天魔の世代交代   作:あるふぁいあ

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天魔の世代交代

博麗神社

 

霊夢「・・・あんた、ここでのんびりしてて良いの?」

 

文「大丈夫ですって、最近飛んでるよりこうしてお茶飲んでるほうが楽しいんですよ」

 

霊夢「なにババくさい事言ってんの、紫じゃあるまいし」

 

文「・・・あやや、私、一応長齢の大妖怪なんですけどねぇ」

 

霊夢「はぁ、まあいいわ、御茶請け買ってきてくれてるから許す」

 

文「あやや、ありがとうございます」

 

椛「文さーん!!、大変です!天魔様が床に就きました!!」

 

文「あやや、お昼寝とは良いご身分ですねぇ」

 

椛「ちがいます、確かに良いご身分ではありますけど、そうじゃなくて、天魔様が倒れました!緊急招集がかかっています」

 

文「そうですか・・・・そうですか!、分かりました全速力で向かいます!」

 

椛「霊夢さんも、これから天魔様の世代交代の儀が行われます、多分ここで聞いているであろう紫さんと一緒に向かってください、私はその間の博麗神社の留守番も頼まれました」

 

霊夢「分かったわ、紫、聞いてるでしょ、スキマ開けなさい」

 

紫「早く来なさい、文はもう付いたみたいよ」

 

霊夢「向こうにつく前に聞きたいのだけれども、天魔の世代交代って何するの」

 

紫「私達はその間は見てるだけよ、私はその後の引き継ぎとか色々あるのだけれど、あなたは新しい天魔様から挨拶されると思うからそれだけね、夕飯出るわよ」

 

霊夢「何してるの紫、早くスキマを繋げなさい」

 

紫「急がなくても夕飯は全員分出るわよ」

 

霊夢「椛、お茶請けとか勝手に食べてて構わないから」

 

椛「はい、分かりました、行ってらっしゃいです」

 

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天魔の館

 

大広間にお布団が敷かれ天魔が横たわっている、既に呼ばれたのだろう人たちが集まっていた

 

霊夢「まさか、こんなに人が集まってるとはね」

 

紫「割と一大事なのよ、次の天魔になる人によっては戦争が起きかねないからね」

 

永琳「紫、天魔様なんだけど、もう寿命ね、一応薬を試すか聞いたのだけれども断られたわ」

 

紫「割とあてにしてなのだけれど参ったわね、次の天魔候補は決まっているのかしら」

 

映姫「大天狗と天魔様が候補を出したみたいなんですけど、本人は絶対に断ると思うんですよね」

 

紫「あら、四季様、今日は仕事の方は?」

 

映姫「主張扱いとなっています、今回の儀式の司会を務めさせていただきます」

 

霊夢「・・・蓬莱人とかしょっぴかなくて良いの?」

 

映姫「今回は協力して頂いてる立場なので目を瞑っています、いざと言うとき蘇生や必要とあらば検死も頼んでいます」

 

霊夢「閻魔様って意外と融通きくのね」

 

映姫「意外とはなんですか意外とは、では、そろそろ始まります。座って待っててください」

 

 

映姫「これより、天魔継承の儀を執り行わせていただきます。天魔様、よろしくお願いします」

 

天魔「私は永く行き過ぎた、本当はもう隠居している年であるが先代天魔が早くに亡くなったため、こうしてまた天魔の座に付くことになってしまったがその職務を全うできて誇りに思っている........」

 

霊夢「ねぇねぇ紫、先代の天魔って何があったの?」ヒソヒソ

 

紫「天狗のコミュニティで内乱があったのよ、内乱って言うより戦争かしらね、天魔の座を争って勢力争いよ、結局は先代天魔に収まったのだけれども、直ぐに毒を盛られて亡くなってしまったわ」ヒソヒソ

 

霊夢「もしかして今回こんなに大騒ぎしてるのって」ヒソヒソ

 

紫「また、戦争が起きるのではないかって心配しているのよ、公平な審判が下されるように閻魔様にまで来ていただいているのね」ヒソヒソ

 

天魔「........来たる次の天魔の座に相応しいものに、射命丸文、君を推薦したい」

 

文「........私、ですか?」

 

天魔「露骨に嫌な顔をするでない」

 

文「いやいや待ってくださいよ、私は何やかんやで平の烏天狗ですよ!」

 

天魔「仕方あるまいて、お前より長寿な天狗はみな、先の大戦で先にいってしもうた、お前も長老妖怪になっているのじゃよ」

 

文「いやいやいや、大天狗のみなさんはどうなんですか?」

 

大天狗1「オラたちも押してるだァ」

 

大天狗2「んだんだ」

 

大天狗3「むしろ、射命丸様は母親みたいなもんだしなぁ」

 

大天狗4「そだなぁ」

 

大天狗5「オラなんかおしめ変えられたことあるって聞いたっぺ」

 

文「あやややや........マジですか?........マジですね、いつの間にか見知った人が大天狗になってる........」

 

天魔「そういう訳だ異論はないな」

 

文(まずい、非常にまずい、私こういう格式張って書類作業するの嫌だからずっと平天狗やってるんですよ、何とか、何とかして誰かに押し付けないと!あ、いるじゃんふさわしい人)

 

文「いや、ちょっとまってください!!いるでしょう1人!私より天魔に相応しいものが」

 

天魔「他に誰がいるかのう?」

 

文「鞍馬ですよ!!天魔様の孫ですよ!!私は鞍馬を推薦しまーす」

 

天魔「ほほう、鞍馬か最近は耳にしていなかったから忘れていたわい」

 

文「鞍馬様は外の世界でも忘れられずに生き残るほどの知名度と妖力を持っています!!紫様の力で幻想郷に来ていただければ天魔の座に相応しいと思います!」

 

霊夢「鞍馬って誰?」ヒソヒソ

 

紫「天魔様の孫なんだけれど、前に母親を妖怪に襲われて亡くして、そのショックから外での修行に行っておられるわ」ヒソヒソ

 

霊夢「天狗の世界怖すぎじゃない?」ヒソヒソ

 

紫「その母親が、その時引退した博麗の巫女だったのよ、霊夢より腕っ節が良かったから恨んでる妖怪が多かったのよ、引退した後は博麗の力が弱まっていたからやられたのね。鞍馬は文と同い年の天狗で博麗の血もあるのだから力はかなりのものでしょうね」ヒソヒソ

 

天魔「ほう、鞍馬とな忘れていたわい、そうだなあやつならもう戻ってきても良い頃だな、外の世界で見聞を広めてるだろうしのう」

 

文「そうです!!」

 

天魔「では文、天魔になった鞍馬に嫁げ」

 

文「........は?」

 

天魔「そろそろ長老妖怪となったお前を平の天狗にしておけるほど妖怪の山は強くないのじゃ」

 

大天狗1「正直、射命丸様に命令するのは気が引けるだ」

 

大天狗2「そろそろ、身を固めていただかないと他の妖怪たちに笑われてしまうだ」

 

大天狗3「んだんだ」

 

文(うわ、墓穴ほった、やばいやばいやばい、これ、断れないパターンだ考えろ!考えられる最高の判断を!)

 

天魔「紫殿!鞍馬を幻想郷に連れてきてもらえますかな?」

 

文(もうダメだァ)

 

霊夢(嗚呼、文、試験で悪い点数取ったことが親にバレた寺子屋の子供みたいな顔してる)

 

紫「そういうと思って途中から式を向かわせております」

 

天魔「話が早くて助かるよ、ちょうど来たようじゃな」

 

鞍馬「........爺さん、死にそうだって本当かい?」ドン

 

突然開いた扉に皆の視線が集まる、そこには3mに近い背丈と大きな翼をもつ筋骨隆々の天狗がそこに居た

 

霊夢(凄い妖気!普通の人ならば泡吹いて倒れてるわよ!ていうかデカ!私の倍以上あるんじゃない?)

 

紫「男型の妖怪は女型の妖怪と違って歳を誤魔化すことより体を大きく見せるようになることが多いのよ」ヒソヒソ

 

霊夢「なるほどね、そういえば天馬様や大天狗達もそれなりにデカイわね」ヒソヒソ

 

天魔「........鞍馬よ、天魔をやってみないか?」

 

鞍馬「えー」

 

天魔「露骨に嫌な顔するでない」

 

鞍馬「文がやれよー」

 

文(こっちにふるなよ、こちとらどっちにしろ地獄なんだよ!!お前も道ずれだ!)

 

文「鞍馬ー、会いたかったわ!私はあなたならこの妖怪の山を守っていけると思って推薦したの!やってもらえる?」ウルウル

 

鞍馬「うわっ.......ごめんうわって言っちゃった、いやそれお前他の奴には効くかもしれないけど俺にやっても意味無いべ」

 

文「お願いだよぉぉお、私堅苦しいのやだよぉぉお」

 

鞍馬「嫌だって、俺やっと教科書に載るようになったんだよ!子供たちから割と人気なんだよ!ほら、ヒーローの師匠ポジションなんだよ」

 

文「あんたも子供みたいなもんじゃないかぁ!」

 

鞍馬「はぁ?お前はいい加減地位とかそういうものに気遣えよ、俺達より年下と新参者しか妖怪の山を収めてないって聞いてるぞ、そんなんだから鬼に負けるんだよ」

 

文「ああん?ヒーローになるって出ていった子供っぽいあなたと違って私はもっと深い所で活動してるんですぅ」

 

鞍馬「それがこの捏造新聞か?窓拭きに良いよな」

 

文「なんですって?私の新聞をそんな風に使ってるんですか!?」

 

天魔「止めんか!!!!2人とも閻魔様が凄い目で見ておるぞ」

 

映姫「(๏д๏)」

 

鞍馬 文 「あ........はい」

 

天魔「鞍馬........お前の母親のことは本当にすまないと思っている、だがもう気がすんだのではないか?戻ってきても良いではないか、お前を縛れる者達は大戦でみな死んでしまった。わしも先が見えておる、天狗の妖怪の山には新しい風が必要なのじゃ」

 

鞍馬「........爺さん、分かったよ。

不肖、わたくし鞍馬が天魔の座、承ります」

 

天魔「........閻魔様聞きました?」

 

映姫「はい、私はこのようなやり方はあまり納得がいきませんが、しっかり聞き届けました。これにより天魔の継承の儀を終了致します。ありがとうございました。」

 

天魔「では、式はどこで挙げる?」

 

鞍馬「いや、え?儀式ってたしかこれで終わりじゃないの?」

 

天魔「実はのう…カクカクシカジカ」

 

鞍馬「はあ?」

 

天魔「いやぁ、わしも死ぬ前にひ孫が見たくてのぉ!わっはっはっは!」

 

鞍馬「いやいやいや、天魔になるとそのお相手はそれなりの力を持った人が選ばれるとは聞いてたけど」

 

天魔「どうせ一夫多妻が許されるんじゃ、1人ぐらいこっちで決めされろ、お前も言うてたじゃろ、地位を気にしろって、天魔の妻とはかなりの地位じゃぞ」

 

鞍馬「あ、確かに」

 

文「納得しないで下さい!」

 

鞍馬「あ!そうだ、こっちも仕事ほったらかしで来てた、1回外の世界で引き継ぎ済ましてきますね!文!この場は任せた!」

 

天魔「紫殿、コヤツが逃げないようにしっかり見張っててくだせぇ、よぉし、めでたいぞ!宴会じゃあ!!」

 

紫「うふふ、分かってますわ」

 

文「あややや........嵌められた....天魔様元気じゃん....」

 

永琳「..ップフッ..いや、床に就いたのは本当よ、ぎっくり腰で........先が見えてるのも本当よ........多分あと三千年は生きるわ」

 

映姫「いやはや、まさかひ孫が欲しいって言う理由でまさか呼ばれるとは思いませんでした」

 

天魔「では文よどうする?式はどこで挙げる?」

 

文「もしかしてこの場に聖さんや早苗さん、霊夢さんがいるのって」

 

天魔「すぐに結婚式のアポが取れるようにじゃ」

 

文(あやや、これはひょっとして無理言って引き伸ばして有耶無耶にするチャンス!)

 

文「はははー、そうですね!ではですね!洋風のドレス」

 

アリス「分かったわ文、あなたのドレスは私が作るわ、おめでとう文」(ニッコリ)

 

文「あややや、アリスさん?なんで?」

 

アリス「ええ、私優しいからね、そういえばこの間文々。新聞で人里で人形劇しているのを子供たちを操ってるロリショタコンの変態魔女って記事あったわよね?ええ、決してそれについて恨んでる訳では無いわ、フリル倍増の可愛らしいものを最速で作るから楽しみに待ってなさい」(ニッコリ)

 

文(これもしかして外堀埋められてる?)

 

文「天魔様!」

 

天魔→お爺様「私はもう天魔ではないぞ、お爺様と呼びなさい」

 

文「えー、あー、お爺様!」

 

お爺様「なんだい?文ちゃん」

 

文「結婚式西洋風にやりたいです!」

 

お爺様「聞いたかい、紅魔館のメイドさん」

 

咲夜「はい、お嬢様に聞いて参ります」

 

文(逃げ道がない........)

 

霊夢「なんか良く分からないけど、諦めて頑張りなさい文、」

 

文「霊夢さんまで!?」

 

はたて「頑張ってね奥様、多分鬼との交渉とかの時は天魔様と行くことになるから」

 

文「嗚呼、そうだぁ、そうだよねぇ、嫌だなぁ」

 

鞍馬→天魔「ただいま」

 

お爺様「おお、帰ってきたか!」

 

天魔「引き継ぎ済ませてきた」

 

文「鞍馬ぁ、一夫多妻OKなんだしほかのお嫁さん探そ?」

 

天魔「その事なんだが明日から幻想郷の様々な場所を挨拶回りでまわるからその時に探そうと考えているよ」

 

文「なんか、そう簡単に言われると腹立ちますね」

 

天魔「そこの大天狗」

 

大天狗2「はい」

 

天魔「明日以降天魔が挨拶に伺うと手紙を出すから白狼天狗を集めてくれ、この場にいる人たちには私から伝えよう」

 

大天狗2「承りました」

 

天魔「はたて、私は正装に着替えてきますから文の着替えを頼みます」

 

はたて「分かったわ、行くわよ文」

 

文「........とほほ、永く生きるもんじゃ無いですねぇ」

 

天魔「今日は飲むぞーー!!」




ss書くの初めてなので面白いかどうかわかりませんが、
ここまで読んでくれた人たちありがとうございます。
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