鉄道これくしょん -鉄これ-   作:十六夜翔矢

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どうも十六夜翔矢です。
今回は前回の続き(?)です。
それでは本編どうぞ!


Act14.榛名の決断、そして…

冬コミ帰り、秋雲と風雲は疲れて寝ている。

そんな中、自分自身も疲れてはいるが、榛名とのやり取りで聞いた言葉が頭の中にフラッシュバックしてくる。

 

 

「…実は榛名、提督の子を授かりました!」

 

 

この一言が忘れられない。

何やってんだ俺は…

とりあえず、榛名とは後で話をするとは言ったが…

榛名が妊娠してしまった以上、結婚しないといけないよなぁ…

けれど、それで榛名は幸せなのか…?

一応、艦娘との結婚に関しては提督の自由とされてるが、カッコカリとは違う。

舞鶴に駆逐艦村雨と結婚した80スープラ乗りの知り合いがいるが、双方の合意の元で結婚したって言ってたしなぁ…

…やばい、疲れで眠気が…

 

 

 

とある日…

 

「Hey提督〜、今夜私達姉妹と一緒にお酒でもどうデスカー?」

 

「酒かぁ…まぁ、久しぶりに呑むとするかな。よし、その話乗った!」

 

「それじゃあ決まりデスネー!比叡達にも伝えときマース!」

 

「ああ。頼んだぞ。それはそうと、どこで呑むつもりだ?まさか、俺の部屋とは言うなよ?」

 

「問題Nothing!私達の部屋で呑むネー!」

 

「そうか。分かった。」

 

 

その日の夜…

 

「よーし、これで今月の事務作業終わりっと…」

 

「Hey提督〜、待ちくたびれたデース!」

 

「はいはい、そんじゃ行くか。」

 

 

やれやれ、今月の事務作業が半月も掛からない内に終わるとか暇だよなぁ…

会社の仕事もあるけど、基本的にする作業って重要書類の関係だからか、すぐ終わるしな。

 

 

「そういや、榛名達はもう呑んでるのか?」

 

「Yes!先に呑んでるって言ってマシター」

 

「そうか。だったら早く行こうか。」

 

 

金剛型姉妹の部屋…

 

「比叡お姉様、呑みすぎですよ…」

 

「関係な〜い!今夜は呑み明かすよ〜!うぇ…」

 

「榛名も呑みなさいよ〜」

 

「霧島、そろそろやめておいた方が…」

 

「…金剛。比叡って酒弱いのか?」

 

「姉妹の中では最弱デース」

 

「霧島も弱い方なのか?」

 

「強い方なんですけどネー…比叡に潰されたみたいデース」

 

「榛名は大丈夫です!」

 

「榛名はピンピンしてるな。」

 

「榛名はちょっとずつしか呑まないからネー。本当は比叡と同等レベルデース。」

 

「金剛お姉様、余計な事は言わないでください。」

 

「Sorry榛名。じゃ私達も呑むデース!」

 

 

呑み始めて二時間後…

 

「もう…呑めない…デース…」

 

「あらまぁ…榛名以外は全滅か。」

 

「お姉様と霧島は寝かせて、二人で…呑みませんか?」

 

「…そうするか。」

 

 

 

提督の部屋にて…

 

「さ〜て、呑み直すか。」

 

「そうですね…」

 

「こうやって二人で呑むのも、久しぶりだな。」

 

「そうですね〜、ここ(名古屋鎮守府)の草創期には電ちゃんや望月ちゃんが寝てから週に一回、呑んでいましたよね…」

 

「懐かしいな。今じゃあ酒飲み連中に誘われる事が多いし、榛名とも時間が合わなかったりして二人きりで呑めなかったからな…」

 

「ええ。お姉様達、大丈夫でしょうか…」

 

「大丈夫さ、ゆっくり休ませるよ。当分金剛型姉妹は出撃無しかな。」

 

「そうしてくださるとありがたいです。」

 

「そう言えば榛名、金剛達も免許取ったらしいな。」

 

「ええ。金剛お姉様は初代のRX-7(SA22C)ターボモデル、比叡お姉様はFCのアンフィニ(∞Ⅲ)、霧島はスピリットRのA型です。」

 

「よく見つけたなぁ、SA22Cの12A搭載車とか。比叡も探すの苦労しただろうな…俺がそうだったからな。しかも霧島に至っては最終限定車の2シーター5速MT仕様…こりゃ弄る楽しみが増えたなぁ…」

 

「榛名のFDも提督のチューンですしね…」

 

「まぁエンジン以外は、な。」

 

「エンジンは榛名のオリジナルです!」

 

「そうだな。しかし、良い音出すよなぁ…」

 

「えへへ…ありがたいです。」

 

 

一時間後…

 

「て〜とく〜、榛名は眠いですぅ…」

 

「あ〜…俺も眠い…」

 

「今日は…榛名と一緒に…寝ましょ〜?」

 

「そーするか…」

 

 

眠い…もうダメだ…まともな考えが出来ねぇわ…

 

 

「…提督と二人で寝るって…榛名、恥ずかしいです…」

 

「榛名…俺さ…榛名の事、好き…なんだ…」

 

「提督…実は私も…提督の事が大好きです…」

 

「榛名…」

 

「提督…」

 

 

side比叡

 

「うぅ…」

 

 

ひえ〜、頭痛が〜…

トイレ行こう…

って…あれ?

 

 

「榛名と司令がいないなぁ…」

 

 

司令だけなら分かるんだけど…

榛名もいない…

 

 

「まぁいいや、トイレ行こう…」

 

 

 

「ふぃ〜…戻って寝よ〜って、司令の部屋、電気が付いてる…」

 

 

司令と榛名が呑んでるのかな…?

気になるなぁ〜、見に行こ〜

 

 

 

「とりあえず来てみたけど…部屋の中から何か音が…」

 

 

何かやってるのかな〜?

少し覗いてみよう。

 

 

「ひっ、ひえぇぇ…」

 

「榛名と司令が…ひぇぇぇー!」

 

 

榛名…もうそこまで達したんだね…

お姉ちゃんは嬉しいよ。榛名!

 

 

翌朝…

 

「うぅ…」

 

 

気持ち悪い…

昨日呑み過ぎたか…

ってか何で俺、裸で寝てたんだ…?

しかも何か臭いし。

 

 

「おはよう…ございます…提督…」

 

「榛名…おはよう…」

 

 

え?榛名も裸なんだけど…

んでこの匂いって…

うん、そうだと信じたい。

 

 

「えっと…提督…」

 

「あ〜、とりあえず着替えようか。」

 

「そう、ですね…」

 

 

 

 

 

 

「提督〜起きて〜」

 

「もうすぐ名古屋よ。」

 

「ん…悪い悪い、爆睡してたわ。」

 

「全く…しっかりしてよね。」

 

「はは、すまんな風雲。」

 

「それでぇ、榛名さんへの思いは決まった〜?」

 

「あぁ。さて、早く鎮守府に帰ろうぜ。」

 

「そうだね〜早く戻ろ〜」

 

 

 

鎮守府、執務室…

 

「ただいま。榛名。」

 

「おかえりなさいませ。提督。」

 

「…榛名、妊娠したのは本当か?」

 

「ええ。これ(妊娠検査薬)が証拠です。」

 

「…榛名は、相手が俺みたいな奴で良いのか?」

 

「構いません。いえ、むしろ提督でないと嫌です。」

 

「…分かった。榛名。俺さ、榛名の事が好きだった。こんな俺で良ければ、結婚してくれないか?」

 

「…ええ!」

 

 

こうして、榛名と新しい道を歩む事に。

この後、二人で色々した。




いかがでしたか?
かなり無理矢理感が否めない感じになりました。
…次回どうしよ

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