俺は、農業がしたかっただけなのに……!   作:葉川柚介

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番外編 銀鳳騎士団物語

 闇の帳に包まれて、しかし不安とは無縁のざわめきが満ちる。

 見えはしなくてもそこかしこに人の気配。うっすらとした興奮と期待に高まる熱気がじわじわと闇の色を染めていく時間が、しばし続き。

 

「我が国には、数多の人が住み、恐ろしい数の魔獣がはびこり、しかしそれを屠る騎操士もまた、凛々しく雄々しく剣を執る」

 

 突如、朗々と謳いあげられる口上に終わるざわめき。

 天から降り注ぐ光が一人の姿を映し出し、讃え、送り出す。

 

「騎操士は幻晶騎士を駆り、集いて騎士団となり、新たな騎士団が産声を上げる」

 

 中央へと歩みゆくのは白い甲冑に身を包んだ騎操士。

 腰に下げた剣を抜き、まっすぐに光へ向かって切っ先をかざすのは白髪白髭、堅牢と老練を絵に描いたような彼の低く、良く響く声が紡がれる。

 

「我が名はエドワルド。白き幻晶騎士をもって人々を守る楯!」

 

 

 続いて紅の偉丈夫が進み出る。

 胸を張って堂々と、情熱で染め上げたような赤いマントが炎のごとく翻り、抜き放った剣の切っ先はエドワルドのそれと同じく天を衝く。

 

「我が名はディートハルト。立ちはだかるものを切り裂く剣の切っ先!」

 

 その後も続々と騎士が集う。

 しゃなりしゃなりと優美に色気を振りまき進み出るヘルミーネ。

 よく似た男女の双子にして始まりの二人、アーデルハイトとアレクシス。

 

 

 ちなみにここまで、言うなれば登場人物の紹介コーナーであり、なんか聞き覚えのある名前を微妙に外したところと、特徴を捉えつつもいい感じに脚色が入っていることに大多数の観客はわくわくと期待を膨らませ、俺の周囲の観客たちはなんか頭を抱えていた。

 

「老騎士……老騎士……」

「……私はあんなにキザったらしく髪をかき上げないはずだが」

「ちょっと……! なんであのヘルミーネとかいうのは裸みたいな衣装着てるわけ!?」

 

 三人ほど小声でブツブツ言っているが、良く聞こえないね、うん。

 

 

「では、行きましょう。さらなる先へ。誰も見たことのない世界へ」

 

 そして最後に中央へと進み出るのが、この物語の中心人物。

 決して大きな体ではない。だがまっすぐ前を見る瞳に宿した光の色が、不思議と人を惹きつける。

 苛烈とは違う。凄絶でもない。

 宝石よりも透き通り、太陽よりも眩く光る眼差し。月の光を梳いたような銀の髪。

 秘めたる情熱と想いの丈ははるかオーヴィニエ山脈を越え、セッテルンド大陸を覆ってやまないその人物こそ。

 

「我が名はエルヴィン。今日ここに、我らが騎士団の設立を宣言する! 我ら……銀鳳騎士団!!」

 

――オオオオオオオオオオオオオ!!!

 

 

 これこそ、最近フレメヴィーラ王国で流行りの劇、「銀鳳騎士団物語」の序幕なのだったり。

 

 

 ちなみに余談だが、銀鳳騎士団物語を上演する数々の劇団の中で、主人公の騎士団長役を「見目麗しい女優」が演じていないところは一つもなかったりする。

 

 

◇◆◇

 

 

 「銀鳳騎士団物語」。

 それは、先王陛下の肝入りで設立されるや否や、ぽこじゃか新しい幻晶騎士を世に出し続け、一時期国内で姿を見ないと思ったら飛空船などというとんでもないものをお土産に帰ってきて、さらにはボキューズ大森海にて団長をはじめとする数人が取り残されたと思ったらきっちり生還してきた、なんかもうわけのわからない立志伝中の存在である。

 ……と、市井の人々に認識されるに至った結果、その活躍が大衆向けの演劇ネタになるのは無理からぬこと。

 あちこちの劇場やテントの舞台では、それぞれの劇団が描く銀鳳騎士団の活躍が今日も披露されている。

 

 一応銀鳳騎士団の話ということになってはいるし、大まかな共通した流れはあるが、派手な戦いなんかは国外での活動が多いだけあってさすがに正確な情報が広まっているわけではなく、つまり各劇団で脚色し放題。

 可能な限り噂や情報を集めてリアリティにこだわった劇場もあれば、どれほど信憑性が低くてもとりあえずそれっぽければいいやと割り切った娯楽大作に仕立て上げる一座もいて、それらの違いを楽しむのも最近の流行りであるらしい。

 

 

「いざ行かん、我らが盟友クシェペルカへ! 悪しきジャロウデクの魔の手から救うのだ!」

「はっ! 殿下の仰せのままに!」

 

 ちなみに今日見に来た劇団は、中でも特に脚色が激しいと噂の舞台だ。

 具体的には、「銀鳳騎士団がクシェペルカに行っていたらしきころ、帰ってきていたはずなのに国内で姿を見なかったエムリス殿下が銀鳳騎士団にくっついて行っていた」というアレンジを加えている。

 

「おいおい、さすがにそれはないって。仮にも王子だぞ」

「だよなあ。王族がこっそり他国の戦争に介入なんて、思い切った話の振り回し方だよなあ」

 

「は、ははは……」

「真っ暗なのにわかるくらい顔が白いぞ大丈夫か!?」

 

 などなど、近くの観客のささやきと、それを聞いて顔色悪くなってる友人がいたりするけど、この程度の声が聞こえるのはこういう舞台ならではだよね。

 

 

◇◆◇

 

 

 その後、舞台の上ではジャロウデク王国に侵略されたクシェペルカ王国を救う、銀鳳騎士団の活躍が進んでいく。

 国境沿いの砦にカチコミをかけるなり、警備を担当していた敵国の新型幻晶騎士を見敵必殺。元祖ニュースタイル発祥騎士団の名は伊達ではなく、黒騎士の異名をとる敵の幻晶騎士のボディに骸骨模様が透けそうなくらいザコに見える無双ぶりを発揮する、「空飛ぶ幻晶騎士」。

 

 そう、なんとこの劇団、幻晶騎士をかなり本格的な甲冑で表現するのみならず、団長専用機の飛行能力を再現するためワイヤーアクションを採用しているのだ。

 そのため、砦をひょいっと飛び越えて敵の後ろからずんばらり、などという過激なショーを見せてくれて観客席は大盛り上がりだ。

 

「ヒューッ! さすがの殺陣だな! まあ、実際にはあそこまで飛んだり跳ねたりはしないんだろうが」

「そりゃそうだろ。それに、相手の幻晶騎士は相当硬かったって噂だぜ」

 

 そして、この劇場は観客も現実と空想の区別がしっかりついているようだ。

 派手なものは派手なものとして楽しみつつ、しかしそれが現実では早々あり得ないことをしっかりと理解している。

 

「まるで現場を見てきたかのようだな。極めて再現度が高い」

「あれで偶然似てるだけだっていうんだから、怖いわよねー」

「主に我らの団長がな」

 

 なお、一部で懐かしそうな顔で舞台を見ている客もいたりするが。

 

 

◇◆◇

 

 

 その後も、いくつかの場面転換を交えつつクシェペルカにおける銀鳳騎士団の活躍が鮮やかに語られていく。

 エドワルドが大量の敵軍を押しとどめる渋い活躍を見せ、そこにキュンと来たヘルミーネが熱烈なアプローチをして、年甲斐もなく赤くなるエドワルドの姿にちょっとした萌えが芽生える女性客、多数。

 さらに行く先々で女性と浮名を流し、10分に1回くらいの割合でラブロマンスを挟んでくるディートハルトはキザに決めて女性たちの黄色い悲鳴と男性陣の怨嗟を集めまくっている。

 

「……」

「……」

「いや、私はこう見えても身持ちは硬いのだが……!?」

 

 なんか赤くなってお互いチラチラ見ているのとか、今にも楽屋に殴り込みに行きたそうにしてる連れ合いを見てると劇が倍楽しくなる不思議。うーん、来てよかった。

 

 

 さらに、ここで山場の一つがやってくる。

 外道なり、ジャロウデク。なんとかの国はクシェペルカ王国の姫君を捕らえ、婚姻によって縛ろうとしていた。

 それを知って立ち上がらないようでは、騎士団を名乗れない。

 夜闇に乗じた救出作戦。ハラハラドキドキの敵要塞潜入と、月明かりに照らされた絶世の美姫と運命の出会いを果たしたのは……騎士団長エルヴィンの直弟子の一人、双子の片割れアレクシスだった。

 

 敵の魔の手から救い出された姫君。

 しかし国を失い、父を失い、深く傷ついた姫にはなによりも優しさと癒しが必要だった。

 クシェペルカ王国再興を目指す生き残った家臣一同はもちろん、銀鳳騎士団もまた姫のために心を砕き、特にアレクシスの献身はこの上ない。

 足繁く姫のもとへと通い、言葉を、花を贈った。

 時にはこっそりと町へ連れ出し、かけがえのない、愛おしい時間を積み上げていく。

 

 ゆっくりと元のたおやかさと美しさを取り戻していく姫であったが、しかしそこで立ちはだかるのが身分の壁。

 いかに救国の英雄とはいえ、アレクシスはただの騎士団員。姫との間に結ばれた絆は、しかしその断崖によって断ち切られる定めにある。

 

 

 アレクシスが、実はフレメヴィーラ王国のさる貴族の隠し子であると判明するまでの間だが!

 

 

「ぶふうぅぅぅぅー!?」

「アディ、落ち着いて」

 

 

 ご都合主義、ここに極まれり。

 お姫様を救ったナイトくんが実は貴族の血を引いてました、とか今日びそこらの三文恋愛小説でもやらねえぞでもロマンよね、という感想が漏れ聞こえる中、思いっきり噴き出す乙女が約一名。劇場の闇の中に紛れていたからこそよかったものの、もし明るみに出ていれば乙女としての絶命不可避な光景だったろう。

 

 そんなこんなで舞台は回る。

 元気を取り戻したどころか王気すら漂わせるようになった姫様あらため女王陛下が旗印となり、ついにジャロウデク王国との決戦が迫る。

 銀鳳騎士団を切っ先に、続々と集った旧クシェペルカ王国の貴族と義勇兵たち。鬨の声は天をも揺るがす威容を見せて、当たる砦を片端から蹴散らす快進撃が進んでいく。

 

 あの異形が、立ちはだかるまでは。

 

 

◇◆◇

 

 

「なんだ、あれは!?」

「大きい……まるで山だ!」

「なんてこと! 人が魔獣を作ったというの!?」

 

 なんと、イカルガっぽい幻晶騎士が宙を舞ったのはこのための伏線だったのか。

 舞台袖から姿を現したのは、着ぐるみよりなお巨大な顎。

 全身金色に煌めく鱗に、燃える目、それらがギシギシ音をたてながらぞろりと現れた数……何と、3本。

 

「あれは、まさか……! 我が国にも古い言い伝えで残っています。遥かな過去、一つだった世界を砕いたモノ、文明の破壊者……空より来たりし災厄! それこそ、金色三ツ首の邪竜!」

 

 そう、背景との配置の妙で山すら巻き取るほど巨大に見えるそれは、3本の首を持つ異形中の異形の魔獣だった。

 ちろちろと、舌の代わりに吐き出す火の粉。登場するなりミニチュア幻晶騎士の3個中隊を焼いて強さを示したそれこそが、この舞台最後の敵。ジャロウデク王国が現代によみがえらせた伝説の魔獣であるという。

 

 吐き出す炎は大地を焦がし、咆哮は聞くものの魂をすら震え上がらせる。

 まさしく伝説の復活と呼ぶにふさわしい、破壊の化身がそこにいた。

 これまでに呑んだ城は両手の指で数えるに余る。

 ひと睨みで子が泣き、獣が息絶え、騎士すら憶する魔王の威容。

 いかに故国奪還に燃えるクシェペルカの民とはいえ、抗いがたい恐怖に身が竦み。

 

 

「銀鳳騎士団、前へ!」

 

 それに怯まぬ者にこそ、「勇者」の名が相応しい。

 

「勇敢なる団員諸君! 恐れることはない! たとえいかなる敵が相手であろうと、我らの幻晶騎士は決して後れを取らない! 行くぞ、我に続け!!」

 

 誰よりも早く飛び出す6腕の幻晶騎士。書き割り背景の後ろに飛び込むや、掌サイズのミニチュアが糸か何かで吊り下げられているのか宙を舞い、邪竜の三つ首と激しい戦いを繰り広げていく。

 

「皆の者、団長に遅れるな! 第一中隊、敵軍を止める! 踏みとどまれ!」

「第二中隊、抜剣! 敵陣を切り裂く!!」

 

 そして舞台の上を入り乱れる多数の幻晶騎士たち。

 役者総出で幻晶騎士風の着ぐるみを着込んでの大立ち回りは、この劇団最大の売りだという。

 

「これで……終わりだ!」

――ギャオオオオオオオオオオオオン!!

 

 そして、舞台の上方では中央の首に取りついたイカルガが、なんか力づくで首をねじ切って捨てることで、趨勢は決した。

 

 これが、クシェペルカ王国の、そして銀鳳騎士団の、勝利である。

 

 

◇◆◇

 

 

 その後。

 ドラゴンスレイヤーとなったエルヴィンはクシェペルカで盛大に讃えられ、帰参した自国でも王から直接の称賛を賜り、銀鳳騎士団の声望はますます高まった。

 しかし、それでもなおエルヴィンは止まらない。

 さらなる高みへ、もっと強い幻晶騎士を作るために。

 

 

 銀鳳騎士団の戦いはこれからだ!!

 

 

 

 

「……って感じだったな。いやー、いい劇だった」

「…………そうだな」

「…………そうだろうか」

「…………そうだったんじゃないかしら」

 

「楽しかったね、エルくん!」

「ええ、素晴らしかったですねアディ」

 

 以上、銀鳳騎士団有志による、巷で話題の舞台版「銀鳳騎士団物語」の鑑賞会でしたとさ。

 芝居小屋のテントからぞろぞろと出ていく客に紛れ、久々に日の光を浴びたエドガー、ディートリヒ、ヘルヴィの顔には影が濃い。

 自分たちの行動が劇にされている、というだけでもだいぶアレな感じなのに、中でもこの劇団は飛び切りの脚色による娯楽大作化が売り。歴史上の人物が軒並み美少女化して現代に召喚される、レベルの思い切った尾ひれ背びれのつけ方は大衆受けこそいいものの、実際に元ネタとなった人物が存命中にやるとは、なかなかに度胸があると言わざるを得ない。

 まあ、エドガー達はげんなりしてるけど器の大きい人間なので、抗議をしたりする気はないようだ。めっさげんなりしてるけど。

 

「というか、なんであんたは平気な顔してるのよ」

「いや、だって俺は出番なかったし。やっぱり平団員は気楽だな」

 

 なので、晴れやかな顔をしてるのは色々おおらかなエルくんと、そこそこエルくん絡みで活躍するシーンが多い役だったアディちゃん、そして全く影も形もなかった俺くらいなものだった。

 ……のだが。

 

「は?」

「何を言っているのだ、アグリ」

「君の眼は節穴か」

 

「えっ」

 

 なんか、ヘルヴィたちからのツッコミが……?

 

「いやだって、俺っぽい役者なんて……」

「……あぁ、うん。『役者』はいなかったわね」

「あっ」

「……君も意外と鈍感なのだな」

「おい待てどういうことだ」

 

 妙な焦燥感に襲われる俺。ヘルヴィたちは一体何の話をしてるんだ!? あの劇に俺の居場所なんて……。

 

「アグリ、落ち着いて聞け。お前もあの劇の内容はよく覚えているはずだ。なら、しっかりと見ていただろう? 常にエルネ、エルヴィン団長の傍らにいた……獅子のことを」

「ああ、団長のペットだっていう?」

 

 着ぐるみだったけど、気合入った造形だったよね。

 作中の設定によると、昔々空から降りてきてエルヴィン団長を我が国にもたらした魔獣スレスレのフレンズらしい。実際、作中の戦闘シーンでは銀鳳騎士団の幻晶騎士に交じって戦って、ジャロウデクの幻晶騎士を食いちぎってたし。

 

「時々、団長の腕に鳥がとまっていただろう」

「鷹狩り的なヤツに使ってたな。偵察してもらったりとか」

 

 割と頭がいい鳥らしく、ジャロウデクの位置を調べてはエルヴィン団長に知らせる先導役を務めていた。味方にとっては吉兆、敵にとっては凶兆とか神話の鳥みたいだよね。

 ちなみに、色は黒かったです。

 

「で、そういうのを団長専用の戦車に乗って駆使したり移動したりしてたじゃない?」

「馬のいない馬車みたいなやつだったよね」

 

 進軍のシーンは大体そんな感じだった。

 後半になると戦闘するのが面倒になったのか、その戦車が敵の幻晶騎士を轢き潰して省略したりしてたけど。

 

 

 

「それ、全部あんたがクシェペルカでやってたことじゃない」

「……………………………………………………あっ」

 

 ――拝啓、田舎の父よ母よ妹よ。

 息子は、王都で三分割された上に人間ですらなくなりました。

 

 

「すっごく楽しかったですね、先輩! 今度は『銀鳳騎士団物語~樹海探索編~』も見に来ましょう! 噂によると、エルヴィン団長と例の獅子が究極の絆を結んで秘められた力が覚醒するらしいですよ!」

「お、おう……」

 

 銀鳳騎士団の伝説が増えるたびにどんどん畑から遠ざかり、しまいには人間からも遠ざかり始めた気がする我が身を顧みて、なんか心が虚無へと旅立ちそうになる、そんな日々。

 それでも空は青く、嬉しそうにしがみついてくるエルくん越しにアディちゃんが女性に人気なドロドロ恋愛演劇の嫉妬に狂った女の目で見てくるのすら慣れ始めたことが、無性に悲しかった。

 

 

 

◇◆◇

 

 

「ところで、あの劇の獅子やら鳥やら戦車やらが俺のことを指しているというのなら、農業描写が足りないと思うんだ。というわけで、ちょっと脚本指導に行ってくる。新しいタイトルは『牧場物語』で決まりだな!」

「牧場なのに農業メインっておかしいと気付きなさいよ!?」


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