかりました、すぐ戻ります」

 

 何か動きがあったのだろう、電話の向こうがにわかに慌ただしくなり、ほどなくして通話が切れる。

 

「………」

 

 桜子はしばしそのまま、思考に沈んでしまった。勝己の相変わらずぶっきらぼうな態度が腹に据えかねたわけではない。ただ何か、含むものがあるのが気にかかった。死柄木弔が書き遺したという古代文字……勝己に指示されるまでもなく、気持ちが逸る。

 

「すみません、」おやっさんに声をかける。「研究室に戻らないといけなくなったので……今日はこれで失礼します」

「ありゃそう?――じゃあこれ、持っていってよ!」

 

 名残惜しそうなおやっさんが差し出してきたのは、やたら大きな紙袋だった。

 

「これお茶子ちゃん発案の新メニュー、抹茶とチョコのアベックッキー!命名に恥じずまた絶妙なハーモニーなんだコレが!」

「命名はマスターなんだけどねぇ……語呂悪いし」

 

 愚痴るお茶子と、ふと目が合う。なぜか不敵な笑みを浮かべつつ、サムズアップをする彼女。――これは宣戦布告のつもりなのか、それともエールなのか。難しいところだが……健気なお茶子が相手だと、不快より微笑ましい気持ちが圧倒的に勝つから面白い。

 

「ふふ……じゃあ、おことばに甘えて。いただいていきますねっ」

 

 さりげなくサムズアップを返して、桜子はポレポレを辞して大学へ走った。出久の与り知らぬところでも、彼女たちの絆はゆっくりと深まっていっているのだった。

 

 

 

 

 

 ここまでで97名を殺害した未確認生命体第43号――ゴ・バダー・バは、横須賀市御幸浜から長者ヶ崎方面へ向けて移動していることが、神奈川県警によって確認された。

 

 その情報を受けた合同捜査本部では、次なる追い込みポイントを逗子海岸に設定――そこに至る主要道路である国道207号線、葉山署付近に十台近いパトカーによるバリケードを築いた。

 ただ道を塞ぐだけではない、バリケードの前面には鷹野警部補の指揮するSATの狙撃部隊、およびエンデヴァーをリーダーとして戴くヒーローチームが出て、白バイに牽かれてやってくるバダーを迎撃する手筈となっている。

 

「――SATか、きみにとっては古巣だったな」

 

 部隊に指示を飛ばした鷹野に、エンデヴァーが声をかけてきた。

 

「ええ。私のように個性でブーストできるとできないとにかかわらず……皆、狙撃の腕は確かです」

 

 だから、絶対に外さない――応じる鷹野のことばには、そんな決意がこもっていた。

 その信念を汲みつつ、

 

「頼もしいな、だが我々ヒーローとて負けてはいない。とりわけここに集っているのは皆、優秀かつ勇気ある者たちだ」

 

 ぐるりとチームを見回しながら、エンデヴァーが言う。確かに彼らの表情には決然たるものがあって、これから未確認生命体を相手取ることへの恐怖や当惑は微塵もない。白バイの護衛についているヒーローたちも同様だろう。エンデヴァー自身も無論、そのひとりだ。。

 

 ただ、彼の場合は――

 

「エンデヴァー……ご承知でしょうけど、あなたは極力個性の使用を控えてください。お身体に障ります」

「ふん、無論承知している。俺がもはや、戦闘員としては役立たずの木偶の坊だということはな」

「あ、それは……」

 

 出すぎたことを言ったかと、鷹野は自身の発言を後悔したのだが……それに反して、エンデヴァーは自身たっぷりに口角を上げた。

 

「それでも俺はここにいる、指揮能力を期待されてな。独りで突っ走るしか能のなかったどこぞの平和の象徴とはここが違うのだと、世間に見せつけてやるさ」

 

 最近は丸くなり、愛妻家ヒーローという評価までも定着しつつあるこの男だが、高いプライドからくるオールマイトへの対抗心は失われていないらしかった。かつてのように1位だ2位だにこだわるのではなく、ライバルにない己の強みを前面に出していくことを身につけたのだろう。

 

 No.2ヒーローだった頃より増した頼もしさを鷹野がひしひしと感じ取っていると、若い制服警官が「お話し中のところ失礼します!」と、やや緊張した面持ちで割り込んできた。

 

「千葉県警のガス弾輸送班から、まもなくこちらに到着するとの連絡が入りました!」

「そう……いよいよね」

 

 ガス弾さえ到着すれば、作戦実行の用意はすべて整う――鷹野が気合いを入れ直していると、今度はパトカーの無線が鳴った。

 

「!」

 

 胸騒ぎを覚えて、彼女はライフル片手にパトカーへ戻った。無線機をとった途端、聞こえてきたのは切羽詰まった男の声で。

 

『神奈川TR05から、警視06どうぞ!』

「こちら警視06鷹野!」

 

『現在第43号を誘導しながら、下山橋を通過中!あとわずかでそちらに現着しますが、護衛をすべて振り切られ……このままでは、もう間もなく追いつかれそうです!』

「ッ、………」

 

 なんてことだ、まだガス弾も到着していないのに。焦燥に駆られる鷹野だったが、それを表に出すことだけはこらえた。本当に焦っているのは、己の命が風前の灯火と化していくことを感じているだろう通信の相手なのだから。

 

「……あと少しこらえてくださいッ、こちらにたどり着けさえすればあとはヒーローが――」

「αが見えました!」

「!」

 

 はっと顔をあげる鷹野。彼女のすぐれた視力もまた、彼方にトライチェイサーαの姿を捉えた。――その背後から、ゴ・バダー・バとバギブソンが距離を詰めていく。

 

「くっ……あれでは間に合わんぞ!」エンデヴァーが歯噛みする。「作戦変更だ!この場にいるヒーロー全員、突撃してTR05の救出に移る!!」

 

 現場指揮官として瞬時に判断したエンデヴァーは、流石に場数を踏んでいたのだが――バギブソンのスピードを前にしては、それすらも後れをとっていた。

 

 バダーは彼らが実際に動くより早く、ついにトライチェイサーαに追いつき――

 

 

 そして次の瞬間、ぐしゃりと何かを轢き潰す、おぞましい音が響き渡った……。

 

 

 

 

 

 現場が懸命に足掻いている一方で、面構犬嗣にとっての戦場は会議室であった。

 

 合同捜査本部の長の立場で、居並ぶ警察幹部たちに囲まれる。このような場数も踏んできてはいるが、それでも未だに「クゥン……」とか細い声が漏れてしまいそうになる。被毛や犬そのままの顔立ちのおかげで、内心の緊張を気取られにくいのが幸いか。

 

「面構参事官」

 

 皆を代表するように面構の名を呼んだのは、副総監の席に座る異形型の男だった。

 

「随分と手こずっとるようだね、第43号には」

「……はっ」

 

 すべては私の不徳の致すところ、と反射的に述べかけて……こらえた。安易に自分に責任をかぶせるのは楽だが、それ即ち自身の指揮能力不足を認めることになる。――指揮能力不足を認めるということは、部下たちの努力を否定することになってしまう。彼らが皆、死力を尽くして戦っていることを骨身に感じている限り、長である自分が楽な方向に逃げてはならないと心した。

 

 ここにいる警察幹部たちも、キャリア警察官として多くの経験を積んでここにいる。面構の思いはわかるし、現場の努力も理解している。ただ巨大組織を統べる立場にあって、どんな小さな懸念材料も見過ごしてはならない――蟻のひと穴が、自分たちの首では済まない大惨事を引き起こすかもしれないのだから。

 

 彼らの質問に応じ、あらゆる懸念を解消すべく、淀みなく答えていく面構。しかし、

 

「最も重要な最終局面を第4号とBTCSに任せて、失敗のリスクは低いとお考えですか?」

「!、………」

 

 女性警備部長の問いかけには、一瞬ことばに詰まってしまった。第4号――クウガこと緑谷出久は未だ、ビートチェイサーを乗りこなすに至っていない。無論、彼を信頼してはいるけれど――

 

 会議室が、緊迫した沈黙に包まれかけたときだった。

 

「ありがとう……ありがとう……」

「………」

 

 不気味なつぶやきが発せられたのは――他のどこでもない、警視総監の席からだった。一同の白けた視線が集中する。その先にはオーダーメイドのコーヒーメーカーが置いてあって、一滴一滴コーヒーの粒が下に落ちてくる。傍から見ていても、あまりにもどかしい光景。しかしかの警視庁の主は、ひたすら呪文のように感謝のことばを繰り返している。

 

「……総監、大事な会議の最中にコーヒーづくりはおやめください」

 

 副総監がやんわりと注意するが、警視総監は独特に笑うばかりだ。

 

「ハッハッハッハ……いいじゃないか、しょせん内輪の集まりだ。面構くん、きみにもあとで振る舞うから楽しみにしていたまえ」

「はぁ……ありがとうございます」

 

 見た目どおりの犬舌なので、できれば熱いのは勘弁してほしいのだが……サシならまだしも、この場では形ばかりのお礼を述べるほかない。

 

 皆の当惑のこもった視線もものともしていない――独自の世界に入り込んでいる――本郷だったが、話の流れは間違いなく把握していた。

 

「緑谷出久くん、か。――いまの彼なら、何も心配いらないさ」

「!、……なぜそう言い切れるのです?」

 

 ニヤリと笑って、本郷は拳で胸を叩いた。

 

「ココさ」

「………」

 

 壮年の警察幹部たちが、なんともいえないような表情を浮かべる。――ただこの警視総監は二度、実際にその緑谷出久と相まみえている。彼が見聞きして感じ取るものは、自分たちふつうの警察官僚よりよほど鋭く深い。

 

「――きみもそう思わないかい、面構くん」

「!」

 

 面構ははっとした。――現場の捜査員たちだったらきっと、あの問いに迷いなく答えられていたことだろう。

 

 彼との関係において……自分にはまだ、努力すべきことがある。そのことを痛感しながら、力強くうなずいたのだった。

 

 

 

 

 

 その頃。本郷の所有するサーキットの片隅に安置された、青と銀のマシン――ビートチェイサー。

 

 緑谷出久はいよいよ、その上に跨がっていた。

 

「緑谷くん……。本当に、行くんだね」

 

 気遣わしげに問う森塚。――それに対して、出久は迷うことなくうなずいた。

 

「そっか。――じゃー頑張って43号にぎゃふん言わせたってくれぃ、お兄さん応援してるからよう!」

 

 おどけてサムズアップしてみせる森塚は子供っぽかったけれど、その一方で大人らしくもあって。いずれにせよ出久の心の、まだ硬い部分を解きほぐしてくれた。

 

(そうだ、そうなんだ)

 

(僕はやっぱり、たくさんの絆に支えられている)

 

 挿し込んだトライアクセラーもまた、まぎれもないその証だ。

 

 だから、

 

 

「――変、身ッ!!」

 

 自身の体温で熱をもっていくシートの感触を感じながら、出久は、クウガへと変身を遂げた。

 トライチェイサーのものと同型のパネルに触れて暗証番号を打ち込めば、青と銀の車体が瞬く間にマイティフォームを想起させる黒地に赤ラインへと変わる。フロントには、既に戦士クウガを表す古代文字が描かれている。クウガの……出久のためだけに造られたマシンなのだから、当然だ。

 

「さあ……」グリップを握りしめ、「行こう、ビートチェイサー!」

 

 砂塵を巻き上げ、急発進する。空気を薙ぐ疾風を、見送る森塚はまともに受ける羽目になった。

 

「うおぅ、情熱的!」

 

 独り言でも軽口を飛ばしつつ……ふと、大人びた笑みを浮かべる。

 

「頼んだぜ、――仮面ライダークウガ」

 

 駆け抜けていくエンジン音が、その勝利を確信させてくれる――

 

 




キャラクター紹介・グロンギ編 バギングドググドパパン

サソリ種怪人 ゴ・ザザル・バ/未確認生命体第41号※

「ガダギバッ、ゴ・ザザル・バ!バレスドドバググッ!!(アタシは、ゴ・ザザル・バ!舐めると溶かすッ!!)」

登場話:
EPISODE 32. 心操人使:リブート~EPISODE 36. 悪夢

身長:168cm
体重:187kg
能力:
人体をほぼ完全に溶解させる強酸性の体液

行動記録:
サソリの能力をもつグロンギ。上位集団たる"ゴ"の一員でありながら、若い女の姿をした人間体時にはパンクファッションに身を包み、気だるげに振る舞う。しかしその本性は短気かつ狂暴そのものであり、戦闘の際は敵を口汚く罵りながら武器である鉤爪を振り回し、強酸性の体液を周囲に撒き散らす攻撃性を見せつける。
ゲリザギバス・ゲゲルにおいては、「爪に塗ったマニキュアの色の順に、同じ色の"箱(乗り物)"に乗った標的を殺害する」という複雑極まりないルールのもと、獲物に鉤爪を突き刺し、体液を注ぎ込んで体内から溶解させる残忍な方法で殺人を行った。当初はタクシー運転手を次々に襲ったものの、カウンターとしてタクシーが街からいなくなってからはエレベーターやバスなどに標的を変えた。死柄木弔にまつわる事件の同時発生によって捜査本部側の戦力が分散していたこともあって着実にゲゲルを進めていくが、ついにルールを看破され、次の標的が"オレンジ色の動く箱"=中央線の車両であることを突き止められる。運行停止によって苛立っていたところに現れたクウガ&G3と戦い、その溶解液で翻弄するが、G3のアンタレスで拘束されたところに中和弾を撃ち込まれてダメージを受け、クウガとトライゴウラムによって追い込みポイントである旧資材基地へ運び込まれる。
最期はライジングブラストペガサスを受け、意地を見せながらもなすすべなく爆死した。爆発によって気化した体液は資材基地を溶かし尽くし、万一そこへ運び込まず街中で倒していたらば甚大な被害を招いたであろうことを如実に示したのだった。

作者所感:
人間体のファッションはグロンギで一番好きかもしれないです。カッコいい!
殺害方法のエグさは一級品ですし、その対策を人間側がアレコレやってるのも刑事ドラマみあって楽しいんですが、主軸に関われずいまいち影薄いのが残念。拙作は原作に輪をかけてになってしまって申し訳ないです。溶かすのはやめちくり~。

※原作では43号

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