亜種特異点 無限螺旋世界ネジが島   作:kanasupe

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ついに書いてしまいました、ヘボットとFGOのクロスオーバーものです、pixivの方から持ってくる都合上視点がよく変わりますがご了承ください


第1話

side カルデア 

 多くの犠牲の末に人理焼却を阻止し、平穏が訪れていたカルデア。

 しかしそれも長くは続かず、ダヴィンチちゃんからの呼び出しによりブリーフィングが行われていた。

 その場に居るのは藤丸立花とレオナルド・ダ・ヴィンチ、そして数人のスタッフだけである。

 

「新たな特異点、ですか」

「ああ、特異点と言うには小さな揺らぎだけど、少しおかしい、奇妙な特異点なんだ」

「奇妙……?」

「特異点が発生したのは日本近海なんだが、本来地図上には何もないはずなのさ、伝説の大陸が沈んでいるという逸話も無ければ竜宮城のようなものがあったなんて昔話もない」

 

日本近海の何もない、場所。特異点が発生しているというなら自分がやることは決まって言る、でも……。

 

「もしそこにレイシフトするとして、出てきてすぐに海に放り出されるって事は……」

「勿論あるだろうね、だから同行するサーヴァントには一人くらいライダー、特に海賊のサーヴァントがいいんだけど」

「カルデアに居る海賊のサーヴァントっていうと」

「拙者ですぞー!」

 

まるで狙っていたかのようなタイミングで現れたのはGパンにどこかで見たことあるTシャツ姿の、およそ英雄とは思えない恰好をした大柄で黒い立派な髭を生やした男、エドワードティーチ、通称黒髭だ。

 

「でゅふふ、人理修復した後にずっとネットサーフィンしているだけでごじゃったが、ついに!黒髭の出番ですぞー!」

「まあこういう訳で彼もえらくやる気だ、マシュもまだ万全じゃない今、彼とあと一人はサーヴァントが欲しいところだし君の判断で選んでおいてくれないか?」

「わかりました、じゃあ……」

 

 

side ネジが島

 ここは一年中平和なネジが島、しかしその中央に位置するお城で何やら特徴的な髪型をした二人の人間の言い争いが行われていた。

 

「母上!危険すぎます!」

「危険なのは百も承知、しかしネジルとヘボットの為。締まりすぎた世界を一度緩めるには戦力の削がれてしまった我々だけでなく、彼らの協力が必要でコブシ」

「しかし、今のネジが島は……」

「いざとなれば旧カルテットも出ます。チギル、あなたは一刻も早くペケちゃんを見つけ、役割を果たすのです」

「わかりました母上……」

 

 母と呼ばれた女性、ナグリ・ドツーキに促されチギルは城を後にする。少しだけ、その背中に哀愁を漂わせながら。

 

「世界が締まり過ぎたことによる別世界の巻き込み、そしてその影響によって捻じ曲げられたロールに行方不明になった人間とボキャボット、そして願いを叶える万能の杯……よくない傾向でコブシ」

「それでも、ワイは弟の為に……」

 

side カルデア

 

「それで、ボクが選ばれたって事? 」

「うん、黒髭の宝具で船を出せても、もしもの時の為に空を飛べるサーヴァントがいいかなって」

「さっすがマスター!見る目ある!」

「でゅふふ、男のサーヴァントと一緒になると聞いてテンサゲでござったがアストルフォきゅんなら大歓迎ですぞwww」

 

和気あいあいといった様子でレイシフトの準備をする三人……もとい一人と二騎、そこにダヴィンチちゃんから声がかかる。

 

「さて、準備もいいようだしそろそろレイシフトを始めようか」

「ようし、マスター、ボクと一緒なら安心していいよ、どーんと大船に乗った気持ちで行こう!」

「乗るのは拙者の船なんだけどね!」

「ああ、行こう」

 

アンサモンプログラム スタート

霊子変換を開始 します。レイシフト開始まで あと3、2、1………

全工程 完了

グランドオーダー 実証を 開始 します 

 

 

 目を開けると、広がっていた光景は聞いていたような海ではなく……。

 

「陸地……?」

「あー!見て見てマスター、おっきなのが刺さってるよ!」

「あれはネジでござるか?それにしては拙者が知ってるものよりビッグサイズでごじゃるよ」

『ふむ……その時代のその場所には陸地があったなんて記録はなかったはずだけど、特異点の影響で突然現れたのかな?とにかく情報が必要なようだね、さっきから言ってるネジ以外で何か目視できる特徴はないかい?』 

「特徴って言われても……あっ」

 

 辺りを見回すと、何やら動いてるものがある……よく目を凝らしてみるとあれは、ロボット?

 

「黒くて大きなロボットみたいなものが見えるけど」

『ロボットか、エネミー反応はないみたいだけど気になるね、気づかれないようにゆっくりとそこを離脱するんだ』

「了解」

「マスター、慎重にいくでおじゃるよ、決して、決して小枝を踏むなんてフラグは」

 

 その刹那、パキッ、という音が辺りに響く、その音の主は。

 

「あはは……やっちゃった」

 

 アストルフォだった……。

 

「エネミー感知、デストロイネジねじ込み開始……起動 破壊モード」

 

 赤く目が光ったそれから感じるのは、無機物から発せられたとは思えないほどの殺意、そして圧力。

 

「マスター、これやばいパターンですぞ!」

「黒髭がフラグ立てるから!」

「言い争ってる場合じゃないって!来るよ!」

 

新たなレイシフト先でのファーストコンタクトは、最悪だった。

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