次回も明日に出す予定です。
「急にどうした!少年!取り敢えず落ち着け!」
急にさっき会った人が怒鳴り混んできたらどんな者でもそんな反応をするだろうし、そんな風になだめるだろう。
しかし、今は……そんな悠長な態度が腹立たしい……
「落ち着け!?落ち着けだと!?俺の大事な家族が!妹が戦っていて今まさに苦戦している時に落ち着けだと!?ふざけんな!!」
俺は怒りや焦燥、そんな訳のわからない感情に任せて更に吠えるようにまくし立てる。
「お前さっき言ったよな!?俺にできる事ならなんでも願いを叶えるって言ったよな!?お前妖精なんだろ!!?じゃあ俺に戦う力よこせよぉ!!!」
その言葉の強さで今の状況を察したようで妖精が言葉を放つ。
「確かにそれは可能だ…しかし…」
しかし、その話をを聞いた瞬間に苛立ちから妖精の話を遮るように言葉が出てくる。
「可能だって言うならさっさとしろよ!早く俺に!「私の話を聞け!」ッ……!!」
迫力のある強い静止の言葉におし黙る。
「力を与えると言うより力の一体化が可能だ、そしてお前との一体化は理論上可能だ!だがな、もしお前に俺への適性が無い場合、変身直後にお前は今までの記憶が消し飛ぶぞ!」
そのリスクに驚愕を覚えた。それと同時に生まれるとある疑問。
「てことはよ…俺の妹は…茜はそのリスクを覚悟して魔法少女になったっていうのか?」
もしそうだとしたら…
妖精という存在そのものへの憎悪が心の内に大きくなる。
「いや、それは違うんだ、私そのものが欠陥妖精なのだ前も言っただろ魔法が不得手だと」
その言葉に少し安堵する。
それと同時にもし自分自身の適性がなかった場合どうなるか?そんな思いが心の内に渦巻く。
だがそれよりも時が過ぎていることを感じて、そんな恐怖心より何もせずに家族を失うことの恐怖心と何もしなかった時の自分自身への後悔がどれほどか、そんな思いが勝った。
「は!それなら構わない!茜は俺の妹だ!妹のピンチに何もしねぇ兄がいるかよ!」
不敵に笑い、はっきりと言い切る。
すると妖精も「ふんっ」と笑い人差し指を俺に刺す。
「いいだろう!ならばこれより、俺と貴様との契約を行う!さぁ俺の指にお前の指を合わせろ」
言われた通りに人差し指を妖精の人差し指に向けると両者の指先が光り出す。
「さぁ、合わせるんだ」
その言葉を聞き指に指を合わせる(こらそこどこぞのハリウッドとか言っちゃいけない!)
すると妖精の光が俺に俺の光が妖精に流れていくのを感じた。
「よし、契約完了だ、俺の名はたしかアルモアだ!よろしく頼むぜ我が契約者よ!さぁお前が適正者かどうか俺に見せてくれ!今声高にお前が言うべき言葉を叫ぶんだ!」
そして俺は頭の中に浮かんだ一つの言葉を言おうとしてふと止まる。
「ねぇ、ちょっと待って成功したとしてさ俺、魔法少女になるんじゃ…俺魔法少女の格好するの流石にやだよ!?」
危ない雰囲気に流されるところだった。
「そのことなら安心しろ、お前にあった仮面ライダー的な姿だ!」
それを聞いて安心した魔法少女の格好した男とかあまりにも痛すぎる。
「よし今行くぜ茜!変 身 !!」
その言葉と共に強い光が体を覆った
そして目を開けると世界がやけにいつもより大きく見える気がするが…気にせず最も重要な過去のことを思い出す。大丈夫だ。それはつまり成功したと言うことだ。
「やったー!!変身せいこうだー♪」
…………え?なんだ?声が…高いぞ?そして「♪」てなんだ「♪」て…
そして後頭部に違和感を覚え触ろうとするとその前に腕の飾りと履いている黒いスカートに目がいった。
なんだ…これは…おい…まさか…
すると右腕にはめているシュシュから、詳しく言うとシュシュについたモアイ型の飾りから声が聞こえる。
「……すまん……なんか……ダメだった……」
女子中学1年生くらいの身長、白い肌、金の瞳にポニーテイルにまとめられた白い髪、いかにもといったミニスカートで袖が二の腕までのゴスロリちっくな服装、以外と動かしやすい黒い靴
そう…俺は……正真正銘の100人に聞いたら100人がそうだと応えるような
「なんでよ!なんでなのよ!言ってることと全然違うじゃない!」
口調も変わっている。
「いや、うん、かわいいぞ!」
開き直りやがった。
「あぁもう!茜が待ってるんだから!もう早くいくわよ!」
この件に関しては後で考えることにしよう。
走る…走る…走る…魔法少女…いや、茜たちが戦っているところまで…道行く人々を、走る車を軽く追い越してただひたすらに…!
数分後
目標の場所までたどり着く数秒前にすでにほとんど勝敗が決していた。
5人の魔法少女のうち4人が倒れていて立っているのはルビーつまり茜。
そして向かい合うようにいるツノの生えた頭と腕が不自然に長く逆に脚は細いそして腰には爬虫類のような尻尾にその体にまとう小汚い服、まず間違いなく人ではない。武器として禍々しい剣を持っている。
全力疾走でやっと現地に到着した次の瞬間…怪物の攻撃が茜の持っていた杖で魔法を使ってシールドを形成したようだがそのシールドをアッサリと壊してその衝撃波で吹き飛ばされた茜は倒れ伏し変身が解除される。
プツン、と俺の中で何かが完全に切れる音がした。
怪物が茜に近づくトドメを刺すつもりなのだろう。
体が勝手に動く
「フッ!!」
俺は全力の拳をその顔面に叩き込んでいた。
ロノウェ (悪魔)
魔王の持つ幹部の1人、身長210cm戦闘力は幹部なだけあり非常に高く、そこらの魔法少女では歯が立たない。
顔の醜さの割に実はその性格は正々堂々としたものであり
魔王への忠誠心も高い。