【完結】僕のヒーローアカデミア・アナザー 空我   作:たあたん

69 / 187
ビルドがもう折り返しに差し掛かっててびっくり

なんだかんだ幼児から大人になるまでリアルタイムで全平成ライダー観てしまったな~(響鬼~キバは観てない回もありますが)
昭和もこの四年くらいでコンプリートしそうですが……あ、ZXとシンさん、J観てねえや


EPISODE 18. 化け物 3/3

 老人は、雨降りしきる山道を駆け上っていた。麓のあかつき村に一店舗だけあるスーパーマーケットへ買い出しに赴いている最中、未確認生命体の出現を察知し、己が個性をフル稼働させて舞い戻ってきたのである。

 現在の活動実態こそないものの、彼はヒーロー免許を所持していた。その実力も、老いた身でありながら頭抜けたものがある。本来なら未確認生命体を牽制し、村民の避難の時間稼ぎを図るべきだった。

 

 だが、いまの彼にはそれ以上に優先すべきことがあった。――こんなことになってしまった以上、"彼"は……。

 

「――ッ!」

 

 その名を呼びながら、住居としている小屋に飛び込む。青年の姿は――あった。部屋の片隅に蹲り、ぶるぶるとその身体を震わせている。

 

「来るな……来るな来るな来るな……ッ」

「ッ、しっかりせんか馬鹿者!自分を見失うんじゃない!!」

 

 老人がその肩を掴み、かすれた声を精一杯絞り出して叱咤する。青年がわずかに顔をあげる。フードの下から覗く、もとは"美貌"とすら形容できたであろう、端正な顔立ち。

 過去形で表現したのは、左目の周囲に醜い火傷の痕が残されているから……それだけではない。その顔全体に、まるで血管のように、光り輝く交流が浮かび上がっていたのだった。――よく見れば顔だけでなく、首筋にも……恐らくは衣服に隠れた全身にびっしりと現れているのだろう。

 

「ッ、は、ぁ……は……ッ」

 

 青年は、体内で暴れ回る何かを懸命に抑えこもうとしていた。その表出を許せば、自分が自分でなくなってしまう。破壊、殺戮――ただそれだけを永遠に為し続ける生物兵器……化け物となってしまう。

 

 いやだ。

 

 だから、来るな。――俺を呼ぶな。

 

 

 そんな青年の願いとは裏腹に……悪意は、確実に彼を呑み込もうとしていて。

 

「ぐ、ァ、あアアアアア――ッ!!」

 

 けだものの咆哮が、山野に響き渡った。

 

 

 

 

 

 あかつき村は人口およそ1,500人の小さな山村である。都内ということばのイメージからはかけ離れたのどかな田園風景が広がり、人口の半分近くを占める高齢者層がのんびりと暮らしている。

 ヴィランによる犯罪どころかちょっとした騒動とすら無縁なこの村は、この日、にわかに地獄へと様変わりしていた。

 

 血みどろとなって地に伏せる老人たち。彼らは恐怖に目をかっと見開いたまま絶命している。身体の一部が食いちぎられたり、どろどろに融かされている骸もあちこちに転がっている。――こんな平和な村でこのような悲惨な最期を迎えることになるとは、彼らもよもや思ってはいなかっただろう。

 

「クククク……」

「ヘヘ、ヘヘヘヘ……」

「ヒヒヒヒッ!」

 

 惨劇をもたらした怪物たちはいまなお、下卑た笑い声をあげながら逃げまどう人々を追っている。――ただ一体を除いて。

 

「………」

 

 無造作に伸びた顎髭をなぞる、ひときわ屈強な怪物。その身にはびっしりと遥か昔に負ったのであろう古傷が走っている。虎か獅子か――いずれにせよその姿は、肉食獣のそれだった。

 

 彼――メ・ガドラ・ダは他のグロンギ怪人らのように殺戮に参加することなく、独り吐き捨てた。

 

「……くだらん。糧にもならぬ者どもを殺めて、なんの意味がある」

 

 心底つまらない見せ物だと思ったが、止めるつもりもなかった。眼下では到着した警官隊が怪人らに銃弾を撃ち込んでいるが、効果をなしていない。彼らもどうせ犠牲となる運命だ。何も生み出さない、無意味な犠牲――

 

 それでもなお逃げ出さない彼らは間違いなく勇敢な戦士。せめてその骸、捨て置くことなく骨の髄まで喰らってやろうとガドラが決心したそのとき……眼下の怪人たちが、突如爆炎に襲われ吹き飛ばされた。立ち塞がる、漆黒の衣裳と白皙の男。――ヒーロー・爆心地。

 

 と、いうことは。

 

「かっ……爆心地、警察の人たちを!」

 

 勇ましき声とともに駆ける、赤の戦士。彼は大地を蹴って高く跳躍し、

 

「超変身ッ!!」

 

 頂にたどり着いたその瞬間、戦士の身体は赤から青へと変わった。握った木の枝が忽ち水龍の棒"ドラゴンロッド"へと変貌する。

 

「はッ、でやぁッ!!」

 

 青の戦士――クウガ・ドラゴンフォームは、複数のグロンギを相手に互角に立ち回っていた。ロッドを振り回すことで接近を許さず、身軽さを活かして広いフィールドを縦横無尽に駆けずる。

 紫ですべての攻撃を跳ね返し、圧倒的なパワーでねじ伏せるという選択肢もあった。だがそれを選ばなかったことが、結果的に自らを救うこととなった。

 

「ドベデギベッ、クウガァ!!」

「!」

 

 食虫植物に似た怪人、その両肩の口のような意匠から粘液が噴射される。瞬時に危機を察知して後方に退いたクウガは、その直後ぎょっとした。粘液の降りかかった雑草が、シュウゥと音をたてて融けていくのだ。溶解液!紫の鎧であっても、これに耐えられたかはわからない。

 

(アレに掠りでもしたらまずい……)

 

 第19号――ギノガと同じだ。喰らえば良くて戦闘不能、最悪即死……ならば、真っ先に倒すほかない。が、無理に突っ込んで袋叩きに遭っても本末転倒。

 

(なら――ッ!)

 

 一計を案じたクウガは、振り回したドラゴンロッドを、なんとビリヤードのキューの要領で撃ち出した。地面と水平に飛翔する棒は、怪人たちを面食らわせるに十分だった。――避難誘導を終え、舞い戻ってきた勝己をも、であるが。

 

(あの馬鹿、何やって――)

 

「かっちゃん!」

「ッ!?」

「籠手を!!」

「~~ッ、テメェ当たり前みてぇに……クソがッ!!」

 

 その異形の顔面をいますぐ爆破してやりたい衝動に駆られたが、彼は曲がりなりにもプロヒーロー……ことばとは裏腹に躊躇なく左の籠手を外し、クウガへ投げ渡す。

 それを手にすると同時に、

 

「超変身ッ!!」

 

 青から、緑――ペガサスフォームへ。籠手もまた、天馬の弓"ペガサスボウガン"へと変形する。トリガーを引き、構える。

 

「ゴンラゲビギベ――!」

 

 怪人が再び溶解液を噴射したのが、ほぼ同時。スピードは平凡な緑であるからと、彼女は侮っていたのだ。

 

「ッ、」

 

 ペガサスフォーム持ち前の超感覚は、溶解液の飛散範囲まで正確に読みとっていた。その逆方向に跳ぶと同時に――

 

「はッ!」

 

 引き金を、引いた。

 

「グフゥッ!?」

 

 空気弾が胸のド真ん中に喰らいつき、怪人の身体が大きくのけ反る。浮かび上がった封印の古代文字からバックルへとひび割れが走り、一瞬にしてその身は爆ぜ飛んだ。

 

「ガ、ガズボ……!」

 

 爆死したグロンギの名らしきものをつぶやきながら、後ずさりするグロンギたち。ボウガンのトリガーが再び引かれている。迂闊に攻撃を仕掛ければ、次なる死者は自分になるかもしれない――そんな予感が、彼らを竦ませていた。

 実際、ペガサスフォームの制限時間までにはまだ猶予があった。もう一体、討てる――出久はそんな自信を得ていたし、勝己もまた同様だった。

 

(数は多いが、一体一体は大して強くもねえ。だから群れて出てきやがったってか?)

 

 だとしても、こんな人口の少ない山村に。これまでのグロンギとは何か別の目的があるのではないか――そんな疑念がよぎったものの、それがなんなのかは掴めない。そもそも、従来のグロンギの目的すら未だ判明していないのだ。

 

 一方、目の前の敵を倒すことのみに専心していた戦士クウガ。彼が再び弾丸を放とうとした瞬間――超感覚が、猛スピードで迫りくる強烈な殺気を捉えた。

 

「ッ!?」

 

 攻撃を中止し、その場を素早く転がって避ける。それでもなお、左肩に鋭い痛みが走った。――アーマーが、抉りとられていたのだ。

 

「ガベダバ。ガグガパ、リゾシンヂバサザ」

「……!」

 

 クウガとグロンギ怪人たちの間に割って入った――メ・ガドラ・ダ。

 彼は背を向けたまま一瞥することもなく、仲間たちに命じた。

 

「ガガデデギソ。ゴラゲダヂゼ、パダゴゲバギ、クウガパ」

「バンザド……!」数体が不満を露わにする。「ゴブビョグロボグ、ゲサゴグビ!」

 

 しかし次の瞬間、彼らはガドラのひと睨みで押し黙らされた。反抗すれば容赦なく引き裂かれる――そう思わせるだけの迫力があった。

 

(こいつ、他の奴らとは違う……!)

 

 それをただ独り向けられるクウガにわからないはずがない。超回復力をもつグロンギには珍しい、全身の古傷。それがかえって歴戦の戦士たる威風堂々とした雰囲気を醸し出している。

 圧倒されかけたクウガだが、傍らで響いた小規模な「BOOOM!!」で我に返った。前に出てきた勝己が、こちらを睨みつけている。

 

「気圧されてんじゃねえぞクソデクが!!とっとと色変えろ、もう五〇秒経つだろーがボケナス!」

「!、ご、ごめん!」

 

 謝りつつも、素早く構える。三度目の「超変身」の掛け声とともに、今度は紫――地割れの剣士・タイタンフォームへと姿を変える。

 勝己に籠手を投げ返し、トライアクセラーをマシンから引き抜く。突き、斬りつけるイメージを脳内で描く。モーフィングパワーが作用し、それは一瞬にして大地裂く巨人の剣"タイタンソード"へと姿を変えた。

 

「………」

 

 並び立つ、クウガ・タイタンフォームとヒーロー・爆心地。それと対峙するガドラは拳を構え、

 

「……紫のクウガにヒーロー・爆心地か。相手にとって不足はないな」

「……ッ!」

 

 流暢な日本語。今さら驚くようなことではなかったが、面と向かって挑発のことばを吐かれるのは初めてだった。

 

「……俺のことまで知ってやがんのか。バケモンのクセしてクソみてぇな博識だな」

 

 勝己はそう吐き捨てただけだったが……意思疎通のできる相手だとわかった以上、出久は何も訊かずにはいられなかった。

 

「ッ、おまえたちは一体なんなんだ!?どうしてこんな、たくさんの人を……!」

「……知りたいか?」

「当たり前だろ!!」

 

 どんな目的があれ許せるわけがない。だが、目的がわかれば対処の方法も考えられるのではないかと思った。殺人を止めることが最優先、そのためなら、場合によっては交渉だって。

 

「笑止」

 

 しかしガドラは、そのひと言で出久の目論見を一蹴した。

 

「何……!?」

「力なき者に何ひとつ得る資格はない。――欲しくば示せ、貴様らの力をッ!!」

 

 叫ぶと同時に――手首に巻きつけたチェーンを解放、敵目がけて差し向ける。

 

「ッ!!」

「言われンでもそんつもりだわ最初ッから!!」

 

 先んじて動いたのは勝己だった。両掌を突き出し、超火力の爆破をぶちかます。チェーンを弾き飛ばし、操縦者たるガドラにまで衝撃を伝達した。

 だが、その程度は予想済みだったらしい。爆炎を切り裂くようにして、ガドラは灼熱も厭わずに突撃してくる。メリケンサックと一体化した拳が突き出される。常人の肉体でまともに受ければ死は免れない。――だから、クウガが受け止めにかかった。

 

「ッ、」

 

 わずかに伝わる衝撃。だが、タイタンフォームの堅牢な鎧を破るには至らない。だから退くことなく、クウガはタイタンソードを振り上げ――

 

「ヌゥッ」

 

 後退においてもガドラは素早かった。頬に鋒が掠め血が噴き出たものの、封印エネルギーを注入するには至らない。

 互いにまだ小手調べ程度の攻撃を応酬しただけだが、既に激戦の予感があった。この敵を討てなければ、この惨劇に終わりはない。

 

(……でも、かっちゃんがいる)

 

 彼が、ともに戦ってくれる。であればきっと、負けない。いや、負けるはずがない――

 

 そんな確信を抱き、クウガは剣を構え直す。勝己もまた、小さな爆破を起こして目の前の怪人を威嚇する。

 対するガドラは静かな唸り声とともに、ゆっくり姿勢を低くしていく。

 

 恐らく数秒もしないうち、本格的な激突が行われる――と思われたとき、

 

 冷えきった疾風が、彼らの頬を薙いだ。

 

「え……?」

「――!」

 

 一瞬、何が起きたのかわからなかった。ただ気づいたときには、ガドラの背後にいた未確認生命体のうち一体が、美しい氷像と化していて。

 氷像の足元からずっと、北に向かって氷の路が繋がっている。果てから響く、重々しい足音。

 

――やがて木々の隙間をかき分けるようにして……氷結の"主"が、姿を現した。

 

「あれ、は……」

 

 

 それは――"化け物"だった。

 くすんだ赤銅色の隆起した鎧を身に纏い、クウガのそれを歪ませたような形状の角が天を仰いでいる。やはりクウガのそれに似た巨大な複眼は、右が焦茶、左が青のオッドアイ。

 

 左右といえば。右の足跡は完全に凍りつき、左のそれは火の手をあげている。――氷結と、燃焼。

 

「……!」

 

 勝己が何かを悟ったように大きく目を見開くのと、化け物が牙を剥き出しにするのがほとんど同時。

 

「ウ゛ォオオアァァァァァァァ―――!!」

 

 咆哮――否、絶叫。それは空気を、大地を震わせ、リントとグロンギの区別なく襲いかかる。

 

「ッ、うぐ……ッ!?」

 

 ただの音と受け流すには、あまりに強烈すぎた。鼓膜が裂ける――そんな危機感すら覚えて、クウガも勝己もグロンギたちも堪らず耳を塞ぐ。

 そして氷像となってしまったウミウシ種怪人にとり、その爆音は文字どおり命取りだった。激しい振動に、氷にヒビが走る。一度現れたそれは、消えることなく際限なく広がっていくだけだ。

 

 やがてヒビというヒビが、全身にくまなく広がった次の瞬間、

 

 

 美しく澄んだ音とともに、彼――ズ・ミウジ・ギの命は粉々に砕け散った。

 

「ミ、ミウジラゼ……!」

「バ、ババッ、バンバンザガンダベロボグ!?」

 

 彼と同じ"ズ"のグロンギたちの間に、ますます動揺が広がっていく。クウガやヒーローに妨害されることは予想できても、あんな化け物が現れるなんて思ってもみなかったのである。まして、不意討ちの一撃で同輩が殺害されるなど――

 一方ガドラは、一貫して冷静さを保っていた。彼は知っていたのだ、かの化け物がここに姿を現すと。

 

(バルバの言うとおりになったか……だが……)

 

 手勢に動揺が広がっている。そのうえ、クウガと爆心地の存在。いまこのとき"目的"を果たすのは困難と、彼は判断した。

 

「……ボボパ、ジブゾ」

「バンザド!?」

「ガ、ガンバジャヅ……ゴセグボソギデジャス!!」

 

 流石はズ――虚勢と蛮勇ばかり一丁前だとガドラは思った。

 だが彼が威圧するまでもなく……化け物は、次なる行動に出た。

 

 醜く膨れあがった左手から、空気ごと焼き焦がすような烈しい火炎が放たれたのだ。ガドラが咄嗟に仲間たちを押しのけたために、第二の犠牲者が出ることはなかったが。

 そして巻き上がる火の手に紛れるようにして、彼らはその場から姿を眩ましてしまった。

 

 残されたのは、クウガと勝己のみ。――彼らにもまた、化け物はその憎悪に満ちた双眼を向けた。

 

「ッ、こいつ、僕らにも……!?」

 

 一体なんなんだ、と出久は思った。異形型の人間?少なくともグロンギではない、腹部にベルトらしき装飾品はなく、ただ鎧と同じくすんだ珠のような物体が浮かび上がっているだけだ。

 

 左半身に炎を、右半身に氷を纏いながら、化け物はこちらに向かってくる。左右、ふたつの能力――炎と氷?そんな個性をもったヒーローを、自分は知っている……。

 

 

 出久がその正体にたどり着くより先に、勝己が跳んでいた。化け物めがけ、いきなり最大火力の爆破を仕掛ける。

 

「オラァアアアアアアッ!!」

 

 外見に反して防御力はさほどでもないのか、化け物は「グゥ……!」と呻きながらずりずりと後退する。

 

「………」

 

 着地し、未確認生命体に向けるそれより烈しい視線を化け物に向ける勝己。一方で化け物は、フーフーと荒く息をしながらも動かない。その身体がわずかに震えている。恐怖?いや――

 

 そのとき、化け物の醜く裂けた口唇が、わずかに開き――

 

「バ……ク、ゴ………」

「――!」

 

 一瞬、剣を取り落としそうなほどに驚愕してしまったのは……クウガ――出久。

 

(いま、爆豪って……?)

 

 クウガの強化された聴力で、聞き間違いなどあろうはずがない。この化け物は、勝己を知っている?

 

 それに対し勝己は、吊り上げた眉ひとつぴくりとも動かさない。「爆豪」と呼ぶ声が聞こえていないのだろうか――そうではない。

 

「スカした顔も態度も見る影ねぇなァ……――半分野郎……!」

「……!」

 

 半分、野郎。半分。左が炎で、右が氷。

 

――思い出される、雄英高校の体育祭。そびえる氷山。それらを破壊する爆炎。やがて左から放たれるは……火炎。

 

「まさ、か……」

 

 遂に答えにたどり着いた出久。最初からたどり着いていた勝己。

 

 そんな彼らの前で、化け物の身体から力が抜ける。

 全身から白煙が噴き出し、萎んでいく。筋骨隆々とした赤銅色の鎧が溶けるようにして消失し――

 

 現れたのは、フードを目深に被り、滝のような汗で地面を濡らす細身の青年だった。

 

「ッ、ハ……は、はぁ……ッ」

「あなた、は……」

 

 綺麗に分かたれた赤と白の髪。焦茶と青のオッドアイに、青い左目の周囲に刻まれた醜い火傷の痕。その特徴的すぎる容姿は、精一杯隠していても隠しきれるものではなかった。

 

 

「ヒーロー……ショート……」

「……轟、焦凍」

 

 

 何かに怯えるように、オッドアイが揺れた。

 

 

つづく

 

 




芦戸「次回予告だよっ!」
耳郎「失踪した轟が、まさかこんな形で登場とはね……」
芦戸「名探偵デンキの推理はハズレたねっ!」(轟=クウガ。EPISODE 9 1/3より)
八百万「そんなことより轟さん、なぜあのような姿に……。失踪と何か関係があるのでしょうか?気になって朝も起きられませんわ!」
耳郎「ツッコまないぞ」
芦戸「それもこれも次回!あかつき村に現れた複数の未確認生命体、奴らの目的は何か?そして轟はなぜ失踪したのか?抱えた秘密が遂に明かされる!その一方、都市部でも未確認生命体が行動開始!?緑谷も爆豪もいない中、立ち向かうのはァ~……我らが委員長ッ!」
耳郎「目白押しだね。……ってわけで、↓」

EPISODE 19. すべてを棄てて消えた男の子

芦戸「男の子……男子ばっか目白押しじゃん次回!?」
八百万「それでしたらもう一度ッ、チアでチアってチアリズム!ですわ!!」
耳郎「どこにどうねじ込むんだよ」


ガリマ「問題ない、この私が華麗なゲゲルをしてやるからな。……ガサビルボグゲ、プスググスドサ」

3人「「「ここではリントの言葉で話せ(話しなさい)!?」」」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。