ポケットモンスターspecial 氷の少女   作:眠猫の玉手箱

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ポケモンバトル回です。今回短めです。


第16話 いつから敵は一体だけと思っていた?

「ルールは2対2のシングルバトル。互いに交代有り、道具なし、ポケモンに持たせるのも無しとする。二人ともこのルールでいいのか?」

 

審判を申し出てくれた死んだ目をした男の人がルールを確認する。

 

とりあえず異論はないのでコクッと頷き、シゲユキ巡査部長を見るとあちらも異論はないらしい。

 

「それでは始めていい!」

 

「そのままいけ!ダルマッカ!」

 

相手が出してきたのはあらかじめ出していたダルマッカ。タイプはたしかほのおタイプ。普段ならタイプ的に相性抜群のヤドンかカロを出すところだかヤドンは出せない以上

 

「いってカロ」

 

私が出したのはカロ。(カロ)のやる気はかなり出ているようだ。

 

「ダルマッカほのおのキバ!」

 

先手を取ったのは相手のダルマッカ。あるかどうかわからん牙に炎の纏ってカロに噛みつこうとして、

 

「左にいなして体当たり」

 

それをカロはギリギリでいなし、ダルマッカの背中をとったところで体当たりを食らわせ、体勢を崩す。

決定的な隙を見せるダルマッカ。そこにさらにたいあたりでダメージを追わせるが、

 

「ころがるで逃げろ!そしてそのまま突っ込め!」

 

ころがるで逃げられる。ころがるか、確かターンごとにダメージが増加していく糞技。一番印象に残ってるのはコガネの某乳牛。何度ボコボコにされたことか。思い出すだけでも嫌になる。

 

まぁこの世界では、スピードがでてない最初は簡単に避けられるし、それに

 

「まもる」

 

正直に真正面から突っ込んできたダルマッカの目の前に回避不能なタイミングでまもるを展開し、

 

グゥワンと音を立てて激突。

 

ダルマッカもこれにはたまらず止まって頭を押さえたところにカロが放った火の粉が襲う。が、

 

「耐えたか。ならもう一度、ほのおのキバ!」

 

ギリギリで耐えられ、カロは逆にほのおのキバを受けるが、

 

「思った以上に効果がない..!ッチ忘れてたもらいびか」

「そんなことすら忘れてたんですか?」

 

昔一度戦ったはずのポケモンなんですけどね。殺処分(しようと)したポケモンのデータは直ぐに忘れてしまうのだろうか?まぁいい。

 

カロの特性はもらいび。ほのおタイプの技を無効化するとはいってもほのおタイプの技であっても物理的な技ならその衝撃分は受けてしまう。例えば先程のほのおのキバならばかみつく程度のダメージは入ってしまう。

 

「怯まずにたいあたり」

 

そうこうしてるうちにカロが再びたいあたりでぶっ飛ばし、

 

「ダルマッカ、戦闘不能でいいのか?」

 

審判の判定とほぼ同時に相手のダルマッカは倒れた。

まずは一体。そして残すもあと一体。

 

「カロまだ行ける?」

 

カロは大丈夫だと首を縦にふって示すが、どうしようか

 

「いや、戻って」

 

数秒間考えた後一旦ボールに戻す。

 

不満そうな顔をされるが、ポケセンで一度回復したとはいえあのサカキとのバトルの後だ。あまり無理をさせない方がよいだろう。という判断である。

 

 

「いけ!コロモリ!」

「いってアコ」

 

次のボールを投げたのはほぼ同時。

「冷凍ビーム」

「エアスラッシュ」

 

出てきたのはコロモリ。進化後と名前が混同しやすいが、これは進化前の方だ。

 

視認したその瞬間に指示をする暇もなくアコが放った冷凍ビームがコロモリを襲い、避ける暇もないコロモリはなすすべなくこおり状態になる。

 

こおり状態になる。要するに溶けるまでは相手は木偶の坊当然。そして、ルール上道具を持たせられない以上ひこう・エスパータイプのコロモリがこおり状態を自力で治すのは至難の技。

 

「アコ、後は適当に冷凍ビーム」

 

 

だから、私はこの時点で完全に油断をしていたのだろう。

 

決してこのポケモンバトルには負けることはない。それは確かだった。

 

 

 

「よけろぉ!

 

だからこそ、この絶叫を聞いたとき私はただ単にコロモリへの指示かと思った。

 

()()()()()後ろからぁ!」

 

違う。よけろは()()()()()()()。その事に気がついてから慌ててバックステップ下がろうとするが、

 

どうしようもなくおそい

 

目の前に見えたのは避けようのないほど迫り、振りかざされたストライクの凶刃

 

避けられない。かといってモンスターボールからポケモンを出す余裕もない。アコは恐らくまだコロモリを凍らせてる。

 

刃が太陽の光を反射しながら振り下ろされる。

 

「イヤ」

『私の』ナイフで刺されたあの時のヤドンも同じ事を思ったのだろうか?死ぬときですら走馬灯ではなくこのことを思い出すとは、二年たった今でさえあのトラウマは私のなかで大きな比重を得ているらしい。

しにたくなかったな

 

息を吐くことすら忘れて目をつむる。

 

______

 

______________

 

「あれ?」

 

 

そして、いつまでたっても予期していたイタミは訪れず。おそるおそる。うっすらと目を開ける。

 

「ザングッス!」

そこには一匹のザングースが、鋼のように堅い爪でストライクを攻撃していた。吹き飛ばされ、そのまま気絶するストライク。

 

見覚えのないザングースだ。見ただけで相当のレベルだと分かる。サングースはここに生息していないので野生ではないだろうし、トレーナーのポケモンか?

 

その言葉を裏付けるかのように

「ザングースいい働きをしてくれた」

 

後ろからモンスタボールから出るあの赤い格納光線が発射されザングースが消える。

 

「誰?」

 

光線が発射された方を向くと、

 

「ん?いい感じはしなかったから手を出したんだが.....いやな世話だったかな?」

 

そこに居たのはしかもでないまま休載.....

 

「ァン?」

「え?」

 

 

「ああ俺は性格のいい国際警察の者です。さて、レモンちゃんでいいよな?ちょっと話聞かせてもらってもいいですか?」

 

死んだような目をして審判をしててくれてた男の人だった。




今回でようやく、(といっても描写的に察してた人は多いでしょうが)カロ(ロコン)の特性はもらいびです。
ちなみにアコ(アローラロコン)の特性はゆきがくれです。
日照りや、ゆきふらしではないのだよ!

次辺りでレッドとグリーンに合流できるといいなー(願望)(←(ヾノ・∀・`)ムリでしたしかもでないまま休載.....
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