【完結】僕のヒーローアカデミア・アナザー 空我   作:たあたん

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EPISODE 3. エンカウンター 3/3

 

 バラのタトゥの女の追跡を続ける爆豪勝己は、やがて人気のない廃墟にたどりついていた。既に空は薄暗く、不気味なよどんだ空気が辺り一面を覆っている。だが、敵のアジトへの突入経験などもある勝己は、ものともせずに内部へ足を踏み入れた。

 

 と、次の瞬間、

 

「ヌゥウウウンッ!!」

 男の唸り声。次いで、鈍い打突音。

「グェアッ!?」

 それを受けただろう、男の悲鳴も。

 

「……!」

 

 リンチか何かが行われているのだろうか。先ほどのバラのタトゥの女と関係があるかはわからないが、とにかく放ってはおけない。

 

 音の方向へ足音をたてぬよう進み、壁越しに状況をうかがう。窓のない暗がりの中に、ふたつの人影か見えた。一方はほとんど半裸の屈強な男、もう一方は黒衣に身を包んだ不健康そうな痩身の男で、前者が後者を殴り、踏みつけ、痛めつけている。ほとんど抵抗もできないようだった。

 

「……チッ」

 

 勝己は小さく舌打ちを漏らした。双方見るからに怪しい風体だが、未確認生命体とは断定できない。仮にそうではなかった――少なくともやられている側が人間だった――場合、ヒーローとして放置するわけにはいかないのだ。

 

(しょうがねえ、また閃光弾で……)

 

 ひとまず相手の目をつぶし、反応を見る。そう決断して構えた勝己は、次の瞬間、背後に殺気が走る。

 

「――!」

 

 振り返ろうとするも、遅い。目の前に脚が迫ったかと思うと、彼は勢いよく蹴り飛ばされていた。

 

「がッ、ぁっ!?」

 

 全身に激痛が走り、なすすべなく地面を転がる。常人なら意識を飛ばしてもおかしくないところ、彼の強靭な心身がかろうじてそれを防いだ。

 

「ッ、テ、メェ……!」

「ボギヅ、ダズザバ」

 

 枯木色のライダースーツの男が、先ほどまで自分がいた位置に立っている。こいつに蹴られたのだと認識するのに、時間はいらなかった。

 と、当然勝己に気づいた屈強な男が、痩せ男の首根っこを掴まえたまま、声をあげる。

 

「バヅー、バンザゴギヅパ?」

「ゴセグギスバ」

 

 当たり前のようにかわされる、日本語に発音の似た、しかし意味のわからない謎の言語による会話。先ほどのバラのタトゥの女――さらには、これまで遭遇した二体の未確認生命体が操っていたものと、よく似ている。

 

(いや、同じだ。やっぱり、こいつらは……)

 

 勝己が確信に至ったそのとき、顔の腫れあがった痩身の男が、目を剥いて叫んだ。

 

「ゴラゲッ、ジョブロゴセ、ンラゲビボボボボド!!」

「!」

 

 同様の未知の言語で叫んだ男は、一瞬にしてその姿を変える。背中から皮膜の張った翼が生え、その衣服もろとも身体が茶色く変色していく。口は大きく裂け、歯はすべてナイフのように鋭く尖る。――コウモリ種怪人、ズ・ゴオマ・グ。

 

「!?、3号……!」

「ボンゾボゴボソグゥゥゥ!!」

 

 絶叫とともに、ゴオマが勝己に襲いかかる。襲いかかる爪、牙。それに対し、膝を折ったままの勝己がとったのは、

 

 

「――閃光弾」

 

 慌てず騒がず、というべきか。廃墟を、光に呑み込ませたのである。

 人間の姿のままの男ふたりは、視界をつぶされるだけで済んだ。だが、もはや言うまでもなかろう、ゴオマは蝙蝠の特性をもっており、ゆえに光に弱い。

 

「ギャアアアアアッ!!?」

 

 ゴオマは跳ね飛ばされ、水揚げされた魚のように地面をのたうちまわる。なんと学習しないヤツなのだろう、呆れた勝己は、ふんと鼻を鳴らした。

 だが、敵は一体ではない。残る男たちは、ほとんどダメージを受けている様子はない。一時的に封じられた視界も、既に回復しつつあるようだった。

 

「ビガラ……バンバンザ、ゴンヂバサパ?」

「ゾンドグビ、リントバ?」

「……チッ。日本語喋れや」

 

 手から軽く爆破を起こし、威嚇する。

 

「かかってくるか、尻尾巻いて逃げ出すか……選べや、化け物どもが!!」

 

 ことばの具体的な意味は理解できずとも、ニュアンスは伝わったらしい。男たちの目に殺気が宿る。じりじりと、距離を詰めてくる。

 またしても、2対1。ゴオマが復帰してくれば3対1になりかねないから、教会のときより状況は悪い。だが、みすみす殺されてやるつもりはない。若手トップヒーローの意地を、化け物どもに見せつける――少なくとも、気概だけなら毛先ほども負けてはいない。

 

 少しばかりたじろぎながら、それでもゴオマ同様に怪人としての姿を晒そうとしていた男たち。しかし、次の瞬間、

 

 

「ジャレソ」

 

 冷たく静謐な、それでいてよく通る女の声が、廃墟に響き渡った。

 

「……!」男たちが動きを止め、背後を振り返る。勝己もつられてそちらに視線を向ける。

 

 そして、声の主が現れる。黒々とした長髪を靡かせる、漆黒のドレスと赤い薔薇の装束を纏った美女。額には、白いバラのタトゥがあしらわれている。勝己は、思わず息を呑んだ。

 

 女は冷たい瞳で一同を見回し、

 

「グゼビザジラデデギス、グ、メビオンゲゲル」

 

 つぶやくようにそう言うと、女は立ち上がろうとしているゴオマの頭をハイヒールで思いきり踏み潰した。

 

「ギャッ!?」悲鳴とともに、ゴオマが地面とサンドイッチにされる。

 

「ザバサ、ガギデビグスバ。ボギヅンジョグビ、バシダブ、ガスラギ」

「………」

 

 女は脅しつけるようなことばを吐いたのだろう、男たちが渋々勝己から離れ、女のもとに集っていく。

 

「ギブゾ」

「ッ、待てやテメェ!!」

 

 去ろうとする彼女らを、勝己が黙って見送るわけもない。リーダー格のように見える女に対して爆破を仕掛けようとするも、女はちらりと彼を一瞥し、

 

 

 その手から、大量の薔薇の花片を浴びせかけた。

 

「ッ!?」

 

 避ける間もなく、勝己の全身が花片に包まれる。爆風ですべて吹き飛ばそうとするも、呼吸をした途端にむせ返るような香りが嗅覚を、次いで全身を痺れさせた。

 

「が、あ……ッ」

 

 やられた。そう思ったときには、勝己の身体はもう地面に崩れていた。這いつくばる彼に、頭上から冷たいことばがかかる。

 

「……愚か、リント」

「………!」

 

 そう言い残して、女はゴオマ、そして仲間なのであろう男ふたりを率いて去っていく。遠ざかっていく足音を聞きながら、勝己は屈辱とともに不可解な思いに駆られていた。――女は、ひと言ではあるが、日本語を発したのだ。

 あの女は、未確認生命体の中でどのような立場にあるのか。なぜ、自分の命を奪わなかったのか。様々な疑念が去来するなか、やがて痺れが脳まで達し、勝己はそのまま意識を失った。

 

 

 

 

 

――アラームに似た耳障りな音が、どこからか響く。そのために不快な思いに囚われながらも、勝己は目を覚ました。

 つい先ほどまで起こっていたことを、一瞬のうちに思い出す。そのわりに憤激もせずに音の出処である携帯に素直に手を伸ばしたのは、まだそうした感情を司る部位に痺れが残っていたからか。

 

 いずれにせよ、電話をとった勝己。発信者は確認しなかったが、結局予想通りの相手だった。

 

『バクゴー、今、平気か!?』

「……また、テメェか」

 

 よほど切羽詰まっているのか、勝己の声に覇気がないことに対するリアクションはない。あるいは、気づいていないのかもしれない。

 それも無理はないと、即座に思い知らされた。

 

『第5号が現れたんだ!』

「――!」

 

 第5号――新たな未確認生命体。それだけでも勝己の脳は急激にフル稼働へと向かう。しかも、彼にとってはさらに最悪の情報が、相棒によってもたらされる。

 

『もうすげえ被害が出てる、すぐ来てくれ!場所は文京区の……茗荷谷駅のすぐ近くだ!』

「なッ……」

 

 茗荷谷駅……確か、城南大学のキャンパスの最寄り駅だったと記憶している。未確認生命体のナンバリングに入れられた幼なじみの顔を思い出して、勝己は絶句した。今日は平日、大学生である以上、平日だからといって登校しているかはわからないが、あるいは――

 

(もし、アイツが出くわしたら……!)

 

 恐れていた事態が、現実のものとなるかもしれない。まだ重い身体を引きずり、勝己は走り出した。

 

 

 

 

 

「やばっ、すっかり遅くなっちゃった……!」

 

 緑谷出久が城南大学を出たとき、腕時計の短針は既に6を指そうとしていた。軽く心操から教わるつもりが、ふたりして想像以上に熱中してしまい、気づけばこんな時間になってしまっていた。自分もそうだが、心操も案外熱くなりやすい。友人の新たな一面を知った出久だった。

 

(ためになった……。やっぱりすごいな、心操くんは)

 

 とはいえ、である。喫茶店のアルバイトにはもう間違いなく遅刻だ。マスターは厳しい人ではないが、完全に自己都合だから申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

 

 せめて、できるだけ急いで、誠意をもって謝罪しなければ。そんな思考のままに茗荷谷駅までたどり着いたそのとき、不意に、背中がぞわりと粟立った。

 

「……!?」

 

 自分個人に向けられているわけではない、しかし尋常なものでない殺意が、確実に近くに在る。腹の中でアークルが蠢き、出久にそれを伝えているようだった。

 こんな感覚は、未だかつてない。だから、気のせいかもしれない。

 

 それでも出久は、アークルの叫びを無視することはできなかった。「マスター、ごめんなさい」と頭の中で土下座しつつ、踵を返し、予感の指し示す方向へと全速力で走った。筑波大学東京キャンパスに面した通りを駆け抜け、東京都道436号小石川西巣鴨線に出る。

 

 

 そこで見たのは、あまりに想像を絶する光景だった。

 

 破壊され、横転した車。辺り一面に飛び散る血飛沫。その主であろう男が、運転席から這いずり出したような姿勢で倒れていた。出久が、咄嗟に駆け寄る。

 

「――大丈夫ですか!?」

 

 声をかけ、身体を揺さぶるが、反応はない。それどころか、触れた掌に、冷たく濡れた感触。

 

「……!?」

 

 目を凝らしてみれば――掌が、べっとりと赤黒く染まっていた。血。宵闇のために気づけなかったが、男の身体からは、絶えずそんなものが流れ出していたのだ。

 辺りに目を向ければ、横転した車のドライバーたちはみな同じ状況にあるようだった。半ば潰れかけた運転席で、ぴくりとも動きはしない。

 

「ッ、くそ……!」

 

 出久は男だった肉塊を静かに横たえ直すと、再び立ち上がり、走り出した。恐れがないわけではなかった。しかし、クウガとして戦う決意を固めた身――義憤のほうが、圧倒的に勝っている。

 男の身体はまだ温かかった。この惨劇をもたらした張本人は、そう遠くには行っていないはず。見つけ出して、これ以上の殺戮を阻んでみせる。

 

 もしも張本人ことズ・メビオ・ダの能力を熟知していれば、そんな推測はできず、あきらめるほかなかったかもしれない。しかし、今回に限っては、結果的に的中していた。メビオはまだ、この近辺で殺人を続けていたのだから。

 

 ひた走る出久の前に、突然フラフラと人影が飛び出してきた。ぎょっとして一瞬身構える出久だったが……それは、恐怖のあまり顔を歪ませた若い男性だった。あちこちに傷を負い、血を流している。

 

「た、たすけ、て……」

「大丈夫ですか!?一体、何が……」

 

 その瞬間、出久は気づいた。男の背後から、何か、黒いかたまりが迫ってくる。そこに血に似た赤い輝きを認めた瞬間、出久は何かに突き動かされるように跳んでいた。

 

「危ないッ!!」

「!?」

 

 男を咄嗟にその場に押し倒し、自分もまた地面に伏せる。一秒も経たないうちに疾風が旋毛のあたりを薙ぎ、そして、ここに来るきっかけとなった殺意が、再び顕現した。――通算五体目の未確認生命体、ズ・メビオ・ダと、出久は遭遇したのだ。

 

「ッ、この――!」

 

 躊躇うことなく、出久はメビオに突進を仕掛けた。それが虚を突いた形となったのだろう、メビオは避けず、出久に動きを阻まれる結果となった。

 

「逃げてッ、早く!!」

「あ、で、でも……」

「いいから!!」

 

 念を押すように叫ぶと、良心の呵責から解放された男は、脱兎のごとくその場から逃げ去っていく。

 出久がほっと胸を撫でおろしたところで、遂にメビオが出久を振り払った。地面に背中から叩きつけられ、一瞬、呼吸ができなくなる。

 

「く、ぁ……ッ」

「………」

 

 怒りを押し殺したような唸り声を喉から発しながら、ゆっくりと迫るメビオ。完全に出久に標的を移し、嬲り殺しにしてやろうという魂胆か。本来なら自身の命の灯火が消えゆく真っ最中であることを自覚せねばならないところ。しかし出久に限っては、その必要はなかった。なぜなら、

 

「――――!」

 

 仰向けになった姿勢のまま、出久は、腹に両手をかざした。眩い光が放たれ、メビオは思わずその歩みを止める。

 その隙を突いて、彼は立ち上がっていた。ついいままで衣服以外何もなかった腹部に、銀色のベルトが巻かれている。その中心には、メビオの瞳にも勝る、赤い輝き。

 

 構えをとった右腕を突き出し、出久は、叫んだ。

 

 

「――変身ッ!!」

 

 その瞬間から、出久の肉体は変化を開始する。何かを察したメビオが襲いかかってくるが、すんでのところで回避し、カウンターパンチを叩き込む。拳の先から黒く染まり、手の甲や手首に赤い装甲が出現する。

 

「で、やぁッ!」

「グッ!」

 

 そして、蹴り。メビオが怯む中で、下半身もまた漆黒の皮膚に変わる。四肢を包む変化が胴体、そして頭部にまで達し――

 

 

 出久は真っ赤な装甲・複眼と漆黒の皮膚、黄金の二本角をもつ異形の戦士――クウガ・マイティフォームへと変身を遂げた。

 

「!、クウガ……」

 

 忌々しげにその名を呟き、唸るメビオ。対峙するクウガは、拳を握ってファイティングポーズをとる。

 

 距離をとったまま、クウガに変身した出久は慎重にメビオの動きを見定める。心操にマーシャルアーツの手ほどきを受けたとはいえ、まだ自分は素人。下手に突っ込むより相手の出方を窺ったほうがいい。心操からも、そうアドバイスを受けたばかりだ。

 気短な性分のメビオは、宿敵がなかなか仕掛けてこないことに業を煮やしてか、即座に飛びかかってきた。姿勢を低くしてからの、筋骨隆々とした脚による跳躍。豹に似た外見に違わぬすばやい動作は、クウガに強力なプレッシャーを与えることに成功していた。

 

「ブサゲッ!!」

 

 放たれる跳び蹴り。そのスピードに視認からの回避は困難だと悟ったクウガは、敵の狙いであろう胴体を咄嗟に腕で庇う。

 

――ドガァッ!!

 

「ぐ……ッ」

 

 衝撃に、クウガの身体が数十センチ後退させられる。蹴りを受け止めた両腕がビリビリと痺れ、彼は思わず呻いた。

 

(こんなの、まともに喰らったら……)

 

 おののいていると、気をよくしたメビオはさらなる攻撃を仕掛けてくる。かろうじてそれは躱しつつ、すれ違いざまに脇腹に肘打ちを叩き込む。一瞬よろけるメビオ。その隙を突こうとするクウガの追撃から逃げ、彼女は大きく距離をとった。

 

 再び、睨みあい。このまま膠着状態が続くかと思われたそのとき、彼方から危機感を煽るサイレンの音と、眩しい光が複数、こちらに向かってきた。

 わずかに視線をそちらに移したクウガは、その主がパトカーであることを知った。一台ではない、当然数えるゆとりはないが、十台前後いるのではないかと思われた。

 

 数メートル先に停車したパトカーの群れから、次々に警察官が飛び出してくる。制服警官と、スーツを着た刑事たちが半々。彼らは一斉に拳銃を抜き、

 

「………!」

 

 メビオと、クウガ。その両方に、銃口を向けた。

 

 二十代後半くらいの若い女性刑事が、無線をとる。

 

「こちら鷹野。第5号を茗荷谷駅付近で発見、第4号と交戦中の模様。発砲の許可を」

『二匹か……いいだろう、発砲を許可する。ヒーローが到着するまで、なんとしても足止めせよ』

「了解しました」

 

 発砲が許可されたということは、すなわち射殺もやむをえないと考えられているということ。第5号――メビオは当然としても、第4号――クウガまで。殺人を犯していなかろうが、結果的に何人もの人間の命を救っていようが、そんなことは関係ない。同じ未確認生命体としてナンバリングされている以上、彼もまた排除対象でしかない。勝己の危惧が、完全に的中してしまった――

 

「……ッ」

 

 そんなことは、知るよしもなく。

 

 クウガ――緑谷出久はただ、自らへ向けられる敵意と銃口に、戸惑うことしかできないのだった。

 

 

 

つづく

 

 





飯田弟「はいッ、次回予告を担当させていただくことになったッ、ターボヒーロー・インゲニウム(2代目)こと飯田天哉と申しますッ!あ、(2代目)は正式名称ではなく、兄から受け継いだ名前であるからして……」
飯田兄「天哉、その調子だと自己紹介で終わっちゃうぞ」
飯田弟「はっ、兄さん!?……失礼しました、えー、警官隊に銃口を向けられ戸惑う緑谷くん。彼は第5号ともども射殺されてしまうのか!?」
飯田兄「ヒーローも来るとなると大ピンチだな。爆心地が間に合うといいけど」
飯田弟「そうだね兄さん!しかし第5号はとにかく俊足だ、ここはやはりターボヒーローの二つ名を兄さんより受け継いだ俺の出番ということだな!」
飯田兄「うーんそれはどうかなー。信頼できる消息筋からの情報によると、第5号の最高速度は時速270キロにまで達するらしいぞ。レシプロバーストでも追いつくのは難しいんじゃないか?」
飯田弟「うぐっ……だ、だとしても、ヒーローとして目の前の脅威に尻込みはできない!ぼ、俺は俺の全力を尽くすまでだ!」
飯田兄「おう、流石は俺の弟だ!熱いなコレ、燃えてキター!!」
飯田弟「それは天晴(たかはる)兄さん※のほうの口癖だぞ天晴(てんせい)兄さん!」
飯田兄「単細胞がトップギアだぜ!!」
飯田弟「兄さーーーーーん!!!」

EPISODE 4. TRY&CHASE!

飯田兄「さらに!」
飯田弟「向こうへ!」

飯田弟「プルスウ飯田兄「トライチェイサー!!」

飯田弟「……トライチェイサーとは一体?」
飯田兄「まだナイショだ」


※手裏剣戦隊ニンニンジャーのアカニンジャー・伊賀崎天晴(たかはる)。めっちゃダンスのうまい女子高生の妹・風花がいる。バカ。

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