人外娘との生活   作:ハヤテ_s.t

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というわけで特別編が始まりました(^w^

全開で大体どういったお話なのか予想できているかと思いますが、おそらく予想通りの展開であるかと思います。

こんなことならハーレムタグ入れておいたほうが良かったかな?(・ω・‘;)


家主。それは文字通り家の主である

「で、申し訳ないけど、一人ずつ自己紹介をお願いしていいかしら?私あんまりこういう交友関係はないから知識的に疎いのよ。」

 

頭を押さえながらソファに座る女性。サヤは目の前にいる4人に話しかけた。

 

「私の名はカトレア。種族は誇り高きケンタウロス。そこに座るリオの妻だ。」

 

一番最初に名乗りを上げたのは下半身が馬の女性。如何にも自信たっぷりに・・・不愉快にもその大きな胸を張りながら答えてくれやがった。

最後になにか付け加えていたが、今騒ぎだすと先に進まないのでとりあえず質問は最後に取っておく事にする。

 

 

次に、その隣に腰掛ける女性が長い胴体を這わせながら器用にその視線を合わせていた。隣に座るリオへと。

 

「私はラーニャです。え~と、種族はラミア。リオ君の妻は私のはずなんですけど~・・・どういうことですかね~~?」

 

ここにきてソファが小刻みに震え始めていた。まぁ、ソファが揺れるなんてことはなく、単純に隣に座る小さな幼馴染が原因であるのだが。

 

それを無視して次を促すと。ラーニャの隣にいたきれいな銀髪の女性が座りながらその背中にある青い翼を広げた。

 

「・・・ドラゴンのサフィールだ・・・・」

 

こちらも、見るからに不機嫌そうな自己紹介。もちろん視線は隣に座る幼馴染に向けたままだ。

 

そして最後に、どうなっているのかわからないが、フローリングの床から生えた巨大な花にその体の下半身を埋めながら、緑色の肌をした女性が笑顔で口を開く。

 

「アルラウネのリリアと申します。お見知りおきを。」

 

・・・・訂正。目が笑ってない。あれは怒っている。とてつもなく怒っている。

 

「・・・・はぁ・・・で?」

 

ここまで聞いてから、隣で震える幼馴染へと顔を向ける。他の4人と同じような表情で。

 

「ひっ!・・・リ、リオ・・です。えと・・・人間です・・・ゴメンナサイ。」

 

誰にも目線を合わせることができず、下を向きながら消えてしまいそうな声でそう答えたのは、私自身。いや、ここにいる4人含めて全員が共通して知っているであろう人物。

 

今にもプレッシャーで死んでしまうんではないかというほどに汗を流している幼馴染を哀れに思い。

 

サヤはその視線を外し、改めて目の前に座る4人を見る。

 

「さて・・じゃあ今度は。リオとの関係について聞いていきましょうか・・・」

 

若干やけくそになりながらサヤは聞きたくもない質問をぶつけるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・アンタいつの間にこんな女たらしになったの?」

 

「ち、ちがっ!誤解だよ!」

 

あれから数分。ここにいる全員から話を聞いた結果、先のような結果に落ち着いたわけだが、

当の容疑者が容疑を否認していた。

 

「でも、ここにいる全員がアンタと恋仲だったらしいじゃない。」

 

「そ、それはそうなんだけど・・・・」

 

ジト目で睨みつけるサヤにリオは目を合わせることができずにいた。それでも否定の声を出せるのはさすがといえる。

 

「いや、ちょっと待ってくれ。」

 

そんな彼に助け船を出したのはついさっきまでリオを追い詰める側だったはずのカトレアだった。

 

「よく考えてみると、この話は矛盾点が多い。そもそも、ここにいる全員リオとともに住んでいたはずだろう?にもかかわらず4人が4人とも毎日をリオと過ごすなんておかしいと思わないか?」

 

「言われてみるとそうですね~。私は毎朝リオ君に起こしてもらってましたし・・・」

 

「・・・俺も毎晩リオと一緒に寝てたな。」

 

「私も、毎日リオ様を監視しておりましたし・・・」

 

「ちょっと待って最後の初耳!!」

 

「・・・それに、リオのほうも私たち4人との記憶もあるみたいだしな。」

 

カトレアの話に考え込む5人と無視されたことを嘆く1人。そんな中、サヤがぽつりと地震の答えを呟いた。

 

「パラレルワールド・・・」

 

「パラレ・・・なに?」

 

「パラレルワールドって・・あの、もしもの世界があるっていう話?」

 

サヤの言葉に異人種の4人は首をかしげるばかりだが、ただ一人リオがその言葉に反応した。

 

「そう。いくつもの選択肢の数だけ広がるもしもの世界・・・・なんて、いかにもな話よ。」

 

「で、でも、それなら僕が一人だけっておかしくない?」

 

「そんなの当たり前でしょ。過ごしてきた時間が違うといってもリオはリオ。同じ人間が二人もいていいわけないでしょ。まぁ、昔見た映画に似たような設定があっただけなんだけど。」

 

「おい、俺にもわかるように説明してくれ。」

 

サフィールの言葉にカトレアたちが一斉にうなづいた。

 

そんな4人に口を開いたのはリオだった。

 

「つまり、もともと僕たちの暮らしていた世界っていうのは、別の世界で。みんなが知っている僕の変わりに、みんなとの記憶を共通した僕がここにいるんだよ。」

 

「すまない。リオ。さっぱりわからない。」

 

「私もです~・・」

 

「・・・・???」

 

「すいません、私もちょっと・・・・」

 

「あ~、つまり、ここにいるのはアンタ達4人が知ってるリオが合体したリオってことよ。」

 

「そんな説明で!?」

 

「「「「なるほど。」」」」

 

「・・・僕なんか疲れた・・・」

 

自分の努力が報われなかったことに対してだろうか。リオはげっそりとした顔で肩を落としていた。

 

「そうね、もう夜も遅いし、後は明日の朝にでも離すとしてもう寝ましょう。寝たら元通り。なんてこともあるかもしれないし。」

 

その言葉に異論はない4人がうなづいた。それを確認してから、サヤはゆっくりとソファから立ち上がった。

 

「それじゃ。リリアさんはここでしょうがないとして、他の3人はついてきて。幸い部屋は空いてるし、寝床くらいは貸してあげるわよ。」

 

「ありがとうございます。サヤ様。それでは、リオ様。こちらで私と寝ましょう。」

 

そう言うとゆっくりと花弁を開いて手招きを始めるリリアだったが、それを見逃す人物はこの場に存在していなかった。

 

「何を言っている!リオは私と寝るんだ!バカなことを言うんじゃない!」

 

「それはこっちの話です!リオ君は渡しません!」

 

「テメェら何勝手なこと言ってやがる。リオはアタシのだ」

 

「盛り上がってるところ悪いけど、リオはアタシの部屋よ。」

 

「「「「なにぃ!!??」」」」

 

「私家主。OK?」

 

たったその一言で4人は黙るほかなかった。まるで魔法のような言葉に4人が動けずにいるとサヤに連れて行かれながら。

 

「み、みんな。ごめんね。あ、リリアは明日の朝ちゃんと起こしに行ってあげるからね。」

 

「それも心配無用よ。タイマーで明日の朝にはお風呂沸かしてあげるから。」

 

最後の希望もたたれた蛇が一匹、静かに冷たいフローリングに沈んで行った。

 

慌ただしく、非日常があふれた一日が終わろうとしている。

 




というわけで、今までの人外娘全員集合!!(`・w・)ノ

ただ書きたかっただけでありまして・・・完全に作者の趣味全開でございます。

自分の力量もわきまえず登場人物を増やしてしまったことに関しては不安も感じますが。

ここからさらに面白く書いていけるように精進いたします(・w・;)

ここからの更新も不定期になってしまうかと思いますが、何卒、気長にお待ちいただけたら本当にうれしいです。

それでは、ここまで読んで下さり本当にありがとうございす!(^ω^)

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