何もわからない青年は幻想の郷で何を見る   作:RYO94

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はいどうも
今回は前に夢で出てきた能力についての説明と永琳からのお仕事の内容ですね。
え?能力はいいけど昼寝ってなんだって?そこは本編を見てからのお楽しみってやつですよ。
リメイク前と比較して少し弱体化させているはず。だからそんなにポンポン使うような能力にはなっていないはずです。
ではどうぞ


第六話 能力そして昼寝?

九時ちょっと前まで色々と試してみた。どうやらこの操る能力は俺が直接触れているかこの何て言うんだろう?まあ、霊力とでも呼称しよう。その霊力で間接的に触れていないと操れないらしい。

それに間接的にしようと思ったら結構時間がかかる。

直接ならノータイムでできるのにな。まあ良くあることだ。で、もう一個あるみたいなんだがこれが全くわからない。そもそもどんな能力かさえもわからないのだ。

まあ、わからないことに時間を割くのは効率的じゃないから操る方に集中してたけど。ああ、それと自分のことに関係することなら概念的なものまで操れるらしい。例えば自己修復力とか、俺に関する記憶だとか、それこそ霊力の量だって操れる。まあ、そのために結構な霊力を消費するけど。できることと言ったらこれぐらいだろう。後

自分の概念ではなく、物を操るときはその先のイメージをキチンとしていないといけないらしい。最初やったとき部屋が滅茶苦茶になって大変だった。

さて、9時になるから夜見の家まで来たんだが

 

「来たわね」

「ちょっと遅かったか?」

「いいえ、時間ぴったりよ。呼び出した本人が貴方より遅かったら変でしょ?」

「そう言うもんか?」

 

少し疑問の思っていると徐に八意が歩き出したので慌てて着いていく。何処に連れていかれるのだろうか?それを聞くと姫様の所だと言われた。誰だよその姫様って。それだけじゃわかんねぇよ。

いや、性別だけはわかったけど。それと結構な身分にいるやつ。しばらく歩いていると夜見のとこと同じくらいデカイ場所に着いた

 

「ここよ」

「随分とデカイ場所で」

「今日は姫様の相手をしていてほしいのよ」

「は?」

 

どうやらいつも相手している日程とどうしても外せない用事が重なってしまったらしい。

いや、自分のスケジュールぐらいちゃんと管理しろよと言いたい。が、一応八意の補佐って形を取ってるから断れない。仕方ない、あまり気は進まないが引き受けよう。八意の口振りからどうやら結構な子供らしい。わがままだって言うからだいたい小一、二くらいの年齢だろう。いや、この都市ではどうかわからんがな。

 

「じゃあお願いね、話は通してあるから顔パスで通れるはずよ」

 

それだけ言って何処かに行ってしまった。それって軍の時とデジャヴなんだが。とは思ったがどうやら今回はちゃんと通っていたようですんなりと入れた。さすがに二回も同じやり取りするのは面倒いからな。

さてと、入れたはいいが、その姫様ってのはどこにいるんだ?キョロキョロしていると声をかけられた。やはりデジャヴ。

 

「お待ちしておりました、ナナシ様、でございますよね?」

「ああ、八意の代理で来たんだが」

「姫様は奥の部屋でお待ちです」

 

奥って言われてもって感じで長い廊下が続いている。少し立ち止まっていると声をかけてきた人が案内してくれた。ありがたい。姫様とやらの部屋の前に着いたようだ。ホントに奥だったな。一番奥の部屋だった。失礼のないようにって言われてもな。夜見にあんな態度取っておいて今更感があるから自然体で行こうと思う。

 

「姫様、八意様の仰っていた人がお見えになりました」

「入れていいわよ」

 

許可が出たのでドアを開けて入る。案内してくれた人はもう一度失礼のないようにと言ってから自分の仕事に戻っていった。部屋に入ってみると見た目的に小学二、三年の少女が仁王立ちしていた。110センチくらいか?

 

「それで?永琳の代わりで来たみたいだけど、貴方は私に何をしてくれるのかしら?」

「何も?」

「そう、なにもしないの………へ?何もしないの?」

「おう」

 

言われたのは相手をしてくれってだけだからな。そもそも何をすればいいかもわからん。それを伝えると開いていた口がさらに開いた気がした。

 

「逆に聞こう。お前は何をしたい?」

「おまっ!?まあ、いいわ。と言っても私も特にないわけだけど」

「じゃあ、この仕事成立しねぇな」

 

ポケットを漁ってタバコを取り出そうとして、止めた。それに目敏く気づいた姫様は

 

「タバコ?貴方も吸うの?」

「ここじゃ吸わんよ。ガキがいる前で吸えるかって」

「ガキじゃないわよ!これでも一人前の大人なんだから!」

「そう言ってる内はまだまだガキだよ」

 

どこぞの駆逐艦が言ってそうなことを胸を張って主張してくる。大人になるって言うこと自体に意味があるかはわからないけどな。むしろ一生子どもでいいじゃないか。

 

「それに、タバコなら吸ってもいいのよ?慣れてるから」

「…………タバコは親が?」

「え?うん、お父様が」

 

ちょっとそのお父様に話ができた。踵を返すと姫様はしがみついて止めてくる。

 

「どうしたのよ!」

「いや、ガキの前でタバコ吸う不届き者に説教をと思ってな」

「何でよ!別にこっちには害なんかないじゃない!」

「……………ちょっと座ろうか。ずっと立ってたら疲れるだろうし」

「え、うん」

 

俺の雰囲気に押されて俺の目の前にちょこんと正座する姫様。俺は胡座をかいて座る。

 

「いいか、姫様?タバコってのはな?人の体に害しか出さない物がたくさん使われてるんだ」

「う、うん。あと、私輝夜」

「ん、そうか。でな、その有害の塊を燃やして吸ってるわけだ。当然燃やすから煙も出る。燃やした煙にも有害な物が一杯入ってるんだぞ?それも、吸ってる本人よりも多くそれを吸い込んでることになる。」

「そ、そうなの!?」

 

知らなかった事実に驚愕する輝夜。まあ、小学生くらいの年齢だから仕方のないことかもしれないが。

有害物質の種類だとかはまだ難しい話だからな。その辺は省いたが。

 

「タバコはほどほどが一番なんだよ。」

「貴方はどうなのよ」

「俺?俺は人のいないとこでしか吸わんよ。それか自分の家でとかな」

 

感心したように頷いている輝夜。だからこそさっき吸おうとしてやめたんだぞ?そこんとこわかってる?

自分の家に人がいた場合も吸わないぞ。例で言えば夜見が家に来て寝たあのときとかな。でもそのときも吸おうと思って止めている。

 

「さ、難しい話は終わりだ。何したい?」

「うーん」

「遊ぶでもいいし、寝るでもいいし、何でもいいぞ」

「うーん、じゃあ寝る!昨日は遅くまで起きてたから眠いのよね」

 

少し欠伸をしながら答える輝夜。なるほど、ダメだぞ、夜更かしは肌が荒れる原因なんだから。

輝夜は普通に可愛いんだからな。

 

「でも、今布団ないし………」

「はぁ、しゃあない。ちょっとこっち来い」

「?なによ」

 

俺は手招きして輝夜を呼ぶ。手招きに素直に寄ってくる輝夜に警戒心の無さ過ぎを心配したがこのくらいの歳の子ならこれくらいが当たり前かなと思い指摘しないことにした。寄ってきた輝夜を座ったまま抱き上げる。おおう、結構軽いな。

 

「な、何する気よ」

「変なことはしねぇよ」

 

輝夜のお尻が胡座の間に来るように乗せて膝の上に頭を乗せる。ちょっと困惑している様子。

 

「な、何よ」

「いや、寝てもいいんだぞ?」

「は、はぁ!?ね、寝れるわけないでしょ!?」

「ん?そうか?俺はガキの頃良くやられて寝てたんだがな」

 

ポンポンと輝夜の頭を叩くように撫でる。少し目を細めたがすぐにジト目に戻った。どうやらお気に召さない様子で。

 

「初対面の奴にやられるのはやっぱ嫌か?」

「あ、当たり前でしょ!」

 

少し頬を赤らめてそっぽを向く輝夜。うぅむ、知り合いの子にやったらすぐに寝てくれたんだが、まあ女の子ならこんなもんか。仕方ない、誰か人を見つけて布団持ってきてもらうしかないな。

輝夜をまた抱き抱えようとして

 

「ま、まあ、そこまで言うなら寝てあげても、いいわよ?」

 

そっぽを向いたまま頬を染めて言ってくる。人の上で寝ると言う行為の羞恥心かどうかはわからないがまあ、その辺だろう。

そんなことはどうでもいいんだ。重要なことじゃない。

そっぽは向いているが目を閉じて静かに寝息を立て始める。その輝夜の頭を撫でる。最初は身動ぎをしていたが次第になくなっていき、最終的には静かな寝息が聞こえてくるだけになった。




最後駆け足ですね。ていうか何で輝夜はすぐに懐いてしまったのかって話ですが、まあそこは次回か次々回に説明させていただきますね。
と言っても予想ついてる人がいるかもですが……………
まあ結構ありきたりな理由ですけど
さてさて、輝夜にはなにもさせずに昼寝をさせたオリ主君は永琳に何を言われるんでしょうか?
それではまた次回
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