ポケットモンスターspecial 氷の少女   作:眠猫の玉手箱

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第2話です。お気に入りしてくださった方ありがとうございます。

さて主人公が若返りに気づくのは何話目になることやら


第2話 歩き始めて結構時間が経過しました。

歩き始めて速1時間くらい(時計代わりのスマホがぶっ壊れてるので具体的な時間が分からない。)

 

「ぜんぜんいないな。」

 

人がまったく見つからない。気配すらない。

それにいつもの朝練とほとんど変わらないくらいの運動量なのになんだかいつもよりも疲れてる気がする。

やっぱり人のいる気配がしないことに、自分で思ってる以上に落胆し、気も疲れているのかもしれない。本当にここ無人島だったらどうしよう、サバイバルなんてできっこない。まぁまだ日も長そうだし休憩したらもう少し歩いてみよう。

 

「ヤァーン?」

前の方を歩いていたヤドンがこちらを見て首を傾げる。このヤドン目が覚めた海岸からなぜかしらないが私を追って来た。最初は追っ払うことも考えはしたが害は無さそうだし旅は道連れっていうことわざもあるし、

なによりカワイイ!

ので放っておいている。

第一、実際問題道連れが居るということは結構ありがたいものである。たとえ

「ねぇなんでついてきてるの?」

「ヤァーン」

「ここって人居るの?」

「ヤァーーン」

なにを聞いても、残念ながら私にはポケモンの言葉が分かるとかいうチート的な能力は存在しないので、なんてヤドンが具体的に返事しているか分からないが、何もないところでぶつくさつぶやいているよりはよっぽどいい。

 

にしてもスマホというか時計機能は欲しかったなー。どれくらい歩いたのかが分からない。まぁ別にないならないでしょうがないが。

 

 

と、ここでだいたい休憩してから10分くらいたったので

「そろそろいきますか。」

あまり休まないのも問題だが休み過ぎるのも問題だ。休み過ぎると今度は動きたくなくなってしまうし、

周りには今はクラブとかシェルダーとかヒトデとか、遠くにいるのはラプラスだろうか。ともかく今すぐ攻撃してきて殺るぜーといった狂暴なポケモンはいなさそうだが、第1話でも言ったが少しでも好戦的なポケモンと出くわしたらおだぶつしてしまうので出来る限り早めに人がいるところにたどり着きたい。

 

一応歩いてる最中にたまたま手頃なサイズの流木を拾ったから、これでボロの釣竿で釣れるコイの王様くらいなら倒せるかな?まぁほとんどお守りのようなものであるがないよりはましであろう。

そしてまた道なき道を歩き出す。そして10分(くらい)道なき道に沿って歩いてるうちにいつの間にか海から離れて割とキツイ上り坂を上がっていた。まぁ高いところから見たらどんな感じか分かるかもしれないからいいか。

そして坂を上がっていたところには古びた小屋と谷とボロボロの橋があった。

 

「人はいたみたいね。」

 

と小屋を眺めながら独り言を漏らす。古びてはいるが材木が良かったのだろうか?荒れている感じはしない。

 

無人島ではなかったことが分かって良かった。

 

にしてももともとは作業小屋といった感じのあれだが結構大きい。入り口は私の背丈の1.5倍位はあるんじゃなかろうか?

 

小屋の中も見てみたが特に何も見つけられなかった。(ちなみに私が探索してる間ヤドンはそこらに生えている植物を食べていた。草食性なんだ。)

 

さてそろそろ出ようとして今まで歩いてきた反対側を向く。

 

 

ここに問題がある。目の前には谷があることは先ほど言ったが、その谷は橋がなければ渡れそうにない。そして橋がかかっている、ここまではいい。問題はその橋がボロボロであることである。たった長さは5mほどてあるがもし橋がおちてここから落ちたらただじゃすまないだろう、いくら下が川だといってもただじゃすまないだろう。どうしようかなと迷いながら周囲を見回して見ると、さっきまで草を食べていたヤドンがいなかった。

 

あれ?どこに行った?と辺りをさらに探すとすぐ見つかった。

 

どこにいたかというとボロボロの橋を

なんの恐れもなく(多分)とことこと渡っていった。

「ヤァーーァン?」

そして何事もなく渡りきったヤドンが

こちらを見て来ないんかという目で(憶測)見てくる。

どうやらこの橋は大丈夫だろう(多分)。渡るか。期せずしてヤドンを使って安全かどうか試した形になったことに多少の罪悪感を抱きつつ渡り始めた。

 

そして予想及び期待していた奴もいると思うが私が真ん中辺りまで行った辺りでその橋が落ち始めた。具体的に説明すると小屋側の橋を固定していた棒が崩れ落ちた。

 

そうなると当然のことながら橋は小屋の方から落ち始めるわけで

「キャアァーー」

全力で走った。最後はジャンプでなんとか崩落に巻き込まれずにすんだ。危機一髪。

「助かった」

息切れしながら言った。

呼吸が安定するのを待って、そして再び歩き始めようとして、

ふとなにかを聞いたような気がして止まる。

そうまるで、横の森の茂みのなかにナニかがうごめいているような。

逃げるか?いや人間かもしれないし様子を見よう。

後になって私は何度かこの選択肢は本当に正しかったのかを迷うことになるのだが正直逃げたところでこの先は天然の袋小路になっていたし後ろは橋が落ちたせいで戻れなかったので、この選択肢は結果的には最善だったのだろう。

 

 

 

 

いくら『最高』とはほど遠い『最善』でも。

 

 

 

 

私はまだこの後の展開がどうなるか、

その結果どれ程の心的外傷を得るかも分かっていなかったので、近くの木の後ろに隠れた。(ヤドンもついてきた。)

 

 

そして出てきたのは胸にRの文字がプリントされている服を着ている人達だった。

 




R団登場
後第3話は若干残酷な描写が入るかもしれないので後でタグを追加しておきます。
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