グラップラー・ベル~オラリオで地上最強を目指すのは間違っているだろうかッッ!?~   作:じゃすてぃすり~ぐ

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今回もちょっと短い上に、戦闘シーンがありません。
2人ほど新キャラが出ていますが詳しい説明は後書きにて~。
それではどうぞ~。


Round12~神々の宴~

―ベルと丈がダンジョンに潜っている最中。

 

 ヘスティアはある所に来ていた。

 いつもやっている『じゃが丸君』を売るバイトではない。神々のある会合に参加する為である。

 その証拠にいつもの服装ではなく、ドレス姿であった。

 

「ここで『神の宴』をやってるのか・・・。しっかし独特だよなぁ、ここって」

 

 オラリオにある大手ファミリアの一つ『ガネーシャ・ファミリア』のホームであるアイアム・ガネーシャである。

 その建物を見てヘスティアは苦笑いしながら呟いた。

 独特な建物である。

 ガネーシャ・ファミリアの主神である巨大なガネーシャの像であった。

 それが胡坐を組んでいるポーズである。そして、その股間の部分が入り口である。

 たまらぬ建物であった。

 そんなたまらぬアイアム・ガネーシャで『神の宴』が行われるのである。

 

「とりあえず中に入るかな」

 

 そう呟き、アイアム・ガネーシャに入る。

 中には様々な人・・・否、神が参加していた。

 

「あ、ヘスティアちゃん久しぶり!」

 

 その中にいる一人の女神がヘスティアに気づく。

 濃い紫のロングヘアーにカチューシャをつけた女神である。

 

「やぁ、アテナ。暫くだね」

 

 その女神にヘスティアは親しげに話していた。

 

―アテナ。

 天界では知神と呼ばれ、ヘスティアと共に三大処女神の一人として名を馳せていた女神である。

 下界に降りてからは、紆余曲折の末夢だったアイドル歌手となり、活動を続けている。

 ヘスティアとは三大処女神と呼ばれていた時代から大の仲良しである。

 

「最近どうだい、アイドル活動は?夢だったんだろ」

「うん、順調だよ。ヘスティアちゃんは?」

「ボクかい?実は念願だったファミリアを立ち上げたんだ」

「そうなの?おめでとう!」

 

 世間話に花を咲かせるヘスティアとアテナ。そこへ、

 

「よぉ、ドチビにアテナたん」

「相変わらずね、二人とも」

 

 声が聞こえた。

 振り向くと、ドレスを着たロキともう一人の女神がいた。

 赤いショートヘアで右目に漆黒の眼帯をした女神であった。

 

「ヘファイストス!・・・それにロキ」

「二人もお久しぶり」

 

―ヘファイストス

 『ヘファイストス・ファミリア』の主神であり、ヘスティアとアテナの神友でもある。

 

 昔なじみの旧友と再会し、ヘスティアとアテナは破顔する。

 

「ヘスティアはともかく、貴方の活躍は聞いてるわよアテナ」

「ファイちゃんもありがとう」

「ちょ、ボクはともかくって何だい。ボクだってなぁ、やっとファミリアを立ち上げてるんだぜ?」

 

 ヘファイストスの言葉に、アテナは嬉しそうに笑い、ヘスティアはむくれながらそう返した。

 

「そうそう、ドチビはなあの地下闘技場チャンピオンをファミリアに入れてるんやで?」

「チャンピオンって言うと、ベル・クラネルを?それ本当なの?」

「本当さ。・・・って、ベル君凄く人気だなぁ。やっぱり地下闘技場のチャンピオンってそれほど知名度あるわけ?」

「まぁね、でもそれだけじゃないのよ」

「それだけじゃない?どういう意味だい?」

 

 ヘファイストスの言葉に首をかしげるヘスティア。そこへ、

 

「ふむ、楽しそうだな」

「ん?その声はシヴァかい?」

 

 声のした方を見やると、そこには褐色肌の男がいた。

 黒髪のインドの民族衣装を着た小柄な男である。

 

―シヴァ。

 大手ファミリアの一つであり、ガオランや丈が所属している『シヴァ・ファミリア』の主神である。

 

「久しいな、皆の衆。・・・それにヘスティアにアテナよ、今宵もそなた達は美しい」

「あはは、ありがとうございます」

「褒めても何も出ないぜ。ところでシヴァは何でボクらのところに?」

 

 シヴァの言葉に、アテナは苦笑いしヘスティアは半眼でそう返した。

 そして、気になった事を聞いてみる。

 

「うむ、ちょっとした挨拶だよ。何でもベル・クラネルと我が側近、ガオランの弟子が地下闘技場で試合するそうじゃないか」

「弟子?」

「ハリケーンアッパーのジョーと呼ばれている男でな。ヒガシ・丈という極東の出身の我が眷属(こども)だ」

「ハリケーンアッパーのジョーって、キミの眷属(こども)だったのか。初めて知った」

 

 シヴァの言葉に意外そうな表情でそう答えるヘスティア。

 そこに、ロキの茶々が入る。

 

「ドチビ、ハリケーンアッパーのジョーの事、知っとるんねんな。意外やわ」

「こう見えても、バイトで色々と情報を仕入れてるからね」

 

 えっへん。と豊満なバストを突き出して威張るヘスティア。

 ぷるん。とたまらぬバストが揺れる。

 しかも、ロキの目の前であった。

 

「おう、ウチの目の前でその無駄にでかい乳突き出すのやめー『ピリリリリリリ!』ん?なんや?」

 

 恨みの篭った眼差しでヘスティアに抗議しようとした瞬間、電話が鳴り出した。携帯をポケットから取り出し見る。

 

『フィン・ディムナ』

 

 画面にはそう表示されてあった。

 

「フィンから、何やねん一体・・・。もしもーし」

『ロキ、大変だ!』

 

 通話ボタンを押し、通話を開始した。

 慌てた様子のフィンの声が聞こえてくる。

 

「フィン、どないしたんねん?」

『ベートとアイズが御老公の屋敷に殴りこみに行った!』

 

 単刀直入に伝えられた言葉に、ロキは一瞬固まり・・・、

 

「はァァァァァァァァァァァァァッッ!!!?」

 

 アイアム・ガネーシャ内に響くほどの絶叫を迸らせていた。

 

―同時刻、トクガワ邸。

 

 そこに入ろうとする二つの影があった。

 二人とも頭にフードを被っており、正体を窺い知る事が出来ない。

 その二人に気づいた門番がそれを止める。

 

「止まれ、ここはトクガワ・光成公の私有地だ。アポは取ってあるか?」

「あ?ンなもんねぇよ」

「アポを取ってない者をここに入れるわけにはいかん。お引取りね・・・ガッ!?」

 

 門番が言い終わる前にフードを被った二人組みのうち一人が頬を掴んで黙らせた。

 

「悪いな、そんな悠長な事は出来ないんでね。顎外されたくなけりゃトクガワの爺さんに伝えな」

 

 そう言って、フードを外す。

 

「このベート・ローガとアイズ・O・ヴァレンシュタインが、アンタに会いに来たってよォ!」

 

 フードの二人組みの正体はベートとアイズであった。

 アイズはと言うと無言でペコリ。と頭を下げていた。




今回、登場した新キャラの説明をしたいと思います。

アテナこと麻宮アテナ(KOFシリーズ)
ジョーに続いてのSNKキャラ第二段ッッ!!!
処女神つながりでヘスティアとは友人と言う設定で登場させました。
ちなみに、大阪弁を喋る相方も彼女のファミリアとして出る予定です。

シヴァ
彼のモデルはケンガンアシュラに出てくるガオランの主であるラルマー13世=サン。
口調云々は『大体こんな風に言ってたよなァ』とうろ覚えで書いております。あってるかどうか不安です・・・(汗)

前回のあとがきで、ベートとアイズが三成に直談判して地下闘技場にエントリーすると書きましたが、諸事情(主に作者が力尽きた)により三成邸に突撃する時点で終了してしまいました。本当にすいません…(汗)
次回は、がっつりと戦闘シーンを書こうと思っておりますので応援よろしくお願いします。
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