鉄道これくしょん -鉄これ-   作:十六夜翔矢

14 / 34
どうも十六夜翔矢です。
今回でオークラ先生のコミケ編完結です!
それでは本編どうぞ!


Act13.秋雲、コミケに参戦する 後編

「コミケ終わったぁぁ!」

 

「私は疲れたわ…」

 

 

いや〜、終わっちゃいましたね〜冬コミ。

年に二回の祭典が。

 

 

「よし、とりあえず片付け始めるぞ。」

 

 

提督も大変そうだねぇ〜

やっぱり企業ブースって大変だよねぇ〜

そう考えると企業参加はしたくないんだよね〜

 

 

「秋雲、風雲も手伝ってくれ、頼む。」

 

「え〜、仕方ないな〜」

 

「私、疲れたんだけど…」

 

「しゃーない、風雲は荷物見とけ。」

 

「は〜い」

 

 

1時間後…

 

「よし、こんなもんだろ。さて、秋雲サンキュ〜」

 

「ふっふ〜ん、良いって事よ〜」

 

「風雲と一緒に待っててくれ。俺は部下に指示ださなあかんでさ。」

 

「ん、オッケー」

 

 

ふぅ〜、やっぱり企業ブースって片付けも面倒だね〜

 

 

「風雲、コミケどうだった?」

 

「はっきり言ってやばかったわ。疲れた。」

 

「まぁ〜初めてのコミケじゃあそうだよねー」

 

「今ならぐっすり寝れそうだわ…」

 

「お待たせ、じゃあ行こうか。」

 

「そうだね〜早く帰ろ〜」

 

 

赤城さんの新刊と既刊が待ってるからね〜

あ〜、早く戻りた〜い!

 

 

「とりあえず出てきたが…やっぱり混むよなぁ…帰りの最終こだまに間に合うか分かんねぇなぁ…」

 

「最終こだま?夜になるよ〜?」

 

「新幹線じゃねぇよ。在来線特急の方な。」

 

「自由席じゃないよね?」

 

「大丈夫、グリーンだ。」

 

 

おお〜、疲れたから丁度良いねぇグリーン車。

 

 

「さてと、榛名に電話しないとな。」

 

「最愛の妻に電話ですかぁ〜?ラブラブですねぇ〜提督〜」

 

「よし秋雲、お前だけ自由席に変えるぞ。」

 

 

え、ちょ、冗談のつもりなんだけど流石にそれはやめて提督。

 

 

「ジョーダンだって〜提督〜自由席はやめて〜」

 

「ったく…もしもし、榛名か?」

 

『はい、榛名です。丁度私も提督に電話をしようと思っていた所で…』

 

「榛名、俺達今から鎮守府に帰るからさ、しっかりと準備しといてくれよ。年越しパーティのさ。」

 

『ええ、大丈夫です!提督も無事に帰って来てくださいね!』

 

「もちろんだ。そう言えば榛名、何か話したい事があったんじゃないか?」

 

『あ、はい…実は榛名、提督の子を授かりました!』

 

「…え?覚えがないんだけど…」

 

『お姉様達と一緒に呑んだ時に、最終的に榛名と二人きりになりましたよね?』

 

「ああ、金剛が誘ってきた時の。」

 

『その時に、お酒の勢いで…』

 

「…あ、もしかして朝起きたら二人共裸になって寝てた時か?」

 

『そうです。榛名も覚えていなかったのですが…比叡お姉様に見られていたみたいで…』

 

「…この話は鎮守府に帰ってから続きをしよう、榛名。」

 

『あ、はい。分かりました!では!』

 

「提督〜?どうしたのさ〜厳しい顔して。」

 

「秋雲、風雲、大変な事になった。この事は絶対に青葉に言うなよ。」

 

「大変な事〜?」

 

「どんな事なのよ?」

 

 

 

「榛名が…俺の子供を…妊娠した…」

 

 

 

「「ええええええええええ!?」」

 

 

これは夏コミ新刊のネタになる!詳しく話を聞かなきゃねぇ〜

 

 

「提督!どうするのよ!」

 

「どうするって言われてもよぉ…責任取るしかないだろ…」

 

「提督、その話、詳しく教えてちょうだい!」

 

「おい、秋雲、まさか新刊のネタにするとかじゃないよな?」

 

「いやいや、まさか〜」

 

「まぁいい。帰りの車で話すわ。」

 

 

いや〜、これはネタになるねぇ〜

夏コミの新刊、今からでも書けるよ〜!

 

 

「早く行こうよ〜提督〜」

 

「仕方ない、ちょっと歩くか…」

 

 

二十分後…

 

「よし、東京到着。」

 

「ね〜提督、何か食べたい〜」

 

「食堂車まで我慢しろ。ティータイムがあるから。」

 

「秋雲…少しは待ちましょうよ…」

 

「ちぇ〜」

 

 

十五分後…

 

 

「そろそろ来るかな…」

 

 

[まもなく、1番線に、18時10分発、特急、こだま13号、大阪行きが14両編成で参ります。停車駅は、品川、横浜、静岡、名古屋、岐阜、草津、京都、新大阪です。ご乗車には乗車券の他に特急券、指定券が必要です。こだま、と表示した乗車口案内でお待ちください。列車は1号車、2号車の順で、一番後ろが14号車です。]

 

 

「14両って…新幹線とほぼ変わんないじゃん提督〜」

 

「本当は後2両追加で16両編成にしたかったけど流石にな。」

 

「来たみたいよ。」

 

「おおー、威圧感あるね〜ボンネット先頭車は。」

 

「さてと、乗り込むか。」

 

「そうだね〜」




いかがでしたか?
次回の伏線は文中に隠れています。
お楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。