【カイゾク】一行が、ランドン古城へ移動を開始し始めた同時刻、ネクロスでは思いもよらない、仲間同士での悪ふざけが発生しているようで・・。
アルケイン:「はぁ…切ない。 切ないですねぇ。」
「どうした?悩みでもあるのか?」
アルケイン:「カイゼル様。いやぁ実は僕、罠にひっかかっちゃいまして。」
カイゼル:「 罠…。長生きしてもそんな古典的なものにひっかかるのか。」
アルケイン:「死なないってことが油断につながっちゃってるんですかねぇ。」
カイゼル:「そんな気持ちで戦場に出られたら、たまらんな。」
アルケイン:「いやだなぁ、だっ大丈夫ですよ。戦場に出るときは真剣そのものですから。それこそ、燃えさかる鉄塊のような心境ですよ。」
カイゼル:「 ふぅむ。 これは噂だが、アルケインは戦場に出向くとき必ずワインをダースで持っていくと聞いたぞ。飲みながら剣を振ってるとか。」
アルケイン:「Σギクッ・・の、飲んでませんよ!ワインを持っていくのは勝利したときに祝うためですよ。カイゼル様にこの勝利を捧げる!っていっつも剣を掲げてますよ!」
カイゼル:「それならばいいが。お前…アル中じゃないだろうな…。」
アルケイン:「そんなこと絶対にありません!僕の意地悪な祖母に誓ってありません!あの大嫌いな太陽にだって誓えますよ!」
カイゼル:「やけにむきになるな。それに嫌いなものに誓うのって意味あるのか?」
アルケイン:「うっ…。」
カイゼル:「まぁいいか。・・で、どんな罠なんだ。俺様にも見せろ。」
アルケイン:「これなんですけど。。。」
カイゼル:「ただの落とし穴じゃないか。どうせクリスティーだろう。切なくなるほどでもないぞ。」
アルケイン:「いえ、それが・・落とし穴におちたときに、飲み歩きしてたワイングラスが割れちゃって…。」
カイゼル:「アルケイン。お前、絶対アル中だよな?」
アルケイン:「なっ、何を根拠に、僕を冒涜するような決めつけを!?人権侵害ですよ!」
カイゼル:「アルケイン、2週間の断固禁酒を誓ってもらおうか。こんな昼間からワイングラス片手にフラフラ城外を歩いて、戦場で腕を振るう前に、こんなチンケな落とし穴に落ちる程泥酔してるなんて…魔族の同胞たちが聞いて呆れるぞ。逆に問うが、他にどんな言葉で言い表せと言うのだ?」
アルケイン:「ワッ…ワイン愛好家?」
カイゼル:「俺様に訊くな。誓いを破ってでもみろ、お前が大事に隠し持つワインを全て叩き割る。わかったなアルケイン」
アルケイン:「カ、カイゼル様・・・いくらなんでも、それはあんまりですっ!」
カイゼル:「なら、さっさとランドン古城を焼け野原にしてこい。アルケイン。」
アルケイン:「あの古びた城に何かあるのですか?」
カイゼル:「なんでも、ネジ砂漠でテオドア兵6000が一振りの弓で打尽されたらしい。お前の手ほどきで、焼け野原にしてこい。」
アルケイン:「わかりましたっ、すぐに焼け野原にしてご覧にいれましょう。」
カイゼル:「それまで、ワインは俺様があづかっておく。」
アルケイン:「えええええーーーっ、わ、割らないでくださいねカイゼル様っ」
カイゼル:「心配なら、あとにしろ。 あぁ、ワインが手から滑り落ちそうだ(棒読み)」
アルケイン:「ひいいいいいーっ、行きます!今すぐ行きますーっっ」
ギイイイイイッ・・・・・バタムッ!!!
カイゼル:「 世話のやけるやつめ・・。キュポン!」
to be Continued・・・・・・。