どうもハヤテです前回からまた少し間があいてしまいまして申し訳ありません。実は友達に別の小説を依頼されまして、そちらも同時に書きあげていくものですから筆の進みが・・・(・ω・`)
こんな時期にリリカルな魔砲少女なんてハマるあいつのせいだ!俺は悪くねぇ!
烈火の方カッコ可愛い(*´∀`)
・・・いえ、ほんとに申し訳ありません。
もう1つのほうは今のところあげるところあげる予定ないので後回しでもいいんですけどね・・・
こちらを優先的に、少しずつ書きあげていこうかと思います。読者の方々にご迷惑をおかけして申し訳ないです・・・(((゜Д゜;)))
なにはともあれ、リリア編シリアス最終話。次回からまた妄想爆発で頑張りますwww
それではドぞ(・ω・)ノ
大きな、とても大きな森の中。周りの木々を押しのけるようにして開けた場所。
そこに咲く一輪の大きな、とても大きな花。
真上からの太陽の光を余すことなくその身に浴びることが可能なその場所で。一輪の人外を一人の人間が慰め。その顔を胸に抱いていた。
ほんの数分前まであたりに響き渡ってしまいそうな大きさで鳴き声が聞こえていたのだが、今は抱きかかえるリオにしか聞こえない程度までそのボリュームを抑えつつあった。
「・・・落ち着いた?」
ころ合いを見て、リオが自身の胸元に視線を落としながら、やさしくつぶやいた。リオの胸に顔を押し付けるその本人は少しだけ抱きつくその腕に力を込めると、ゆっくりとその顔をあげた。
「・・はい・・ご迷惑を、おかけしました・・・」
まだ少しだけ引きずってるのかな?
なんて思いながらも、リオは自身の笑顔を崩すことなく、赤くはれた彼女の瞳に残る涙を・・・アルラウネのこれを人と同じように涙と呼んでいいのかは分からないが、
とにかく、彼女の瞳に残る雫を右手の親指で優しく拭う。
「迷惑なんてしてないよ?むしろリリアの珍しい表情が見れて得した気分。」
少しふざけたような調子で話すリオだが、実際にリリアのほうは相変わらずその表情を重く沈ませたままだ。
「・・・・・」
軽口をたたいたことを謝ってしまおうか。と思うほどに重苦しい空気が流れる。
しかし、その空気ををリリアが破った。リオのほうは見ることはせず。目の前にあるリオの胸に顔を向けながら、親に叱られた子供のように、聞いているこっちが罪悪感にとらわれるような声で口を開いた。
「なぜ・・・ですか?」
「なにが?」
しかし、リオはその声を受けても一切その表情を崩さない。あくまで笑顔。そして叱られた子供を慰めるように優しく。リリアの頭を撫でた。
「私は・・許されないことをしました。」
「・・・・」
「リオ様を裏切って・・・私はあなたを・・殺めてしまうところでした・・・あなたの笑顔を奪ってしまうところでした・・・」
それは懺悔。自分の犯した罪を告白するリリアに。リオは何も言わず、ただ彼女へと視線を落とす。
「正直に言ってしまえば、もう二度とこちらへ足を運ばれることはないと・・思っていました。」
そういう彼女の腕は震えていて。さっきまででもう体中の水分を出しつくしたのではないかと思うほど泣いたというのに、その瞳には再び溢れんばかりの雫が湧き上がっていた。
「そ・・れなのに・・・何故・・・・何故あなたは―――「リリアに会いたかったからだよ。」 っ!」
言葉を遮るようにリオは口を開いていた。こうでもしなければきっと、彼女の瞳にある雫はまたこぼれ始めてしまうだろうと思ったから。
驚いた表情でリオを見上げるリリアに。リオは相変わらずの笑顔を向けている。
「ここに来る前もサヤ・・あ、村にいる幼馴染なんだけどね?その子に言われた。『あんた!昨日の事忘れたんじゃないでしょうね!?』って。あぁ心配しないで、村のみんなには詳しくは話してないから。まぁ、さすがに村の入り口で倒れてたのは誤魔化せなかったけど・・・」
そのことを思い出しているのだろうか、リオは恥ずかしそうに右頬を掻きながら苦笑いを浮かべていた。
いつも通りの彼の表情。言葉にリリアも言葉を失ってしまっている。
「・・・確かに、僕は昨日リリアに食べられそうになった。だけどね・・・リリアの蕾の中で、リリアに抱かれながら気が遠くなっていく中で・・・・僕、幸せだな。って思ったんだよ。」
「え・・・?」
一瞬、彼が言った言葉の意味が理解できなかった。今リオは何と言ったか、幸せ?
いつもの優しい笑顔を浮かべながら、いつもの優しい口調で。自分が殺されそうになって幸せを感じたという彼の言葉に、リリアは完全に思考が停止してしまっていた。
そんな様子のリリアに彼は小さく笑みをこぼしながら、再び口を開いた。
「僕はリリアとは違う、人間だ。強い力を持っているわけではない。頭脳はあるけど、そこまで頭が良いわけでもない。特別な武器も・・・僕は扱えない。」
ゆっくりと、唖然としてしまっているリリアに言い聞かせるように話す。
「そんな僕は、いや・・そんな僕だから、こういう森っていうのは死を間近に感じる場所なんだよ。こんな森の中なんて、いつ熊とか肉食動物に会うかもわからないし。リリアとは違った、凶暴な人外にでも出くわせば、僕なんか反撃の余地もなく殺されてたはずだし・・・」
そんなことはさせない。リリアはそう思った。
リオ本人こそ知らないが、リリアは何度かリオに危害を与えそうな動物を昨日使った蜜で注意をこちらに向けてその存在を排除している。
しかし、もしそれがなければ・・・
そう想像してリリアはその身を震わせた。
「だからね、僕は自分がいつか死ぬことも考えてた。どんなに残酷な結果でも、人が死ぬ時なんてほんとに呆気ないものだと思ってた。」
そこまで言ってから。リオはリリアの頬を両手で挟み、その顔を無理やり上へ向ける。
リリアの瞳に優しい笑顔が映った。
「だけど、そんな数え切れない死の選択肢の中で・・・・大好きな人に抱きしめられて、大好きな人に殺されるっていう死を迎えられるならそれはとても恵まれた・・・幸せな死なんだって思う。」
「幸せ・・・な、死?」
「うん。だって・・・最後の最後まで、大好きなリリアのそばで、リリアを感じながら死んで行けるんだもん。僕にとってそれは勿体ないほど幸せなことだと思うんだよ。もちろん、もっとリリアと話をしたかったって未練は多少あったけどね?」
そこまでいってリオは悪戯っぽく微笑んだ。
それを見て、リリアは我慢なんかできる筈もなかった。
「わ、私は・・・私、は・・」
「昨日、どんな気持ちでリリアが僕を殺そうとしたのかわからない・・・でも、僕はそれに対して怒りも感じてないし恐怖なんてもってのほか。幸せすら感じていたんだ。だから、リリアが気に病む必要なんかないんだよ。」
「リオ様・・・」
リリア自身もう気持ちがゴチャゴチャになりすぎて何を考えていいのかもわからないほど混乱していた。
「それとも、今からもう一回食べてみる?」
「そ、そんなことしません!!」
それでも、こうして笑顔を向けてくれるリオが、いつもと同じように接してくれるあなたが。
「冗談だよ。さ、もうこの話はおしまい!!今日も時間は限られてるんだし、一杯お話しよう?」
自分を殺そうとした私に、幸せな死を与えてくれたと。そんなことを笑顔で言ってくれるあなたが
「・・・はい・・・・・リオ様?」
「んー?なに?」
どうしようもなく、食べてしまいたいほどに愛おしいから。あなたにもう一度幸せを感じてほしいから
「私は、もう同じ過ちを犯しません。その代わり・・・と言っては失礼かもしれませんが」
私は・・・
「以前とは違う方法を持ってこれからの未来ずっと。あなたを幸せにして差し上げますわ。」
これからもあなたを殺したくなるほど。愛でて差し上げます。
というわけで、リオ君は病んデレも受け入れる!!(・Д・)
相変わらずストライクゾーン広い子ですね。この節操無しめ!!m9(゜Д゜)
次回からはまた日常編、というか、ほのぼのイチャイチャへと移行して2話から3話ほど引っ張って行こうかと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。