亜種特異点 無限螺旋世界ネジが島   作:kanasupe

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49話放送から数日経ちましたが、ヘボット熱はどこも収まってなくて本当に凄いコンテンツだと思いますほんと


2話

「破壊するでボッツ!」

 

 巨大なロボットがこちらを補足し、襲い掛かってくる。スピードはそこまで早くなさそうだけど見るからに一撃は重そうだ、だから出すべき指示は。

 

「アストルフォ、受け止めて!黒髭はその隙に横から攻撃!」

「りょーかい!」

「うーい」

 

振り降ろされる拳をアストルフォが手に持った剣で受け止める、そしてその隙に黒髭が横から蹴りを食らわせ横転させた。

 

「マスター、こいつすっごい硬い!拙者足折れちゃう!」

「黒髭耐久Aでしょ!折れないから!それより追撃して!」

「マスターの鬼ー!」

 

 そんなやりとりをしつつ横転したロボットを見ると、どうも横転してから立ち上がれないようでもぞもぞと動いているだけみたいだ。

 

「立てないみたいだね」

「なんか間抜けな絵面ですぞ」

「じゃあ……囲んで叩こうか」

 

 この後硬い硬いってぶつくさ言う黒髭をなだめながら二人に黒いロボットを壊してもらった。正体も構造も不明だしダヴィンチちゃんが解析してくれるらしいから、同じのに気づかれないように慎重に進まなきゃ。

 

 

一方その頃、ネジが島のどこか

「ソジャーボットを倒すくらいはできるか、ダメだ、まだダメだ、指揮官が棒立ちはダメだな」

 

─────

 

 

 あのロボットと戦った現場から離れ、とりあえず拠点になる場所を探そうってことになったからしばらく歩いていると、何やらアストルフォが見つけたようだ。

 

「マスター、あれ見て!」

「平屋……?」

「看板があるけど、ネジ屋?」

「なにやらマニアックな商品がある予感のする名前ですなぁ!拙者そっちは対象範囲外でござるが!」

「とりあえず人気もないし、入ってみる?」

「さんせーい!」

 

 と言ってアストルフォが真っ先に中に入る、中に人気がないからって勝手に入ってもいいのかな。

 

「ふーむ、見たところ普通の工具店ですな。おっ、この塗料は色々使えそうですぞ」

「商品がそのままって事は留守なのかな」

「じゃあここで誰か来るまだ待ってよっか、お客さんでもお店の人でも来たら話が聞けるかもしれないしねっ!」

『さっきのロボットが来たら私が知らせるから、きみたちは休んでいてくれたまえ』

「じゃあお言葉に甘えて」

 

 とりあえず汚れなさそうなところに座っておく、ちょっと前まで営業してたみたいに見えるけどここ、店員はどこへ行ったんだろうか。

 

「じゃあボクはこの家の中を探検してくるね!」

「拙者は使えそうなものがないか商品を物色してみますぞ」

 

 そう言ってアストルフォは奥の方へ、黒髭は近くにあった棚を物色し始めた。いいのかなぁ……。

 

「ん、なんでごじゃるかこれ」

「どうしたの?」

「何やら変なものを見つけたんでござるが、なんじゃこりゃ!って感じですな」

「これは……ネジ?何か書いてあるみたいだけど……ビリビリ?」

「新作のおもちゃですかな?」

 

 触ってみても特に変な感じもない、プラスチック製のネジみたいな形の物体……黒髭が言うように玩具なのかな。

 

「マスター!なんか奥に変なのあったよー!」

 

 どたどた、と勢いよく戻ってきたアストルフォの手には何やらお菓子の袋のようなものが。

 

「いもチン……?見たことないお菓子だけど」

「拙者も食玩とか集めてたけどそんなもの知りませんぞ」

「スナック菓子っていうのかな、ねえねえマスター、食べていい?」

「いや勝手に食べるのはダメだと思うけど……ダヴィンチちゃん、この玩具のネジみたいなのといもチンについて、データはある?」

『いや、そんなお菓子や玩具のデータは存在しなかったと思うから、その特異点特有のものだと思うよ。どっちも用途がわからない以上はむやみに触らないほうがいいと思うよ』

「だってさ」

「えー、しょうがないなー」

「ところで、他には何かなかった?」

「んー、特にはなかったかな、普通に台所とかお風呂とかあったくらいで」

「じゃあやっぱり、店の人が帰ってくるまで待つしか……」

「うおおお!」

「!?」

 

 突然奥の方から悲鳴のような声が聞こえた。

 

「アストルフォ! 声が聞こえた方に何かあった!?」

「ええっと、確かトイレだったと思うけど、さっきまで誰も居なかったよ!?」

「とりあえず行ってみよう!」

 

 アストルフォの案内でトイレと思われる扉の前までたどり着く、鍵は閉まってないみたいだけど。

 

「黒髭、開けてみてよ」

「ええっ! 拙者でござるか!?」

「だって中に何か居るかわからないし」

「まったくも~、仕方ないマスターですなぁ」

 

 そう言って渋々といった様子で扉を開ける黒髭、扉のその先には……。

 

「あ、どうも」

 

 すごく顔のいいお兄さんが、装甲のようなものを付けた上半身だけを便器から出していた。 

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