数多の世界がある。
不思議な霊石で殺人ゲームを行なう怪人に挑む世界。
選ばれた人間として、“神”に挑む。
願いを叶える為、数人の戦士が争う。
鍛錬を積んだ鬼が異形の者と戦う。
死して蘇った者と、数個のベルト。
地球に飛来した来訪者と戦う。
時間を渡り、旅をする。
不死身の怪物との闘争、種の繁栄を賭けた戦い。
“牙の怪物”と牙の戦士、永き因縁。
九つの世界を旅をする物語。
すべては、一人の男の戦いからはじまった。
優秀な頭脳、優れた肉体から悪の秘密結社ショッカーに狙われ、改造を受けたことによって連綿と続く戦士たちの中で最初の男となった本郷猛。
彼からはじまったのは、長い長い戦いの歴史だった。その“作り”は永く続けども、変わらず一つの約束が守られている。
敵と同じ力を使い、仮面を被って人間や守るべきものの為に男たちは戦う。
それが、彼らを現す名前である、
□□□□イ□ー。
それが彼らの名前であり、弱者を守るヒーローの名前。
「傷だらけじゃない。大丈夫?待っていて、今手当てをするから」
「……?」
今、此処で殺人ゲームをする種族に生まれながらも、“人間の愛”に目覚めた怪人の物語が始まる。
「さっきはあの怪物から助けてくれてありがとう。ねえ、君は名前はなんていうの?」
――――怪人が救った少女は、
彼女と出会い、やがてチカラに目覚めた彼女を守るべく、そのチカラを振るう彼は“先人”と“案内役”に出会う。
「私が誰かって?女にそんな物言いをするなんて、あんた、モテないわよ?――――そうね、通りすがりの仮面ライダーよ、覚えておきなさい」
――――風来坊としてさまよう、「破壊者」と呼ばれる仮面ライダーディケイドとなる女性。
「君たちはこれから、僕や彼女と一緒に数多の世界を渡る旅をしてもらいたい。この電車、でね?」
――――相棒の形見の赤い剣を振るう、仮面ライダー電王となる世界を渡る“電車”の主人。
彼らと共に人間の愛を知った怪人/選ばれた少女の旅がはじまる!
彼らの前に立ちはだかる、数々の強敵!
「……理解が出来ないな。そんな危険な力、いつかきっと、君を危険な目に遭わせるだろう。それに、その小汚い獣は人間とはとても言えない。悪いことは言わない、此処で大人しくその獣を引き渡して、君は死ぬべきだ。なに、死は一瞬だよ。痛い目には合わさない」
「あなたが神様だろうと、この命は私のだから。私は彼と一緒にこれからも旅をするの。アギトの力で、誰かを守りながらね!」
アギトに選ばれた彼女は確かに成長し、やがてその心の強さはグロンギの少年以上の強さを誇るように。
グロンギの少年も同様、数多の世界で旅を続けていく中、渡ってきた世界の中で出会ってきた戦士たちの生き様を見、少しずつ自分が求めているものに気づき始める。
「人間は醜い。相容れることがないとは、お前が良く知っているはずだ!今からでも考え直せ、異界の戦士よ。我々と共に生きないか?」
「……断る。俺は人間の愛を知ってしまった。人間は、どんな者であろうとも、手を差し伸べることが出来る。グロンギの文化には、グロンギの生き方にはありえなかった感情だ。お前が俺をどう言おうと、俺があいつらを裏切ることはない。グロンギから離反した今でも、戦士の誇りは俺の心にある」
人間の愛を知ってしまったグロンギ/アギトの少女は、最後に取る選択とは?
「ヘン……ギン……!/変身!」
原作:仮面ライダー
グロンギとアギト、世界を渡りながら、その瞳に何を見る?
彼等の出す答えとは?