「ぐれ……!おい、ぐれ……!!」
「ぁ……あるじ……」
「ぐれ!大丈夫……だよな……?また……いつもみたいに……」
「あるじ……やばい……っ、やばい……っ、これはまじで……やばいから………っ…!っあぁぁ!うあぁっ!うぁぁぁっっ!!」
「ぐれ!?ぐれ!!!」
「ち……しきが……っ!じょうほうが…っ…!あふれて……!しばってふうじてねむらせた………っ!はずなのに……!こわい………よぉ……あるじ……っ!」
「大丈夫だ!俺が、俺が居るから!!」
「あいつが……っ!おきて……くっ………!!」
「ぐれ!もう喋るな!!」
「まずい……ね……これはかなり………まずい………っぅ…!しかた………ないよね……!こうなった………ら……、あるじ………ぐれ………このまま……っ…!きえるね………っ!」
「なに……言ってんだよ……!消えるとか……言うなよ……!何言ってんのか………分かんねぇよ……っ……!!」
「あるじ………ごめんね……っ!あいつ…………っ!おきたらやばいから……っ!」
「ごめんとか………言うなよ……!!」
「あるじ………ぐれも……っ、さみしいよ……っ!かなしいよ……っ!つらいよ………っ!……っ、……やっ……でも……っ!あるじにめいわく………かけたくないから………っ!!」
「迷惑ってなんだよ!ぐれのことで迷惑なんて、俺が思うわけないだろ!?」
「……ありがと……あるじ……っ!でも………だめ……っ、じゃあね………ばいばい………っっ!……だいすきだよ………あるじ……っ!」
「待てよっ!行くな!行かないでくれ!ぐれ!ぐれ!!大好きだ!!俺もぐれのこと大好きだ!!」
「っっ!ありが………とぉっっ!!あるじぃ……!!」
「ぐれっ………俺、次は……もうっこんなことさせないからっっ!!だからっっ!………また………お前と……今のぐれと………会えるよな……?」
「………うん……!まってる………っ!いつか………っ、ぐれを………ぐれのきおくを………とりもどしてね……っっ!」
「ぁ……ぐれ……?ぐれ、ぐれ…………ぐれぇぇぇぇぇっっっっ!!!!!」
魔核崩壊、それは魔剣と呼ばれる、少女達の姿をした兵器の記憶が失われる事。失われた記憶は戻らない。そして、人じゃないからと、失われた記憶に誰もが興味を示さない。だけど、その失われた記憶を取り戻そうとしている魔剣使い達が居る。
彼等のことを人々は同情と憐れみと嘲りと尊敬を持って、こう呼ぶ。『Lost Memories searcher』、失われた記憶の探索者………と。