最近引っ越しを行いまして。ワタワタとしておりました。いわゆる新生活スタートですね。この時期ですと世は卒業式まっただ中でしょうか?
若いって素晴らしいと思います。僕もまだ一応学生ですけど(・ω・´;)
しかし最近夜ふかしもできなくなって脂っこいのも少し引きずるようになってきて、年を感じている今日この頃。まだ22なんだけどな・・・(・ω・‘)
何の話しているんでしょうかね(^w^;)
「そう言えばリリア。」
「はい?なんでしょうか?」
いつも通りの昼下がり、いつもの場所。大きな花ビラの上に腰かけたリオは思い出したように隣に座って微笑むアルラウネへと疑問の声を投げた。
「前に僕を食べようとしたときなんだけどさ。」
「うぐっ・・・はい・・・」
ここでリリアの声のトーンが若干。どころか大幅に下がった気がしたのは決して気のせいではない。
それでもリオ自身そのことに関してはもう許している。というより以前話した通り、もともと恨んでもいないのでリオ本人に悪気があったわけではない。
「いや、責めてるわけじゃないんだどな・・・」
「それは理解しているのですが・・・何と言いますか、その・・・」
「あぁうん。なんとなくわかるから。それで、そのときなんだけどさ。リリアが気絶した僕を村まで運んでくれたんだよね?」
これ以上はきっとリリアが本気で凹んでしまうので早々に会話を持ち直す。その時に笑顔を忘れないのもリオのテクニックである。
「え?はい。そうですよ。」
リリアの答えにリオは再び首をかしげた。
そんな様子のリオを見て 可愛いな。 なんて思ってしまったリリアだが、口に出すことはしない。あくまでほほえましく見つめるだけだ。
「・・・どうやって運んだの?」
「え?」
「だって、リリアってアルラウネだし・・・ここから動けないよね?」
リオの疑問は尤もである。アルラウネという種族は大きく言ってしまえば植物と変わりない。リリアの形は確かに人型であり、みたとおりに足も付いている。
しかしその足を使って歩行することは難しく。彼女自身の移動範囲は自らの根、あるいは蔦がのばされた上までしか歩行することができない。
人型のどこかが『身体全体のどこか』に触れていなければいけないのだ。
そうして触れている部分を通じて触覚、味覚、視覚。などの感覚を蔦や根や茎、花といった部分と共有し情報を得ているのである。
もちろんそんな細かい仕組みまでリオが理解しているわけではないが、アルラウネという種族がどういった種族かは理解している。
だからこそ、この場所から遥か遠くにある自分の村までの移動手段が見当たらなくてこうして頭を抱えていたわけである。
真剣に頭を悩ませるリオを見ておかしくなったのか、リリアが堪えていた笑いをこぼした。
「ふふっ、なるほど。そう言えばリオ様にお見せしたことはありませんでしたね。」
そう言うが早いか、リリアはそっと右手を前へ動かした。
「お、おぉ!?」
すると、リオの目の前で花の蔦がまるで大蛇のようにその首をもたげながら動き始めた。
突然の出来事にリオが目を丸くしていると、今度は持ち上がった蔦がゆっくりとリオの頬を撫でるようにその身をすりよせてきた。
「わ、わわっ!!」
「ふふふ、落ち着いて下さいませ。『これ』も私です。」
「こ、これもリリアってどういう・・・あ、なるほど。」
リリアの言葉にますます混乱しそうなリオだったが、言葉の意味。そしてリリアがアルラウネということを思い出して納得したように落ち着きを取り戻していた。
「はい、私はアルラウネ。この蔦も根も茎も全て、この花そのものが私なのです。」
「それはわかってたつもりなんだけど、まさか蔦をこんな風に動かせるなんて・・・。これで僕を運んでくれたの?」
「えぇ、このように・・・籠を作って丁重にお運びしました。」
意思を持った蔦がその身を丸めるように形を変えていくと、リリアの言葉通り。籠といえる形に姿を変えた。
空中に浮かんだように、蔦で支えられたそれは人一人軽々と飲み込んでしまいそうな大きさで由良りゆらりと揺れていた。
ふと、リリアはそれを見つめるリオの瞳に気がついた。
「おぉ~。」
まるで新しいおもちゃを見つけた子供のようなその瞳を微笑ましく思うと同時に、自分の体に興味を持ってくれたことに喜びを感じながら、
しかしそれを表に出さないように気をつけながらリリアはリオへと声をかけた。
「宜しければ、今一度乗ってみますか?」
「えっ・・・・(///)」
そんな顔をしていた事に気づいていなかったのだろうか。恥ずかしそうにその頬を赤く染めながらリリアへと振り返るリオは予想以上に驚いているように見える。
「い、いいよ。重いだろうし。」
「私は一度リオ様を村までお運びしたのですよ?お気になさらず。」
渋っているリオの本心を見抜いたうえで。リリアは今だ提案を拒否するリオの目の前にお手製の籠をゆっくりと下ろした。
そこまでしてもまだ迷いを見せるリオにリリアは優しく微笑みみながら言葉を添える。
「それでは私のために乗ってはいただけませんか?」
「いや、なんでリリアのためになるのさ・・」
「先ほども申しましたが、この花全てが私なのです。」
「・・・? うん。」
言葉の意味を理解しきれないのだろう。頭の上に?マークをいくつか浮かべた様子でリオは首をかしげた。
「つまりこの蔦も私の一部、これを通して私は遠くの景色を見ることもできますし、遠くのものに触れることができます。」
「そんなこともできるんだ・・」
「どうか私の全てを使ってリオ様に触れさせてはいただけませんか?」
「ど、どういうこと?」
「ふふ、つまりリオ様に触れたいと思うと、この両手だけではとても足りないので。私の全てを使って触れさせて頂けませんか?というおねがいです。」
悪戯っぽく微笑むリリア。それに対してリオはそのストレートな言葉にその顔を赤く染めていた。
「いかがでしょう?ここは私のために乗ってはいただけませんか?」
「う・・ぁ・・・はい・・。」
観念したように、リオは目の前に降りてきた蔦の籠にその体を預ける。いつも腰掛けている花弁とはまた違うその感触に驚きながらリオは導かれるように籠の中に身体を寝かせて空を見上げる。
「お加減は如何ですか?」
「う、うん。気持ちいいよ。」
「それを聞いて安心しまし・・・・た・・・。」
「リリア?」
視界の隅から覗き込むように顔を見せるリリア、微笑みながらこちらを覗き込んだかと思えば、急にその表情が固まった。
少し不安に思いながらリオが声をかけてみるが、一向に反応がない。
それもそのはず。今現在リリアは自身の中の野生ともいえる煩悩と必死に格闘していた。
{り、リオ様・・・リオ様がこんなにも無防備に・・だらしない格好で・・・}
先ほどから何度も言っているが、アルラウネにとってはその花全てが手であり目である。
つまり、今リリアの蔦に作られたリオは無防備にもリリアに抱きしめられながら超至近距離からその体を晒している事と変わりないのだ。
そんな状態のリオを見て、リリアが我慢などできようはずもない。
「あの・・リリア? 大丈夫?」
「っ!!??」
そこに加えて心配したような表情でリリアの頬へとその手を伸ばすリオ。
リオに触れられた瞬間。電撃走る。
人型の両目からは心配そうに自分を見上げるリオ。
そして、リオがリリアの頬へと触れるために右手を挙げたその瞬間。襟元がわずかに緩み、蔦から得られる視界情報がリオの胸元とらえた瞬間。
そこからのリリアは早かった。
「リリア?やっぱり僕降り―――――わひゃぁぁぁぁ!!!」
空いた首筋から、いやそれどころか服の隙間という隙間から籠の形を作っていた蔦がリオの服の中へと侵入を開始していた。
「ちょ!リリア!?なに!なにしてんのぉ!!」
「リオ様が・・・リオ様がいけないんです!こんなに無防備な格好で私を誘うから!!」
「誘ってなんかないよ!!」
なんとか服への侵入を防ごうにも、人の腕は2本。何十とあるアルラウネの蔦をさばき切れるはずもなく。
すさまじいスピードで服の中をうごめく蔦の群れに不快感を感じているリオ。しかし、当のリリアはそんなこと気にしてもいない様子だった。
「あぁ・・・。このきめ細やかな肌。なめらかなさわり心地。思ったとおり最高です!」
「やっ!!ちょっとリリア!いい加減にぃ!」
「白く輝く肌。あぁ、意外と筋肉もおありなのですね。あ、こんなところにきれいなピンk―――」
「それはやめなさいっ!!」
完全に蹂躙するものとされるもの。リオは現在リリアのおもちゃへと変わってしまっていた。
まるで撫でまわすように身体を這いまわる蔦の群れ。服の上からでも伺えるその様子は完全に男が受ける仕打ちではない。
{あぁ・・・僕に抵抗なんて許されないんだ。}
そう思ってしまったリオは決して精神的に弱いわけでもなんでもない。ただ相手が悪かっただけだ。
しかしそう考えてしまうと意外にストンと落ち着く物で、リオは無駄な抵抗を諦め。リリアの蔦へその体を許したところで。
「あら?リオ様。もう抵抗されないのですか?」
身体を這いまわる蔦がその動きを止め。変わりに目の前のリリアの表情がとした笑顔から
「・・・聞こえてたんなら止めてくれてもいいんじゃないのかな・・・・?まぁ、もう諦め着いたよ。好きにして。」
「・・・・・・」
それを聞いてリリアは不機嫌そうにその顔をしかめた。
「・・・?」
「それではつまらないんです・・・」
「・・・・・え?」
「リオ様。リオ様が苦悶にその身を捩る姿こそ貴方の愛らしさが最高潮に引き立てられるのですよ?」
「ちょっと何言ってるかわかんないです。」
むしろわかりたくないです。 そう思ったリオの期待を裏切るように、リリアはその表情に笑顔を取り戻した。
「それなら、実践して差し上げますわ。」
「えっ・・・? ちょ!!リリアそこはっ・・・・・・あぅっ・・!」
「ふふふ。可愛らしいお顔を見せてくださいね。」
「ふふ、やっぱりリオ様は可愛らしいです。」
それからどれくらいの時間が過ぎたのだろう。残ったのは恍惚とした表情のリリアと・・・
「あ・・・うぁ・・」
どこか光の消えた瞳でその服を乱しながらリリアに抱かれるリオの姿だった。
{もうリリアに身体を許したりしないっ!!}
固く誓うリオであった。
・・・・・(゜Д゜)
リリアちゃんがまだ病んでる。というか悪化している気すらする・・・どうしてこうなった(゜Д゜;)
完全にR指定入りそうな内容でお送りしました今回のお話ですが。
以前のリオ君お食事件でリリアちゃんはリオ君の美味しさを知ってしまったものですからね。誘われれば飛びつくのは道理。
たとえリオ君にその意図がなくても・・・あれ?リオ君詰んだ(・Д・;)
これからの未来リオ君が苦労する様子しか見えない。強く生きてほしいものです d(゜ω゜)
なお、このお話には作者の独断と偏見が盛りだくさんです。不快に思われる方がいたら申し訳ありません。
ここまで読んで下さりありがとうございました。感想アドバイス。お待ちしております(・ω・´)